白華の姫-失われた記憶と3つの愛-あらすじ-46話-47話-48話-感想付きネタバレでありで!

白華の姫

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南境で穏やかな1年を過ごしてきた容楽と無憂ですが、孫継周らの攻撃が表面化してきました。雅璃も王妃の座を狙って実力行使に出ますが、嘘を暴かれ大失敗。無憂は自らも白髪になることで容楽を守りました。そんな中、傅筹が血烏を持って南境を訪れ一波乱…

北臨で傅筹の居ぬ間に動き出した苻鴛が、今回とうとうその残虐さの片鱗をあらわにし、彼女の恐ろしさを我々は目の当たりにすることになります。そして、天仇門が再び蠢き始め、容楽にとんでもない罠が…今回はかなり闇が濃い回になりますので、ご覚悟を♪

【白華の姫】(ネタバレあり)

第46話「雪に消えた魂」

傅筹の足取りを無憂が追おうとしたところに、「思雲陵が破壊され、雲貴妃の遺体が所在不明」という知らせが入り、傅筹の仕業と考えた無憂は怒りを募らせる。
無憂が火傷を負ってまで血烏を手に入れてくれたものの、容楽は傅筹に借りを作りたくなくて服用をためらっていた。そこに、無憂が傅筹を追って行ったという知らせが入る。
無憂の火傷に比べて、血烏を採るのにどれだけ大変だったか…傅筹報われませんね~

傅筹を乗せた馬車は関所の手前まで来ていたが、無憂と無陰楼に追いつかれる。後から追いついた容楽と無憂の白髪を見た傅筹は、すべて自分の独りよがりだったと悟る。無憂は将来後ろ指をさされようとこの手で、と傅筹の胸に剣を突き刺し、孫継周との結託と雲貴妃の遺体の行方を問い詰める。しかし傅筹には心当たりがない。次第に雪が降り始め、あたりを覆いつくしていた…
独りよがりだったのか、って今更?気付くのが遅すぎ!項影の助言意味なかったのね…

そこに苻鴛が馬車で現れ、思雲陵から雲貴妃の遺体を運び出したと言い、貴妃が着ていた衣装を引き裂いて投げ捨てる。苻鴛は雲貴妃の遺灰を入れた木箱を持ってこさせ「女1人のため天下と両親を捨てた」と無憂を非難し、傅筹の引き渡しを要求する。無憂は容楽に「傅筹を殺す機会ならまだあるが、遺灰は今しか取り戻せない」となだめられ、交換に応じることに。取り戻した木箱を無憂が箱を持ち上げた瞬間、底が抜けて遺灰は風で舞い散り、無憂は苻鴛への怒りと衝撃で気を失ってしまう。
苻鴛とは1対1のやり取りが成立せず、常に倍返しで敵にダメージを与えるのですね…

傅筹は馬車の窓から見て、事態を把握して馬車を降りて戻ろうとするが、苻鴛が厳しく阻止する。その時馬車の後部から北臨帝が落下する。苻鴛が北臨帝にすべてを見せるために連れてきたことを知り、その残酷さに傅筹は愕然としつつも、苻鴛と共に馬車で戻るしかなかった。野営地で一夜を明かすことになった傅筹は、配下からの報告で、あの場にまだ容楽だけが残っていることを知らされる。
底抜け遺灰だけでも十分残虐なのに、さらに北臨帝に見せつけるとか、業が深すぎ…

傅筹はひとり先ほどの場所へ急いで引き返すと、容楽が大雪の中、手をぼろぼろにしながら必死で穴を掘っていた。止めようとした傅筹に容楽は激しく恨みをぶつけ、掘った穴に衣を埋める。傅筹は「私が来たのは間違いだったのだろうか」とつぶやいてその場を去る…。
血烏を誰かに託せばよかったのに、容楽に会いたい執着を優先したのは間違いですね~

ようやく目覚めた無憂は、孫継周の脱獄の報告を聞く。怒りに任せて中山への出征を命じたところで、容楽が戻っていないという知らせを受ける。自分の感情で容楽のことにまで気が回らなかったことに気付き、ひとりで探しに出かけると、昨夜の場所に容楽が作った墓標が立てられていた。無憂は倒れていた容楽を抱き上げ、連れ帰る。
無憂も容楽を忘れることがあるのですね。ていうか、配下一同忘れたらいかんでしょう♪

蕭煞は、脱獄した孫継周を孫家で捜索していて、脱出しようとしていた雅璃と侍女の春泥を発見する。雅璃は父のことなど知らないと言い張るが、蕭煞は雅璃を拘束する。
孫継周は、散々娘を利用しながら見捨てて逃げちゃったのですね。雅璃もかわいそうに…

容楽は意識を回復するが、雪の中で無理をしたために症状が悪化していた。しかし蕭可が差し出した薬に血烏が入っていると気付き拒否する。しかし無憂が自ら飲んで見せたため、ようやく容楽も薬を飲み干す。
血の匂いをごまかすとかの工夫が必要でしたね♪ これで白髪は元に戻るのかな?

脱走した孫継周は、南境を脱出して傅筹のもとを訪れ、南境軍の機密と引き換えに雅璃の救出を持ち掛け、これまで孫家の助けがあってこそ功を立てられたのだと恩を着せる。
一応雅璃は助けるつもりなのですね。でも連れて逃げない程度の冷徹な計算はしたと…

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第47話「説得の文」

傅筹は孫継周のもたらす機密に利用価値を認めなかった。孫継周は白髪妖婦工作で一族を救う約束を傅筹とかわしたつもりでいたが、傅筹は孫継周が自分の名を騙って容楽を窮地に陥れたと思っていた。傅筹は双方の言い分の違いに違和感を覚える。
孫継周もこれで終わり…傅筹からの命令だと思っていたのにそうではなかったと…

傅筹は拘束されている北臨帝の様子を見に行き、すっかりしおれた父に話しかける。北臨帝に父や夫としての良心があれば悲劇は起こらなかった、そのせいで母は何か企んでいるようだ、と言う傅筹に、北臨帝は必死に「西」という字を指でなぞって何かを伝えようとするものの、苻鴛が現れたため、意図は伝わらないままに。
北臨帝はあんなになってもまだ、傅筹に息子として真実を伝えようとしているのですね

雅璃は罪人の家族として、侍女の春泥と二人で王府の一角に監禁状態にあった。泠月だけは食べ物や衣服を差し入れに来ていたが、容楽と無憂の仲睦まじさを語って、雅璃の嫉妬心を煽る。蕭煞は面会に来ていることを諫めるが、その会話を雅璃が密かに聞いていた…
泠月はもう、やることなすこと全部「わざと?」っていう感じに見えてきました♪

容楽は血烏の効果で黒髪を取り戻すが、無憂が黙って北境に出征したと聞いて驚く。さらに孫継周が北境で殺されたという知らせを聞き、容楽は雅璃に伝えないよう気遣う。雅璃の侍女・春泥は雅璃の豹変に耐えかね、容楽に仕えたいと申し出る。春泥が折檻で痣だらけなのを見かねて容楽は引き受けることに。蕭可は雅璃を診察し、心の病で薬を飲めば治ると診断するが、雅璃は容楽の姿を見て激しく錯乱する…
雅璃は幸せになる機会がなかったわけでもないのに、なぜこうなってしまったのか…

范陽王は、容楽が無憂からの援軍の要請の決定を引き延ばしている理由を尋ねに来る。二人はお互い、北境との開戦の是非について今が好機でないとはわかっていた。さらに容楽は、自分と無憂しか知らない「もうひとつの障害」について明かす。それは濯州震災後の馬疫による深刻な軍馬不足だった。しかし容楽には秘策があるという…
確か軍馬の産地が隣国にあったような。容楽の策はきっとその辺にあるのでしょうか?

容楽は蕭煞に、大事な無憂への文を託す。すぐさま辺境へ向かおうとする蕭煞は泠月に、戻ったら婚姻を願い出るつもりだと言い、二人で行きたいところで一緒に暮らそうと抱きしめる。笑顔で蕭煞を見送った泠月は、ひとりになるとその笑顔が消えていた。
一方、悪夢にうなされ眠れない日々を送る容楽に、恩返しにと春泥が添い寝を申し出る。
蕭煞~!気付いて~!泠月は蕭煞との生活はすべて演技なのでしょうか、それとも…

無憂軍は回潼関まで迫り、傅筹に援軍を求める急報が相次いでいたが、傅筹は攻撃せずあと5日待てば無憂は撤退する、と見ていた。しかし苻鴛は、傅筹を臆病だと激しく非難する。
南境軍営でも回潼関攻めについて意見が割れていた。そこに容楽の密書が届けられ、それを見た無憂は激しく動揺する。容楽は「あり得ないような別の道」を提案してきたのだった。
容楽が提案してきたのは一体何でしょう。「あり得ないような別の道」って、気になる!

春泥が添い寝するようになってから、容楽はよく眠れるようになっていた。しかしある晩、容楽の傍らに横たわる春泥は、顔の変装に手をかける…
まさか、春泥も天仇門だったとか??それとも誰かの変装?春泥も怪しかったけど…

第48話「王妃の醜聞」

翌朝、侍女たちが容楽の身支度にやってくると、容楽の横に男がいた。目を覚ました容楽は見知らぬ男の存在に驚き、剣を突き付けるが、男は王妃のためなら命も惜しくないと、自ら首を傷つける。泠月が連れてきた兵士に男を引き渡すが、そこに雅璃が乱入してきて不貞を非難し、容楽に口封じで殺されるとわざと大騒ぎして侍女たちに聞かせる。
何かが始まりましたね。無憂不在中に容楽を攻撃したい誰かの仕業か、容楽の秘策か?

容楽が朝議に出席すると、すでに朝臣に疑惑が伝わり追及を受ける。容楽はやましい点はないと自信を見せ、外遊から戻ったばかりの曹殿が捜査を担当し、詮議が始まる。寝床にいた若い男は、自分が王妃を誘惑しただけだと主張。泠月は「王妃に付き添っていた春泥が証言できる」と申し立てるが、春泥は王府内の井戸で遺体となって発見される。男は自分の仕業だと言うが、殺害法が実際と食い違う。朝臣らは、容楽が口封じして男が罪をかぶったのではと疑ったため、范陽王が漫音閣の捜索を行うことに。
周到に練られたシナリオを感じます。春泥はあっさり殺されてしまったのですね…

次に雅璃が証人として朝堂に現れる。雅璃は容楽が男を殺して口封じしようとしたのを見たと言い、首の傷がその証拠だと言い立てる。雅璃は、泠月がその男を連れてくるのを戸の隙間から何度も目撃しており、さらに「容楽は摂政王・傅筹の正妻で、もともと西啓の長公主として傅筹に嫁いだ」と暴露したため、容楽は北境の間者なのではと疑われる。
傅筹との結婚や西啓長公主という出自は、南境では秘密にされていたということ??

突然、雅璃が短剣で容楽に襲い掛かり、泠月は容楽を守るふりで雅璃へと刃先を向ける。刺された雅璃は泠月に騙されたと気付くが、そのまま息絶える。容楽が殺したように見えた朝臣たちは騒然とし、さらに范陽王が漫音閣で血の付いた陶器の欠片と血痕を発見する。そこにちょうど無憂が帰還し、容楽は無実を訴えるが、無憂は容楽に剣を突き付け非難する。容楽は自らに剣を刺して訴えるものの、牢に入れられてしまう。
范陽王はどこまで本気なのかわからないのですが、無憂の非難は勧進帳ですよね?ね?

牢内。泠月は気絶した容楽を介抱していたが、ふと素に戻ってかつての天仇門でのことを思い返す。武術の稽古を受ける容楽を盗み見ていた泠月に気付いた林申は、「青狐」という名前を与え容楽の見張りを命じた。それで泠月はずっと容楽のそばに仕えてきたのだ。そしてあの間男が王府の使用人として潜入し、林申からの命で今回の計画を実行に移した…
「同じ門派でありながら、なぜあなたは公主で私が侍女?」眠る容楽の傷に今までの恨みをぶつけていると、蕭煞がやってきて二人を脱獄させる。
とうとう泠月の化けの皮が剥がれましたが…ということは二人とも天仇門ということ?

無郁は軍営から戻って無憂を説得しようとするが、無憂は耳を貸さない。蕭可は唯一の家族である容楽と蕭煞がいなくなる不安で涙し、無郁は蕭可を慰めつつ、そばにいたい気持ちをおさえて軍営に戻る。
無郁は駆け落ち騒動の時に比べたら本当に大人に…蕭可との距離もぐっと近まりました

傅筹のもとにも容楽の醜聞は知らされるが、傅筹は「ありえない」と信じない。しかし、脱獄した容楽に手配がかかっていることは事実だというので、傅筹は調査を命じる。
「不可能!(ありえない)」と即答一刀両断でしたね。傅筹は調べてどうするつもりやら…

手負いの容楽は客桟に身を隠すが、そこにも捜索の手が伸びる。そこに何者かが囮となって兵を引きつけてくれた。これからの行き先を失い途方に暮れる容楽に、泠月が鎮北王と昭蕓のいる宸国行きを持ち掛ける。翌日、馬車で南境を脱出した容楽に修羅七煞が追いつくが、鎮北王の従者・厲武が現れ、一行を助ける。
…ということは、天仇門は容楽を宸国に向かわせたい意図があるということでしょうか

容斉は密偵から容楽についての報告を受ける。密偵は黎王夫妻の決裂や追跡劇の真相をつかんでいたが、容斉にはすでに、無憂を妨害するため容楽が利用されたのだと分かっていた。容斉は容楽を助けるために宸国に向かうことに。密偵は雪孤山で入手した医書を差し出す。
久しぶりのお兄様!容斉は国の政よりも容楽の情報収集だけして過ごしている感が♪

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46~48話の感想

今回は苻鴛のターンでした。なんという悪女やりたい放題。雲貴妃の遺体を損壊しただけでなく、遺灰を無憂の手には渡すと見せかけて底抜け、という…ちょっと常人には思いつかないような悪意の連発でした。苻鴛は、人の心の弱い部分をいち早く見つけて、それをどう抉れば一番痛い思いをさせられるかという、そういう達人のように思えてきました。無憂と容楽がお互いに抱いている負い目を、的確に狙って攻撃する様はまさに鬼軍師… 苻鴛が北臨を掌握したら、南境に勝ち目はないような気がしてきました。無憂大丈夫かな…

なんと孫継周と雅璃の父娘が、悲惨な最期を迎えました。彼らが登場した時、こんな最期を想像できたでしょうか。雅璃もおそらく野心のつもりではなく、平凡に愛し愛されたいと思っていただろうに、求めた愛は悉く得られず、周囲に利用されるまま、人を陥れる道具として死んでいきました。悪人ではなかったはずなのに、あまりに哀れでした…

そしてその雅璃を利用した泠月が、とうとう本性を現しました。あんなに献身的にそばでお世話していながら、常に容楽に対して屈折した思いを抱いていたのでしょうか。でもそれはずっと予想がついていたのでさほど驚きはありませんが、泠月だけでなく容楽も林申の手下だった!?という驚きの回想シーンが!それがこの先どういう影響を与えていくのか、無憂と容楽が決裂してしまった現状、とても心配になってきました。…とはいっても、二人の決裂は容楽の策だと思うのですよね~。泠月の謀略までは予想していなかったのかもしれませんが。どこからが天仇門の策略で、どこまでが容楽の秘策なのか、なかなか区別がつかなくてドキドキですね…

さて、次回からは宸国に舞台が移っていきます。容楽の向かうところ、男たちの姿あり。
とうとうお兄様も参戦するようなので、容楽を囲んで三人が勢ぞろいするのでしょうか?昭蕓はどんな結婚生活を送っているのでしょう。そして容楽と無憂を引き裂く謀略はどうなっていくのか、終盤いよいよ盛り上がっていきますよ♪

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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