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クルミットです♪
皇陵で孫太妃が劉義康に差し出した牡丹酒、あの毒気を含んだ微笑みを見た瞬間、もう取り返しのつかないことが起きると身構えてしまいました。母の愛を信じようとした息子が、その手で母を刺すよう仕向けられるなんて、これ以上の地獄はありません。沈驪歌がどれほど彼を守ろうとしても、運命の歯車は冷酷に回り続けています。劉義康が最後に選んだ、自分が罪人となることで時を稼ぐという選択。その裏に秘められた真犯人への冷徹な視線に、物語はさらなる混迷を極めていきます。
それでは50話を一緒に見ていきましょう!
驪妃 50話のあらすじ
旅先で落ち着かない日々を過ごす陸婉に対し、陳少巽は寄り添うことで心の平穏を与えようとします。思いを伝えようとする陳少巽ですが、どうしても言葉にするタイミングを逃してしまいます。
一方、沈驪歌は三玖堂で陳少巽の姿が見当たらないことに焦り、劉義康と共に王府へ戻ります。医官たちが総出で診察しても、劉義康を蝕む病の根源は一向に解明されません。そんな状況下で孫太妃の寿宴が近づき、劉義康は母との絆を修復したい一心で皇陵を訪れることを決意しました。沈驪歌は言い知れぬ不安を感じつつ、彼に付き添います。
孫太妃のあの温かい笑顔が、後半の惨劇を思うとただの化けの皮に見えてきます。親子の再会を願う劉義康の純粋さが、あまりに痛々しいです。
皇陵では、母である孫太妃が劉義康を待ち構えていました。一見穏やかに酒を酌み交わす二人。しかし、孫太妃が差し出した牡丹酒には、恐ろしい細工が施されていました。酒を飲んだ劉義康の身体の自由が奪われると、孫太妃はあろうことか自ら刃物を握り、劉義康の手を自分に向けて深々と突き刺したのです。駆けつけた劉義宣は、兄が母を殺めた光景を目の当たりにし、凄まじい絶望と憎しみを顔に浮かべます。
自分の命を削ってまで、息子を殺人犯に仕立て上げるとは。孫太妃の中にあったのは、愛ではなく歪んだ呪いそのものですね。見ていて息が止まりました。
孫太妃の死はあっという間に天下へ知れ渡り、劉義康は「恩知らずの殺人者」として民からも朝廷からも徹底的に糾弾される事態となりました。真実を知る陸婉は、自分が劉義康に下した毒が、巡り巡ってこのような悲劇を招いたことに激しく打ちひしがれます。
劉義康を救い出した沈驪歌は、三玖堂で彼を介抱します。そこで、劉義康を長く苦しめてきた「心癮草」という毒と、今回の牡丹酒が混ざり合ったことで病状が急激に悪化したことが判明します。劉義宣の軍が三玖堂を包囲する中、意識を取り戻した劉義康は、自分が「殺人」の罪を被ることで時間を稼ぎ、真犯人を突き止めるという凄絶な賭けに出ました。
劉義宣の崩壊が一番きつかった
今回、一番私の心を締め付けたのは、劉義宣が母の遺体と兄の姿を見て泣き叫ぶシーンです。あれほどまでに兄を信じ、慕っていた彼が、一瞬にしてすべてを失い、信頼していた相手を憎まなければならない状況に追い込まれるなんて。彼が抱いた絶望は、誰にも埋められないほどの深さがあります。
孫太妃は死ぬ間際、劉義宣にどんな言葉を遺したのか。彼が母親の愛を信じ切っているからこそ、その後の復讐がどれほど過激なものになるかと思うと怖くてたまりません。兄と弟が、憎しみ合うことでしか繋がれなくなってしまった現実が悲しいです。
その一方で、劉義康と沈驪歌の絆には言葉を失いました。言葉を交わさずとも、互いの覚悟を理解し合うあのアイコンタクト。自分を犠牲にしてまで守るべきものがある劉義康の強さと、それを支える沈驪歌の凛とした姿勢に、この苦境を突破する希望を見ました。
劉義康が仕掛けた、自分を差し出すという究極の捨て身の作戦。彼が自ら罪人となることで、真犯人がどれほど油断し、尻尾を出すことになるのか。絶望の淵に立たされた彼らが、次にどんな策を弄してこの包囲網を打ち破るのか。二人の反撃が始まるのを、ただひたすらに見守るしかありません。
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