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東華帝君と蘇陌葉が対面し、東華帝君は白鳳九の元神が阿蘭若の中にあること、記憶を失っていることを知った前回。
そして現実世界とのズレが生じ始めるなか、今回白鳳九は宴に参加することになり…。
【夢幻の桃花】(ネタバレあり)
40話
夜になり、白鳳九と蘇陌葉は宴に参加していた。
そこに同じく参加している沈曄は白鳳九と蘇陌葉が親しげに話す様子を気にしていて、宴の途中で退席。
しばらくして宴の場に東華帝君がやって来る。
そして東華帝君は白鳳九のために山へ行き薬草を取っていたため遅れたと説明した。
そんななか、空には流れ星が。
その美しさに感動する白鳳九。
一方、宴の場から退席した沈曄は複雑な表情で部屋から流れ星を眺めていた。
「阿蘭若…またお前と星を眺めたい、しかしお前は変わったようだ…。それに今は息澤と蘇陌葉がお前を守っている…。私の存在など目に入らぬのだな…」
沈曄はそうつぶやくのだった。
沈曄は阿蘭若に惚れているっぽいですね…
その後、宴が終わり白鳳九と蘇陌葉は2人で話すなか、その様子を怪しげな黒装束の男が監視していた。
どうやら白鳳九のことが気に入らない橘諾と嫦梯の手下のようです
翌朝、白鳳九が目を覚まし、茶を飲んだところ具合が悪くなり倒れてしまう。
夜の間に黒装束の男が部屋に侵入し、茶に薬を混入させたのだ。
どうやら橘諾と嫦梯は、阿蘭若を薬で倒れさせ、そこに蘇陌葉を呼び寄せ、2人が不貞関係にあるとでっち上げ陥れようとしているようだ。
タイミングを見計らい大王たちを引き連れ、橘諾と嫦梯は阿蘭若の寝床に突入するも、そこにいたのは東華帝君。
こうして2人の悪巧みは失敗に終わった。
どうやら蘇陌葉はこれが罠だと見破っていて東華帝君と一緒に裏をかいたようです
その後、一行が乗る船は都に到着し、白鳳九は王宮に戻った。
王宮の屋敷に戻った白鳳九は、ある知らせを受ける。
それは橘諾が死罪を言い渡され、嫦梯も流罪になったいうもの。
どうやらこのような重い処罰になったのは、他の悪事も明らかになったからなのだとか。
軽い処罰で解放されるものだと思っていた白鳳九は驚きながらも「話が急すぎる何か裏があるのかも…」と怪しむのだった。
一方、蘇陌葉も同じく「話が急すぎる」と怪しんでいた。
そして実は東華帝君が姉妹を懲らしめるために大王を使い話を進めたことが判明するのだった。
41話
蘇陌葉は白鳳九の元へ行き、あることを頼む。
それは「死罪になる橘諾を救ってほしい」というもの。
実は現実世界ではこの場面で阿蘭若が橘諾を救ってあたのだ。
前に蘇陌葉から「大事な場面では阿蘭若と同じ決断をするように」と白鳳九は言われていましたもんね
阿蘭若は、橘諾を助けようとした沈曄を助けたのだとか。
阿蘭若は橘諾と沈曄の2人を助けたんですね
そして沈曄も橘諾も都から追放されたが、阿蘭若は沈曄を助けるため自分の屋敷で匿っていた。
しかし、沈曄は阿蘭若が自分に復讐するために匿っているんだと勘違いし、2人の気持ちはすれ違っていったのだとか…。
それを聞いた白鳳九は、現実世界で起きたこととズレが生じないよう、早速橘諾を助けるため蘇陌葉と策を練るのだった。
果たして白鳳九は橘諾を助けられるのでしょうか…
そして橘諾の処刑執行日。
白鳳九たちが見守る中、橘諾が刑場へ連れて来られ、手首を切られ血を抜かれる。
そしてそれを白虎刀に流すと封印されていた双翼の白虎が解き放たれ橘諾を襲おうとする。
迫力ある白虎ですね…
このまま橘諾が白虎に襲われて処刑執行完了と思ったその時、沈曄が現れ白虎を刀に引き戻し処刑を阻止。
そして大王に掟について話す。
どうやら元神が離散する前に罪仙が白虎を刀に封じることができれば、殺生を嫌う天の恩恵を受けて大罪でも赦免されるとのこと。
それに論破された大王は、橘諾への処刑の免除を認めるのだった。
掟をうまく利用して橘諾を助けたという感じですね
すると再び白虎が刀から解放され姿を現し、沈曄は白虎と戦う。
その様子を見ていた白鳳九は尻込みするも蘇陌葉に背中を押され、沈曄に加勢。
そして白虎を撃退し刀に封印した。
こうして橘諾は死罪を逃れ平民となり王室を追放されることとなった。
大王は沈曄も追放しようとするも、白鳳九の説得により阿蘭若の屋敷に留まることに。
これで現実世界と同じ展開になりましたね
そして、東華帝君と白鳳九は姿を消すのだった。
一方、緲落は白鳳九や東華帝君が阿蘭若の夢の中にいることを知り、分身を使い水月潭の湖に棺に入れられ封印中の白鳳九の仙体を引き上げ奪おうとする。
するとそこに白鳳九を抱き抱えた東華帝君がやって来てそれを察し、急いで阻止。
そして東華帝君と緲落の激しいバトルが始まる。
2人が激闘を繰り広げる中、白鳳九は目を覚まし、棺の中で眠る自分の仙体と対面し、彼女の元神は元の体に戻るのだった。
42話
東華帝君と緲落が激戦を繰り広げる中、白鳳九は元神が元の体に戻り目を覚まし、全ての記憶を取り戻す。
それに気付いた東華帝君は白鳳九に危険が及ばないよう離れて戦うため緲落を連れて遠くに移動。
白鳳九はそんな東華帝君が心配になり追いかけた。
東華帝君を追い山の中にたどり着いた白鳳九は、洞窟の中で東華帝君と対面しキス。
東華帝君は緲落の分身との戦いで怪我を負っていて、白鳳九は彼に寄り添いながら話をする。
そこで白鳳九はなぜ以前自分に頻婆果を渡さなかったのか問い詰める。
その答えは、もし白鳳九に渡せば燕池悟に菓子を作るだろうと思いそれを阻止するためだった。
つまり嫉妬ですね…
すると東華帝君は白鳳九に愛の告白。
しかし白鳳九は東華帝君に対して半信半疑なところもあり、それを察した東華帝君は「この夢から出て白鳳九の誤解を解こう」と心の中で思う。
そして「この夢から出よう」と決めた2人。
白鳳九はこの夢から出るためにも阿蘭若として過ごし、現実世界で起きたことと同じ道筋をたどろう心に決めるのだった。
記憶を取り戻し、新章スタートという感じですね
その後、白鳳九は眠りにつき目覚めるとそこは王宮の屋敷の中で、再び阿蘭若としての暮らしが始まった。
しばらくすると蘇陌葉が訪ねて来る。
そこで白鳳九は元の体に戻り、記憶も戻ったことを報告。
そして白鳳九は蘇陌葉はから次にやるべきことを聞かされる。
次にやるべきことは沈曄を元気付けるということ。
現実世界では、この場面で部屋に引きこもり元気が無い沈曄を心配した阿蘭若が、沈曄に向けて手紙を書き元気付けたのだとか。
白鳳九はそれと同じようにするため阿蘭若の筆跡を真似て沈曄に手紙を書くことになった。
白鳳九は阿蘭若と同じように振る舞い、阿蘭若の夢から無事脱出できるのでしょうか…
感想
40話では白鳳九が橘諾と嫦梯に罠を仕掛けられ陥れられそうになり、一時はどうなることやらとハラハラしましたが、それを見抜いた蘇陌葉と東華帝君により助けられるという展開でした。
41話では夢と現実世界を同じにするため死罪となった橘諾を助けなければならないというタイムリープもののSF映画のような展開で面白かったです。
そして42話では白鳳九の元神が元の体に戻り、白鳳九は失っていた記憶を取り戻しましたね。
白鳳九が記憶を取り戻した状態での阿蘭若の夢編スタートという感じで、今後のストーリー展開が楽しみです。
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