大宋宮詞 第55話 あらすじ 頑なに心を閉ざす受益と宴から消えた皇帝

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育ての親である劉娥と、成長して自我に目覚めた受益の溝が深まってきました。
息子の将来を思って道を用意する劉娥と、自分の気持ちを無視されたと感じて反発する受益。
どちらの言い分も分かるからこそ、ぶつかり合う姿を見ていると胸が痛みます。
お互いに引けないまま、とうとう婚礼の宴で大きな事件が起きてしまいました。
それでは55話を一緒に見ていきましょう!

大宋宮詞 55話のあらすじ

宮中では、皇帝である受益が曹汝を娶るのではないかという噂が流れていました。
その噂を耳にして不安になった清悟は、劉娥のもとへ駆け込んできます。
劉娥は清悟の手を握り、優しくなだめて不安を取り除こうとしました。
でも、清悟の胸のざわめきは収まりません。
受益と曹汝が頻繁に密会して想いを通わせていることを、清悟は涙ながらに訴えます。
劉娥はその訴えを静かに受け止めながら、心の中で考えを巡らせていました。

大好きな人の心が別の女子に向いているなんて、清悟の立場を思うと本当に胸が痛みます!

一方、曹府では曹太傅が孫娘の曹汝を呼び止めていました。
そして、受益への淡い想いを今すぐ断ち切るように言い聞かせます。
皇帝の寵愛を巡る争いに巻き込まれれば、将来必ずひどく傷つくという忠告でした。
曹汝は祖父の切実な言葉を聞き、静かに涙をこぼします。
祖父の言いつけを守るしか、自分の身を守る道はなかったのでしょうか?
曹汝は泣きながら、受益への想いを諦めると約束しました。

翌日、受益の身の回りの世話をしている内侍の王漸の手引きによって、曹汝は受益と密会を果たします。
そこで曹汝は、祖父から告げられた厳しい言葉を受益に打ち明けました。
話を聞いた受益は、激しい怒りに顔を歪めます。
劉娥が曹太傅に指図して、自分たちを引き裂こうとしていると思い込んだのです。
なぜ母上はそこまで自分たちの仲を邪魔するのでしょうか?

その頃、劉娥は執務室で蘇義簡と話し合っていました。
知府へと左遷された丁謂が、地方で民の財産を搾り取って私腹を肥やしているという報告が入っていたのです。
そこへ、怒りに震えた受益が血相を変えて飛び込んできます。
受益は劉娥に向かって、なぜ自分と曹汝の仲を引き裂くのかと激しく問い詰めました。
それどころか、なぜ自分をいつまでも親政させず、政務を独占しているのかと詰め寄ります。
そばにいた蘇義簡が劉娥の真意を説明しようと口を挟みました。
しかし、頭に血が上った受益には何の弁明も届きません。
自分が皇帝の座に留まる限り、清悟を皇后に迎えることなど絶対に認めないと怒鳴り散らしました!

蘇義簡がいくら正論を言っても、今の受益には言い訳にしか聞こえないのがもどかしすぎます!

激しい言葉を浴びせられた劉娥は、怒りと悲しみで胸が張り裂けそうでした。
そして、かつて太宗が元侃との結婚を頑なに反対していた昔の記憶を思い出します。
自分もかつて同じように引き裂かれ、苦しんだ過去があったのです。
動揺する劉娥のそばで、長年仕える張景宗がそっと寄り添いました。
太后様の深いお考えは、いずれ皇帝にも必ず伝わるときが来ます。
劉娥の深い苦心が受益に伝わる日は、いつか訪れるのでしょうか?
張景宗の温かい励ましに触れて、劉娥は少しだけ救われた気持ちになりました。

一方、朝廷では不穏な動きが加速します。
王欽若は曹太傅と密談し、手元の名簿を見つめながら保身に怯えていました。
曹太傅は、劉娥が次に狙っているのは百官を順に排除して身内で固めることだと吹き込みます。
太后に対抗する唯一の道は、官僚たちを束ねて受益への還政を迫ることでした。
王欽若はその提案に飛びつき、全力で曹太傅の後ろ盾となって世論を煽る約束を交わします。
二人の企みはどこまで広がっていくのでしょうか?

劉娥は暦を調べ、受益の婚礼にふさわしい吉日を選び出しました。
ところが、受益は婚礼を断固として拒絶します。
自分の感情だけで突っ走る受益を、誰も止められないのでしょうか?
激しい大雨の降る中庭へ飛び出し、感情を爆発させました。
全身びしょ濡れになって病気にかかれば、大婚をぶち壊せるという無茶な反抗だったのです。
受益の意地の強さは知っていましたが、曹汝のためにここまで頑なになるとは劉娥も思っていませんでした。
天子の婚姻は単なる男女の情愛だけで決められるものではありません。
劉娥がどれだけ言葉を尽くしても、今の受益の耳には届きませんでした。

雨の中でびしょ濡れになって意地を張る姿、見ていて本当に痛々しかったです。

朝廷の場でも、母子の対立は決定的なものになります。
太后である劉娥が諫院の設置を提案すると、受益はわざと反対意見をぶつけました。
続けて劉娥が婚礼の話を持ち出すと、受益は取り合おうともせず、勝手に朝議を打ち切って退廷してしまいます。
皇帝として、あまりにも子供じみた態度だと思います?

そこで劉娥は、受益をある場所へ連れて行きました。
自分が用意した家系図や勢力図を見せるためです。
なぜ頑なに清悟を皇后に選ぼうとするのか、受益は冷たい視線で母に尋ねました。
劉娥は静かに語りかけます。
清悟の父親である郭崇信は強大な兵権を握っている。
郭家の武力という後ろ盾があってこそ、若い受益が玉座を守り抜けるのだと説明しました。

しかし、猜疑心に囚われた受益には母の親心が届きません。
文官は蘇義簡に握らせ、武官は郭崇信に握らせる。
すべては母上が朝廷を意のままに操るための駒集めではないか。
受益は劉娥の言葉を完全に曲解し、敵意を剥き出しにします。
自分はすべての権利を投げ捨ててでも、母上の操り人形には絶対にならない!
そう言い捨てて背を向けた息子の姿に、劉娥は言葉を失いました。
顔から血の気が引き、その場に立ち尽くすしかありません。

操り人形だなんて、実の母親に一番ぶつけちゃいけない言葉ですよね。

その頃、丁謂の元に王欽若からの密書が届いていました。
地方の官僚を巻き込んで、太后を退陣に追い込む計画に加わってほしいという誘いです。
失脚の危機にあった丁謂は、千載一遇の好機だとばかりに大喜びしました。
すぐに王欽若の呼びかけに応じる構えを見せます。

宮中では、受益の拒絶をよそに劉娥の指示で婚礼の準備が進められました。
職人たちが婚礼用の華やかな衣装を縫い上げていきます。
受益はその光景を冷ややかな目で見つめ、新しく配属された内侍の姿をじっと見つめました。
その瞳の奥で、一体何を企んでいたのでしょうか?

やがて夜になり、受益と清悟の婚礼を祝う盛大な宴が開かれます。
会場には各国の使臣たちが勢揃いしていました。
広間には山のような祝いの品が並んでいます。
しかし、主役であるはずの受益の顔には笑みがありません。
冷遇された清悟も、所在なげに俯いていました。
曹利用もまた、暗い表情で座っています。

受益は苛立ちを紛らわすかのように、酒を煽り始めました。
体を壊すからと劉娥が制止の声をかけます。
でも、受益は母の制止を無視し、酒杯を無理やり奪い取って一気に飲み干しました。
そのはずみで、酒が服にこぼれてしまいます。
受益は着替えを口実に席を外しました。

あの冷え切った祝宴の空気、誰も幸せそうじゃなくて息が詰まりそうでした!

しかし、どれだけ待っても受益は広間に戻ってきません。
不審に思った蘇義簡が、張景宗に様子を見に行かせます。
部屋へ向かった張景宗は、驚くべき光景を目にしました。
そこにいたのは、受益の服を着せられた身代わりの内侍だったのです。
受益は宴の混乱に紛れ、とっくに宮殿から抜け出していました!

張景宗から報告を受けた瞬間、劉娥の視界が真っ暗になります。
足元から力が抜け、その場に倒れそうになりました。
張景宗が慌ててその体を支えます。
劉娥は青ざめた顔で、誰にも気付かれないよう密かに曹府へ向かうよう張景宗に命じました。
よろめきながら奥へと消えていく劉娥を、張景宗が痛ましそうに見送ります。
残された蘇義簡は、事態を隠すために笑顔を作って使臣たちの相手を続けました。
皇帝が不在のまま、この祝宴を無事に乗り切ることができるのでしょうか?
宴の明かりの下、皇帝の消えた玉座だけが冷たく光っていました。

大宋宮詞 55話の感想まとめ

一番胸に突き刺さったのは、劉娥が用意した図譜を受益が全否定した場面でした。
郭崇信の兵権を借りて受益の玉座を盤石にしようとする劉娥の計算は、母親としての最大の愛情だったのだと思います。
それなのに「文官に蘇義簡、武官に郭崇信を置いて自分が権力を握るためだ」と決めつけられた劉娥の表情が、見ていて本当につらかったです。
長年かけて息子を守り育ててきた結果が「操り人形にはならない」という拒絶だなんて、親としてこれ以上つらい台詞があるでしょうか?

受益の気持ちも、まったく分からないわけではないのです。
若い盛りに自分の好きな人を否定されて、政略結婚を押し付けられれば反発したくもなります。
でも、大雨の中で癇癪を起こして病気になろうとしたり、宴の席で酒をこぼして抜け出したりする行動は、あまりにも幼稚で自分勝手に見えてしまいました。
曹汝への想いのためだけに、ここまで無茶を重ねてしまって良いのでしょうか?
皇帝という重責を背負っている自覚がまだ足りないのかもしれませんね。
いくら反抗したいからって、各国の使臣が集まる公の宴を放り出して脱走するなんて、国を揺るがす大スキャンダルです!

それに便乗して動き出した王欽若や丁謂たちの悪巧みにも、心の底からイライラしました。
朝廷の権力争いに利用するために、若い皇帝の不満を煽る大人たちのずる賢さ。
丁謂なんて、地方で民から搾取しておきながら、都の政変の知らせを聞いて大喜びするあたりが本当に腹立たしいです!
こういう奸臣たちが裏で糸を引いていることに、受益はいつになったら気付くのでしょうか?

そして、倒れそうになりながらも「曹府へ行け」と指示を出した劉娥の母心にじわっと胸が痛みました。
抜け出した受益が向かう先を瞬時に察し、大事になる前に内密に連れ戻そうとする判断の早さはさすがでした。
でも、その姿はあまりにも痛々しくて、支える張景宗がいなかったら本当にその場に崩れ落ちていたと思います。
使臣たちを置き去りにして曹府へ駆け込んだ受益は、一体そこで何をするつもりなのでしょうか?

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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