惜花芷 第7話あらすじと感想|十里亭の面会で波紋!花芷に脊杖の罰、顧晏惜は“素顔”で寄り添う

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前回は元日に“桃符売り”で活路を開いた花芷。第7話は、十里亭での面会が引き金となり、花家・大理寺・七宿司の思惑が真っ向からぶつかります。雨の都で、花芷は叩かれボロボロに――そこへ仮面を外した顧晏惜が静かに差し伸べる手。緊張と優しさが交錯する名エピソードでした。

惜花芷 第7話のあらすじ

十里亭での送別(流配前の一瞬の対面)※注:江戸で言う“見送りの茶屋”的な場。
沈淇は父の怒りで棒叩きに遭い、吐血しながらも向かおうとしますが足止めに。林婉たちは待てど来ない沈家の影に不安を募らせ、時間が迫る中、花芷が自ら御者になって駆けつけます。軽装の荷に抱夏が身を伏せて押し車、気迫が伝わる序盤です。
鎖につながれた花屹正の手は傷だらけ。花芷は笑って「家が傾いても、一度も泣きませんでした」と告げます。遠くでは大理寺を預かる顧晏恭がその姿を見て「花芷は花屹正より面白い」と嘲笑。男たちに綿衣を着せるや否や、再び脚枷――容赦のない現実。

“会えた”のに、また離れる。綿衣の温かさと鉄の冷たさが同じ画面に並ぶ残酷。

見送りの列へ、顧晏惜が馬で到着。花屹正に、かつて王府で一緒にいた“童子”の件を探りを入れるも、花屹正は口を割らず。そこへ顧晏恭が出てきて一触即発、しかし顧晏惜は「例行の検め」と陳情に捜身を命じます。大理寺の面目を潰すかのように、衣の縫いこみに忍ばせた銀片が見つかり、顧晏恭の顔色は一変。
その場を収めようと花芷が「綿衣は自分が持ち込んだ」と名乗り出ますが、顧晏恭は体面重視で**花芷を大理寺に連行し“脊杖10”**の罰へ。

正義より“面子”。女が一人、全部背負わされる理不尽さに歯ぎしり。

処罰後、雨の石畳へよろめき出る花芷。そこへ仮面を着けていない顧晏惜が現れ、花芷は銅器舗前で庇ってくれた男が彼だと気づきます。顧晏惜は無言で医師へ連れて行き、手当ののち、青崖書院へ。
顧晏惜は銅貨を渡し「困ったら投げて決めろ」と言い、花芷は大槐樹の根元から**“女児酒”18甕を掘り出します(※注:女児誕生時に地中に埋め、良縁の歳月を待つ縁起酒)。それは花平陽が花芷のために用意していた嫁入り道具。二人は協力して17甕を売り170貫に換え、1甕は顧晏惜へ礼として進呈。さらに銭二連**も手渡します。帰路、力尽きた花芷は顧晏惜の肩にそっと身を預け――。

“助けて”と言えない花芷の沈黙を、顧晏惜は聞こえない言葉として受け取る。距離の美学。

名乗りを求める花芷に、彼は「姓は晏、名は惜」とだけ答える静けさ。
屋敷へ戻ると、花芷は林婉・齊蕙蘭・夏金娥へ怒りをぶつけますが、二夫人は反省なく三夫人は逆に小言。花芷の心が砕けそうになった時、呉玉梅が「家は理屈の通りじゃ回らない。あなたは“どうでもいい娘”じゃない」と抱きとめます。部屋へ戻れば、布団はすでに温められていて――。

誰も完璧じゃない。でも、誰も見捨てていない。家はそうやって続く。

一方、七宿司に戻った顧晏惜は「花家を密に見張れ。酒を買い取った質屋は**“質流れ不可・赎当のみ可”**」と厳命。露骨な悪手を封じ、外圧から静かに守る采配が光ります。

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惜花芷 第7話の感想まとめ

まず胸を抉られたのは脊杖の場面。大理寺の体面、顧晏恭の“見せしめ”、女の肩にのしかかる社会的重荷。
それでも花芷は泣き崩れず、金をつくり、道をつくる。青崖書院での“女児酒”は、ただの財産ではなく家族が託した祈りで、その祈りを現金化する手際に現実の重みを見ました。

そして顧晏惜。仮面なしで寄り添い、名を名乗る。派手な愛の言葉はないのに、
雨の往還、肩に寄りかかる花芷を支える腕に**「ここにいる」**の意思が満ちていました。
七宿司での後始末(質屋の“売り抜け”封鎖)も、剣より先に知恵で守る彼らしさ。

家の中は相変わらずギスギス。それでも呉玉梅の台詞が救いでした。
「家は理で動かない。顔も金も、人には替えられない」――泥臭くて、温かい。
花芷が布団の温もりに気づくラスト、“誰かが見ている”優しさでそっと締めるのが好きです。

次回は、女児酒で得た資金をどう活かすか、そして顧晏惜が追う王府・十年前の火事がさらに進展しそう。
顧晏恭との駆け引きも火花必至ですね。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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