白華の姫-失われた記憶と3つの愛-あらすじ-16話-17話-18話-感想付きネタバレでありで!

白華の姫

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兄・容斉に裏切られた容楽は、無憂を信じて賭けてみようと思いますが、実は無憂は山河志目当てで自分を誘惑したと知り、すべてを捨てて逃げ出そうとします。しかし追手に捕らえられ、攏月を失い、絶望の中で傅筹との結婚の日を迎えることになります。そんな中、無憂は漫夭と容楽が同一人物だとようやくわかり、傅筹と容楽の婚儀に「ちょっと待った~!」と乗り込み、花嫁をさらって思雲陵に立てこもります。

いくら立てこもるのに最適な場所だといっても、こんな時でも亡き母の墓か、とツッコまずにはいられませんが、無憂がぶち壊した結婚式はどうなるのか、西啓と北臨の関係はどうなってしまうのか、色々心配です。極上の修羅場をお楽しみください♪

【白華の姫】(ネタバレあり)

第16話「すれ違う心」

無憂と容楽は思雲陵に立てこもる。今までのことは水に流して、あらためて容楽を娶りたいと説く無憂だが、短い間に何度も人に欺かれた容楽は信じられず、すべてを拒み離れて泣き続ける。三日後、無憂は閉じていた陵の扉を開け、「生涯かけてそなたを想い続ける、そなたと民を決して裏切らぬ」と誓うが、容楽はそのまま陵を出ていくのだった…
思雲陵は三日間立てこもれるほど設備が整っているのでしょうか。そんなわけないか♪

容楽が思雲陵から出て来ると、待ち構えていた北臨帝は臣下の離間を図った罪で容楽の収監を命じる。傅筹が跪いて恩情を求めるが、北臨帝は聞き入れない。出てきた無憂が「これは自分一人でやったこと」と容楽を庇い父帝に頭を下げたため、北臨帝は容楽の解放を許し、今後この件には二度と触れるなと命じる。容楽は傅筹の手を拒み、無憂は陵の中へ戻る。
この状況いたたまれない…望まない結婚だったとしても、大勢の前でえらい晒し者で…

容楽は将軍府に戻るが、婚姻の飾りつけがされたままの部屋で居心地が悪い。傅筹は三日遅れの誓いの杯を交わそうと言うが、容楽は拒んで酒を床にこぼす。傅筹は心から容楽を思い幸せにしたいという気持ちを説き1年の猶予を求めるが、容楽は離縁してほしいと頑なな態度を崩さず、傅筹はひとりで乾杯するしかない…
容楽は自分で片づけないから、ベタベタする酒を気楽に床にこぼすね、と思う庶民です♪

漫夭捜索時に、配下が暴行や略奪を行い多数の死傷者を出した罪で、無郁が禁衛軍に拘束される。無憂はいまだ思雲陵で萎れていたが、昭蕓の懇願に陵を出て、自分の責任だと訴える。無憂は爵位を剥奪され、都からの追放、南境の領地の管理をすることに。しかし重臣の楊惟が「十数名の失われた民の命は戻らない、それでは民が納得しない」と訴えたことで、無憂は軍棍50回の杖刑を命じられる。
皇太子は、傅筹の進言で無憂の代わりに政務の補佐も任されることになり、禁足も解かれる。無憂の杖刑を見て溜飲も下がり、痕香の誕生日に東宮で大規模な宴を開くことに。
杖刑50回は命にかかわる結構重い罰ではあるのですが、民はそれで納得するのでしょうか。それに実際に疑われた無憂や無郁の配下としては悔しい話じゃないのかなぁ…

孫継周は南境に下野する無憂を支えるため、青州に帰郷することに。それを機に娘の雅璃と無憂を結ばせようと考えるが、雅璃は王妃になりたくないと訴える。孫継周は雅璃に「お前の結婚は孫家の繁栄を左右する」と強く言い聞かせる。
傅筹に孫継周から酒楼に呼び出しの書簡が届く。傅筹が出向くと、呼び出したのは孫継周ではなく雅璃だった。雅璃は「南境でお会いしてからずっと慕っていた」と想いを告げる…
父も粘着質ですが、娘の雅璃も新婚ホヤホヤの傅筹にする告白ではないですよね…

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第17話「都落ち」

雅璃は、青州に行きたくない、将軍のお側に居たいと想いを伝えるが、傅筹はそれには応えられないと言う。しかし雅璃がすがって泣いて懇願したため、傅筹は雅璃が作った香り袋をひとつだけもらって帰る。
あの香り袋詰め合わせとか、雅璃のそういうところが女として重くてウザい感じが…

無憂と無郁は南境出発のため北臨帝に別れの挨拶に。北臨帝は無郁の無罪を信じて大理寺に捜査を依頼していたのだという。南境に行かせるのも、転地によって心機一転をはかるようにという親心だった。「朕の国土は任せるに足る者に任せたい」と真情を吐露する父帝に、ずっと冷え切っていた無憂の心もほどけかけていた。
無憂が北臨帝へ向けるまなざしが柔らかいです。親子関係は雨降って地固まったかな?

傅筹と容楽は北臨帝に婚姻の挨拶に宮中に出向くが、二人を見た宮女たちは容楽の悪評を聞こえよがしに噂する。無憂と無郁に鉢合わせして気まずい空気になるが、無郁は雅璃と無憂の縁談をわざと吹聴してみせる。北臨帝に謁見を拒まれた上に、街中でも容楽の悪い噂が囁かれ、子供たちに石を投げられる。容楽は気にしなかったが、馬車が攏月楼の前を通った時に懐かしさで思わず身を乗り出すのだった…
無郁のせいで無憂と容楽はこじれたのに、無憂のために無郁が頑張る方向間違ってる~

将軍府に戻った容楽は、無郁と無憂が負うことになった民への危害は傅筹の仕業かと問いただす。北臨帝が拝謁を許さなかったのもそのせいだと。しかし傅筹は、非難であっても容楽が本音をぶつけてきたことは信頼の始まりだと前向きにとらえる。
雅璃は皇后に「都を離れたくない、おそばに置いてほしい」と直訴するが、無憂と雅璃の縁談を聞いた皇后は、むしろ青州に行って仲を深めるべきと勧める側にまわる。
無憂は漫音閣にひとりこもって、自分も運命に翻弄される駒にすぎなかったのか、と思いを巡らせる。心配してやってきた昭蕓にまで容楽を悪く言われ、無憂は断ち切るように、漫音閣に鍵をかけるようにと冷炎に命じるのだった。
なんだかみんなで、寄ってたかって面倒くさい方へこじれさせようとしている空気が…

無郁は昭蕓に、都を離れる前に今まで秘めていた思いを打ち明ける。昭蕓は容楽に教わって作った木彫りの無郁像を差し出す。喧嘩ばかりの不器用な二人の想いはようやく通じ合う。
一方、容楽が傅筹に連れていかれた攏月楼では、沈魚が店の再開の準備をしていた。傅筹が容楽のために楼を開かせたのだ。容楽は攏月のためにも店を続けることにする。容楽は唯品閣の奥で攏月の位牌に跪く蕭煞の姿を見て、攏月を死に追い込んだのは蕭煞だと激しく非難する。しかし蕭煞は使命のためには公主を守り続ける、という。
無憂のことさえなければ、傅筹ほど大事にしてくれる夫はなかなかいないのですが…

南境への出立の日、無憂に厳しい処罰を求めた楊惟が、敬意をこめて城門で見送ってくれた。ともに南境へ向かう雅璃は、傅筹のいる都に後ろ髪を引かれていた。
一方、将軍府では傅筹が容楽を笑顔にしたいと、泠月から容楽の趣味を聞き出そうとしていた。茶道と沈魚の琴が好きだと聞いた傅筹は、容楽の部屋の外でわざわざ取り寄せた楽譜で琴を奏でてみせるが、容楽の反応は鈍い。
傅筹、必死ですよね…必死すぎてむしろ引くくらいなのですけど、彼なりの優しさ…か?

東宮には痕香への贈り物が沢山届けられていた。そこに皇太子妃がやってきて、痕香の誕生祝の宴の件を聞かされて激怒し、傅筹からの贈り物をそれと知らずに壊してしまう。痕香は帰宅した皇太子の前で皇太子妃に突き飛ばされたように装い、傅筹からの贈り物を壊されたと訴える。皇太子は激高し、廃妃をちらつかせて皇太子妃を追い出す。
愛する傅筹からの贈り物を壊されても咄嗟に工作に利用する、痕香は根っからの間者~

容楽は突然倒れ、うなされた夢の中で余世海の屋敷の隠し部屋で見た記憶がよぎる。目覚めた容楽は、泠月が容斉からの薬を飲ませたと聞き、薬を飲むのをやめることにする。
翌日容楽は、皇太子からの宴の招待が、自分の替え玉である「香夫人」の誕生祝いの宴と聞いて興味を抱き、出席したいと言う。そして容楽は薬の出がらしを沈魚に調べさせる…
薬が怪しいのは、出所の容斉かそれとも泠月が怪しいのか、全員怪しくて困りますね

第18話「寵姫の誕生祝い」

容楽は沈魚に薬の出がらしを渡し、薬の内容を調べてほしいと頼む。容楽は今や西啓の人間を信じられなくなっており、自分が長公主なのかどうかも怪しいと感じていた。傅筹は沈魚の足取りを項影に尾行させていたが、その報告を聞いても容楽がどう暮らしているかの方に関心が強いため、項影は傅筹が容楽に情が移ることを心配する。
東宮の宴の日、傅筹が特別に容楽のためにあつらえた衣装が届けられ、泠月はしきりに傅筹の恩情を容楽に強調するが、容楽は一切見向きもしない。しかし傅筹が届けさせた青州の献上品の干し棗は無憂との日々を思い出させ、傅筹はその表情を見逃さなかった。
泠月の突然の傅筹推しはなんなのでしょう。泠月と沈魚は信用できるのか怪しいです

東宮の宴の出席者はなぜか容楽に対して一様に敬意を示していた。痕香は容楽に、傅筹が手をまわして容楽を守らせたのだと密かに種明かしする。昭蕓は無憂を傷つけた容楽に冷たいが、宴には昭蕓にしつこくしていた清河王の世子も出席し、皇太子に昭蕓を妾にと申し出る。容楽が昭蕓を守ったため、世子が無憂のことを持ち出して容楽を中傷する。すると傅筹が世子を蹴り飛ばして場は騒然となる。痕香は傅筹の目配せの合図で席を外す…
清河王の世子の女癖の悪さが、短い場面でこれでもかと語られていて笑えますね♪

世子は皇太子に公正な裁きを求めるが、そこに痕香が戻ってきて「侍女が首を吊っていた」と騒ぐ。その侍女・小翠は以前世子に絡まれていたため、それが原因で自害したのではとされ、怒った皇太子は清河王府の人間の出入り禁止を命じる。傅筹と容楽は宴を辞すことにするが、追いかけてきた痕香は、容楽の目の前で螺鈿の小箱を「皇太子からのお詫び」と手渡す。容楽はその様子に何か不自然さを感じる。
容楽の気を引くため侍女を殺して世子退治を演出したとか?傅筹ならやりかねない…

沈魚が調べた薬は、頭痛の薬で問題なかった。容楽は沈魚を深く信頼するようになり、今度は「天香楼の芸妓・痕香」の素性を調べるように依頼する。
傅筹は小箱の密書によって、痕香に東郊客桟へと呼び出された。しかし痕香が持ってきた情報は些細なもので、痕香は皇太子との生活に嫌気がさして傅筹に会いたかったのだ。
痕香と雅璃と、二人の女性に愛されて傅筹モテモテ!でも傅筹を好きな女って重い系…

北臨帝は東宮での騒ぎが寝殿まで聞こえたと皇太子を叱責し、芸妓を今日中に追い出さなければ廃太子だと脅しをかける。しかし皇太子は叱責すら聞き流し、痕香を追い出すつもりはまったくない。皇太子妃は呆れて、これ以降は口を閉ざすことに。
登場人物の中で、皇太子妃ほどできたひとはいないのではないかと内心尊敬しています

将軍府に昭蕓が訪れ、清河王の世子が辺境に流刑になったことで容楽に感謝し、元のように仲直りすることに。昭蕓は無郁に美しい字で文を書きたいからと、容楽に字を教わるが、練習した文字を見て泠月が笑ってしまう。昭蕓と泠月が追いかけっこして静謐園は珍しく笑い声に包まれた。傅筹はそれを見て満足げにほほ笑むのだった…
この傅筹の笑顔はかわいいですよね。エンディングの笑顔はこの場面だったのですね♪

西啓帝からの密書には「容楽に山河志の手掛かりを尋ねてほしい」とあった。傅筹は、容楽と無憂の決裂には無憂に山河志が渡ったことが関係しているのではないかと推測する。しかし一向に南境で動きを見せない無憂の様子が不安になり、傅筹は項影を南境に遣わす。
項影は、傅筹に通じている南境の豪族・鄭英に会うが、無憂に接触できないまま支援をねだる鄭英たちに、項影は「恩知らずは養えない」と冷たく釘を刺すのだった。
傅筹は西啓だけじゃなくて、南境の豪族たちとも手を組んで何をしようというのやら

無憂に父帝から「南境は近来反乱を起こす流民が増えているから調べてほしい」と密書が届き、自分が南境に送られたのは密使としての意図があったと、無憂は察するのだった。
一方、傅筹は西啓帝の密使と接触していたが、西啓は裏で南境の反徒に兵糧を送っていたのだった。容斉は容楽の処遇について釘を刺してきたため、傅筹は苛立つ。
その頃容楽は、沈魚から「痕香は西啓の出身」という情報を得る…
北臨帝は思った以上にいい人なのに、西啓の思惑は思った以上に黒いことにがっかり…

孫継周と鄭英の土地争い問題が勃発し、双方が言い分を申し立てて無郁は困惑する。孫継周は無憂が味方してくれると期待するが、無憂はしきたりに従うようにと介入しない。喜んだ鄭英は、跡取りのいない孫家を揶揄し、一人娘の雅璃を鄭家の息子に嫁がせれば土地は鄭家のものになると威圧してみせた。雅璃は鄭家の縁談と無憂の二択を迫られることになって悩みを深めるが、そこに無憂が雅璃に美しい腕輪を贈ってきた…
孫継周が雅璃に「孫家の繁栄」の圧をかけるのは、一人娘で後がないせいなのですね~

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16~18話の感想

前回までは「公主のドキドキ二重生活編」でしたが、今回からは第二部、「将軍府の新妻ライフ編」に突入です♪ …これまであまりニコリともしなかったクールガイの傅筹ですが、新妻容楽の気を引こうとあの手この手で、まぁ…必死なことこの上なしです。攏月楼を再開させ、宴に特上の衣装をあつらえさせ、容楽が笑ってはしゃいでいると、まるでクララが立ったのを見たハイジのように、極上の無邪気な笑顔を見せる傅筹… それを項影も痕香も「情が移ったら」って心配していましたが、情が移ったどころじゃないと思いますよ。どっぷりですよ!!あの傅筹の必死さを見ても、グラっともこない鉄のハートを持つ容楽はある意味すごいと思います。普通ほだされますよ、あそこまでされたら…

一方、無憂たちは南境に都落ちしました。もともと南境は反乱が起こって傅筹が鎮圧した地域のはずですが、傅筹が鄭英と手を結んでいて、西啓帝が兵糧を送るなど何か企んでいるようです。都ではあまり見られないような欲望丸出しの地方豪族たちの駆け引きに、無郁は引っ掻き回されて困り果てていますが、無憂は我関せず。南境でわざと事を起こさせて、あぶり出しを狙っているのでしょうか。北臨帝はどうも、以前ほど傅筹を信頼していないというか、むしろ内心疑惑を抱いているような節が…

しかし傅筹は孫雅璃と痕香という、二人ともじっとりした湿度の高そうな女性に想われて、彼自身の持つ闇がますます深まりそうな感じです。痕香はあの皇太子に侍っていないといけないのだから、多少愚痴ってもしょうがないとは思うのですが、雅璃は…私はちょっと、いやかなり苦手です。あなたのために毎月匂い袋を作りました、ってぎっしり詰め合わせを見せられて、果たして感動する男はいるのでしょうか。雅璃は雅璃であの父親に「お前にかかっているぞ~」ってお家の存続のプレッシャーをかけられ、勘違い皇后にまで圧をかけられ、気の毒と言えば気の毒ですなんですけどね。
誰か高貴でシングルな王子様が雅璃を幸せにしてあげればいいけど…あっそういえばお兄様が空いている?? そう、北臨は最低9人(無郁が第九皇子)の後継者候補がいるのでそういう意味では盤石ですが、西啓皇帝は病弱でシスコンで、女の影が見当たらないのは国としてどうかと思います。雅璃を公主に任じて西啓と再度和親!それで解決…しませんね♪
いやほんと、状況として北臨の公主を西啓にお嫁入りの方が、現実的にアリだったのではないかと思うのですが、それでは根本的な設定の否定になってしまいますね♪

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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