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クルミットです♪
とうとう謀反によって北臨朝廷を制圧した傅筹ですが、南境から駆け付けた無憂を陥れるため変装した痕香を使ったつもりが、本物の容楽に入れ替わっていたために、容楽がショックで白髪になる悲劇が発生してしまいました。北臨は現在、ゴタゴタの内乱状態です。
今回は38話で第二部・将軍夫人編が終息し、次なる舞台へ突入します。色々積み上げてきた謎がこれからどんどん解決方向に向かうのでしょうか。それなのに今回また新キャラが登場しますよ!詰め込んできますね、このドラマ♪
【白華の姫】(ネタバレあり)
第37話「脱走」
雅璃は「容楽に執着しても、結局自分と同じ結末を迎えることに」と懸命に忠告するが、傅筹はその言葉を聞き入れない。一方容楽は、皇宮で玉璽が行方不明と聞き、北臨帝が軍営で別れる前、必死に伝えようとしていたのが玉璽の在処ではないかと気が付く。
傅筹も雅璃も懲りないですよね。ここで二人が反省してくっついていればどんなにか…
皇太子は東宮に閉じ込められていた。そこに外套姿の男=林申が現れ、かつて森閻宮で皇太子に何度も侮辱され虐げられた恨みを思い出させる。今や落ちぶれた皇太子に、自分の受けた苦しみを返してやると、林申は配下に命じて皇太子を連行する。
あの皇太子の幼少期だから、宦官なんて今よりもっと残酷にいじめていたのでしょう…
黎王府で薬を作っている蕭可のもとに無相子が現れる。容楽から預かっている墨玉扇に挟まっていた密書には「無憂は森閻宮、三日後に令牌を渡す」とあった。蕭可は最初無相子を警戒していたが、容楽が信用する人なら無相子のことを信じるという。
無相子は森閻宮に潜入し、無憂を発見する。容楽が傅筹の令牌を入手して3日後に合流する予定だと知り、無憂は心配で顔を曇らせる。
おおっとこれは無郁ピンチ?蕭可と無相子とは、意外な組み合わせですが、どうなる~?
皇后は皇宮に軟禁されている雅璃から助けを求められ、今まで自分の将来の寄る辺のために雅璃の縁談を押し付けてきたことを反省し、雅璃を逃がす。皇后は宮中に留まり、今生ではもう雅璃には会えないだろうと覚悟する。雅璃は皇宮を脱出するため懸命に逃走する。
今まで色々引っ掻き回してきた皇后娘々ですが、最後にいい仕事した、のかな…?
傅筹が静謐園を訪れると、容楽は酒をあおりながら剣の稽古をしていた。その剣舞の美しさに見とれ、傅筹はそこにあった琴で伴奏する。倒れそうになった容楽に駆け寄った傅筹は、容楽の手の傷が開いているのを見て手当てしようとするが、容楽に仕込まれた薬効で倒れてしまう。容楽が琴の弦に仕込んだ薬は、容楽の血に触れると最強のしびれ薬になるのだった。容楽は「今生で私が愛するのは無憂だけ」と傅筹の令牌を奪い、傅筹が取りすがる衣を断ち切って去っていく…
優しくされたら痕香だった、で一度失敗しているのに、傅筹はまたもや騙された♪
皇太子は冷宮に閉じ込められるが、中にいたのは崩御したはずの北臨帝だった。皇太子は二人で逃げようとするが、父帝は体が不自由な状態で、車椅子はつながれていて逃げられない。皇太子はこれまでの親不孝を詫び、自分の命と引き換えにしても父を助けると訴え、父子はようやく心から触れ合って涙する。
誰か助けに来たと思ったら一番使えない奴だったという北臨帝の絶望を若干感じます…
蕭煞は森閻宮の守衛の兵に「謀反人を将軍の命で刑部へ移送する」と、傅筹の令牌を見せて中に入り、無憂を檻車に乗せ、護送を装って連れ出す。皇宮を出ようとしたところで、雅璃が兵士に捕まって助けを求めてくる。無憂は見捨てられず乱闘になるが、修羅七煞の援護で脱出する。薬が覚めた傅筹は皇宮に向かうが、すでに無憂は脱出した後だった。無憂は容楽との合流場所へ向かうが、命がけで助けられた上にこんな状況でも気遣いする無憂に、雅璃は密かにときめき始める。
吊り橋女・雅璃…無憂が計算無しで優しくできる人間なのが災いをもたらすことに?
容楽は思雲陵に隠されていた玉璽を発見するが、陵の外に林申が待ち構えて玉璽を奪おうとする。そこに無憂の鷹が稟申に襲い掛かり、その助けを得て容楽は玉璽を奪い返す。天仇門に囲まれて劣勢になったものの、そこに無憂が駆け付け、容楽の救出に成功する。残った林申と無相子は、過去の因縁がある同士でにらみ合う…
「進歩したな」とは?林申は初回の追手以前から容楽を知っていた?容楽天仇門疑惑~?
第38話「摂政王誕生」
容楽を追って思雲陵に来た天仇門の門主・林申と、容楽を守る無隠楼の楼主・無相子は、過去に闘って林申が勝っており、林申は無相子が無憂についたという現在の選択をもあざ笑う。しかし無相子が対戦しようとすると、林申は配下に押し付けて去ってしまう。
林申ゲスい!前回無相子が負けたというのも、こういうズルを使ってのことなのでは?
無憂たち一行は南境へ船で向かうため、川を目指して馬車を走らせていた。容楽は自分のために無憂が雲貴妃に別れもできず中山を去り、皇位を捨てる羽目になったことに責任を感じるが、無憂は皇位に執着はないと言う。後ろの馬車には蕭可・泠月と共に雅璃が乗り、心身の傷のせいで警戒心が強くなった雅璃を蕭可が手当てし、泠月が慰める。
雅璃はてっきり無憂が雑に手当てした布を取られまいとしてあの態度になったのかと…
傅筹は必死に容楽を追いかけるが、すでに容楽たちは筏で川を下り始め、無郁が兵を連れて駆けつけたため、なすすべなく見送るしかなかった。容楽はようやく無憂と一緒になることができたものの、密かに自分の余命と、無憂を一人残して逝くのは耐えがたいと思っていた。容楽と無憂を二人にしてあげるため、無郁たちの筏は大人数になるが、蕭可はその気遣いがわからず一同を笑わせる。一方、容斉のもとにも容楽脱出の知らせが入り、容斉は無憂が容楽を救ってくれることを願う…
蕭可のキャラが救いですね。雅璃の様子に泠月が気づいていたように見えましたが…
傅筹に「皇太子乱心」の知らせが届く。今まで皇太子は何度も乱心のふりをしていたが、今度は本当らしいと聞いて駆けつけると、幼子のようになった皇太子は傅筹を父帝と呼ぶ。皇太子が父の愛を求める様子が自分の子供の頃と重なり、思わず涙した傅筹は皇太子と遊んであげるが、そこに林申が皇太子妃を連れてくる。皇太子妃は激しく傅筹を糾弾するが林申に斬り殺され、それを見た皇太子は思わず乱心の仮面がはがれて殺害されてしまう。その様子を陰から北臨帝が見て絶望していた…
北臨帝、どれだけ無憂を贔屓していたのかと…傅筹と皇太子に心底同情しました…
容楽を失い、敵を討っても母は戻らず、自分の手には何も残らないという結果に、傅筹は復讐の意欲を失い打ちのめされていた。そんな中、あの容楽の馬車に乗り込んだ乱心の女が将軍府に入り込み、衛兵に暴力を振るわれていた。その女が「筹や、筹や」と子供の名を呼ぶのを聞いて、傅筹が駆け寄ると、火傷の跡と母・苻鴛の面影が。母と呼ばれて女は怯えたものの、次第に傅筹の顔に触れる…
苻鴛は生きていましたが、多分…傅筹は母に騙されていると思います♪ ですよね?
相次ぐ皇帝の死と皇太子の急逝で、北臨は皇帝の後継問題に直面する。傅筹は皇后に皇族の身分回復の宣旨を出させ、即位を目論むが、礼部重臣の楊惟が「遺詔も玉璽もない即位は世間が納得しない」と異議を唱えたため、傅筹は皇太子にも皇帝にもならない「摂政王」という身分で国を治めることに。そして傅筹は無憂を逆賊と認定し、それを倒し南境の地を取り戻して即位する、と朝臣を前に宣言する…
楊惟は地味だけど出てくるたびにキャラが育っていきますね。傅筹も楊惟の意見はちゃんと聞いたりするので、朝臣も恐怖半分ながらもちゃんとついていくように見えます…
第39話「南境の1年」
無憂が南境に政権を築いてから1年が経過していた。政務に忙殺されながらも、やっと一緒になれた容楽との時間を大事にし、穏やかな日々を送っていた。蕭煞と泠月もすっかり恋人になり、無憂が引き取った濯州地震の孤児の世話に追われながらも幸せな日々を過ごしていた。しかし蕭煞の求婚の言葉に泠月はなぜか顔を曇らせる。容楽もまだ正式に王妃ではなく、無憂は婚姻を望むが、容楽は心の傷が癒えず時間を必要としていた。
泠月が求婚に躊躇した時、持っていたバラがすっと枯れたので吸血鬼かと思いました♪
無郁もこの1年最前線で戦功をあげ、南境の民に称賛されるようになっていた。辺境から凱旋した無郁は、茶楼で語る講談師が傅筹を賛美し、苻鴛を美化した話を語っているのを耳にする。客として茶楼にいた項影が「北境の話ばかりせず、南境の話もしろ」とヤジを飛ばすが、講談師は無憂が容楽のせいで落ちぶれたかのように揶揄する。それを聞く南境の民も無憂が推し進める変法に対して懐疑的で、内乱がおさまっても必ずしも平穏ではなかった。
講談師を使って市井の情報操作をしようとしている「誰か」の仕業なのでしょうね~
無郁が戦っていた辺境の戦では、南境の羅家軍の活躍で勝利し、その祝いに宸国の使者が訪れていた。しかし無憂が使者を直接出迎えないことを南境の豪族・蔡厳和が批判し、宸国の後押しによる黎王即位を提案する。しかし無憂は先帝への忠誠だけでなく、南北の対立をあおるような即位を望んでおらず、無郁と潘陽王が場をまとめる。さらに無郁は蔡厳和に不正追及を匂わせ詰め寄ったため、蔡厳和だけでなく不正に荷担している孫継周も青ざめる。
潘陽王は元気に南境に逃れていたのですね!どうなったのか心配していたのですよ~
無憂は、羅植の祝勝の宴へ容楽を誘う。容楽は正式な王妃ではない微妙な立場での出席で悪影響を懸念するが、無憂が熱心に説くので出席を了承する。また無憂は、羅植の増長を心配し、対応策を容楽に依頼する。そこに無郁が夕餉の席に乱入する。戦場で鍛えられた無郁も、蕭可のために密かに処方箋の本を土産に持ち帰ったのを発見され、その進歩のなさに容楽と無憂は苦笑する。
白髪について「私は気にしない」って無憂は言いますが、容楽は気にしますよね~
無郁は土産の本を手に蕭可を訪ねるが、蕭可は無相子と親しげに薬の研究をしていた。ちょうど蕭可は容楽の解毒薬の大事な材料である「血烏」を発見していたが、それは武芸の達人でないと採取できない場所に生えているため、無相子が適任だという。無郁は仲間外れにされてせっかくの土産も渡せない…
無相子師兄は本気で無郁と張り合うつもりなのか、それともからかっているだけ?
雅璃はこの1年青州の実家に閉じこもり、時折琴を弾き沈みこむ日々を送っていた。そこに南境への脱出以降親しくなった泠月が訪れ、王府来訪をけしかける。雅璃は思い切って王府に出かけたところ、容楽に歓待され、手土産の安神香が無憂の不眠に役立つと聞いて喜ぶ。しかし容楽と囲碁をやっても、琴の話題を振られても、自分は容楽にかなわないことを思い知らされ、急いで王府を後にするのだった。孫継周は、雅璃が王府訪問と聞いて期待していたが、逃げ帰ってきたのを見て叱咤し、羅植の祝宴への出席を命じる。
泠月と孫継周に恋心を利用され、振り回されている雅璃が哀れです。泠月の目的は何?
羅植の祝勝の宴が開かれたものの、無憂は姿を現さない。羅植は苛立って酒をあおり、父の命で琴を持参した雅璃に絡み、好色な目で眺めて疎まれる。孫継周と蔡厳和は「黎王は王妃の言いなり」で容楽が政にまで口出しすると羅植に吹き込む。無憂と容楽が欠席と聞き、自分が見下されていると思った羅植は、「王妃は女狐」と口走る…
新キャラ羅植登場です!またキャラの濃い、扱いにくそうな人物が出てきましたね~
37~39話の感想
今回の38話までで第二部「将軍府の新妻ライフ編」が終了し、39話からは第三部「ザ・修羅場!南境の白髪王妃編」です。(勝手に名前つけています)大体20話くらいで話に区切りがついて舞台が切り替わっている感じですね。
傅筹が引き起こした内乱により、北臨はとうとう南北に分裂してしまいました。傅筹が摂政王として把握した北境は今までの政権の居抜きなので比較的安定していますが、傅筹に正統な即位の権利がなく、恐怖による軍事圧政なのが否めません。無憂が築いた南境政府は、皇子である無憂が玉璽を所有している点で正統なのは確実ですが、南境の豪族が変法で勢力を削られている反発もあり、あまり安定しているとは言えません。
傅筹も無憂も、双方地雷を抱えた船出といった趣ですが、密かに鍵となっているのが容楽と孫継周の見えないバトルのようです。孫継周は雅璃を無憂の妃にして孫家の繁栄を図りたい一心で、容楽を引きずりおろそうと悪評を振りまいているのですね。この「無憂を落とさない程度に容楽を落とす」というバランス感覚が古狸らしいいやらしい感じです。
それに輪をかけてややこしくしているのが…出ましたよ、雅璃お得意の「吊り橋効果でフォーリンラブ」です!彼女も懲りないなぁ…傅筹の時にそれで失敗したのにね。雅璃がそんな吊り橋恋愛体質だとは知らない無憂は、同情からか思い切りサービスしちゃいましたね。しかもさりげなく泠月が雅璃を後押ししようとしている感じ… ありますよね~!そろそろ泠月の裏の顔が明かされてくるのではないでしょうか。
表に潘陽王、無郁、横に冷炎と蕭煞、裏に項影と強固な布陣の南境新政府なのに、雅璃と孫継周という父娘ジョーカーが引っ掻き回して削っていきそうです。
そして今回、舞台の切り替わりで皇太子夫妻が亡くなりました。これまで散々「なんであいつが皇太子」と文句を言ってきましたが、最後の最後で泣かされました。皇太子と傅筹の、共に父の愛情を渇望した幼少期の心の傷を思うと、胸が痛くなります。そして皇太子妃の夫に対する最後までの毅然とした愛情が… 早くその大切さに気付いていれば。
息子夫婦の壮絶な死を目の当たりにした北臨帝には、苻鴛の復活という最大の地獄がこれから待ち受けています。あれは本当に苻鴛…なんですよね?いや生きているとは思っていました、だってオープニングに出ているから♪(それは言ってはいけないお約束)
これから苻鴛が北臨をさらにずたずたにしていくのでしょうか、コワイですね…
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