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クルミットです♪
37話は正直、見ていて胸がざわつきました。楚州で三十八万人もの民が殺された事件なのに、景帝はまるで他人事のような態度を崩しません。ところが鎮北王が死んだと聞いた途端、態度が一変します。この温度差、皆さんも気になりませんか。許七安と魏淵のやり取り、そして許新年の意外な行動も見どころです。それでは37話を一緒に見ていきましょう!
大奉打更人 37話のあらすじ
許七安は北州での調査団と、鎮北王の棺を連れて都へ戻ってきました。宮人が景帝にこの件を伝えに行ったとき、景帝は釣りをしていて、実にのんびりした様子だったそうです。
宮人はおそるおそる尚書たちを景帝の前に案内します。楚州布政使の鄭興懐は「血染三千里」と呼ばれる惨劇の詳細を一字一句、事実のまま語りました。
ここまで丁寧に説明したのに、景帝がまったく信じないのには驚きました
尚書たちも一斉に鎮北王を弾劾し、彼が官位のために楚州を犠牲にしたのだと訴えます。それでも景帝は三十八万人の死には無反応でした。
ところが鎮北王が死んだと聞いた瞬間、景帝は裸足のまま外へ飛び出します。そして棺の蓋を開け、弟の名前を何度も呼び続けました。
民の命には無反応だったのに、弟のこととなると裸足で走り出すなんて、あまりの違いにイラッとしました
尚書たちは顔を見合わせるだけで、景帝が鎮北王を罪に問うつもりはなさそうだと悟ります。そこで許七安が声を張り上げ、鎮北王の罪を訴えました。楚州で無残に死んだ民のために、皇帝としてけじめをつけてほしいと訴えたのです。
景帝は許七安を指さして怒鳴りつけ、殺さないと思うなよと脅しました。そして鄭興懐の首に刃を当てます。鄭興懐は動じませんでした。どうせ家族は皆殺されている、自分一人生き残っても意味がないと静かに答えます。
この場面の鄭興懐、覚悟が据わりすぎていて見ているこっちが苦しくなりました
景帝の手から刀が落ち、彼はその場にいた全員を追い払いました。
その後、許七安は師匠の魏淵のもとを訪れます。楚州から戻ってすぐに報告に来なかったことを詫びました。魏淵は、許七安が楚州に向かう前から鎮北王の仕業だと見当をつけていたと明かします。景帝が調査を命じたのも形式的なもので、結果はどうでもよかったというのです。
まさか許七安が先に鎮北王を討ってしまうとは思わなかったとも言いました。鎮北王の力はすでに二品に迫るほどで、民を殺したのもより多くの霊力を得るためだったそうです。最終的には魁族と戦うつもりだったと聞き、許七安は納得できません。
鎮北王が魁族と戦って命を落としていたら、その時はどう裁くつもりだったのかと問い返します。
この質問、もっともすぎて何も言い返せませんでした
魏淵は以前から許七安に、あまり目立つなと忠告していました。それなのに景帝と口論までしてしまったのですから、心配になるのも当然です。魏淵は許七安の肩を叩き、我慢することを覚えないともっと大切なものを失うと語りました。魏淵の判断はいつも先を見据えたものです。あとのことは気にしなくていいと告げ、許七安はうなずいて下がりました。
同じ日、首輔は雲麓書院の詩会に出かける予定でした。許新年は張り切って詩を作り、一番を狙っていたようです。ところがやって来たのは王思慕でした。朝廷で起きた騒動を聞きつけ、急いで許新年に知らせに来たのです。
景帝が感情のままに動いていると知った許新年は、いつもの気弱な様子から一変します。馬車に乗り込み、宮門の前まで駆けつけ、大声で倫理道徳を暗誦し始めました。これには首輔も目を丸くします。
普段おとなしい許新年がここまでやるとは思いませんでした
許新年は二、三時間もしゃべり続けました。宦官が彼を罰しようとしますが、首輔がかばい、皇帝への謁見を願い出ます。しかし景帝は会おうとせず、首輔に付き添いの臣下を帰すよう命じました。首輔が去ったあと、景帝はその日訴えに来なかった臣下の名前を記録させています。
百官が諫言しても、景帝は取り合いません。この様子を知った臨安は、父の寝宮まで駆けつけて跪き、広く意見を聞いてほしいと願い出ます。貴妃はこれに慌て、すぐに臨安をなだめて連れ戻しました。
許七安が家に戻ると、家族が温かく迎えてくれました。食事のあと、許新年と許七安はここ数日の景帝の様子について話し合います。普段は口数が少なく感情を見せない景帝が、なぜあれほど人前で取り乱したのか。考えれば考えるほど不自然です。許七安は景帝と会ったときの光景を思い返し、疑いを深めていきました。
大奉打更人 37話の感想まとめ
一番心に残ったのは、鄭興懐が刃を向けられても表情ひとつ変えなかった場面です。家族を全員失っている人の言葉は重すぎて、景帝の脅しがむなしく響きました。
そして景帝の態度の落差にはずっと引っかかっています。三十八万人の民の死には無反応なのに、弟の棺の前では裸足で走る。この人、本当に民のことを何とも思っていないのでしょうか。腹が立つと同時に、そこまで極端だと逆に何か裏があるのではとも思えてきます。
許新年の変貌ぶりも面白かったです。普段は気弱なのに、いざとなったら二、三時間も一人でしゃべり続けるとは。家族思いなところが伝わってきて、少し見直しました。
臨安が父に直談判しに行った場面も切なかったです。貴妃に連れ戻される姿を見て、この家族の中で本音を言えるのは彼女くらいなのかもしれないと感じました。
許七安と許新年が食卓を囲みながら景帝の不自然さについて語り合うラスト、二人が同じ違和感にたどり着いていて、思わずうなずきました。あの一見感情的に見えた景帝の行動、実はすべて計算のうえだったとしたら怖いです。次にどう動くのか、許七安の表情がずっと引っかかっています。
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