惜花芷 第25話あらすじと感想|離れても想いはひとつ――顧晏惜、花芷を娶る決意

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪

第25話は、北地での再会と、それぞれの想いが交錯する胸に沁みる一話。
花家兄弟の再会に涙し、顧晏惜が“花芷を娶りたい”と真剣に思い始める場面には心が温かくなります。
けれど後半では再び刺客の影が迫り、物語は静かに波乱の気配を帯びていきます。

それでは第25話を一緒に見ていきましょう!

惜花芷 第25話のあらすじ

三白城に着いた知らせを聞いた花屹正は、上着も羽織らぬまま庭で妹を待っていました。
そしてようやく駆け寄る花芷を抱きしめ、涙を浮かべながら「泣けるようになったな」と微笑みます。
林婉の名が出ると花芷は沈黙しましたが、兄はすぐに彼女の髪に挿された簪を見て悟りました。

言葉にしなくても通じ合う兄妹の絆――この再会シーンは胸が熱くなりました。

家族の近況を聞いて安堵した花家の兄弟たち。
花屹正は「北地に来て以来、国と家、君と親、どちらが重いのかずっと悩んでいた」と本音を明かします。
花芷は「お兄様は間違っていない」と力強く答え、さらに「五十万の金であなたを赎い出す」と計画を打ち明けました。
しかし花屹正は静かに首を振り、「子どもたちと共にここで過ごしている今が十分だ。
ただ、柏瑜を連れて帰ってくれ」と頼みます。
けれど柏瑜も「父と離れたくない」と拒否。

そんな中、花家三爷・花平彦は「北地を出たい」と花芷に願い出ますが、彼女は今は時期ではないと説得しました。

一方、顧晏惜は北地の将・吳永を訪ね、自ら七宿司の司使であることを明かします。
「昭国の間者と通じた疑いがある」と追及しますが、吳永は天を仰いで誓い、潔白を主張。

その夜、花芷は悪夢にうなされます。
夢の中で花屹正の姿が霧の向こうへ消え、目覚めると、そばで顧晏惜が見守っていました。
花芷は北地の貧しい民に薬包や食糧を分け与え、感謝した衙差たちは「今年は花屹正の労役を免除する」と申し出ます。
人の温かさに花芷は微笑み、花家にようやく希望の光が差しました。

花平陽は杏干を渡しながら「娘に名をつけた、鸢儿だ」と照れくさそうに話します。
花芷は笑い、「可愛い名前ね」と優しく頷きました。

そんな中、花平陽が花芷に恋の話を切り出します。
「お前と顧晏惜のこと、どうなってる?」
花芷は少し間を置いて、「身分が違う。結ばれる保証なんてない」と正直に答えます。

ところがその頃、花平陽が呼び出され、将軍府へ連行されます。
帘の奥から顔をのぞかせた顧晏惜は、花芷が言っていた“四叔”と気づき、思わず目を見張りました。
面を被っていたにもかかわらず、花平陽は一瞬で悟ります。
――花芷が想う相手は、この七宿司の司使だと。

屋敷に戻った花平陽は、花芷に確かめます。
「まさか、あの人が……?」
花芷は否定せず、静かに言いました。
「たとえ身分が違っても、私は後ろを振り返らない。」

その言葉を、扉の外で顧晏惜がすべて聞いていました。
そして花平陽が去った後、部屋に入った顧晏惜は花芷を強く抱きしめます。

花芷の“覚悟の愛”と、顧晏惜の無言の抱擁――互いの心が完全に結ばれた瞬間でした。

翌日、顧晏惜は吳永に“取経”します。
「どうすれば女性を正しく娶ることができるか」
吳永は笑って、「それには天の時、地の利、人の和が要る」と説き、
「時を待ち、場所を選び、心を通わせること。それが三つ揃えば、きっと上手くいく」と助言しました。
顧晏惜は真剣に聞き入り、その瞳には“花芷を妻に迎えたい”という決意が宿っていました。

一方、昭国の密信を調べていた吳永は手がかりを得られず、顧晏惜は「おそらくこれは囮だ」と分析。
「敵は我々を北に引きつけ、都で何かを仕掛けているのかもしれない」と不安を募らせます。

やがて花芷が三白城を発つ日が来ました。
花屹正は自ら城門まで見送り、「鬼神を信じぬが、これはお守りだ」と護符を握らせました。
花芷は涙を堪えて深く頭を下げ、兄と別れます。

城を出て顧晏惜と合流。
「皇都で何か起こっている」と顧晏惜は低く呟きます。
二人は不安を抱えたまま帰路へ――しかし、すでに敵の罠は動き出していました。

以前助けた山賊・牛横たちが刺客に襲われ、全員が殺害。
刺客たちはその装束を奪い、山谷で待ち伏せます。

商隊の姿で進む花芷たちを見た刺客は、道を塞ぎます。
花芷は金を差し出し、「婦人と子どもを先に通して」と懇願。
一見、彼らは応じたように見えましたが――花芷が離れた途端、「男は殺せ!」と殺意をあらわに。

顧晏惜は即座に剣を抜き、応戦。
陳情と李猴が背後を守り、激しい戦いが繰り広げられます。
刺客たちは顧晏惜の剣技に驚愕し、ついには「司使だ!」と叫びました。
狙いが自分であると悟った顧晏惜は、仲間を守りながら必死に戦い続けます。

逃げ延びた護衛が花芷に報告すると、彼女は馬を返し、
「彼が危ないなら、私が行く!」と叫び、再び谷へと駆け戻っていきました。

命を懸けて守り合う二人――この緊迫感と愛の強さが本話の最大の見どころです。

スポンサーリンク

惜花芷 第25話の感想まとめ

第25話は、愛と別れ、そして再び迫る危機が描かれた波乱の回。
北地での家族の絆、兄妹の涙、そして顧晏惜と花芷の深まる想いが丁寧に重ねられていました。

中でも印象的だったのは、顧晏惜が「花芷を娶る方法」を真剣に尋ねる場面。
これまで冷静で堅物だった彼が、初めて“恋する男の顔”を見せた瞬間でした。

立場も違えば、背負うものも違う――それでも一緒に生きたい。
そんな二人の決意が、北風のように強く、まっすぐに胸に響いた回でした。

次回、山谷での戦いの行方と、二人の運命がどこへ向かうのか――

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメントする