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クルミットです♪
22話は、ずっとあやふやだった李同光の立場がようやく決まる回でした。それと同時に、如意がぽつりと話した「朱衣衛で死んだ人には墓も名前もない」という言葉が、聞いた後もずっと頭の中に残る話です。楊盈が安帝の宮廷で静かに啖呵を切る場面もあって、この話の楊盈はかなり格好いいです。
それでは22話を一緒に見ていきましょう!
一念関山 22話のあらすじ
使節団が安国の玣州に到着します。如意は幼いころに父親が金のために自分を朱衣衛に売り渡した記憶がよみがえり、ひとり川辺を歩いていました。
そこへ李同光が現れます。如意の姿を見つけて、玣州名産の青い棗(なつめ)を採って差し出しました。「師匠が好きだった食べ物なんだ」と言う李同光に、如意が「天国の師匠もきっと喜んでいるはず」と返すと、李同光はとても嬉しそうにしました。
棗ひとつで表情がやわらかくなる李同光、ふだんのあの感じとのギャップがあって、この人なりにちゃんと寂しいんだなと思いました。
李同光は如意にこれまでの行動を謝罪します。「鬼に取り憑かれたようなことをしてしまった」という言葉でした。そして寧遠舟から持ちかけられた協力の件を悩んでいると打ち明けると、如意は「あなたの決断には口を出しません。ただ、寧遠舟は恩義を大切にする人で、政治の分析も鋭い。一緒にやる価値はあると思います」と伝えます。
採ってきた青棗を全部如意に渡そうとする李同光。でも如意は楊盈が棗を気に入っているのを見て、そのまま楊盈に渡してしまいます。李同光はすっかり拗ねてしまい、楊盈の手から棗をわざと落としました。
大人げないってわかってやってるんだろうなと思うと、ちょっとかわいそうな気持ちになりました。
その後、李同光はついに寧遠舟との協力を承諾します。梧帝を迎え戻すために全力で動くと約束しました。ただし「湖陽郡主とは離れない」という条件を出したうえで、重要な情報を教えます。かつて梧帝の傍らで戦死した柴明ら六道堂の兄弟たちの、遺骨が埋まっている場所です。
寧遠舟は銭昭たちと現地へ向かい、柴明ら六人の遺骨を掘り起こして火葬にします。いつか故郷の土に返してやりたい、という思いを込めて。楊盈も皇家を代表して、戦死した仲間たちの前に跪いて礼を尽くしました。
楊盈が跪く場面、このドラマで楊盈のことを一番好きになった瞬間でした。
一方、朱衣衛の本部は如意の素性を知らず、「珠璣案の犯人・如意」として変わらず暗殺命令を出し続けていました。
祭奠を終えた後、如意が寧遠舟に話します。「六道堂は毎年、死んだ仲間を祀ってくれる。でも朱衣衛で死んだ人には墓も位牌も香もない。生きている間は名前もなくて代号だけ。死んだら名簿から消されるだけ」と。今になってようやく、あの人たちも悼まれるべきだったと気づいた、という言葉でした。
怒りでも嘆きでもなく、ただ「そうだったんだ」という気づきとして話している如意の顔が、静かにきつかった。
寧遠舟は安都に潜伏していた過去があると明かし、昭節皇后の死因を調べる際に力が必要なら声をかけてほしいと伝えます。如意が「そのときは何をして生計を立てていたの」と聞くと、寧遠舟はのらりくらりとかわします。楊盈が六道堂の面々に聞いても全員口をつぐみ、真相はわからないまま。
使節団が安都に入ると、二皇子の側近たちが一行に嫌がらせを仕掛けてきます。でも六道堂の面々にあっさり対処されました。
李同光が一行を四夷館に案内して安帝の謁見を待ちます。しかし安帝は真夜中に礼王・楊盈を呼び出し、付き添いなしで参内するよう命じます。楊盈は落ち着いた顔で単身で宮中に入り、安帝の無礼を冷静に受け流しました。
李同光が北磐の侵入を報告しても、安帝は「天門関に回す兵はない」と一蹴。楊盈への謁見も「夕食が済んでから」と後回しにします。楊盈は丸一日待たされましたが、最終的に自分から退出することを決めます。
韓東明が止めに出ると、楊盈は「安帝が意図的に困らせているのではないですか」と正面から問いかけます。韓東明は何も言えず、楊盈を通すしかありませんでした。そして楊盈は告げます。「三日以内に梧帝の件で返答がなければ帰国します。もし私を引き留めるなら、梧国が安国に潜ませている六道堂の死士が命がけで救いに来ます」と。
一念関山 22話の感想まとめ
一番頭に残っているのは如意の言葉です。朱衣衛で死んだ人には墓も名前もない、代号しかなかった、死んだら名簿から消されるだけ、という話。如意自身がその組織の出身で、今は組織に追われている立場なのに、あの人たちも悼まれるべきだったと言う。静かな場面なのに、聞いた後にどんよりしました。
遺骨を掘り起こして火葬にする場面も重かったです。大げさな演出はなくて、ただ丁寧に掘って、ただ焼く。それがかえって地に足がついていて、きつかった。
楊盈はこの話でかなり印象が変わりました。真夜中に呼び出されて、丸一日待たされて、それでも崩れない。「三日以内に返答がなければ帰国する」という言葉が怒鳴らずにすっと出てくるのが良かったです。怒りを出さないから、かえって全部伝わっていました。
李同光が棗を楊盈の手から落とした場面は、この話で一番好きかもしれません。嫉妬してると本人が一番よくわかっていて、それでもやってしまうという感じ。いたたまれなくて、でも笑えて、切ない。あの一瞬で李同光という人間の面倒くさいところが全部出ていました。
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