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クルミットです♪
今回は柳玉茹の実家事情がちらっと見えてくる回です。継母の張月児にいいように使われそうになっていた過去があって、だからこそ柳玉茹はあんなに用心深く立ち回っていたんだなと分かってきます。顧九思もそれを知って、柳玉茹を守ろうという気持ちが芽生えていく様子が描かれます。そして後半では柳玉茹が思わぬ場所で目を輝かせる出来事も。それでは6話を一緒に見ていきましょう!
長風渡 6話のあらすじ
顧九思は柳玉茹が実家であまり良い扱いを受けていなかったことに気づきます。柳玉茹が何事にも計算高く振る舞うのは、父親が継母の張月児に甘く、下手をすれば妾として売られかねない立場だったからでした。
そんな事情があったなんて、知らなかった側からするとちょっと切ないです
顧九思はそれを知って、これからは柳玉茹を守っていこうと決めます。自分のせいで良縁を逃してしまったという負い目もあるようでした。柳玉茹の方も、顧九思の性根が悪くないことにようやく気づきます。そこで彼女は提案します。しっかり勉強して科挙に受かり、葉世安に負けない誥命(功績による称号)を取ってほしい、そうしたら許すと。顧九思はこれを承諾しました。
ところが夜になると、顧九思はこの約束のことで眠れなくなってしまいます。葉世安は昔から何をやっても一番だったので、自分は敵わないと弱気になっているようでした。
さっきまで格好つけてたのに、夜になったら急に不安がるのがなんだか人間くさいです
翌朝、柳玉茹は顧九思を励まします。葉世安がどれだけ努力を重ねてきたかを知っているからこそ、暗記の速さでは顧九思の方が上だと伝えます。そして早速おいしい朝食を用意したかと思うと、食べ終わったらすぐに十五篇の暗唱を課してきました。休みにするとは言ったけれど、いつまでとは言っていない、というわけです。
顧九思はたまらず、木南に見張りの笛を持たせます。柳玉茹が書斎に近づいたら吹いて知らせる役目です。柳玉茹は本当にこまめに顧九思の世話を焼くので、印紅は見ていて気の毒に思うほどでした。柳玉茹は印紅に、これからは顧九思を主人として立てるようにと言い聞かせます。ところが木南はうっかり見張りを怠けてしまい、話本(通俗小説)を読んでさぼっていた顧九思がまた見つかってしまいます。
木南、笛渡された意味なさすぎです
柳玉茹は少し怒って、さらに十篇追加します。木南はまた入れ知恵をします。柳玉茹に急に親しく近づけば、照れて構わなくなるはずだと。顧九思はその晩さっそく実行してみますが、柳玉茹は嫌がるどころか受け入れる素振りを見せて、顧九思の方が慌てて手を止める羽目になりました。
そのあと顧九思は柳玉茹に、人に振り回されず自分の楽しみを見つけたほうがいいと話します。この言葉が柳玉茹には響いたようで、翌朝一人で徉州の街をぶらぶらと歩き、自分の興味の在り処を探します。歩いているうちに顧家の反物屋に辿り着き、古参の賀番頭に連れられて他の店舗も見て回ることに。総勘定場で番頭が算盤を弾く様子を見た瞬間、柳玉茹の目が輝きました。
算盤の音でこんなに目がキラキラするヒロイン、なかなかいないです
柳玉茹が留守の間、すっかり彼女の管理下に慣れていた顧九思は、なんだか調子が出ません。柳玉茹が帳簿を見ていると聞くと、そわそわと駆けつけます。ところが柳玉茹は帳簿に夢中で顧九思に構ってくれず、無視された形の顧九思は不服そうでした。そこで印紅を下がらせ、二人きりで話をします。
柳玉茹は昨夜からずっと顧九思の言葉を考えていて、自分にも何か打ち込めることを見つけようと思ったところでした。帳簿に見入るあまり、お茶を注ごうとした手が誤って香炉の灰に伸びてしまいます。顧九思がとっさに手をつかんで止めると、肌が触れ合った二人はどちらも気まずそうにしていました。
そこへ万店主が資金繰りのため賀番頭に借金を頼みにやってきます。ただ主人が不在で、番頭には貸す権限がありません。万店主は少東家(若旦那)が来ていると知り、慌てて柳玉茹に頼み込みます。ちょうどそこへ顧九思の母・江柔が戻ってきて、顧九思が柳玉茹のところへ案内しようとした矢先、柳玉茹が自分の店の資金で万店主の借金を肩代わりしている場面に出くわします。賀番頭はこのやり方は礼儀に反すると渋い顔をしますが、万店主は老舗が救われたと大喜びでした。そして戸口に立つ江柔は、何か考え込むような笑みを浮かべていました。
長風渡 6話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、柳玉茹が総勘定場で算盤の音を聞いた瞬間です。あの場面だけ表情がふっと変わって、今まで見せなかった生き生きした顔になっていました。実家では計算高く生きるしかなかった柳玉茹が、初めて「好きでやること」に出会ったんだなと思うと嬉しくなります。
木南の見張り作戦は最初から無理があった気がします。笛を渡されたのに肝心なところで役に立たないの、正直笑ってしまいました。顧九思もそれで柳玉茹に追加十篇を課されているので、自業自得ではあるんですけど。
夜の場面で柳玉茹が全く動じなかったのも意外でした。木南の入れ知恵で顧九思が仕掛けたはずなのに、逆に顧九思の方が慌てて止める側に回っていて、なんだか立場が逆転していて面白かったです。
万店主の借金の件で柳玉茹が動いたのは、彼女らしい判断だと思いました。ただ、それを見ていた江柔の笑み方が少し引っかかります。素直に感心しているだけなのか、それとも何か企みがあるのか、あの表情だけでは読み取れませんでした。あの意味深な笑みを浮かべたまま戸口に立つ江柔の姿だけが、やけに頭に残っています。
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