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クルミットです♪
西門家に追い詰められ、空腹と恐怖に震えるフ・オウセイ。かたや、盟主として堂々と乗り込むトウホウ・ゲツショとトサン・コウコウ。月啼カのあまりに強引すぎる「責任を取らせるための提親」作戦には、思わず画面に向かってツッコミを入れてしまいました!そんなドタバタの裏で、迷離陣に囚われた二人の心には、決して見てはいけないはずの疑念の種がまかれています。それでは31話を一緒に見ていきましょう!
【恋狐妖伝】 31話のあらすじ
西門家で逃亡生活を送るフ・オウセイは、空腹のあまり厨房で大餅をかじっていました。その時、耳にしたのは「尋宝に関わった弟子は全員始末する」という物騒な噂。怯えて身を潜めていると、そこへ東方月初、塗山紅紅、そして長老の三人が現れます。長老が月初を「盟主」と呼ぶのを耳にしたフ・オウセイは、神にもすがる思いでその背中を見つめます。
長老と月啼春のやりとり、昔の恨みを今さら蒸し返してブチ切れる月啼春に笑ってしまいました。長老がタジタジになっている姿、なんだか微笑ましいですね!
西門家主は七宝妙樹皮の存在をきっぱり否定。東方月初と塗山紅紅に対しても一歩も引かず、むしろ一気盟からの脱退を匂わせるほどの強気ぶりです。月啼春は怒りのあまり現地へ乗り込みますが、西門家主はすでに南林へ向かった者たちを始末済み。証拠は何も残っていません。
その頃、フ・オウセイの前に月啼カが姿を現します。彼女はフ・オウセイが七宝妙樹皮の真の持ち主であることに気づいていないのを利用し、あの手この手で翻弄し始めました。盗賊を装い、泣きついて妹を演じ、最後には抱きつく。そのなりふり構わなさがすごいです。
月啼カの必死さ、もはや悪趣味を通り越して執念すら感じます。必死に逃げるフ・オウセイとの追いかけっこ、コミカルすぎて緊張感があるのかないのか分からなくなっちゃいます。
西門家主は月啼カに調査を命じますが、当然七宝妙樹皮は見つかるはずもありません。代わりに要求されたのは「三滴の血」。それも毒蛇を使って採取するという異様な方法です。塗山紅紅は慎重に毒を確認した上で許可しますが、そこには西門家主の狡猾な罠が仕込まれていました。違和感を察知した東方月初と塗山紅紅は、あえて深追いせず、敵の出方を見ることにします。
月啼カは、七宝妙樹皮を外すにはフ・オウセイに愛されるしかないと気づきつつも、その事実に吐き気を催すほどの抵抗感を感じています。「いっそ殺してしまおうか」と一瞬で殺意を固め、そのまま衝動的にフ・オウセイへキス。驚いて突き飛ばしたフ・オウセイですが、すぐに彼女が自分を庇ったのだと勘違い。顔を真っ赤にしてドギマギする姿は、見ていてこちらまで恥ずかしくなります。
フ・オウセイのチョロさに思わず笑いました。あんなに全力で逃げていたのに、一回優しくされただけでコロッといくなんて!
その後も、七宝妙樹皮の場所を探りたい月啼カと、逃げ回るフ・オウセイの落ち着かない時間が続きます。フ・オウセイの「今までこんなに世話を焼いてくれた人はいなかった」という一言が、月啼カの心に深く刺さったようです。追手に囲まれた際、月啼カは迷わずフ・オウセイを庇いました。その命がけの姿に、フ・オウセイは完全に心を奪われてしまいます。
自身の境遇を語るフ・オウセイに対し、月啼カも少しずつ態度を軟化させます。フ・オウセイが東方月初を頼ろうとすると、月啼カはそれを全力で拒絶。「それなら私に会って、母上に提親しなさい」と切り出します。触れたからには責任を取れという、あまりにも強引な理屈です。
「提親」って、そんな簡単に言えることなの!?月啼カの強引な性格が出すぎていて、呆れるやら感心するやら……。
同じ頃、西門家主は歳浮と手を組み、東方月初と塗山紅紅を迷離陣へ誘い込みます。二人は幻境に取り残され、互いの心にある暗い言葉を突きつけ合います。塗山紅紅は「命を狙われている」と疑い、東方月初は「血を利用されている」と冷たく言い放つ紅紅の幻影を見ます。疑念という名の毒は、すでに二人の心の奥底へ入り込んでいました。
【恋狐妖伝】 31話の振り返り
今回の回を見ていて一番グッときたのは、やはり迷離陣の中での二人です。これまでどんな強敵を前にしても背中を預けて戦ってきた二人が、幻影とはいえ「相手を信じられない」という心の影を見せつけられるのは、あまりにも残酷です。
特に、塗山紅紅が抱く「殺意への不安」と、東方月初が感じる「冷徹な利用価値の指摘」。あんなに強い二人が、幻影とはいえあんなに苦しそうな顔をするなんて。この二人の間にある絆はとても深いけれど、それだけに一度亀裂が入ると脆いのだということを突きつけられた気がします。
一方で、フ・オウセイと月啼カのカップルは、ドタバタしながらも確実に距離が縮まっていますね。最初は殺すことしか考えていなかった月啼カが、自分の身体を使ってでも責任を取らせるという手段に出る。その矛盾だらけの行動が、これから二人の運命をどう変えていくのか。胡尾生の純粋さが、冷徹な彼女の心を本当に溶かせるのか。笑えるシーンの直後にシリアスな幻影シーンを持ってくる構成には、いい意味で振り回されっぱなしでした。
今回の回は、愛の始まりと信頼の崩壊が同時に描かれた、非常に濃い30分でした。疑念の種が芽を出してしまった今、二人がどうやってその歪みを正していくのか。あるいは、そのまま飲み込まれてしまうのか。どちらにしても、この回の小さなヒビが物語全体にどう響いていくのかが、今後の展開で一番怖いところです。
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