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クルミットです♪
前線と都の両方で不穏な動きが一気に加速して、どこを見ても落ち着かない展開になってきました。
親征に向かった元侃ですが、あちこちから届く知らせに振り回されてばかりです。
どうして肝心な時にいつもこうなってしまうのでしょうか?
それでは16話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 16話のあらすじ
徳清軍を率いていた張旦と張利涉の父子は、曹瑋を助けに向かう途中で遼軍に捕まってしまいます。
蕭綽から降伏を迫られても、張氏父子は命を惜しまず断固として拒絶し、宋への忠義を貫き通しました。
その誇り高い姿をそばで見つめていたのが、遼に投降して王顕忠と名を変えた王継忠です。
死を恐れずに堂々としている二人を見て、王継忠の胸には苦い思いが広がっていきます。
自分の命よりも大切なものがあるのでしょうか?
今の彼にとっては、生き延びることこそが何よりも優先すべき道だったのです。
王継忠は少しの間考え込んだ末に、深く頭を下げて蕭綽の命令に従いました。
そして張氏父子を連行させ、あとで処刑するよう部下に指示を出します。
目の前で仲間が死を選んで誇りを貫く姿を見せつけられて、王継忠も居たたまれなかったはず!
一方、都の曹府では、曹太傅が落ち着かない様子で部屋を行ったり来たりしていました。
息子の曹利用が和議のために旅立ったのに、いつまで待っても何の音沙汰もありません。
どうしてここまで連絡が途絶えてしまうのでしょうか?
そこへ前線から一通の手紙が届きます。
手紙を読んだ曹太傅は、前線の曹瑋が聖旨に背いて曹利用を勝手に閉じ込めた事実を知りました。
知らせを聞いた郭翰林も激しい怒りを露わにします!
二人は元侃に曹瑋の身勝手な振る舞いを告発して、厳しく弾劾することを決めました。
大切なわが子が前線で味方に監禁されたと聞いたら、親が激怒するのも当然ですね。
そのころ、大名府を攻め落とせずにいた蕭綽は、地図をじっと見つめて考え込んでいました。
遼の将軍は、このまま一気に澶淵へ攻め込むべきだと主張します。
しかし丞相は、これ以上戦線を広げるのは危険すぎると反対しました。
双方の意見を聞いた蕭綽は、スピード勝負を重視する将軍の意見を採用します。
軍をこのまま直進させて澶淵へ一気に迫る方針を固めました。
そして蕭綽は丞相に対し、王継忠を使って大宋へ手紙を送らせるよう命じます。
一刻も早く和議を結ぶよう宋側に催促しろという命令だった。
戦況を見極めて即座に方針を切り替える蕭綽の決断力には、敵ながら圧倒されます!
宋軍の陣営では、元侃が大名府の頑強な守りを聞いてホッと胸をなで下ろしていました。
ところが寇準は、使臣として向かった曹利用がなぜまだ遼の陣営に着かないのかを怪しみます。
そこへ大遼から再び和議を急かす書状が届き、二人の疑念は一気に深まりました。
ちょうどその時、都の曹太傅たちから届いた告発状が元侃の手元に届きます。
曹瑋が聖旨を無視して使臣を勝手に足止めしたと知り、元侃の怒りは頂点に達しました!
しかしここで寇準が元侃を冷静に諭します。
蕭綽が激しい戦を仕掛けながら和議を求めてくるのは、軍の進軍を助けるための時間稼ぎだと見抜いたのです。
元侃もようやく気持ちを落ち着かせました。
今一番急ぐべきなのは全速力で澶淵へ向かうことだと理解した元侃は、全軍に出陣を命じます。
元侃はすぐに頭に血が上ってしまうので、横で寇準がしっかり手綱を引いてくれて安心します。
前線の曹瑋は元侃の聖旨を受け取り、やむなく曹利用を釈放した。
文官である曹利用と武官の曹瑋は考え方が合わず、現場で再び激しい口論になりかけます。
どうして味方同士でくだらない言い争いばかりしているのでしょうか?
そこへ王欽若がタイミングよく割って入り、二人の諍いを制止しました。
王欽若は曹利用を丁寧になだめ、自ら見送って遼の陣営へと送り出します。
曹利用はその日のうちに遼軍の陣営へと足を踏み入れた。
しかし蕭綽は、わざと自分からは曹利用を出迎えようとしません。
遼の丞相は、蕭綽が宋と本気で和議を結ぶ気などなく、単に時間を稼ぎたいだけだと察していました。
同じころ、遼営にとどまっている劉娥は、人質になっている趙吉の身を片時も忘れず案じています。
侍女の婉児がやって来て、宋の使臣が和議に来たと聞いて兵士たちが喜んでいると話しました。
けれど劉娥は、その言葉の裏にある不穏な気配を直感で見抜きます。
和議を結ぶように見せかけているだけで、遼軍は最後の決戦の機会を狙っているだけだと気づいたのです。
どうして劉娥はここまで冷静に敵の狙いを見通せるのでしょうか?
周囲が喜びに沸く中で、一人だけ本当の危機を察知する劉娥の聡明さには惚れ惚れします!
一方、過酷で寒さの厳しい親征の行軍は、屈強な兵士たちにとっても限界に近いものだった。
戦い慣れしているはずの伽凌でさえ寒さに耐えられず、顔面蒼白になって倒れそうになります。
これまでの遠征でこんなに弱った経験がなく、伽凌自身も自分の体の異変に首をかしげました。
そこで太医に診てもらったところ、なんと伽凌の体に新しい命が宿っていることが判明します!
妊娠していたせいで、普段よりも体力が激しく落ちていたのです。
知らせを聞いた元侃は、深い罪悪感に包まれました。
こんな過酷な戦場に伽凌を連れてきてしまったことを深く後悔します。
元侃は伽凌とお腹の我が子をひたすら心配し、過保護なほど気遣い始めました。
命が宿った喜びよりも、真冬の戦場という最悪の環境にいる不安が勝ってしまいますね。
そのころ都では、深夜に冀王が青ざめた顔で曹府へ駆け込んでいた。
曹太傅が密かに5000人もの私兵を集めているのを目撃し、冀王は激しく動揺します。
戦局がどう転ぶか分からない今の段階で計画が漏れたら、謀反の罪で一族皆殺しになってしまうと怯えるばかりだった。
しかし曹太傅の決意は微動だにしません。
太傅は武力による兵諫を起こすと言い張り、冀王の妻の思斉や皇子の将来まで持ち出して説得します。
その強引な言葉に押され、小心者の冀王もついに引き返せない道を選んでしまいました。
太傅の気迫に圧倒されて流されてしまう冀王を見ていると、本当に頼りなくて呆れます!
元侃が留守にする宮中では、郭皇后が後宮をしっかりと取り仕切っていました。
そこへ宮女から、潘貴妃がずっと部屋に引きこもっており、懐妊したという噂が流れていると報告が入ります。
元侃が出征する前、潘貴妃に薬を与えていたことを思い出した郭皇后は、疑問を抱いて自ら貴妃の寝宮へ向かいました。
皇后から安胎薬の話を切り出された瞬間、潘貴妃の表情がサッと強張ります。
観念した潘貴妃は警戒を解き、妊娠しているのは事実だと皇后に打ち明けました。
親征に出た皇帝からは何の便りも届いていません。
そこで郭皇后は、手紙を書いて元侃に妊娠を知らせるよう潘貴妃に勧めます。
子ができたと知らせれば元侃を都に呼び戻す口実になりますし、潘貴妃も宮中で安心して養生できると考えたのです。
もし元侃が前線で負けてしまった場合、郭家と潘家が揃って罪人に転落する最悪の事態を防ぐ目的もありました。
皇后の言葉を聞き入れた潘貴妃は、机に向かって手紙を書き始めます。
手紙を出すことで、本当に事態は好転するのでしょうか?
郭皇后の冷静沈着な判断力と、実家を守るためのしたたかさは見事というしかありません。
翌朝の朝廷では、大臣たちが冀王の前に進み出ました。
元侃へ書状を送り、親征を中止して都へ戻るよう懇願してほしいと訴えます。
大臣たちの頼みを聞いた冀王は、静かに頷いて要求を受け入れました。
そのころ前線へ向かっていた元侃の軍は、突然途中で足を止めてしまう。
伽凌とお腹の子の体を休ませるためでした。
行軍が遅れることを恐れた寇準は、すぐに軍を進めるよう元侃に必死で懇願します。
しかし元侃は寇準の訴えを退け、今は少しでも長く伽凌に付き添っていたいと言い張りました。
手を振ってその場を立ち去る元侃の後ろ姿を見送り、寇準はただ深くため息をつくしかありません。
天下の一大事に、どうしてここまで私情を優先してしまうのでしょうか?
国家の命運がかかっている行軍を私情で止めてしまう元侃には、心の底からイライラします!
書房で一人座り込む元侃のもとへ、不吉な知らせが次々と押し寄せます。
遼軍がすでに黄河を渡り、澶淵の防衛が危機的な状況に陥っていました。
そこへ潘良が慌ただしく謁見を求め、王超が大軍を率いて大名府へ向かったと告げます。
王超が一体何を企んでいるのか分からず、元侃は激しい衝撃を受けました。
潘良は都の潘貴妃が懐妊したという知らせも畳みかけるように伝えます。
あらゆる不穏な情報を突きつけ、皇帝を何としても都へ引き返させようと企む潘良の態度は執拗だった。
重い知らせが一気に押し寄せ、元侃の心は激しく揺さぶられてしまいました。
なぜ元侃はあんな男の言葉を真に受けてしまうのでしょうか?
潘良のあの嫌らしい笑みを見ていると、本当に腹が立って仕方がありません!
都の殿堂では、冀王のもとへ曹太傅が報告に現れていました。
手紙を出したものの、元侃が本当に戻ってくるのか心配でたまらず、冀王は気が気ではありません。
すると曹太傅は、もし皇帝が戻ってきたら刺客を放って暗殺するだけだと冷酷に言い放ちました。
本当に皇帝を討つつもりなのですか?
あまりにも恐ろしい企みを聞いた気の小さい冀王は、恐怖で震え上がります。
しかし曹太傅は、すでに天下を思い通りに動かしているかのように傲慢な笑みを浮かべていた。
前線では王超が不審な動きを見せ、都では冀王と曹太傅が露骨に謀反を企てています。
潘良に横から不安を煽り立てられた元侃は、ついに冷静な判断力を失ってしまいました。
元侃は、澶淵へ向かう南下の進軍を今すぐ停止せよと命令を下してしまいます!
あまりの暴挙に寇準と蘇義簡は顔色を変え、必死になって皇帝を諫めました。
しかし疑心暗鬼に陥った元侃は、王超が率いる大軍の動きに怯え、頑なに耳を塞いでしまうのでした。
大宋宮詞 16話の感想まとめ
元侃が前線で行軍を止めてしまったあの優柔不断さ、見ていて本当にモヤモヤしました!
国の存亡がかかった澶淵の戦いがすぐそこまで迫っているのに、伽凌の妊娠が分かった途端に歩みを止めてしまうなんて信じられません。
もちろん妻や生まれてくる子どもを大切に思う気持ちはよく分かります。
でも今は皇帝として親征の旗を掲げて前線に向かっている真っ最中なのですよ。
必死に行軍を急がせようとする寇準の訴えを軽く手を振って無視する姿には、心底ガッカリしてしまいました。
寇準のあのため息、見ているこっちまで同じ気持ちになって深いため息が出ました。
あそこで立ち止まって、一体何を守るつもりだったのでしょうか?
都で蠢く曹太傅の暴走ぶりも、恐ろしすぎて背筋が寒くなります。
息子の曹利用が前線で監禁された怒りから始まったはずなのに、気づけば私兵を5000人も集めて兵諫を企てるなんて極端すぎますよね。
戻ってきた皇帝を暗殺する手はずまで平然と口にするあたり、完全に理性を失っています。
巻き込まれている小心者の冀王がガタガタ震えてしまうのも無理はありません。
曹太傅のあのギラギラした野心と強引な脅しに引きずられて、後戻りできない泥沼に足を踏み入れてしまいました。
冀王はあんな危険な企みに乗っかって、無事でいられると思っているのでしょうか?
潘良の立ち回りも相変わらず嫌らしさ全開でした!
王超の不穏な進軍を大げさに報告しつつ、妹の妊娠を使って元侃を都に引き戻そうと揺さぶりをかける手際の良さには呆れます。
元侃が不安でグラグラしている絶妙なタイミングを狙って耳元で囁く姿は、悪知恵が働きすぎて本当に嫌悪感を覚えます。
そのせいで元侃が南下の停止を言い出した瞬間は、寇準たちと一緒に声が出そうになりました。
敵よりも味方の裏切りや身内の勝手な行動に足を引っ張られる展開、見ているだけで胃が痛くなります。
そんな混乱だらけの中で、遼の陣営にいる劉娥の冷静さだけは本当に救いでした。
和議の使臣が来たと喜びに沸く周囲に流されず、蕭綽が時間を稼いで決戦を狙っていることを見抜くあの眼力には感服しました。
元侃が迷走を続けているだけに、劉娥のあの冴え渡る知性が余計に頼もしく思えます。
幼い息子を人質に取られた過酷な環境にいながら、どうしてここまで戦局を客観的に見つめられるのでしょうか?
王超の大軍がどこを向いているのかも分からないまま、側近たちの必死の諫言にも耳を貸さず、不安に押しつぶされて進軍を止めてしまった元侃。
都では太傅が暗殺の刃を研いで待ち構えているとも知らずに、怯えた表情で立ちすくむ姿には苛立ちと悔しさが募るばかりでした。
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