覆流年 第12話 あらすじ すり替えられた科挙の答案と無実を叫ぶ徐清策の絶望

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前世の悲劇を繰り返さないため、大切な人たちを守ろうと必死に動く陸安然。
しかし、運命を変えようとするもがきが、新たな波乱を招いてしまいます。
今回は、科挙の答案をめぐる卑劣な罠と、純粋な学者の悲痛な叫びに胸が痛む回でした。
誰かを救うための選択が別の誰かを奈落へ突き落とす展開に、心が重くなります。
それでは12話を一緒に見ていきましょう!

覆流年 12話のあらすじ

穆沢が前触れもなく陸府へやって来ます。
陸安然は部屋にいた徐清策を見られまいとして、慌てて窓を閉めました。
すると、閉めた窓枠が穆沢の手のひらを強く挟んでしまったのです!
申し訳なく思った陸安然は、薬酒を取り出して鬱血を散らす手当てを始めました。
そこで思わず、穆沢がお酒を一切飲まない人だという禁忌を口走ってしまいます。
「そなたはなぜ私のことをそれほど知っている?」
穆沢の鋭い問いかけに、陸安然は適当な当てずっぽうだと取り繕うしかありません。
でも、警戒心の強い穆沢の疑念が消えるはずもなかったのです。


知るはずのない秘密をうっかり口走る瞬間、見ているこっちまで息が止まりました!

そこへ弟の陸昀が姿を見せます。
徐清策のために陸府の蔵書を借りたいとお願いするためでした。
この何気ない会話から、穆沢は徐清策が蘇城随一の秀才だと気づきます。
そして、陸安然が厳尚書の息子の替え玉として徐清策を用意したのだと誤解したのです。
陸安然の脳裏に、前世の忌まわしい記憶が蘇りました。
前世の徐清策は状元として穆沢に重用されたものの、すぐに翊王に暗殺されて路上で非業の死を遂げたのです。
今世で落第させて田舎へ帰せば、あの悲惨な死から命を救えると思いませんか?
そう考えた陸安然は、穆沢の誤解をそのまま利用することを選びます。
穆沢は優秀な替え玉の手配に大満足し、人質に取っていた侍女の霊奚を連れ戻す許可を出しました。


命を救うためとはいえ、本人の知らないところで落第を仕組むのはあまりに切ないですね。

その日は穆沢の誕生日でした。
異母妹の陸欣然は、穆沢の関心を惹こうと自ら厨房に入って料理を作ります。
一方の穆沢は、一人で密室に籠もり亡き生母の位牌に祈りを捧げていました。
穆沢にとって、誕生日は人生で最も忌まわしい一日だったのです。
いつか母の名を皇室の宗廟に刻み、万世の香火を供えさせると固く誓います。
そこへ、陸欣然が手作りの長寿麺を大事そうに運んでくるではありませんか!
精いっぱいの真心を示すつもりでしたが、穆沢の逆鱗に触れてしまいます。
穆沢は差し出された長寿麺を無残に床へ叩き落としました。
陸安然を蹴落とすために真心を売り物にしているだけだと、冷酷に嘲笑します。
「身の程をわきまえて大人しくしていろ」
穆沢は低い声で警告を浴びせました。
蘇った陸安然の狙いが何であれ、庶女の陸欣然より陸安然のほうがはるかに利用価値があると言い放ちます。
冷たく突き放された陸欣然は、あまりの屈辱に愕然と立ち尽くすばかりでした。
どれほど尽くしても、この冷血な男に心を開いてもらえる日が来るのでしょうか?


床に散らばった長寿麺と陸欣然の凍りついた顔、見ていてゾッとしました!

やがて春闈の試験が終わりを迎えます。
徐清策は会心の出来栄えに胸を張っていました。
陸昀と一緒に太学祭酒を訪ねて、再現した答案を吟味してもらおうと相談します。
その帰り道、陸欣然が陸昀の前に立ちはだかりました。
「実の母親である柳鳴玉を殺したのは陸安然なのよ」
母の死の真相を突きつけて、姉弟の仲を裂こうと画策します。
しかし、陸昀はまったく動じませんでした。
実母が自業自得の悪事を重ねて身を滅ぼした事実を、冷静に理解していたのです。
陸欣然の狙いが陸家の財産を奪うことだと見抜いて、要求をきっぱり跳ね除けました。
「姉上を陥れるような真似に加担する気はない!」
拒絶された陸欣然は、激しい憎悪を胸に刻みます。
いつか全員の前で陸安然の化けの皮を剥いでやると、暗い復讐心を燃やしました。


陸昀が姉を信じて毅然と撥ねつける姿に、胸がすっと軽くなりました!

ついに合格発表の掲示が張り出されます。
自信に満ちていた徐清策の名前はどこにもありません。
穆沢の筋書き通り、厳尚書の息子が見事に状元の座を射止めました。
慶王府を訪れた陸安然に対し、穆沢は霊奚の解放を認めます。
しかし、かつての同盟は婚姻を前提とした約束事でした。
婚約が白紙に戻った今、穆沢は新しい盟約を結ぶよう陸安然に要求します。
もしどちらかが背信の行いを働けば、相手の自由な処断に委ねるという過酷な誓詞でした。
傷つけた霊奚の血をちらつかせて、陸安然に激しく署名を迫ります。
霊奚を無事に救い出すため、陸安然は屈辱を呑んで盟約書に署名しました。
立ち去る間際、陸安然は鋭いかんざしで参謀の蔡望津の手のひらを深く切り裂きます。
言葉にできない激情を、その一突きに叩きつけたのです!


かんざしで手を突き刺したあの目つき、安然の煮えたぎる怒りが爆発していましたね。

怪我を負った蔡望津のもとへ、陸欣然が傷薬を届ける名目で擦り寄ります。
そこで陸欣然は重大な秘密を聞き出しました。
陸安然が穆沢のために、同郷の徐清策の答案を厳尚書の息子のものとすり替えたという事実です。
一方の陸府では、陸昀が落胆する親友の徐清策を必死に励ましていました。
陸安然もまた、青年の輝かしい前途を奪ってしまった罪悪感に押しつぶされそうになります。
「陸家が全力で次の受験を支援させてほしい」
陸安然は真摯に頼み込みました。
しかし、徐清策は静かに首を振って申し出を辞退します。
明日には荷物をまとめて故郷の蘇城へ戻る、と寂しげに告げました。


十年の努力を理不尽に奪われた人の静かな諦め顔、本当にやりきれない思いです。

陸欣然は好機を逃さず陸昀に接触しました。
よりによって、徐清策の答案をすり替えた張本人が陸安然だと言い放ったのです!
疑念を拭えない陸昀は、状元の答案を書き写した紙を握りしめて陸安然を問い詰めました。
「この答案、徐清策の文章と一言一句違わないではないですか?」
しかし、陸安然は真実を明かすことができません。
信じていた姉の沈黙を前にして、陸昀の心は激しい失望に染まります。
親友を裏切り続ける痛みに、陸昀が耐えられるでしょうか?
耐えかねた陸昀は、すべてを徐清策に打ち明けてしまいました。
騙されていたと知った徐清策は激怒し、制止を振り切って陸府を飛び出します。
止められなかった陸安然は、最悪の事態を避けるため慶王府へ急行しました。


問い詰める陸昀の傷ついた瞳が、見ていて何よりも辛かったです。

徐清策は貢院の門前へ駆け込みました。
冤罪を訴える太鼓を狂ったように乱打します。
自らの答案が盗まれ、首席合格の栄誉が高官の子息に奪われた不条理を世間に暴露しました。
その頃、陸安然は陸欣然を捕らえて穆沢の前へ突き出します。
陸欣然が秘密を漏らしたせいで、苦心の策略が水泡に帰したと怒りをぶつけました。
しかし、陸欣然も必死に言い逃れを図ります。
陸昀が徐清策を連れて太学祭酒に答案を見せていたのだから、陸安然こそ知っていたのだと喚き立てました。
姉妹のみっともない責任のなすり合いに、穆沢は冷ややかな視線を向けます。
「太学祭酒のところへ急ぎ、後腐れのないよう手を打ってこい」
穆沢は姉妹の争いを一蹴し、陸安然に口封じの始末を命じたのです。


太鼓を叩きながら泣き叫ぶ徐清策の姿、胸が張り裂けそうでした!

試験場での騒動は穆川の耳にも届きます。
科挙の不正を断じて許せない穆川は、部下の傅与南に徹底的な調査を厳命しました。
しかし、試験場である貢院には朝廷の権力者たちが複雑に入り組んでいたのです。
容易に真相へ切り込める状況ではありませんでした。
穆川は怒りを露わにして叫びます。
国家の優秀な人材を集める神聖な場所が、金と権力の取引所に成り下がっていいのでしょうか?
その純粋な憤りを前にして、傅与南は重い口を開きました。
「この件を徹底的に洗えば、慶王殿下に必ず突き当たります」
不正の根幹にいるのが実の兄であるという残酷な真実でした。


汚職にまみれた宮廷の中で、穆川のまっすぐな正義感だけが救いですね。

その頃、投獄された徐清策の牢に蔡望津が静かに現れます。
蔡望津は、十年間の苦学の成果を他人に奪われた無念さには理解を示しました。
しかし、冷酷な現実を突きつけて青年の心を揺さぶります。
ここで騒ぎ立てて栄誉を取り戻したところで、権力者の厳尚書を敵に回して宮廷で生き残れるのか?
長年合格できなかった真の理由は、名もない貧しい家柄のせいではないのか?
「今回の件で妥協を受け入れるならば、慶王殿下と厳尚書が強力な後ろ盾となろう」
蔡望津は毒を含んだ甘い取引を提案します。
将来朝廷で思う存分に才能を発揮できるよう取り計らうと約束し、賢明な判断をするよう言い残して立ち去りました。

覆流年 12話の感想まとめ

一番胸に突き刺さったのは、冷たい牢屋の中で蔡望津から悪魔の取引を持ちかけられた徐清策の姿でした。
十年間も貧しい暮らしに耐えながら、学問だけを信じて必死に机に向かってきた若者の尊厳が、権力者たちの身勝手な取引で粉々に砕かれていくなんて、本当に理不尽でイライラします!
「貧しい出身だから落とされたのだ」なんて台詞、あまりにも酷すぎませんか?
慶王や厳尚書の後ろ盾を得たところで、自らの魂を売り渡して手に入れた官職に一体どんな価値があるというのでしょうか?
命を救うためだったとはいえ、陸安然の取った手段も本当に裏目に出てしまいましたよね。
前世で暗殺された未来から遠ざけたいという一心だったのは理解できます。
でも、学問に人生のすべてを懸けてきた人から試験の結果を奪うことが何を意味するのか、想像が足りなかったと言わざるを得ません。
良かれと思って選んだ道が、一番大切にしていた弟の信頼を壊し、純粋な徐清策を牢獄へ追い詰めてしまう展開があまりにも皮肉でした。
姉の沈黙を前にして、絶望に打ちひしがれていた陸昀の顔が今も忘れられません。
実母の身勝手な悪事を噛み締めて、それでも姉を信じ抜こうとしていた弟だからこそ、裏切られた痛みの深さを思うと本当にやりきれません。
そして、自分の復讐心を満たすためだけに周囲を引っかき回す陸欣然には心底うんざりしました。
手作りの長寿麺を無残に叩き落とされたのは自業自得なのに、怒りの矛先をすべて陸安然に向けて暴走する姿は見ていて本当に情けないです。
穆沢の冷血漢ぶりも極まっていました。
長寿麺を足元に叩きつけ、「利用価値がない」と冷ややかに切り捨てるあの冷淡な目つきには背筋が凍りました。
人の情けを一片も持たない男の恐ろしさを改めて見せつけられました。
そんな救いのない権謀術数の中で、唯一の希望に思えたのが穆川の揺るぎない正義感でした。
兄である穆沢の首根っこを掴むことになると警告されても、科挙の不正を絶対に許さないと立ち向かう姿勢には胸を打たれます。
蔡望津の甘い毒のような懐柔を前にして、徐清策が自らの誇りを守り通せるのか、薄暗い牢の片隅でじっと耐える彼の横顔が頭から離れません。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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