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クルミットです♪
とうとう最終話を迎えました。
容斉が言っていた「完全な解毒法」とは、容楽に容斉の血を輸血するということで、容斉は命を賭して最愛の漫児を守りました。
そして漫児としての記憶が戻った容楽… 多くの命と運命が弄ばれた復讐劇も、ようやく終わりを迎えます。誰が生き残り、どんな道が選ばれていくことになるのか、最後までしっかり見届けましょう♪
【白華の姫】(ネタバレあり)
第58話「山河の志」
蕭可から容斉が自分の命を使って解毒したことを聞かされ、記憶が戻った容楽は今までの容斉がしてきたことすべてを理解して泣き崩れる。
蕭可はよくこの手術を引き受けましたよね。容斉はなんて言って説得したのやら…
正殿では、林申が痕香に子の命の選択を迫っていた。痕香は念児を選んだと見せかけて容楽の子も救出し、致命傷を受けながらも北臨帝に赤子を託す。傅筹も念児を父帝に手渡す。痕香は傅筹に「来世でもあなたを探す」と言い遺して絶命し、傅筹は「来世では私と出会うな」と返す。
北臨帝に見せた傅筹の最後の笑顔が最高でした。もっと早くこの笑顔が見たかったです
無憂は林申を倒すが、傅筹は林申から毒を受けており、無憂に託すように「念児…」とつぶやいてこと切れる。無郁たちが駆け付けたのを見た北臨帝は、ここまで耐えてきたが倒れてしまう。自分の過去の行いを悔いながら、子供たちに後を託し、北臨帝は雲貴妃のもとへ旅立つ。苻鴛は最も愛し憎んだ宗政允赫の死に動揺したものの、自業自得だと吐き捨てる。
林申の死には鼻でフンだったのに、北臨帝の死には超動揺。林申がちょっと可哀想♪
正殿に行方不明だった容楽=漫児が姿を現す。苻鴛は「お前のせいで容斉がどれだけ苦しんだか」と罵倒するが、無憂が「すべての元凶はお前だ」と喝破する。今やすべてを失った苻鴛は炎の中に身を投じ、陰謀まみれの人生に自ら終止符を打つ。漫児は玉座の容斉の目を閉じ、最期の言葉の意味を思い涙するのだった。
死んだ傅筹が、容楽にガン無視されるのってちょっとあんまりですよね。容楽~ちょっと見てあげて~!妹の横に死んでいるのは、あなたを救うために死んだ元夫ですよ~
その後…無憂は傅筹=宗政無筹と、痕香=秦湘を二人並べて葬り、墓前で母・雲貴妃に教わった曲を土笛で奏でて供養する。容楽は西啓からまだ離れられずにいたが、無憂はそっとしておくことにする。容斉から託された文には、無憂に漫児を愛し添い遂げてほしいという願いと、容斉の死によって滅びる西啓の民を受け入れてほしいとあった。
小荀子は最後まで容斉へ忠義の人でした。正殿玉座に亡骸運んだのも彼ですものね…
漫児は西啓で容斉を弔う日々を送っていた。例の山荘にある容斉の墓は、蕭煞が墓守をしていた。漫児は「天命の毒」の名前の由来は「運命を選ばせる」からだと悟り、容斉の犠牲を受け入れつつ、ひとり今年の青梅酒の味見をするのだった。
北臨帝は苻鴛に「天命」を使った時、記憶を消す毒、くらいのつもりだったのかもしれませんが、彼もまたその時に、死に際まで悔やむような運命の選択をしたことになりますね
臨安門。それはかつて西啓の長公主・容楽が輿入れのため、仮面の姿で北臨に足を踏み入れた場所だった。あの日頑なに姿を見せなかった無憂は、今は容楽の帰りを日々、笛を吹きながら待っていた。ようやく互いにその姿を見つけた二人は、固く抱きしめ合う…
毎日王様が笛吹いて王妃を待っている、とか民の噂になって散々語られそうですよね~
その後、無郁は蕭可の「郁可診療所」を手伝っていた。爵位を捨てて蕭可を支えようとしていた無郁だが、蕭可が嫁ぐ決心を固めてくれない。しかしそれを見かねた容楽の後押しで、無郁と蕭可もついに結ばれることに。
無郁は范陽王のように無憂を支えるのかと思ったら、爵位を捨てるとはびっくりです!
博古堂では、沈魚=洛顔が師となって子供たちに学問を教えていた。生徒の中には宗政嬴と念児の姿もあった。配られた山河志の中身が白紙で、戸惑う子供たちに無憂がその由来を説明する。山河志は秦永が娘たちのために作った教本だったが、兵法の書だと誤解されて事件になってしまった。秦永の思いを受け継ぎ、洛顔は生徒に、この空白をこれから抱負と展望で埋めるのだと語り、詩経の大雅の文王から学びを始めるのだった。
洛顔は北臨に落ち着いたのですね!山河志は意外なオチになってしまいましたが、念児と嬴が洛顔先生と、秦永の思いを受け継いで平和な未来を作っていけますように…
乾臨宮にて無憂の即位式が行われ、皇后として容楽も共に玉座についた。北臨を長く支えてきた范揚王、南朝で容楽を追及した曹氏、冷炎や、無隠楼で陰から無憂を支えた無相子も朝堂に並び、新帝夫妻を笑顔で見守った。容楽は今までのことを思いながらも、無憂と添い遂げ、選んだ道を踏みしめていこうと心に決めるのだった…
冷炎は禁軍の大統領で、無相子は将軍職かな。皆さん苦労が報われてよかったですね!
58話の感想
終わりましたね…
容斉に57話で泣かされて、最終話はもう大丈夫かな、まとめに入ったかなと思ったら、容斉の無憂への手紙でまた泣かされてしまいました。最後まで容斉の愛がみっちり詰まっていました。傅筹も少年のような笑顔で泣かせてくれました。
容斉との過去の記憶を取り戻してしまった以上、簡単には無憂のもとへは戻れないだろうと思っていたのですが、無憂と容楽の間には嬴の存在があり、亡き妹の遺児・念児がいる以上、戻らないという選択肢はないですよね。
しかし、多くの人々が亡くなってしまいました。傅筹は生き残ったとしても、痕香と共に生きていく新しい人生はかなり無理なので、それだったらせめて、あの折り重なって死ぬポジションくらいは項影に譲ってあげたかったです。
北臨帝は亡くなる直前に反省していましたが… 多分北臨帝的には、苻鴛の気持ちを裏切り利用したことについては、最愛の雲貴妃を差し置いて苻鴛を皇后に冊立したことで、十分報いた「つもり」だったのでしょう。でも苻鴛が求めていたのは、自分が最愛の女になることだったのだから満足するわけもないのです。そこを若き北臨帝がわかっていなかったのが不幸の始まりでしたね。
最後の最後まで種明かしがとっておかれたので、容楽と傅筹の出会いでなぜ容楽が襲われていたかとか、北臨にお菓子を持ってきたことの意味とか、後から「そういえばあれは」と気付かされることが多く、思わずリピートさせられる憎らしい作りになっています。58話という長丁場ではありますが、ぜひ二周目にトライしてみてはいかがでしょうか。
お付き合いいただきありがとうございました♪
コメント
コメント一覧 (1件)
中國ドラマの解説第一人者といえばクルミットさん。
新しいドラマを見るたびに、先が気になってしょうがないのでこのサイトに来させていただいてます。
白華の姫は最後の最後までハラハラしました。
ストーリーがわかりやすいだけでなく、クルミットさんの文章表現が面白すぎます。
黄色のアンダーラインの感想部分はドラマに出てくる講談師よりも面白い。
後半吹き出しながら読み進めました。
また他のドラマを見始めたら来させていただきます。
ありがとうございました。