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クルミットです♪
38話、いよいよ戦が本格的に動きだします。
何侠が出征することになって、酔菊はチャンス到来とはしゃぐんですけど、ピンティンはまるで温度が違うんですよね。「離れれば守りが薄くなる」どころか「むしろ増える」って静かに言ってて。この冷静さ、38話でも本領発揮です。
そして今回、ピンティンがじわっと凄い作戦を仕掛けていきます。水がめに水を貯める、たったそれだけで。それでは38話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 38話のあらすじ
何侠が出征すると聞いた酔菊は大喜びです。これで逃げ出せると。
でもピンティンは首を振ります。何侠は府を離れても守りを緩めない。むしろ守衛の数は増えるはずだと言います。そのうえ逃げるなら南へ向かって大晋へ帰るしかない、と逃走経路まで冷静に整理します。
酔菊が舞い上がって、ピンティンがすっと冷やす。このふたりの温度差、毎回好きです。
白蘭の宮廷では老宰相が耀天公主に和平を説きますが、公主は退きません。天下が四分している今、戦わなければ食われるだけだと言い返します。今すべきことは何侠を安定させること、そして白娉婷を何とか遠ざけること。公主にとってピンティンは、単純に邪魔な存在なんです。
一方、楚北捷(ペイジェ)の陣には雲安城の守備図が届きます。何侠が整備した城壁は攻め込むのが非常に難しい。
ペイジェの表情が少し険しくなる場面、見ていてこっちも身構えました。
ペイジェは速戦即決を選びます。夜通しで十二本の地道を掘って城内に潜り込み、明朝には攻城車で城門を叩く。内と外から同時に攻める作戦です。そして心の中で、助け出したらピンティンにちゃんと謝ると誓います。
駸馬府では酔菊が何度か脱出を試みますが、そのたびに管家(執事)に連れ戻されます。何侠は出発前に「白娉婷を最優先に扱え、ただし外へは出すな」と言い置いていったのです。
ピンティンは管家に微笑んでこう言います。「せっかくなので、水がめを全部洗って水を満たしておきましょうか」。
管家は首を傾けながらも、逃げようとしているわけじゃないしと判断して承諾します。
この場面のピンティン、怖いです。ちゃんと怖い。
ピンティンが酔菊に説明します。雲安城の一番の弱点は水源が城外にあること。永安渠と龍首渠を断ち切られれば、あるいは水に毒を盛られれば、何侠はどれだけ持久戦を望んでも正面から戦わざるを得なくなる。水がめを満たしておいたのは、そのときのためだと。
そして戦場では、白蘭軍の斥候が晋軍の密書を捕捉します。「鎮北王は早急に晋へ戻るべし」という内容です。ペイジェは孤軍奮闘、もう後がない、と何侠は受け取ります。
でもこれ、ペイジェが故意に流した偽の密書なんです。水源が断たれれば何侠は速戦を望む、そこへこの手紙を見せれば必ず油断すると計算していた。
ペイジェが晋軍に送った本物の密書は、たった二文字でした。
「佯敗(ようはい)」――わざと負けろ。
何侠は戦いがもうすぐ終わると思っている。でも本当の戦いはここから始まる。この構図、なんかひやっとしました。
深夜、ピンティンの部屋に刺客が二人侵入します。しかし彼女はすでに察知していて、酔菊とともに準備を済ませており無事でした。管家を通じて耀天公主へ刺繍を届け、訴えを上げます。
公主が駸馬府に乗り込んで話を聞き、決断します。ピンティンを追い払うのではなく、むしろ傍に置いて何侠を補佐させると。ピンティンがいれば白蘭はもっと強くなると確信したようです。
ピンティン、逃がしてもらえませんでした。
孤高の花 38話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、やっぱり「佯敗」の二文字です。
密書のくだり、最初に偽の手紙が出てきたとき「ペイジェ追い詰められてる」と思って少し沈んだんですけど、すぐ種明かしされて、あ、全部読んでたんだと。
ペイジェは水源が断たれることも、何侠が油断することも、ぜんぶ逆算していた。それで晋軍に送ったのが「わざと負けろ」の二文字だけ。余計な説明ゼロなのが、なんか好きです。
ピンティンの水がめ作戦も地味だけどきいています。管家に許可を取る場面、笑顔で普通のことのように言うんですよね。水がめ洗いましょうか、って。それがこんなに重要な布石になっているとは管家も気づいていない。
離れた場所で、ふたりがほぼ同じタイミングで、同じ「水」という弱点を見つめていた。そこが静かにじんときました。
刺客の件は正直そこまで驚かなかったんですが、公主がピンティンを傍に置くと決めたくだりは「これはやっかいな展開だな」と感じました。
何侠も耀天公主も、みんなピンティンを手放さない。逃げるためにはまず公主を味方につけなければいけない状況になった、ということでもあって。
ピンティンが南を向いて「大晋へ帰る」と言ったとき、酔菊は王爷の墓参りのためだと気づきます。その一言が、ずっとひっかかっています。
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