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クルミットです♪
第21話は、これまで積み上げてきた時間の重みが、
一瞬の再会で突きつけられる回でした。
「三年」という空白が、
こんなにも残酷な形で描かれるとは思いませんでした。
それでは第21話を一緒に見ていきましょう!
恋狐妖伝 21話のあらすじ
三年の時を経て、東方月初は再び南宮家主の前に立ちます。
目的はただ一つ、妖盟に向けられた疑いを晴らすこと。
失踪した一气盟の弟子たちを、
南宮家主は妖盟の仕業だと断じますが、
月初は冷静に切り返します。
徹底的に調べるなら、盟主である塗山紅红に直接申し出ればいい、と。
南宮家主は、
月初が人族でありながら妖盟に肩入れしていることをなじります。
しかし月初は一歩も引きません。
両盟が争えば、苦しむのは民。
自分は未来のために動いているだけだと。
そのやり取りを、
塗山紅红は遠くから見ていました。
けれど――
彼女の目に映る東方月初は、
もはや「知っている誰か」ではありません。
彼女は、彼を忘れていました。
場面は変わり、人族の街。
「娘が采花恶妖にさらわれた」という告示が貼り出され、
騒ぎは一気に広がります。
涂山红红は事態を重く見て、
再び人族の地へ向かうことを決めます。
この事件の裏で動いていたのは、
南宮家主と手を組んだ过过。
彼の目的は、最後の営造図を手に入れることでした。
混天典狱では、
囚われの妖たちが不穏な空気を漂わせています。
律笺文は規律を守るため、容赦なく彼らを制圧。
そんな彼女のもとに、
采花贼事件を引き継ぐ命が下されます。
一方、東方月初は付澄に協力を頼み、
胭脂水粉を餌に采花贼を誘い出そうとします。
しぶしぶ了承した付澄の前に現れたのは、
穏やかな物腰の男、颜如山。
優しげな言葉と態度に、
付澄は違和感を覚え、
その場を切り抜けます。
各地で目撃された采花贼の容姿が
まちまちであることから、
涂山红红はある可能性に思い至ります。
易容に長けた妖――
それは、かつて涂山容容が弟子として迎えた者。
容容もまた、
颜如山という名前に聞き覚えがありました。
内気で自信のなかった弟子が、
本当にそんな罪を犯すのか。
疑念が深まります。
そんな中、
人間の賑やかな市で、
東方月初は懐かしい店に立ち寄り、
汤圆を二碗注文します。
誰かを待つように。
同じ頃、
涂山红红と东方洛も、
別の場所で汤圆を口にしていました。
人族の食べ物を好まない彼女が、
これだけは昔から食べていたもの。
すれ違う記憶と現在。
同じ味を、
もう共有することはありません。
付澄からの知らせで、
月初は采花贼が動いたことを知ります。
律笺文の嗅覚を頼りに追跡を始めますが、
その間に付澄が姿を消してしまいます。
真犯人は一人ではありませんでした。
混乱に乗じ、
過过は付澄から記憶を奪い、
混天典狱に関わる重要な情報を手に入れます。
追い詰められた付澄は、
かろうじて「混天典狱」「付家」という言葉を残し、
意識を失います。
調査が進む中、
过过と南宮家主は密道から混天典狱へ侵入。
囚われていた恶妖たちを解き放ち、
人妖の対立を決定的なものにしようとします。
混乱の最中、
東方月初と塗山红红が現れ、
脱走した恶妖たちを制止。
実際に逃げ出したのは、赤砂魔盗団のみでした。
しかし过过はすぐさま動き、
「塗山红红が劫狱して妖を逃がした」
という噂を流します。
そして――
三年ぶりの再会。
混乱の中で、
東方月初は塗山红红とすれ違います。
久しぶりに見た彼女の姿に、
抑えきれない喜びが込み上げます。
けれど、
塗山红红は彼を見ても立ち止まりません。
まるで、
初めて会った人のように。
東方月初は立ち尽くし、
彼女が涂山容容と东方洛のもとへ向かう背中を見送ります。
目に浮かぶ涙を、どうすることもできません。
律笺文は、その様子を静かに見つめ、
彼が彼女を慕っている理由を、
言葉にしなくても理解したのでした。
恋狐妖伝 21話の感想まとめ
第21話は、
再会が救いにならないこともあると突きつけてくる回でした。
三年の努力も、
積み重ねた想いも、
一瞬で空白にされてしまう残酷さ。
忘れられている、という事実がこれほど痛いとは
それでも東方月初は、
声を荒げることも、
引き止めることもしませんでした。
ただ、その背中を見送っただけ。
塗山红红の「忘却」は、
彼女が選び続けてきた責任の代償なのかもしれません。
そして事件は、
南宮家、过过、混天典狱へと繋がり、
さらに大きな渦へ。
感情と陰謀が交差し始め、
物語は新たな段階へ入りました。






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