韓国ドラマ-記憶の森のシンデレラ-STAY WITH ME-あらすじ-全話一覧
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『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』は、中国で2016年12月11日から2017年1月2日まで湖南卫视で放映された作品であり、動画再生回数は72億回を突破した大人の恋愛ドラマです。
脚本を担当するのは『宮廷女官若曦』の原作小説『歩歩驚心』の作者であるトン・ホア(桐華)。
仕事に生きるクールな女性が川に落ち、7年間の記憶を失ってしまうという物語です。彼女を取り巻く男性たちとの恋愛模様が描かれています。
美男美女が巻き起こす恋愛模様を描いた『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』とはどんな作品なのでしょうか?
ここでは中国恋愛ドラマ『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』のあらすじやネタバレ感想、キャスト相関図、見どころ、最終回結末、といった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきますので、どうぞお楽しみに!
記憶の森のシンデレラ あらすじ
玲瓏の敏腕デザインディレクターであるリー・ウェイウェイは30歳のクールな女性。その残忍さから“女デビル”の異名を持ち社内で恐れられていた。成功のために結婚をも利用するウェイウェイはパリで開かれた新作ウェディングドレスの発表会で玲瓏の社長でありフィアンセでもあるフォ・シャオに逆プロポーズ、翌日挙式すると発表した。結婚式当日、川に転落し記憶を失ったウェイウェイ。数か月が経ち意識が戻った時には7年間の記憶が抜け落ち、23歳の頃のピュアな女性に戻っていた。ウェイウェイのライバル会社DUの会長であるチェン・イードゥーはウェイウェイが憎むべき存在。しかしウェイウェイとチェン・イードゥーは7年前恋人関係にあり、その頃に心が舞い戻ったウェイウェイは・・・。
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『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』の見どころはパリと上海、美しい2つの都市が舞台だということ。ドラマストーリーを楽しむのはもちろんのこと、発展目覚ましい上海の街並みと気品溢れるパリの街並みをじっくりと堪能することができます。さらに、主人公のウェイウェイはファッションデザイナー、フィアンセは社長、元恋人はライバル会社の会長、ウェイウェイを姉のように慕っているのはモデルの男性と、一般離れした豪華な面々。華々しいドラマになりそうですね!
記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~ 評価レビュー・感想
最初の頃のラブコメ路線から大きく変更し、復讐劇へと姿を変え視聴者の心を大いに痛めたであろう今作。私も最後の方は本当に心が痛くて見るのが辛かった回もありました。最後は登場人物がみんなそれぞれ幸せになったり救われたりのハッピーエンドで幕を閉じましたね。今回はそんな『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』の心に残った場面やお気に入りのエピソードを追いながら全体のまとめを記しました。どうぞご覧ください!
ウェディング業界を舞台に業界トップを争う二大企業、玲瓏とDUの争いを描いた今作。主人公は玲瓏のデザインディレクターであるウェイウェイと、社長でありウェイウェイの幼馴染かつフィアンセであるシャオ、DUの社長であり過去ウェイウェイと付き合っていて今は憎しみ合う間柄になってしまったイードゥーです。そんな彼らの脇を固めるのはウェイウェイの弟であり世界3位、中国1位のスーパーモデルであるレオやDUのデザインディレクターであるティファニー、やり手投資家のモー・ファンなどとにかく豪華な面々。登場人物が身に着けている服、バッグ、ハイヒールや所有する車、住んでいる部屋、会社の場所など登場するありとあらゆるものにお金がかけられていて華やかな世界を堪能することができました。また、ロケ地は主に上海とパリ。それぞれの名所も数多く登場し、見飽きることがありません。特にファッション業界を舞台にしているだけあって主人公のウェイウェイが着ている服はいつも本当におしゃれでセンスがよかったです。日本人の感覚では「これはないな…」なんて服もたまにはありましたが、ほとんどの服がウェイウェイに似合っていてウェイウェイの服をチェックするのがいつも楽しみでした。今作において私が一番気に入ったのはこのような華やかな世界を中国視点で見ることができたことです。けっこう共通する感覚も多くて違和感なく楽しんで視聴することができました。しかし一点、男性陣のタートルネックの多さは気になっちゃいました。中国の男性はよくタートルネックを着るのでしょうか??
さて、ウェイウェイの素敵な衣装について触れましたが、ウェイウェイ自身もとっても魅力的な女性なんです。女デビルの頃のウェイウェイは見ているこっちが姿勢を正しちゃうぐらいおそろしい女性だったのですが、記憶を失った後のウェイウェイの可愛いこと可愛いこと。一つ一つの仕草や表情に虜にされちゃいました。レオと恋に落ちた後のティファニーにも言えることですが、他人に意地悪したりムスッとしているときの顔って全然美人に見えない、でも笑った時ってすっごく美人だったり可愛く見えちゃうんですよね。「女は愛嬌」は日本、中国どちらにもにも通じることなんですね。そんなウェイウェイを演じたのはジョー・チェン(陳喬恩)さん。華流ファンの皆様なら見たことがある方も多いであろう『シンデレラの法則』で主人公を演じていましたが、その可愛さは全く衰えていません。(ちなみにこのドラマでジョー・チェンの相手役を務めたカオ・イーシャン(高以翔)は『三国志-趙雲伝-』で呂布役を演じていましたね!)そんなウェイウェイと結ばれるイードゥーを演じたワン・カイ(王凱)さんはラブコメ初挑戦だったそうですが見ているこっちが恥ずかしくなっちゃうぐらいに頑張ってツンデレを演じていましたね~。板チョコ(?)をウェイウェイに口移しするシーンはアドリブだと思うのですが(笑いながらも本気で嫌がるウェイウェイを見て判断)、ラブコメに慣れてないワン・カイさんの初々しいラブシーンもいくつもあり、キュンキュンするというよりこっ恥ずかしくて思わず笑っちゃう私でした。キザな役はあまり合っていないかな…、今後に期待しましょう!
さて、もう一人の重要人物であるシャオ、彼には本当に心が痛みっぱなしでした。ウェイウェイを深く想うがゆえにどんどん深みにはまり、ウェイウェイから勘違いされて絶縁されてもなおウェイウェイを守るため悪役を演じ孤独にモー・ファンと戦っていましたね。最後の最後で報われたときにはどんなにホッとしたか…。そんなシャオを演じるキミー・チャオ(乔任梁)さんはシャオそのものかと思うほど役に入り込んでいました。実は、キミー・チャオは『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』を遺作としてこの世を去りました。長年うつ病に悩まされ最期は自宅で自ら命を絶ったようです。私は今作の視聴を始める前にこの事実を知ったのですが、極力考えないようにしていました。ドラマを1本見終わると必ずお気に入りの俳優さんが何人か見つかり、その後の活躍を知ることは大きな楽しみのひとつ。案の定ジョー・チェン、ワン・カイ、キミー・チャオ、みんなお気に入りの俳優さんになったのに、もう今後の活躍を見ることができないなんて本当に残念です。うつ病を患いながらシャオを演じるのは辛い部分が多々あったかと思います。心よりご冥福をお祈りします。
さて、そんな魅力満載の『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』ですが、残念だったことが2点あります。まず、イードゥーが5年前ウェイウェイと別れたことが納得いかない。当時喧嘩ばかりしていたというウェイウェイとイードゥー。イードゥーから別れを告げられ、最愛の父を失ったこともありイードゥーにすがりつくウェイウェイをイードゥーは冷たく突き放しました。それでも「後悔している」「心では忘れようとしても忘れられないばかりか愛していた」「もう二度と離さない」とか言っちゃうイードゥーは正直「はぁぁ?!」ですよ。自分から冷たく手放したくせにイードゥーって本当に自分勝手なやつです。この件がどうにも納得できずずっとモヤモヤ。「もう二度と離さない」も何回聞いたことか…。イードゥーと再び結ばれたことでウェイウェイは幸せなので良しとしますが、気持ちがブレまくりでウェイウェイに対してもよく怒鳴っていたイードゥーよりウェイウェイへの愛を貫き通したシャオの方がいいと思うのですが。。そして、2つ目の残念だった点は、そんなウェイウェイとイードゥーの過去の思い出のシーンで何回も登場していた「“初心”を着て結婚したい」「いつかパリのショーでプロポーズされたい」というウェイウェイの夢。本当に何回も登場するもんだから最終回はてっきりパリのショーでイードゥーからウェイウェイにプロポーズし“初心”を着て結婚式→祝福するみんな→笑顔で抱き合って終わり。とばかり思っていましたがそれらに全く触れることなくレオとティファニーの結婚式で終了~。エンディング曲の後に結婚式かと思いエンディング曲もきっちり見るもやっぱり何もなく終了~。えぇ~!?ウェイウェイにとイードゥーの結婚式を見るために苦しい回も乗り越えてきたんじゃないか~!(泣)この終わり方はきっと賛否両論あると思いますね~。
そんな不満も少々あった『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』ですが、見終わったあとは他の中国現代ドラマも見てみたくなり、結果としては十分楽しめたドラマでした。今まで中国ドラマと言えば歴史もののイメージでしたが、笑いの感覚も思った以上に似ていて新しい発見が多々あるドラマでした。ワン・カイさんのラブシーンの上達具合も今後楽しみにしたいと思います!
中国語タイトルと日本タイトルに込められた意味。
日本タイトルは『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』ですが中国語タイトルは『放弃我,抓紧我』(=私を離して、私をしっかり捕まえて)
中国、台湾ドラマを見ていつも思うことですが、本来の中国語タイトルは結構ストレートにドラマを表しているのに対し、日本語タイトルは抽象的なことが多いです。「記憶の森のシンデレラ」でも(記憶を失った主人公ウェイウェイが王子様イードゥーによって目覚めて恋が始まるのかな?)なんて何となく想像はできますが中国語のタイトル「私を離して、私をしっかり捕まえて」で見た方が(ウェイウェイはフィアンセのシャオから気持ちが離れて元恋人のイードゥーに心変わりするのかな。それともその逆?いや、ウェイウェイの誰にも媚びない奔放な性格を表しているのかも?)なんていろいろ想像し楽しむことができます。華流ドラマは日本語タイトルだけにこだわらず、中国語タイトルも調べて翻訳してみると面白いですよね。
キャストについて
主役であるクールな敏腕ファッションデザイナー、リー・ウェイウェイを演じるのは台湾出身のジョー・チェン(陳喬恩)。2008年、主演ドラマ『ハートに命中!100%』は台湾ドラマで史上最高の視聴率を記録し、活動拠点を中国へ移してからは数々のドラマや映画に出演、さらにテレビ番組の司会や音楽活動も行うなど多方面で活躍している女性です。日本の華流ファンにもよく知られた 『シンデレラの法則』、『月下の恋歌 笑傲江湖』、『王の女たち〜もうひとつの項羽と劉邦〜』、『私の少女時代-OUR TIMES-』などにも出演。今年38歳の彼女ですが勢いは衰えず、長らくアイドル女優として君臨してきた大人気女優です。
そして、相手役は『琅琊榜-麒麟の才子、風雲起こす-』で視聴者の誰もが応援した靖王を演じ大ブレイクを果たしたワン・カイ(王凱)。日本でも華流ドラマファンを魅了しました。また、初主演映画は2017年3月に公開された『嫌疑人X的献身』。これは日本の東野圭吾原作『容疑者Xの献身』の中国リメイク版でワン・カイは福山雅治が演じた天才物理学者を演じています。
他にも、リー・ウェイウェイの幼馴染でありフィアンセでもあるフォ・シャオ役に『後宮の涙』で人気を博したキミー・チャオ(喬任梁)。残念ながらキミー・チャオは2016年、28歳の若さで亡くなっており、『記憶の森のシンデレラ~STAY WITH ME~』が遺作となりました。
基本情報
放送局:湖南卫视(中国)、四川卫视(中国)、东南卫视(中国)、八大第一台(台湾)、Astro双星・Astro双星HD(マレーシア)、华语剧台(香港)、城市電視(カナダ)、佳楽台(シンガポール)、中華TV(韓国)
中国題: 放弃我,抓紧我
中国放送開始日:2016年12月11日
話数:39話
脚本:トン・ホア(桐華)
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