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紀綱が小桜にとことん優しくしてきたと思ったら、その裏では夏浔を巻き込む恐ろしい罠を仕込んでいました。今回は彭梓琪という新しい仲間も登場して、旅の空気が少し変わります。でも一番きついのは、紀綱が小桜の髪一房を使って西門靖を脅すところです。そこから韃靼と瓦剌の間で本当に戦が始まってしまいます。それでは56話を一緒に見ていきましょう!
錦衣夜行 56話のあらすじ
紀綱は小桜を安全な住まいに移し、夏浔に追われる心配はしなくていいと言い聞かせました。優しい言葉をかけながら、実際には彼女を自分の駒として囲い込んでいるだけです。
その後、紀綱は書斎で手下から「口封じ」の進み具合を聞きます。夏浔が密かに錦衣衛のことを調べ始めているという報告も受けました。
この人、笑顔のまま平気で人を消そうとしてますよね
御花園では、皇帝が夏浔に北平への遷都を考えていることを打ち明けます。そして韃靼と瓦剌という二つの勢力を抑え込むように命じました。両者の対立をうまく利用して、漁夫の利を得よというわけです。
夏浔は西門靖と、最近の紀綱のやり方についても話し合いました。あまりに強引で容赦がない、と二人とも感じています。そして皇帝の命を受け、謝雨霏と西門靖、それに武術に優れた彭梓琪を連れて北へ向かうことを決めました。
一方、紀綱は小桜に対してこれでもかというくらい優しく接します。自分はかつて夏浔と義兄弟の契りを結んだのに、裏切られて大切な人を奪われたのだと嘘をつきました。
全部作り話なのに、小桜が信じてしまうのが見ていてつらいです
小桜はまんまとその話を信じ、夏浔への恨みを募らせていきます。そして夜、紀綱の手下を通じて密書を送りました。夏浔たちの信頼をきちんと得られている、という報告です。
そのころ夏浔たち一行は宿場で彭梓琪と出会います。路銀を盗まれた上に因縁までつけられているところでした。謝雨霏が助けに入り、そのまま一緒に旅をすることになります。
夜、紀綱は小桜のもとをこっそり訪ねました。そして彼女の髪を一房切り取り、彭梓琪の髪だと偽装します。これを使って西門靖を脅し、瓦剌へ行かせようとしました。
人の髪を人質代わりに使うとか、発想が怖すぎます
そうしているうちに、瓦剌の集会が紀綱の放った死士に襲われ、複数の首領が命を落としました。豁阿夫人は韃靼への復讐を誓います。
紀綱はこの状況を利用して、小桜を韃靼に戻らせました。義父である阿魯台太師に、先に兵を出すよう説得させるためです。阿魯台は小桜の言葉を信じ、瓦剌への先制攻撃を決めてしまいました。
夏浔は瓦剌情勢の急変を知り、紀綱を問い詰めます。しかし紀綱は、戦を利用して明の軍を草原に浸透させ、支配下に置くのだと言い張りました。政治的な考え方の違いから、二人はついに完全に決裂します。
紀綱はその後も手下に命じ、韃靼へ即座に開戦するよう伝えさせました。
錦衣夜行 56話の感想まとめ
一番きつかったのは、やっぱり紀綱が小桜の髪を切り取るところです。優しい顔をして近づいておいて、裏では平気で人を利用の道具にしてしまう。あの場面だけで紀綱という人間の底が見えた気がしました。
小桜が紀綱の作り話を信じてしまうのも切ないです。夏浔に裏切られたなんて全部嘘なのに、それを知らないまま憎しみだけが積み上がっていく。本人はきっと自分の判断で動いているつもりなんでしょうけど、完全に紀綱の手のひらの上ですよね。
彭梓琪の登場は久しぶりに軽い空気でした。路銀を盗まれて困っているところを謝雨霏が助ける流れは、彼女の優しさが出ていてほっとします。
瓦剌の集会が急襲されるところは正直びっくりしました。豁阿夫人が復讐を誓う姿にも、紀綱の企みの大きさが見えて怖くなります。阿魯台があっさり先制攻撃を決めてしまうのも、小桜という存在の影響力の強さを感じました。
夏浔と紀綱が政見の違いで決裂する場面は、これまでの積み重ねがようやく表に出た感じです。紀綱が手下に即座の開戦を命じるところまで見て、この人はもう誰にも止められないところまで来てしまったんだなと思いました。
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