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クルミットです♪
連夫人が非煙の縁談による排除を企みますが、それが張貴妃側の疑心暗鬼を招くことに。そこで張貴妃は連皇后を陥れ、さらに竇英華らが武挙を利用した謀反を引き起こします。原家の反撃で謀反は阻止されますが、竇英華は張家を犠牲にして生き残りに成功しました。
その原青江の不在をいいことに、連夫人は木槿と碧瑩に罪を着せて処分を企み、この事件をきっかけに木槿たちの運命がじわりと動き始めます。そして行方がわからなかった「あの人」が、意外な形で再登場しますよ!
【双花伝(そうかでん)】(ネタバレあり)
第13話「無実の証明」
非珏は木槿の危機を聞いて、果爾仁に助けを求める。連夫人は木槿を罰し、碧瑩は潔白を証明するために自害を試みて果爾仁に助けられる。木槿の部屋を調べた槐安が文字を読めないことを看破した果爾仁と柳言生の争いを、韓修竹が仲裁する。果爾仁と韓修竹は、それぞれの主の命として木槿と碧瑩を連れ帰らなくてはならず、一人ずつ連れ帰ることに。
果爾仁はわざと木槿を避けて、碧瑩を連れ帰ったような気がします♪
原青江が帰還すると、牛虻の件は「原武と槐安が連夫人に毒を盛った」という事件として報告され、二人はすでに死んでいた。原青江は連夫人を出産のため東都の第三皇子のもとへ預けることにし、連夫人を紫園のすべてから手を引かせる。
これを最後通牒だと連夫人が理解すればいいのですが、そうはならないでしょうね…
非珏は果爾仁が連れ帰った碧瑩が「モク」ではないことが不満だが、「ヘキ」もモクの義姉だと考え看病することに。木槿は西楓苑で目覚めると、謝三娘に看病されていた。非白は木槿の回復にそっと安堵する。
非珏は赤い目で視力が低く、クンクンしているのは匂いで人を識別しているのですね
原青江はこの度の政変鎮圧の功で明磊に褒美の希望を聞くと、明磊は「非煙様をお許しください」と願い出る。非煙の縁談は解消されていたが、明磊は非煙と距離を置き、立身出世は自分の力で勝ち取るつもりだと語る。
非煙の縁談はなくなったのですね!非清の縁談も解消されているといいのですが
金谷真人のもとにひきとられていた斉放は、成長しても曲がった心は治らず、真人の留守の間に刺史(役人)を殺して開き直る。真人は師弟の縁を切ると宣言し斉放を追い出すが、実は天下が斉放を必要としている時期になったと判断したからだった…
真人ったら、斉放を殺人兵器に育てて放り出すとかやめてください~!
明磊は果爾仁に、自分の屋敷に碧瑩を引き取りたいと申し出るが、果爾仁は明磊ひとりでは小五義を狙う勢力から碧瑩を守り切れないのではと諭す。明磊は大事に守られている碧瑩を見て、北玉斉に置くのが最善だと判断する。
明磊のその判断は大丈夫でしょうか?果爾仁に騙されていませんか?
回復した木槿は、非白から正式に西楓苑の人間になったことを告げられる。これからは木槿を西楓苑の名で守ることができるのだ。一方、斉放が金谷真人から破門になったことで、原青江は「護国の六子」はすべて手中に置きたいと、斉放をつれてくるよう陳玉嬌に命じる。そこに柳言生に耐え兼ねた錦繍が、涙で栄宝堂からの異動を懇願するが、そのまま帰される。
木槿は非白に守られているのに、錦繍を守ってくれる人は誰もいないのでしょうか
西営は軍事教練に力を入れ、連教官率いる20人の隊を明磊率いる5人が負かすという巧みな策略に非清は大いに感心するが、出世した明磊を見る非煙はつらい。非清は非煙と明磊に二人で話すよう取り計らうが、明磊は他人行儀に非煙の幸せを祈って突き放す。
明磊はあの後普通に非煙と普通に顔を合わせる状況だなんて、地獄じゃないですか!
非珏はモクに会いたいとごねていたが、碧瑩の容体が悪化したため、懸命に回復させようとする。果爾仁は碧瑩が普段飲んでいるという人参養栄丸に対し不信感を抱く。
木槿は捨てられていた弓弩を改良して、さらに強力な武器を作り上げる。それを見た謝素輝が試し打ちをしようとして非白の近くに打ってしまい、木槿のせいにする。
非珏はなんだかんだいって優しいですね。非珏がかわいく思えてきました♪
第14話「金天麻の効力」
木槿は謝素輝から、非白が幼い頃に母を失い、毒矢を受け歩行能力を失ったという話を聞く。そこで林卒延に聞いて、採取が難しい上に10年に1度しか咲かない「金天麻」という花を探しに山に登り、困難の末、なんとか入手に成功する。
中国時代劇あるある、レア薬草が意外と簡単に見つかるけど、崖落ちの危機ですね♪
果爾仁は人参養栄丸に、奇毒である流光散の匂いを発見する。非珏は「モクは自分のものだ」と非白に戦いを挑み、木槿は二人が喧嘩していると思って止めに入る。木槿は採ってきた金天麻を非白に供するが、夜中に出かけたことを叱られてしまう。
非白と非珏、それぞれのかわいらしさがあるので、二人の対戦はちょっと楽しみです
明磊は木槿の誕生祝いに、短剣と手製の木槿(ムクゲ)の簪を贈る。その様子を陰から見た碧瑩は、明磊が愛しているのは木槿だと悟る。ひとり泣いている碧瑩に、金谷真人が声をかけ、励ましの言葉を残す。一方、原青江は錦繍に再び懇願され、次第に心を動かされる。
木槿の誕生日なら、錦繍も誕生日なのではないですか?誰も祝ってくれないのかな?
斉放は「混江龍の斉放」として名を知られ、各地で悪徳高官を殺し、奪った金を貧しい民に分け与えていた。手配書が街に貼られ、民は恐れつつも斉放を応援するように。
鼠小僧的な義賊になっているのでしょうか。でも殺しは良くないですよね!
金天麻の効果あって、入浴していた非白は脚に感覚が戻るのを感じ、一人で立ち上がる。しかしそこに入ってきた木槿に裸を見られてしまう。韓修竹は口止めするが、謝素輝が言いふらしたため、木槿は痴女だと噂されることに。非白は木槿を側仕えに任じる。
謝素輝は裏で同人誌でも出している?みたいな広め方でしたね
非白は、木槿と韓修竹とを連れて謝梅香の墓参に出かけ、張世顕の残党の襲撃に遭う。韓修竹が応戦するうちに、非白と木槿が乗った馬車は崖から墜落する。追ってきた刺客をなんとか倒すが、謎の仮面の集団が襲い掛かる。仮面の集団は、木槿の噂を利用して、二人の裸の死体を晒し原家に恥をかかせようとしたのだ。非白は、刺客の手にダリアの刺青があったことから、明家の残党ではないかと考える。
非白はガチガチに兵で護衛させた状態でないと、外に出しちゃいけないと思います
錦繍は連夫人から罰せられ、柳言生に与えられそうになるが、原青江が紫辰閣への配属替えを命じ救われる。原青江は錦繍の苦境に屈しない性格に、謝梅香の姿を重ねていた…
錦繍は救われたというより、逃げられない地獄に堕ちただけのような気が…
第15話「秘めた思い」
非白は原家のため、東都での恒例の詩会に出席することになり、木槿は非白にお守り代わりに香袋を手渡し見送る。非白は詩会で首位となり、帰還した非白は、木槿への土産に灯篭を持ち帰るが、その灯篭に書かれた恋の詩は、非白が木槿にあてて書いたものだという。
非白がどんどん自分の殻をやぶってきているので、木槿ならずともビックリです!
原青江は夜間も護衛する錦繍に労りの言葉をかけ、下女をつけようとまで言い出し、側近たちは驚く。柳言生は連夫人の命で、密かに錦繍に「飛霜凝雪」という薬をつける。そのため沢山の毒蛇に襲われた錦繍を非白が助け、蛇の毒に苦しみつつも錦繍に腕輪を手渡す。
…ということは、これは司馬遽ということで?最近見分けがつかないですよね~
目覚めた錦繍に韓修竹が「非白様と今後どうするつもりだ」と問いただす。錦繍は、正妻でなくても一生一緒にいられれば十分と言うが、柳言生の件を持ち出される。そこで韓修竹は錦繍に「身を引いて、非白様の協力者として晋侯の寵愛を受けよ」と命じる。
韓修竹はここまで結構いい人風でしたが、やはり原家の人だけあって厳しい…
非白が詩会で首位になり多くの幕僚を得たことで、非煙は不満をあらわにするが、明磊にたしなめられる。明磊は木槿に東都土産に耳飾りを贈るが、木槿の非白への態度が変わったことが気になり、非白や原青江には気を付けるよう言い含める。
西楓苑に来てから衣装もメイクも進化して、木槿は綺麗になりましたものね♪
錦繍は韓修竹の言葉を忘れようとするが、原青江から思わぬ優しさを示されて戸惑う。連夫人は錦繍の殺害失敗と、「錦繍が原青江の妾に」と囁かれている噂に憤り、出産で行宮に行っている間に錦繍を何としても殺害するよう、柳言生に厳命する。
原青江の寵愛は錦繍を助けはするでしょうが、幸せにはしないでしょうし、複雑ですね
宣姜は竇英華に、花斌の娘が紫園にいると報告する。斉放が竇英華を襲うが、竇英華は自分たちの双方が被害者で、花斌と村人は原青江の野望のせいで死んだのだと斉放を言いくるめる。斉放は信じようとしないものの、当座の目的を原青江に変更する。
憎たらしいくらいに竇英華は悪運が強いですね!
紫園の中で囁かれる噂を聞き、木槿は錦繍に、一緒に原家を出ようと言う。しかし錦繍は柳言生のことを打ち明け、原青江という後ろ盾を得て生きていくことにしたと言う。木槿は気付けなかった自分を責め、柳言生を決して許さないと思う。
錦繍の服装を見ると、もう原青江から色々与えられて戻れなくなっているような…
段月容は皇帝から与えられた女・緑水と片時も離れずに西都へ向かっていたが、城内に入るにあたり、緑水を宿駅に残していくことに。月容の護衛の将軍・胡勇は、西都で皇帝・段光義への謀反を企んでいた。西都は原青江の管理下にあるため、月容が段光義の命で西都を奪ったと見せかけることに。
胡勇は月容の味方なのか、それとも南国転覆を企む悪党なのか、謎ですね~
木槿は武器を隠し、七夕の街の雑踏に紛れて柳言生を殺害しようと企むが、気付かれて失敗してしまう。木槿とはぐれた錦繍だが、非白に原青江との関係を止められる。そこに柳言生が来て錦繍の簪を見咎めるが、非白は簪をとって去っていく。木槿は仮面をした紫の瞳の人物を錦繍だと思い話しかけるが、後ろから錦繍がやってきて驚く。紫の瞳の人物はもうすでに立ち去っていた…
この非白は司馬遽ですね?そして木槿が間違えたのは、髪型から見て月容ですね!
斉放は紫園に忍び込むが、沈昌宗と陳玉嬌に発見され、戦いになる…
陳玉嬌は原青江に斉放を見つけてこいと命じられていましたが、本人が来ましたね♪
13~15話の感想
木槿と非白の距離が縮まるにつれ、木槿を囲む男性陣がかわいそうなことになってきました。木槿は明磊が贈った耳飾りも簪も、何も身に着けないことが物語りますよね。しかも短剣は刺客に使って失くしたのでは?明磊や非珏はかわいいし、懸命に尽くしているのに全然伝わらないまま非白に持っていかれて終了してしまうのでしょうか?でも今となっては、なまじ明磊に木槿とのチャンスが訪れる方が、色々と被害が広がりそうですよね…
そして、とうとう木槿は、錦繍が柳言生から受けた被害を知り、これまで気付かなかった自分を責めることになります。あんなに頭脳明晰な木槿なのに、噂で聞くまで錦繍の状況変化に気付かないというか、目の前の妹は原青江から下女をつけられただけではなく、衣装を賜ってこれまでとは違う装いになってるじゃないですか~!もうすでに断れない、戻れない道を自らの意志で進み始めているのは明らかなのに、そこにも気付いて欲しいです。
しかし原青江しか今の錦繍を救える人物がいないのは確かなのですが、彼が錦繍自身を愛しているわけではなく、謝梅香の代わりを求めているだけなので、双方にとって不幸の始まりにしかならないのでは。周囲も皆わかっていて、どうにもできないどころか錦繍を利用しようとするのだからたちが悪いですよね。
そして、今回から斉放が登場し、紫園に姿を現しました。そして段月容も木槿とすれ違い、ここから小五義をとりまく人間模様はさらに複雑化を増していくことになります。そして非白と司馬遽を表情で見分けるのが難しくなってきました。もう「木槿に優しいのが非白、錦繍に優しいのが司馬遽」としか判別できなくなっていますよね。この混乱がそろそろ致命的な事件を引き起こすのではないかと心配です。
刺客のところや七夕の雑踏のところとか、早い展開で大量の話が詰め込まれてくるので、迷子になりそうですが、大丈夫!思ったほど事態は動いていません♪
まだまだ四分の一、これから中盤になって話はどんどん盛り上がっていきますよ!
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