ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
ついに王公という因縁の相手との決着がつき、沈家を巡る長年の策謀が明るみに出ました。平和への光が差し込んだかと思いきや、沈驪歌と劉義康の穏やかな暮らしは、皇帝の冷徹な一言によって絶望の淵へと突き落とされます。王子衿の壮絶な最期、そして陸婉と陳少巽のあまりに切ない別れ。第52話は、感情の振れ幅が激しすぎて胸が苦しくなるような展開でした。それでは52話を一緒に見ていきましょう!
驪妃 52話のあらすじ
長年にわたる策謀と争いの中心にいた王公。彼は孫太妃が死を賭して彭城王こと劉義康を陥れようとしたにもかかわらず、最終的に失敗しました。王公の敗因は、陸婉の情け深さと、沈驪歌が彭城王側へ完全に回ったことにありました。追い詰められた王公は、もはや隠す必要もないとばかりに暴れ、王子衿をさらって密道へ逃げ込みます。沈驪歌はすぐさま後を追いましたが、その先にある隠された暗室で彼女が見たのは、すでに亡くなっている兄弟たちの位牌でした。
暗室に並んだ位牌、それを見た時の沈驪歌の表情……。あの場所で彼女が受けた衝撃を考えると、見ていて胸の奥がギュッとなりました。
自分が慕っていた父や兄弟が王公によって殺されていたと知った王子衿は、琅琊王氏の誇り高い血筋と教えに背くような一族の所業に絶望し、沈植との想い出の品を握りしめながら、自ら命を絶つ道を選びました。彼女の最期の願いは、これ以上の悲劇が起きないよう、一族の悪事を止めることでした。
あんなに気高く美しかった王子衿が、自分の命と引き換えに罪を償うなんて。沈植との思い出を抱えて逝く彼女を思うと、涙が止まりません。
一方、劉義宣は沈楓に陸婉を廷尉へ連行させ、地牢で傷ついた陳少巽を見つけ出します。しかし、陳少巽は武功を廃され、沈驪歌がかつて陥ったような重い毒に蝕まれていました。次々と大切な人を失い、沈驪歌は悔恨の涙を流すばかりです。
かつての仲間である陳少巽があんなボロボロの姿で発見されるなんて。沈驪歌が流した涙の重みが、そのままこちらにも伝わってくるようです。
やがて事件の真相が全て白日の下にさらされ、王公は法に従って斬首となりました。竟陵王こと劉義宣は尚書台の代行を任されることとなり、劉義康と再び兄弟の絆を取り戻して国の未来を切り拓くことを誓います。彼は沈驪歌に対しても、かつての過ちを誠心誠意謝罪しました。沈夫人も彼を家族として受け入れ、建康の街にはようやく平和が戻りました。三宝と小辛が結ばれ、謝蘊之は慈幼院で子供たちに学問を教えるという自身のやりがいを見つけ、幸せな空気が漂います。沈府でも梅綺が家族と再会して笑顔を取り戻し、祝賀ムードに包まれます。劉義宣の嘆願により、皇帝は陸婉の死罪を免じ、辺境への流刑としました。劉義宣は牢にいる陸婉に、陳少巽からの手紙を手渡します。そこには、「二度と会わず、想い出さない」という、切ない別れの言葉が綴られていました。
「二度と会わず、想い出さない」。そんな悲しい決別を告げなければならないなんて、二人の運命の残酷さに言葉を失います。
ついに訪れた束の間の平和。劉義康と沈驪歌は梨の木を植え、静かな時間を慈しみます。二人は未来の子供のことや、老後の約束を交わし、幸せな日々を夢見ていました。しかし、その幸せは長くは続きませんでした。皇帝が沈驪歌の出自が朱雀盟であることを知り、激怒したのです。皇帝は朝廷の威厳を守るため、劉義康に対し、三日以内に自らの手で沈驪歌を処刑するよう厳命を下しました。
植えたばかりの梨の木の前で未来を誓った直後に、死の宣告が下されるなんて……あまりにも非情すぎます。
第52話で感じたこと
今回一番心に残ったのは、物語の後半で描かれた劉義康と沈驪歌の穏やかな時間です。これまでずっと血塗られた争いの中にいた二人が、ただ梨を植え、風を感じる。そんな何気ない日常の美しさが、直後に突きつけられた皇帝からの理不尽な命令の残酷さをより一層際立たせていました。
特に王子衿の自害については、その痛ましさに言葉を失いました。一族の罪を背負い、愛する人との思い出を抱えて逝く彼女の姿は、平和を取り戻すための犠牲があまりにも大きすぎることを示しているようです。彼女の絶望を思うと、どうしてもやりきれない気持ちでいっぱいになります。
そして、ラストの皇帝の決断には怒りすら覚えます。朝廷の面子という名の政治的な論理で、ようやく手に入れた二人の幸せをいとも簡単に引き裂こうとする。これまで沈家と彭城王を救うために戦ってきた沈驪歌に対し、この仕打ちはあまりにひどいです。
劉義宣が改心し、周囲の人々がそれぞれの生きがいを見つけて幸せになりつつあっただけに、物語の最後で突きつけられたこの命令には、ただただ絶望しかありません。劉義康がこの地獄のような選択をどう受け止めるのか、それとも別の道を探すのか。今はただ、沈驪歌の命が守られることを願うしかありません。
コメント