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クルミットです♪
平江府から都へ戻ることになった受益ですが、劉娥への不信感は募るばかりです。
自分の生い立ちについての疑惑が頭から離れず、母子の溝はどんどん深くなっていきます。
あんなに大切に育ててくれた劉娥に対して、受益の態度はあまりにも頑なでした。
信じていた人に裏切られたと思い込む若さゆえの暴走に、胸が苦しくなります。
それでは57話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 57話のあらすじ
平江府にとどまっていた趙受益は、丁謂の口から衝撃的な事実を聞かされます。
自分の出生に深く関わっていた李載豊と董太医が、今も生き延びているという話でした。
丁謂はその足で二人を直接受益に引き合わせようと踏み込んできます。
しかし受益はその誘いに乗らず、きっぱりと拒絶しました。
受益がその場を去ると、丁謂はすかさず太后である劉娥へ皇帝の居場所を知らせる奏折を送ります。
表面上は皇帝に忠義を尽くすふりをして、裏では劉娥に密告する二枚舌の行動でした。
丁謂のあの抜け目のなさは、何度見ても本当にイライラします!
蘇府へ戻った受益は、部屋の中で一人考え込みます。
考えれば考えるほど胸のざわつきは収まりません。
思い詰めた受益は、都へ戻って劉娥に直接問い質そうと決意しました。
一方、丁謂からの奏折を受け取った劉娥は、都で静かに情勢を見極めます。
丁謂が平江府で受益の懐にうまく入り込んだことは間違いありません。
今ここで丁謂を罰すれば、受益が反発して頑なになる恐れがありました。
そこで劉娥は丁謂を元の役職に戻し、自分の手元に置いて監視する道を選びます。
宮廷へ戻って問い質そうとした受益でしたが、あれは一時的な怒りに任せた思いつきでした。
都へ戻ってしまえば、劉娥の手のひらの上で出生の秘密など探れるはずがありません。
それなら丁謂を利用して真相を調べさせたほうが良いのではないか?
受益は考えを改め、再び動こうとします。
しかし蘇府を出ようとしたまさにその時、外にはすでに蘇義簡の姿がありました。
丁謂が自分の居場所を劉娥側に漏らしたのだと受益は直感します。
逃げ場を失った受益は、蘇義簡に従って宮廷へ戻るしか道がありませんでした。
都へと向かう道中、受益は隣にいる蘇義簡へ探りを入れるように問いかけます。
自分は本当に劉娥の実の子供なのか、と直球でぶつけました。
不意を突かれた蘇義簡は、内心で激しく動揺します。
それでも表情を崩さず、そんなものは根も葉もない噂だと一言で否定しました。
蘇義簡がどれほど劉娥に忠誠を尽くしているか、受益は百も承知です。
この男から真実を聞き出すのは無理だと悟り、自分の力で暴くことを決意しました。
蘇義簡が一瞬見せた動揺、あれじゃ火に油を注ぐようなものです。
宮殿に足を踏み入れた受益は、劉娥の前でも頑固な表情を崩そうとしません。
劉娥は受益を安心させようと、今回の騒動に関わった者を誰も罰しないと告げます。
しかし受益の心には届きませんでした。
それどころか、血も涙もないやり方で自分を縛り付けてきたと劉娥を激しく責め立てます。
息子の棘のある言葉に、劉娥も思わず感情を高ぶらせました。
二人の口論が激しくなったところで、見かねた蘇義簡が間に入ってその場を収めます。
受益が立ち去った後、劉娥はなぜあそこまで敵意を剥き出しにするのか蘇義簡に尋ねました。
蘇義簡は道中で受益から投げかけられた生い立ちの問いを、ありのまま劉娥へ打ち明けます。
同じ頃、曹家では曹利用と曹太傅が、戻ってきた曹汝から平江府での出来事を聞き出していました。
曹汝が一部始終を包み隠さず話すと、二人の顔色は見る見るうちに険しくなります。
重大な事態だと察した二人は、まず曹汝を別室へと下がらせました。
そして二人きりになると、丁謂が今度は何を企んで暗躍しているのかを激しく警戒します。
翌日の朝廷では、復職が決まった丁謂の処遇に受益も異を唱えませんでした。
それどころか受益は密かに丁謂を呼び出します。
董太医と李載豊の居場所を突き止め、京城へ連れてくるよう内密に命令を下しました。
しかし劉娥も、丁謂がこの好機を逃すはずがないと先手を打っていました。
劉娥は蘇義簡を呼び、丁謂より先にあの二人を探し出して連れ戻すよう命じます。
その頃、山で柴を背負っていた董太医は、遠くに不審な黒衣の男たちの姿を目撃しました。
追っ手が迫っていると察した董太医は、梁に縄をかけて自ら命を絶ってしまいます。
同じ頃、李載豊も山中で盗賊に襲われ、非業の死を遂げました。
二人の死を知った丁謂は、劉娥の動きの早さに苦虫を噛み潰します。
証人を失った丁謂は、劉娥の背後にいる腹心を探り出し、別の証拠を皇帝に差し出そうと企みました。
真相を知る人たちが次々に死んでいく展開、あまりにも救いがありません!
一方、劉娥は受益のために心を込めた豪勢な膳を用意していました。
平江府の旅先で苦労を重ねた息子を、温かい料理で労おうとする母の愛情です。
張景宗が受益の部屋を訪れ、太后が待っている旨を丁寧に伝えました。
しかし返ってきたのは、突き放すような冷たい言葉だけです。
張景宗は少しだけでも顔を見せてほしいと食い下がりました。
それでも受益は手元の書物から目を離そうとせず、顔すら上げません。
誰もいない広間で、並べられた冷めゆく料理を見つめる劉娥の心に虚しさが広がります。
ぽつんと座っていた劉娥は、そばに控えていた張景宗と憶秦に席へ着くよう勧めました。
受益のあの冷たい態度は、もはや自分を母として見ていない証拠だと劉娥は悟っています。
頑固な受益の態度が劉娥の気力と命を少しずつ削っていく様子を、張景宗は痛ましく見守るしかありませんでした。
せっかく作った料理を前にした劉娥の寂しそうな顔、見ていて本当に切なくなりました。
それから数日後、蘇義簡が劉娥の元を訪れ、手に入れた名画を差し出します。
広げられた巻物には、かつての大師が描いた「武則天臨朝図」が描かれていました。
その画が持つ恐ろしい意味を、劉娥が理解できないはずはありません。
荒れる受益を見限り、劉娥自身が玉座に就くべきだという蘇義簡からの進言でした。
天下の安寧と国の未来を思えばこそ、蘇義簡はあえて危険な提案を持ちかけたのです。
しかし劉娥は、亡き先帝である元侃と交わした約束を片時も忘れていませんでした。
どんなことがあっても裏切る真似はしないと、劉娥は毅然とした態度で拒絶します。
劉娥の決意が決して揺るがないことを知った蘇義簡は、それ以上何も言わずに画巻を収めました。
その頃、曹家では曹利用が、百官を巻き込んで朝廷で諫言しようとする父の曹太傅を必死に引き止めていました。
天下は無事に治まっているのだから、今さら蒸し返すような真似は無駄骨だと息子は諭します。
しかし曹太傅は、息子とは志が合わないと冷たく言い放ちました。
自分がやろうとしていることこそが、真に社稷を守る道なのだと頑なに信じ込んでいます。
大宋宮詞 57話の感想まとめ
劉娥が一人でぽつんと豪勢な食卓に向き合っていた場面が、胸に突き刺さりました。
平江府から無事に戻ってきた受益のために、一生懸命に料理を並べて待っていた劉娥の気持ちを思うとやり切れません。
張景宗がわざわざ呼びに行ってくれたのに、本から顔も上げずに冷たく拒絶する受益の態度には心底がっかりしました。
育ての親に対する礼儀すら忘れて意固地になる姿は、見ていて本当にイライラします!
生い立ちに疑問を持つのは仕方ないとしても、あんな当てつけのような態度はあんまりです。
誰も来ない食卓で、劉娥が張景宗と憶秦に座って食べるよう声をかける姿は痛々しくて見ていられませんでした。
「もう私を母親と思っていない」と静かに受け止める劉娥の表情が切なすぎます。
これまでどれだけの犠牲を払って受益を守り育ててきたか、本人は何も知らないのですね。
張景宗がそばで心を痛めている姿にも、胸がぎゅっと締め付けられました。
そして董太医と李載豊の二人ですが、あまりにもあっけない最期でした。
黒衣の男たちを見かけただけで梁に首を吊ってしまった董太医の絶望は、どれほど深かったのでしょうか?
追われる恐怖にずっと怯えて暮らしていたのだと思うと、いたたまれません。
李載豊も同じタイミングで強盗に襲われて命を落とし、これで真相を知る者が一気に消えてしまいました。
丁謂の裏をかいた動きとはいえ、こんな形で口封じされてしまう展開は薄気味悪いです。
真相に近づこうとするたびに人が死んでいくのは、本当に恐ろしいですよね。
蘇義簡が劉娥に武則天の絵を持ってきた場面も、かなり肝が冷えました。
受益のあまりの荒れっぷりを見て、大宋の将来に危機感を抱いたのは理解できます。
それでも、劉娥自身に皇帝になれと迫るなんて危険すぎます!
元侃との約束を胸に抱き、きっぱりと拒絶した劉娥の気高さは立派でした。
権力に目が眩んでいない劉娥の強さを改めて実感します。
一方で、曹太傅の暴走ぶりも心配でなりません。
息子の曹利用がこれほど理路整然と止めているのに、まったく聞く耳を持たない頑固さには呆れてしまいます。
自分だけが天下を救う忠臣だと信じ込んでいるお年寄りは、本当に厄介ですね。
良かれと思って突き進む曹太傅のあの険しい表情を見ていると、朝廷にとんでもない嵐を巻き起こしそうで不安しかありません。
第9話で、チョウユウと打ち解けたヤリュウコウが贈られた品は?
第10話で、リ・ケイセンが送り込んだ刺客が渡雲軒へ侵入し、連れ去られた人物は?
第11話で、ハンギョクシュがお腹の子を失ったきっかけは?
第12話で、リュウガがショウタイコウへの返礼として縫うと申し出たものは?
第14話で、出征前のゲンカンがもし十日戻らない場合に備えて密詔を託したのは誰?
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