三国志~司馬懿 軍師連盟~ 第45話 亡き母を追う若き皇帝曹叡と、不穏な空気が漂う魏の朝廷

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若き皇帝ソウエイの即位により、魏の国は混迷の極みに足を踏み入れました。亡き母・シンフクへの執着に取り憑かれ、側近ヘキジャの助言でさらなる闇へと堕ちていくソウエイ。その裏で、かつての主である先帝ソウヒの面影を追いながら、冷徹な目で政局を見つめるシバイ。今回は、宮廷という華やかな場所で、人間が理性を失う瞬間の生々しさに圧倒される回でした。それでは45話を一緒に見ていきましょう!

三国志~司馬懿 軍師連盟~ 45話のあらすじ

カクショウ太后は、ソウエイが十六人もの画師を殺めたという噂を聞きつけ、すぐさま彼を呼び出して問い詰めます。しかし、若き皇帝の態度は徹底して挑戦的でした。彼は、実母であるシンフクが根も葉もない讒言で死に追いまくられたことを持ち出し、その死の責任がカクショウにあることを突きつけます。

母と子の会話だとは思えない冷え切った空気……。画面越しでも背筋がゾクゾクしました。

カクショウが地上に落ちた画布を拾おうと屈んだその瞬間、ソウエイは突然理性を失い、刀を振り上げて斬りかかろうとします。間一髪のところで側近のヘキジャが制止しましたが、あの一瞬の殺気は異常としか言いようがありませんでした。

皇帝が刀を振り回すなんて!一歩間違えれば魏の運命が終わっていましたよ。

カクショウは、起きた出来事の重みを悟りながらも、「シンフク太后の容貌は、絵が似ているかどうかにかかわらず、決して踏みにじられてはならない」と毅然と言い放ちます。その迫力に気圧されたのか、ソウエイの荒ぶる感情は一瞬だけ収まりました。

カクショウが去った後、ソウエイは再び激昂し、自分を止めたヘキジャに当たり散らします。しかし、ヘキジャは冷徹なままシンフクの遺物を取り出し、「今この世で、シンフクの風采を残しているのは皇帝あなた様だけです」と囁きます。ヘキジャという男、このタイミングでそんな甘い言葉を差し出すなんて、毒か薬か見極められません。

このヘキジャという宦官、皇帝の心をどこに誘導しようとしているのか……怪しすぎて怖いです。

ヘキジャの助言に従い、ソウエイはついに自ら女装して亡き母になりきり、画師たちにその姿を写させました。震える画師たちの筆先に浮かび上がったのは、確かにあの世から蘇ったかのようなシンフクの面影。それを見たソウエイは、恍惚とした表情で母との再会を夢見ているかのようです。

時が過ぎ、ソウヒの出棺の儀式が執り行われますが、肝心の新皇帝ソウエイの姿がありません。ヘキジャはカクショウに対し、「陛下はご病気で参列できない」と告げます。ヘキジャはシバイの助言だと説明しますが、父の葬儀に息子が顔を出さないという異常事態に、大臣たちは困惑を隠せません。陳群も、世間からの非難を強く危惧しています。

いくらなんでも父親の葬儀を欠席するなんて、後の統治に響くのは明白です。

太廟でシバイは、かつて宮廷に仕えていた翁と再会し、先帝ソウヒの最期の言葉について聞き出します。その時のシバイの表情には、深い喪失感が浮かんでいました。

その後、ソウエイが突然氷室で倒れ、意識不明となります。駆けつけたカクショウが太医に診察させると、原因は若さゆえの酒の飲み過ぎによる気血の逆上だといいます。激怒するカクショウに対し、ヘキジャは動じません。あろうことか、ソウエイがすでに目覚めていることを知りながら、カクショウとソウエイの仲を裂くような言葉を吐き続けます。目覚めたソウエイが再び剣を手にカクショウに襲いかかろうとする姿は、あまりにも悲劇的でした。

親子の信頼関係が完全に壊れていく様子を見るのは、本当にきついです。

翌朝の会議が迫る中、ソウエイは内宮で遊びに興じていましたが、東吴から緊急の軍報が届くと一転して厳しい表情を見せます。大殿では曹真がトウゴの鄱陽太守の投降を報告し、軍を差し向けるよう進言します。それに対し、シバイはトウゴの「詐降」を警戒し、慎重な姿勢を崩しませんでした。

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ソウエイの狂気とシバイの冷静さ

今回、一番印象に残ったのは、ソウエイが自分の顔を化粧し、亡き母になりきろうとしたあのシーンです。皇帝という絶対的な権力を持ちながら、心の中は幼い子供のように母を求めて彷徨っている。そのアンバランスさが、このドラマの恐ろしさの正体です。

特に、鏡の中に自分と母の姿を重ねて見ていたあの目。あれは、政敵を排除する時の冷酷な目とは全く違いました。ヘキジャという毒のような存在が、その歪んだ情念をさらに増幅させているのが、見ていて本当にゾッとします。彼が何のためにソウエイを追い詰めるようなことをしているのか。単なる忠義ではない、もっと別の深い意図があるようにしか見えません。

一方で、シバイの立ち位置にはある種の安定感があります。ソウエイがどれほど狂ったように振る舞い、周囲が騒然としようとも、シバイは一人だけ冷静にトウゴの動きという実利を見据えています。曹真との対立も、権力闘争というよりは、軍事的な判断の食い違いとして浮き彫りになってきました。

氷室で倒れ、また剣を向けるソウエイの姿からは、この先、魏の宮廷が平穏になることは二度とないと思わされます。母への執着と、政治的駆け引きが混ざり合うこのカオスな状況。シバイがこれからどうやって、この若き皇帝の嵐のような感情をさばいていくのか。トウゴが仕掛ける偽の降伏をどう見抜いていくのか、その手腕に注目します。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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