孤高の花 第37話 夜会で弾き倒された娉婷と楚北捷の「完璧帰趙」

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37話、じわじわきつい話でした。

娉婷が宴席で倒れるまで琴を弾かされる場面があって、見てていたたまれなかったです。公主の嫌がらせが巧妙すぎて、怒りよりも先に「うわあ」ってなりました。

そして一方では楚北捷が動き始めます。軍を率いて雲安城の外50里まで来て、朝廷に四文字だけの戦書を送ってくる——「完璧帰趙」。

この四文字が、この話の中で一番重かったです。

それでは37話を一緒に見ていきましょう!

孤高の花 37話のあらすじ

目を覚ました娉婷に、何侠は「ここが気に入ったなら安心して住めばいい」と言います。

娉婷は静かに返します。もし本当に住み続けたとして、駙馬(ふまー:公主の夫のこと)は安心でいられますか。公主殿下はどうですか、と。

この問いかけ、鋭くて好きです。「ここにいてほしい」と言う男に、「でもあなたには公主がいる」と静かに突きつけてる。感傷じゃなくて現実の話をしてる。

何侠は「重要なのはそこじゃない、俺の心にはずっとお前がいる」と言い張ります。過去に戻ろうとは思っていない、でも一からやり直せる、楚北捷のことは忘れさせる、いつか敬安王府も再建してみせると言い切りました。

一方、酔菊は部屋をうろうろしながら心配しています。耀天公主がやってきたら白姐姐(姐姐:お姉さんを意味する親しみを込めた呼び方。酔菊は娉婷をこう呼んでいます)はどうすればいいのか。公主が意地悪をしてきたら。

でも娉婷は落ち着いていました。敵が来れば戦えばいい、水が来れば土で防げばいい——公主が意地悪をしてくれるなら、むしろ好都合だと言うのです。何侠がいる限り自分たちだけでは逃げられない、強い立場の誰かに追い出してもらう必要がある。目標はひとつ——生き延びて、逃げること。

この娉婷の冷静さ、何侠への感情と完全に切り分けてるのがわかって、なんとも言えない気持ちになります。心の中はどうだかわからないけど、表に出している言葉は全部「現実」の話なんですよね。

夕方の宴席。娉婷は自ら耀天と何侠に酒を注ぎます。命を救ってもらったお礼として、と言いながら。すると耀天公主は「琴が上手いと聞いている、一曲聴かせなさい」と命じました。

一曲が終わっても、また一曲。

また一曲。

娉婷が力尽きて倒れるまで、弾かせ続けました。

公主の顔、想像するだけでイライラします。救ったのも「親切心」じゃないし、弾かせ続けるのも「鑑賞」じゃない。全部計算の上で動いてる。

何侠はもう公主の顔色を構っていられなくなり、駆け寄って娉婷を抱きかかえ、寝室に連れ帰ります。太医(宮廷の医師)を急いで呼ばせました。耀天公主は夫に無視される形で宮に戻るしかなく、娉婷への憎しみをまた一段と深めます。

翌朝、目を覚ました娉婷の傍らに何侠が眠っていました。

娉婷は急いで起き上がり、扉を開けて言います。もう自分たちの間には何もない、同じ部屋にいるのは適切じゃない、公主に知られたら厄介なことになると。何侠は「俺は何でも受け止める、お前を必ず守り切る」と言いますが、娉婷の表情は動きません。

その頃。雲安城の外50里のところに、楚北捷が大軍を率いて到着していました。

陣を張って、漠然(部下)に耀天公主への使いを命じます。伝える内容は——白娉婷を引き渡せ、さもなければ白蘭を攻める。無辜(無関係の民)を傷つけたくはない、命が惜しければ白娉婷を出せ、というものでした。

朝廷に届いた戦書には、四文字だけ書かれていました。

「完璧帰趙」——かつて趙の恵文王が強国から名玉を無傷で取り返した故事から来た言葉で、「もともと自分のものを傷つけずに返せ」という意味です。

何侠は筆を取り、四文字で返します。「不自量力」——身の程知らず。

このやり取り、短いのにずっしりきます。楚北捷にとって娉婷は「完璧」——あの故事の名玉と同じだという意味ですよね。大げさに言葉を並べなくても、四文字で全部言ってる。

朝廷では貴丞相が「娉婷を差し出して白蘭の民を守るべきだ」と主張しましたが、耀天公主は何侠の側に立ち、何侠をこの戦いの主帥(総大将)に任命します。

出征を前に、何侠は冬灼(部下)に娉婷の世話を言いつけ、府中の全員にこの戦のことを口外しないよう厳命しました。

でも酔菊は早朝のあわただしさを見て、通りかかった侍女に「何があったの?」と聞いてしまいます。「駙馬様が戦に行かれるんですよ」という返事を聞いた酔菊の顔が、ぱっと明るくなりました。

駙馬がいなくなるなら、逃げられるかもしれない。

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孤高の花 37話の感想まとめ

この話で一番きつかったのは、宴席の場面です。

「もう一曲」と命じるたびに弾き続けるしかない娉婷。立場上断れないし、体が保たなくなるまでやめられない。見てて「早く終わってくれ」とずっと思っていました。

何侠が飛び出していったのは、あの場面では唯一まともな行動でしたが、それで公主が傷ついて、憎しみが増す。どこにも出口がない状況が続いています。

楚北捷の「完璧帰趙」は、戦書なのに言っていることはシンプルなことだけ。軍を動かして、四文字だけ。それが逆に重かったです。

何侠の「不自量力」という返しも、気持ちはわかります。でも、どう見ても楚北捷の方が立場が強い。貴丞相も娉婷を差し出すべきだと言っている。何侠が娉婷のために戦場に出る覚悟を持っているのは本物だと思います。でも娉婷が楚北捷への気持ちを完全に断ち切っているかというと、この話を見ている限りそうは思えない。

酔菊が「逃げよう」と思ったところで37話は終わります。娉婷もその気持ちは同じで、朝に何侠に「もう関係ない」と言ったのも、逃げるための距離を保つ必要があるからだと思います。

倒れるまで弾かされた夜、傍らで眠っていた男に「もう関係ない」と言わなければならなかった朝。娉婷のその表情が、ずっと引っかかっています。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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