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クルミットです♪
この31話、見終わってからしばらく頭から離れませんでした。寧遠舟が如意のために剣を打つシーンから始まって、終盤では如意が安帝を一人で追い詰めるところまで。盛りだくさんなのに、全部つながってる。
それでは31話を一緒に見ていきましょう!
一念関山 31話のあらすじ
冒頭、寧遠舟が如意を冶金の場(武器を鍛える部屋)に連れていき、自ら手を動かして一本の剣を打ち上げます。安都支部に蓄えられていた最上の鋼を使った、特別な剣です。
如意はその剣に「紅塵」という名をつけます。「紅塵に君あり、彼女あり」という意味。武侠世界でいう「紅塵」とは人が生きる俗世のこと。「この浮き世に、あなたがいる」という思いを込めた名前でした。
この名前のつけ方、全部わかってて好きになるやつじゃないですか。
于十三はあとで「安都支部の大事な鋼を全部使ったんですか」と呆れてましたが、それでも責める気にはなれなかったみたいで。
でも、この剣が単なるプレゼントじゃないことが、その後わかってきます。
寧遠舟は于十三の前でわざと自分の体の異変に気づかせました。内力(武侠世界における体内の気力のこと)が安定していない。「万毒解」という薬を使った副作用として7日以内に内力が失われる弊害があり、そこに「一旬牽機」という別の薬まで飲んでいて、二つが体の中で干渉し合い、内力が出たり消えたりしている状態なんです。
内力が出たり消えたりって、それで大戦に出るんですか、と思いました。
自分が生きて帰れる保証はない。だから剣を打った。于十三にはこの事実を口外しないよう頼み、「当日自分に何かあれば、兄弟たちを梧国まで連れ帰ってほしい」と言い残します。このやりとりが地味に胸に刺さりました。
一方、如意は鄧輝に決闘を申し込み、約束の場所の万年寺で向き合います。如意はそこで、自分が大皇子と汪国公を殺したのは先皇后の仇討ちだったと正直に告げます。そして取引を持ちかけます。「朱衣衛がこれまで大安のために立ててきた功績を、史書にちゃんと残してほしい」と。
自分のためじゃなくて、かつての仲間のために。
鄧輝はその条件を受け入れ、一対一の勝負が始まります。如意が勝った瞬間、鄧輝は約束を破って伏兵の朱衣衛を呼び出しました。
やっぱり裏切った。まあそうですよね、と思いながら見てたけど、それでもイライラします。
如意は一人で朱衣衛の集団と向き合いますが、彼らはかつての同僚たち。命を取ることができず、手加減しながら戦い続けます。しかし剣傷を通じて体に麻薬が入ってしまい、最終的に昏倒してしまいます。
その頃、寧遠舟は六道堂の兄弟たちと梧帝の救出作戦を実行していました。孔明灯(竹と紙でできた小さな灯籠で、熱気で空に浮かぶもの)に眠り薬を仕込んで周囲の侍衛を先に昏倒させ、東湖竹屋に突入して残りを制圧。梧帝との合流に成功します。
別の場所では、楊盈と杜長吏が四夷館をこっそり抜け出そうとしていましたが、杜長吏が朱衣衛に発見されて重傷を負ってしまいます。楊盈はとっさに判断を変えて、自分は残ると決めました。礼王の身分を使って孫朗に医者を手配させ、杜長吏を寧遠舟たちのもとへ送り届けさせて、自分は四夷館にとどまって朱衣衛の注意を引きつける役を引き受けます。
梧帝を連れた寧遠舟たちは撤退途中で行動を察知され、梧帝まで負傷してしまいますが、何とか急いで離脱します。
そして鄧輝が昏倒した如意を連れて安帝の前に現れます。安帝は「そのまま殺せ」と命じた。でも如意が目を覚まします。安帝を人質に取ります。
「全部計画通りだったんだ」ってやっとわかった瞬間、あれそういうことか、と。
如意はもともと朱衣衛の旧知の仲間たちと事前に連絡を取っていて、わざと捕まって宮中に入ることを狙っていたんです。安帝に直接会うために。安帝に安陽鐘を鳴らさせて百官を集めるよう命令し、李同光も宮中が騒がしいと知って部下を率いて駆けつけてきます。
四夷館では、梧帝が救出されたことを知った朱衣衛が押し入って楊盈を連れ去ろうとします。楊盈は四夷館に火をつけて、鐘を叩きながら安都の民に向かって叫びます。「朱衣衛が夜中に火をつけた、私を焼き殺そうとしている」と。集まってきた民衆が火消しに加わり、朱衣衛は身動きが取れなくなっていきます。
一念関山 31話の感想まとめ
一番印象に残っているのは、如意が安帝を人質に取った瞬間です。鄧輝に捕まったときから「もしかして全部計算の上か」と頭をよぎってはいたんですが、それが確定した瞬間の気持ち、うまく言えないんですよね。「やっぱりそうだった」と「本当にそこまでやるのか」が混ざったような。
捕まえた側が全員騙されていたわけで、鄧輝の顔が見たかったです。
寧遠舟の件については、剣を打ったこと自体が「自分は帰れないかもしれない」という覚悟の表れだったとあとから気づきます。紅塵という名前も、「俗世に如意がいる、そちらに帰れ」という思いに取れる気がして。本人は何も説明しないのに、全部伝わってくる。
于十三が「なぜ今この時期に剣を?」と不思議がっていたのも無理はないです。大戦の直前に最上の鋼を使って剣を打つ理由が、戦いのためじゃなくて如意へのはなむけだったということが、静かに重くなってきます。
楊盈が四夷館に火をつけて「朱衣衛が放火した」と民に向かって叫ぶ場面も、今回好きでした。杜長吏が傷ついた瞬間に判断を切り替えて、自分が盾になる道を選んでいる。あの決断の速さは、たぶく数秒です。
寧遠舟と如意が同時に、それぞれの場所でやれることをやり切っている一話でした。
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