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クルミットです♪
今回は九思が殴られるところから始まって、そのあとの展開が一気に動きます。仕返しをしたつもりが本人に丸見えだったり、倉庫に忍び込んだら中身が薬材じゃなくて米だったり、しまいには玉茹が人質に取られてしまったり。一話でここまで詰め込むのかというくらい、休む間もない回でした。それでは21話を一緒に見ていきましょう!
長風渡 21話のあらすじ
九思が何者かに殴られてしまいます。ところが黄龍飛たちの態度が急に変わって、明らかに様子がおかしいのです。九思は自分を殴った相手の靴を覚えていて、それが黄龍飛だったと気づきました。態度が百八十度変わった理由には范玉が絡んでいたようでした。
殴られた相手を靴で覚えてるとか、九思って地味に観察力すごいです!
九思は殴られたことを隠そうとしましたが、木南と柳玉茹にはあっさりばれてしまいます。玉茹は印紅に頼んで木南に力自慢の男たちを雇わせ、路地で覆面をさせた黄龍飛をこてんぱんにやり返させました。溜飲を下げたつもりの木南と玉茹は満足げでしたが、次の瞬間笑顔が固まります。仕返しの一部始終を、当の九思がすぐ後ろで見ていたからです。
証拠隠滅どころか本人に見られてるの、笑うところなのに気まずすぎます。
それでも玉茹は素直に喜べません。こんな面倒に巻き込まれるくらいなら、九思には家で大人しくしていてほしいというのが本音のようでした。一方の九思は、黄龍飛のことを権力にすり寄らない義理堅い人間だと見ていて、恨みを恩で返せば友達になれるかもしれないとまで考えていました。
九思は守備営の当番に出て、趙三爺の手下である金爺が文書を手に城門を出ようとしているところに出くわします。城門の守備兵は趙三爺の一味にはやけに丁寧で、九思が荷を検めようとすると止められてしまいました。
この城門のスルーっぷり、絶対おかしいです!
九思は小乞食から趙三爺についての話を集めます。荷車の轍が深すぎることに気づき、これは薬材の重さでは説明がつかないと踏んで、疑いを強めました。夜、こっそり倉庫に忍び込んで袋を開けてみると、中身は薬材ではなく米でした。
そして九思は趙三爺と胡大人のやり取りを盗み聞きします。夏総兵と范知府の後ろ盾を得て、官の倉庫にある米を横流しし、代わりに傷んだ穀物を詰めて数だけ合わせ、良質な米をこっそり城外へ運び出していたのです。
これはさすがに聞いちゃいけないやつ聞いちゃいましたね。
九思は見つかって倉庫から逃げ出します。彼が范節度使や周将軍に報告する前に、先手を打った趙三爺は玉茹と印紅をさらわせました。連れて行かれた九思の前で趙三爺はこう告げます。明日、金爺の荷車を城外へ通せば玉茹と印紅は無事に返す、そうでなければ黒鋒寨で命の保証はない、と。趙三爺は九思の動きを見張らせながら、内心では九思を必ず始末するつもりでいました。自分の手は汚さず、黒鋒寨の連中に始末させる算段です。
自分は手を汚さないところ、こういう人ほんと嫌いです。
黒鋒寨では、副頭目の沈明が玉茹の器量に気づいて、言葉遣いがかなり馴れ馴れしくなります。玉茹は内心怖がりながらも表では気弱な態度を見せませんでした。沈明は荒くれ者の匪賊らしい軽さはあるものの、根っからの悪人ではなさそうだと玉茹は感じ取っていました。
見張られていることを知る九思は板挟みになります。荷車を通してしまえば悠州は終わりですが、趙三爺の言う通りにしなければ玉茹の命が危ない。沈明は玉茹を本気で嫁にしたいと思っているらしく、口は軽いものの手は出してきませんでした。
ここで九思が悩む時間、見ててこっちも胃が痛いです。
翌日、九思は金爺の荷車を城外へ通します。同時に小乞食に合図を送り、手紙と香嚢を軍にいる周燁のもとへ届けさせました。
夜が明けて、玉茹は刀を手に取り、印紅と一緒にこっそり逃げ出そうとします。ところが沈明は眠ったふりをしていただけでした。玉茹が刀を構える間もなく、沈明に壁へ叩きつけられてしまいます。
寝たふりされてる時点で完全にお見通しだったんですね。
九思は馬一頭だけを連れて、たった一人で黒鋒寨へ向かいます。趙三爺は九思が必ず死ぬと確信していて、これで枕を高くして眠れると余裕たっぷりでした。一方、小乞食が届けた香嚢と手紙は無事に周燁の手に渡り、趙三爺が督糧道の胡恒と結託して悠州の備蓄米を横流ししていたことが明らかになります。
長風渡 21話の感想まとめ
一番心に残ったのは、九思が馬一頭だけ連れて黒鋒寨に向かう場面です。援軍も連れず、たった一人で敵の巣窟に乗り込んでいく後ろ姿に、こっちまで手に汗握りました。趙三爺が余裕の表情を浮かべているのも腹立たしくて、絶対この人に一泡吹かせてほしいと思いながら見ていました。
玉茹が沈明の寝たふりに気づかず刀を構えようとした場面もひやひやしました。逃げようとした気持ちはすごくわかるんですが、相手が一枚上手だったのが悔しいです。壁に叩きつけられるところは思わず声が出そうになりました。
それにしても趙三爺、自分の手を汚さずに全部黒鋒寨にやらせようとするやり方が本当に卑怯です。夏総兵や范知府まで裏で絡んでいるとなると、この街の役人はどこまで腐ってるんだろうと呆れてしまいます。
木南と玉茹が仕返しに黄龍飛を痛めつけて喜んでいたのに、本人に見られていたところは笑っていいのか気まずいのか複雑でした。ただそのあとの玉茹の「家でおとなしくしていてほしい」という本音は、素直でいいなと思います。心配しているからこその言葉ですよね。
九思が倉庫で轍の深さから米の横流しに気づくところは、地道な観察がちゃんと事件につながっていて見ごたえがありました。小乞食を使って周燁に手紙を届けさせる段取りも、追い詰められた中でよく頭が回るなと感心します。
沈明については、口は軽いけど手は出さないというあたりに、ただの悪党じゃない匂いを感じました。玉茹をどう扱うつもりなのか、少し気になります。
たった一人で黒鋒寨に向かう九思の背中を見ながら、玉茹を無事に取り返してほしいと、ただそれだけを思いました。
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