白華の姫-失われた記憶と3つの愛-あらすじ-52話-53話-54話-感想付きネタバレでありで!

白華の姫

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クルミットです♪

容楽が無憂と決裂したふりで宸国に逃げたところ、三人の容楽追っかけ隊たちもやってきました。これはまとめて殺したら北臨と西啓ゲットでは?と思っていたら、千易がまさに苻鴛にそそのかされてそういう策を実行中♪ でも昭蕓にバレ、ピンチなのはどっちなのかわからなくなってきました。

終盤に向けどんどん謎が明かされていく状況ですが、今回もまた早い展開で、親世代の驚くべき新事実が明らかになります。ゴールまであとわずか、どんどん進んでいきますよ~♪

【白華の姫】(ネタバレあり)

第52話「雪解け」

昭蕓の必死の説得も洛顔の脅しも千易の心を動かさず、昭蕓は自害の覚悟を見せるが、千易は兵士に容楽たちの殺害を命じる。そこに宸国帝が兵を率いて現れ、千易のしたことは宸国に災いをもたらす行為だと非難する。
幼帝の父、千易の兄帝は、後継者選びを間違わなかった賢帝なのかもしれませんね~

千易は三人を殺せば宸国帝が天下統一を図れると主張する。宸国帝は、独断による結盟は大罪だと非難し、盟書があるなら見せろと迫る。そこで昭蕓が苻鴛の密書を取り出すが、そこには苻鴛が千易に宸国簒奪をそそのかす内容が記されていた。これが謀反と知って、千易配下の精羽衛たちは動揺し、全員が降参する。しかし千易は収監を拒否し、用意させていた毒酒をあおり昭蕓の腕で息絶える。混乱の中、容楽は急に気を失って倒れる。
昭蕓がやっとつかんだ幸せだったのに…親子三人暮らしていく道は選べなかったのか…

侍医の脈診で、容楽は懐妊していることがわかり、無憂は喜びにあふれるが、容斉と傅筹は衝撃を隠せない。一人抜け出して崖にたたずんだ傅筹は、林申の言葉を思い出し復讐の道に迷いこみそうになるが、そこで「阿筹」と呼びかける実母・雲貴妃の姿を見る。幻覚が消えた後、目に入ったのは双子の兄弟・無憂だった。傅筹は無憂に「父上はまだ生きている」と告げて、去っていく…
偽決裂、双子発覚だけでも十分酷いのに、容楽懐妊で傅筹は真っ白に燃え尽きました…

容斉は眠る容楽のもとにやってくると、蕭煞に阻止される。しかし容斉は蕭煞が抜いた剣で手のひらを傷つけ、流れ出る血を容楽に飲ませる。容斉は、蕭煞のもとに蕭可を送ったのは、兄妹で容楽を守らせる意図だったと語る。そこに無憂が戻ってくるが、容斉は容楽を西啓に連れて帰ろうとする。しかし懐妊のことを知った容楽の幸せな様子に何も言えず、容斉はそのまま西啓に帰国する。沈魚と容楽は、真の友となり「洛顔」「漫夭」と呼び合う仲に。洛顔は山河志を容楽に返し、これからは各国を旅して夢をかなえるのだという。
お兄様、「私との過去」って一体何ですか…なぜ血を飲ませたのですか、謎が多いです…

宸国帝は無憂を招き、三つの馬の置物の中でひとつだけ宸国の良馬を表す置物を正しく選んだら、千頭の軍馬を持ち帰ってもよいと言う。無憂は金像と木像と土像の中から、故郷の土で作られた良馬の象徴である土像を正しく選び出す。宸国帝は軍馬を贈り、両国の永遠の同盟を約束し合う。
幼帝かわいい。末っ子無郁だったら「俺が兄貴になってやるよ!」とか言いそうです♪

帰国を見送りにきた容楽に、傅筹は「痕香は秦永の娘」と打ち明ける。容楽は余家で見かけた女が痕香だったことに思い至る。去り行く傅筹に容楽は「無事でね」と声をかけ、傅筹は思いを断ち切って北臨に戻っていく。昭蕓も鎮北王府を後にし、無憂たちと青州に向かう。
傅筹が容楽の言葉に振り向いてしまうのが悲しすぎます。もう傷つけないであげて~

青州では、范陽王が容楽の真実を語る布告を発布し、民と朝臣が王妃夫妻の帰還を花吹雪で迎える。無憂は容楽を馬車から降ろすと、抱き上げて歩き始める。容楽は恥ずかしがって照れるが、無憂は堂々と愛情を隠さず、見る者皆が幸せに包まれる…
范陽王は結局真相を知っていて勧進帳したのですね?なんだか最終回みたいでしたね

西啓に戻った容斉は皇太后の宮を訪ねるが、1年前から療養のために山に行って不在であり、容斉が出かけていた間も戻っていないという。かつて皇太后が隠していた場所から「雪孤医典」は消えており、容斉は皇太后がすべて計算済みだと知る…
1年前から…ということは、行っているのは山じゃなくて、多分北臨… ですよね~♪

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第53話「残酷な解毒法」

傅筹は中山に戻ると苻鴛を捕らえようとするが、すでに宮中に姿はなかった。林申に似た者の目撃報告があり、傅筹は二人の復讐のために自分が利用されてきたことを実感する。
北臨にいると思ったら北臨にもいない、ではあっちに?二人の息子をいったりきたり…

王府に身を落ち着けた昭蕓は、2年ぶりに無郁と再会を果たす。そこに蕭可が来て無邪気に梅を折りに行こうと誘うが、無郁は邪険にして蕭可を怒らせる。それを見た昭蕓は「いまだに女心が分かっていない」と、かつての過ちを二度と繰り返さないよう諭す。
かつては蕭可以上にキャピキャピしていた昭蕓が…成長と呼ぶにはあまりに悲しいです

傅筹の使い常堅が和議の文をもたらしたため、無憂は南境兵の撤退を約束し、父帝に会うため中山に向かうことを言づける。南境の街角には、内乱の終戦と黎王の婚儀の告示が張り出され、民は喜びに沸いていた。そのさなか、昭蕓は密かに侍女だけを連れて街を出ていく…
昭蕓は身を引くのは二度目で、なんとも幸薄い…子供との幸せな未来を祈ります…

項影と痕香も、隠れ住む生活が終わった喜びをかみしめていたが、容楽が養民変法を推進したと聞いて痕香は動揺し、項影を通じて王府に連絡を取ろうとする。
とうとう容楽と痕香姉妹の、出征の秘密が明かされる段階に入ってきたようですね

苻鴛は行方をくらますのに北臨帝も連れて行ったため、傅筹は無憂にそれを知らせようと文を書いていた。しかし常堅から無憂と容楽の正式な婚儀の話を聞き、慶事に水を差すまいと文を燃やし、静謐園に容楽が残したものを青州に届けさせる。
ようやく容楽のものを手放す心境に。でも行方不明はさっさと知らせた方がいいのに…

無郁は珍しい医書を見つけたと蕭可に持っていくが、それは雪孤医典の前半だった。蕭可は無郁があしらった梅の花びらに喜んだのもつかの間、「天命」の項目を読んで驚く…
せっかく梅の花を細工していいムードになったのに。あれが無郁の精一杯ですよね~

ある朝、容楽が眠ったまま目覚めなくなった。侍女として潜入していた痕香は容楽の枕元の山河志に気付くが、無憂に正体がばれそうになり、懐妊祝いにやってきた項影に救われる。無憂は項影から、傅筹が天仇門で生き残るため殺し合い、拷問も受けていたという話を聞き、胸を痛める。痕香は確かめたいことがあると、容楽に風鈴を渡すよう項影に託す。
無憂は痕香の顔を知っていましたものね。それにしても無憂が細かくて侍女大変そう

容楽の脈を診た蕭可は動揺を隠せず無郁に「自分と子供の命の片方しか選べないとしたらどうする?」と泣きつくが、それを無憂に聞かれ説明を迫られる。容楽は「天命の毒」におかされており、完全な解毒法は、子供に鍼で毒を移すしかないが、生まれた子供は薬なしに生きられない体になるのだという。それを聞いた無憂はその件を容楽に口止めする。
薬なしで生きられない、という人間にひとり心当たりがあるのですが、まさかあの人が…

容楽と我が子の命の選択を迫られた無憂は、激しく思い悩む。容楽は残り少ない余命の覚悟を込めて、自分の木彫り人形を作っていた。無憂は婚礼を早めようと言うが、容楽は無憂の気持ちだけで充分だと答えるが、無憂の言葉に何か容楽は引っかかるものを感じる。容楽は自分の余命のことで何かあるのだろうと思い、蕭可に問いただすと、「子供を助ける手段は必ず探す」と口を滑らせる。容楽が驚いて問い詰めると、蕭可は天命の毒の解毒法について語り、無憂もすでに知っていると…
隠し事はナシにしましょう、とか言いつつ、容楽と無憂はお互い隠し事多くないですか?

容楽は無憂にお腹の胎動に触れさせ、「苦痛や病から子供を遠ざけたい」と語る。容楽も解毒法を知ったと察した無憂は、まず容楽を解毒するべきだと説得するが、容楽は聞き入れない。無憂は容楽が彫っていた人形を、これは自分が我が子に母の不在を告げるためのものか?と激怒し、投げ捨てる…
究極の選択…確かに容楽を先に解毒すれば母子とも救える可能性がなくはないけど…

第54話「秦家の姉妹」

容楽と無憂は、解毒法をめぐって意見が分かれ、言い争いになってしまう。
一方容斉は、皇太后に薬を与えられて命をつなぐ日々を送って来たものの、そうやって自分を縛り付けて逃さない母の執着に限界を感じ、密かにある覚悟をかためていた。
容楽の悩みの後に、我が子の命をふてぶてしく利用するこの母を見ると何も言えない…

容楽は無憂の夢を見ていたが、それは無憂ではなく容斉に変わる。うなされて目覚めた容楽は、容斉との夢を否定し、あれは無憂だと思い込もうとする。容楽はあらためて子供と無憂を守ろうと誓うが、窓の外には怪しい人影が…
容斉の夢でもいいじゃない、そんなに嫌わなくてもそろそろわかってあげてほしい…

薬房にやってきた無郁に、蕭可は唐突に「好きよ!お嫁さんにして」と切り出す。容楽の事情を見て時間を無駄にできないと悟り、自分の気持ちを伝えたのだというが、あまりに突然で無郁は戸惑うものの、蕭可を抱きしめて自分の想いを伝えるのだった。
結局自分から行動できず、蕭可に告白された上に固まってしまった無郁の進歩のなさ♪

言い争いの翌朝、無憂が漫音閣を訪ねると、容楽は行き先も告げず供もつれずに出かけ、姿がなかった。彫像は残されていたが、山河志がないことに無憂は不安を感じる。容楽は、項影が伝えてきた痕香の風鈴に応じ、自分の出生を知る機会のため王府を出立していた。
怪しい人影は項影だったというオチなのですね。また突然やってきたお兄様なのかと…

傅筹はかつて苻鴛に仕えていて、口封じを逃れていた侍女を見つけ出し、尋問する。その侍女によると、北臨帝は先の西啓帝・容毅との会盟の後、苻皇后に毒を飲ませて記憶を消したのだという。北臨帝・宗政允赫の父の代に北臨は宸国に占領され、北臨皇族は宸国臣下になったが、苻鴛と情を交わし、宸国帝に目をかけられた宗政允赫は軍権を得る。しかし宗政允赫が謀反を起こし宸国が分裂、宗政允赫が北臨、容毅が西啓を得て、苻氏は皆殺しになり、現在の寧氏が簒奪により宸国皇位を得たのだという。
北臨・西啓・宸国の歴史は、苻鴛の乙女心を踏みにじった上に成り立っていたのですか…

西啓帝・容毅との会盟の際、容毅は雲貴妃を所望したが、貴妃を手放したくなかった北臨帝は、侵略された屈辱の象徴でしかなかった苻鴛に毒を飲ませ、記憶を失わせて容毅に贈ったのだという。傅筹は苻鴛の復讐の意図をようやく理解し、怒りを爆発させる。苻鴛が北臨の冷宮で出産していた子は誰なのか、傅筹は真相を知るであろう容斉に親書を送る。

容楽は項影に連れられ、痕香が娘・念児と暮らす家を訪ねる。あの風鈴は秦永の娘・秦湘である痕香が姉・秦漫からもらったものだった。容楽は父から習った詩経の大雅・文王を暗唱するうちに姉妹の記憶を取り戻し、二人は揃って秦氏一門の位牌に叩頭する。
容楽は王府にしばらく帰らないつもりだった。姉妹で語り合ううちに、痕香は北臨帝に敵討ちできなかったと悔しがるが、容楽は無憂と傅筹が双子だと教え、自分たちの離散も記憶喪失も、苻鴛と天仇門の仕業だと説き、今ならやり直せると、子供と傅筹に会いに行くことを勧める。しかし痕香はすでに未練を断ち切ったという。二人は抱き合って眠りにつく…
ツッコミ

西啓皇宮に皇太后が帰還するが、容斉の姿がない。小荀子は容斉からの伝言を申し述べる。「ただ死を恐れず自由を求む。二度と朕のような者を生むべからず」それを聞いた皇太后は「私より陛下を知る者はいない」と笑う。傅筹は容斉に文を送っていたが、容斉が行方不明のため返事がないのだとわかる。傅筹は無憂に、北臨帝行方不明の文を送るべきか迷う。
小荀子、死のミッション。命がけの伝言ですよね…鼻で笑われましたけどね…

苻鴛は林申と密かに会っていた。雪孤医典前半を南境に渡るようにしたのは苻鴛の策で、わざと解毒法を知らせて無憂たちを苦しめようとしたのだった。しかし宸国で容斉に邪魔された林申は、無憂と傅筹を戦わせる策を提案し、苻鴛は林申に任せることに。
苻鴛と林申の温度差笑えます。でも苻鴛は面倒になったのか、林申に任せていいのかな?

容楽が丸一日も目覚めないため、項影は密かに蕭可を呼びに行き見つかってしまう。目を覚ました容楽は、異常を感じた痕香に問い詰められ、天命の毒について話す。痕香はまず解毒すべきだと言うが、容楽は聞き入れない。無憂は痕香の家にやってきたものの、念児をあやす容楽を見て引き返す。
容楽と無憂にとって初めて本格的な危機が。お互い愛するがゆえのすれ違い、切ない…

蕭煞は無憂に、容斉が容楽に血を飲ませていたことを明かす。無憂は容斉の目的と、秦永の娘がなぜ西啓の公主になったのかを探るため、無相子が西啓に渡り容斉を調べることに。
容楽は項影の想いに気付き、けしかけてでかけた痕香の後を追わせるが、容楽がひとりになったところに容斉が姿を現し、完全な解毒法のため容楽を西啓に連れて行こうとする…
無相子はお仕事している間に、蕭可が無郁と落ち着いてしまってちょっとかわいそう♪

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52~54話の感想

前回までの中でひとつ間違った認識をしていたことが今回分かりました。苻鴛と千易は同族ではなかったことが侍女の話で判明しました。そういえば寧氏と苻氏で別族でしたね。千易にはごめんなさいしておきます。しかもむしろ千易の一族は苻鴛の仇カテゴリだったわけで、千易と本気で手を組むわけがないのでした。まさしく苻鴛、全方向に陥れる女…

宸国と北臨、西啓には壮絶な血の歴史があったのですね。苻鴛は愛した男に裏切られただけでなく、自分の情が原因で一族も国も失ったという痛恨の過去だったわけで、あれだけの復讐をしたくなる気持ちもわからないではない… けど、どうなのでしょう。今回だって苻鴛寄りの侍女の証言がもとになっていましたし、あの雲貴妃ラブな純愛体質の北臨帝が進んで苻鴛に手を出すかなぁ。大義のためなら…あるか… それでも苻鴛なら「雅璃方式」で責任取らせるくらいは楽勝でやりそうなのですよね。この「苻鴛と北臨帝どっちが悪いか問題」は、苻鴛の復讐が悪辣すぎて正確なところが見えないので、ぜひ前日譚をドラマ化してほしいところです。きっとドロドロで面白いハズ♪

そして「天命の毒」の解毒法が判明しましたが、約一名、虚弱でずっと薬が必要となっている人物の心当たりが西啓に。なので、天命の毒を飲んだ苻鴛と仮面のあの人はおそらく同一人物ということに?苻鴛も解毒法をどうするかを悩み苦しんだからこそ、無憂への復讐に使っているようではありますが、容斉を制御して復讐の道具にするために、薬で命を釣るようなことをしている時点で、苻鴛は人として一線を越えていると思います。

そういえば苻鴛は毒を飲んだのに記憶がありますね。あの解毒をしたら記憶が戻るということ?容楽がもし解毒して出産後、天仇門の記憶や、容斉が言う「私との過去」を取り戻したらどうなってしまうのか、残り少ない話数でこれを回収できるのか、とっても心配です。
次回は最大のヤマ場、傅筹の度重なるどん底も、無憂と容楽の解毒をめぐる意見の違いも、全部吹っ飛ばすような衝撃が待ち受けています。大げさでなく、涙を拭く大き目のバスタオルを用意しておいてください!

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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