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クルミットです♪
今回の17話は、如意と李同光の関係がついに表面化してくる回です。
六年ぶりの再会なのに、互いに素顔を出せない。
その裏に、まさかの出生の秘密まで出てきて、かなり情報密度の高い話でした。
それでは17話を一緒に見ていきましょう!
一念関山 17話のあらすじ
范東明と李同光たちが礼王・楊盈(ようえい)に謁見します。
范東明が「医術の心得がある」として楊盈の脈を診ようとしたところ、如意が湖陽郡主(こようぐんしゅ)に扮した女史として立ちはだかります。
如意、またやってる。とっさに別人を演じて場を仕切るのが本当に板についてますね。
そのとき李同光が如意を見て、はっとします。
六年前の師匠・任辛(にんしん)だと気づいた彼は、思わず声をかけそうになる。
自分が弟子の鷲児(じゅじ)だと名乗り出ようとするんですが、如意のほうはあくまで知らぬ顔を貫きます。
如意の表情、見てるこっちまでひやっとしました。
寧遠舟(ねいえんしゅう)がすかさず割り込んでけん制し、如意も相手を知らないと否定したので、李同光は「人を見間違えました」と引き下がります。
でも彼の目は、全然あきらめていない。
駅館を出た李同光はすぐに部下へ湖陽郡主の素性を調べさせます。
「あの骨は偽物だった。師父は生きている」と確信した彼は、孔明灯(こうめいとう)に朱衣衛(しゅいえい)の暗号を描いて空へ放ちます。
かつて師匠から教わった連絡の合図で、「ここにいます」と伝えようとした。
六年間ずっと信じてたんですね。あの骨が偽物だって。それだけで切ないです。
如意は浮かぶ孔明灯を見て、すぐに気づきます。
そして寧遠舟に初めて打ち明けます。
「鷲児は昔、私が教えた弟子です。梧帝を捕えた長慶侯があの子だったとは、さすがに思いませんでした」
如意は「任辛はもう死んだ。過去のことは終わった」として鷲児と再会するつもりはないと言います。
一方、寧遠舟は楊盈が目を覚ましたら如意を使団から外し、自分の寧家の旧宅で待っていてほしいと告げる。
李同光が如意の身元を調べれば、朱衣衛の追手を引き寄せかねないからと。
寧遠舟、これって心配なのか、嫉妬なのか。如意はすぐに見抜いてましたね。
如意が「李同光の視線が気になったんでしょう」と指摘すると、寧遠舟はそれを否定しないまま「二人にはもう接点を持ってほしくない」と言う。
如意は「私を信用していないんですか」と少し怒る。
このやりとり、いつもより二人の間に距離がある感じがしました。
気持ちを落ち着けた如意は、傷の養生中の元禄(げんろく)を見舞いに行きます。
「なんで機嫌が悪いの」と聞かれて、如意はぽつぽつと昔話を語り出します。
六年前のこと。
長公主(ちょうこうしゅ)が病で療養に出る前、一人息子を昭節皇后(しょうせつこうごう)に預けました。
その子が鷲児で、性格が難しかったため皇后が任辛に教育を頼んだ。
鷲児はなかなか師匠と認めてくれなかったけれど、逃げ出した先で野狼に襲われたとき任辛が助けたことで、初めて本当に懐いてくれたんだと。
そしてもう一つ、鷲児の出生のこと。
長公主はかつて宿国(しゅくこく)に太子妃として嫁ぎましたが、二国の関係が悪化し宿国の太子に命を狙われました。
そこを命がけで守ったのが、宿国の太后に気に入られていた梧国の楽師。
その楽師は長公主を守ったあと傷がもとで亡くなり、長公主が安国に戻ったときすでに楽師の子を身ごもっていた。
李同光の父親、楽師だったんですか。貴族でも武人でもなく。なんとも不思議な出自ですね。
昭節皇后は「誰の子であれ、聖上の甥に変わりはない」として鷲児を受け入れた。
元禄が「李同光を好きだったことはありますか」と聞くと、如意は「あの子はずっと子ども扱いしていました。そういう気持ちは一切ありません」とはっきり返します。
一方、孔明灯を放った李同光は、師匠が現れないことにがっかりします。
でもすぐに「あの灯が朱衣衛を引き寄せてしまうかも」と心配になって、朱殷(しゅいん)に命じて密かに如意を護衛させます。
楊盈が目を覚まします。
鄭青雲(ていせいうん)を自分の手で手にかけたことを思い出して、死のうとします。
如意は止めません。ただ「首吊りは見栄えが悪いですよ」と言う。
この一言、如意らしいです。正論で引き止めるわけでもなく、ただ淡々と。
如意は楊盈に告げます。
「黄金は取り戻せました。丹陽王はあなたを殺そうとは思っていない。安国の迎えも来ています」
でも死ぬ前に、助けようとして傷ついた元禄に謝りに行ってほしいと。
突き放さないけど、慰めもしない。
如意のこの距離感が、この話でも出ていました。
一念関山 17話の感想まとめ
一番引っかかったのは、孔明灯のくだりです。
李同光が暗号を描いて空へ放つ場面、六年間ずっと師匠を信じてきた重さがぎゅっと詰まっている。
任辛はもう死んだとみんなに言われながら、「骨が偽物だった」とひとりで信じ続けてきたわけで。
その灯を如意が見て、言葉にせずわかってしまう場面も、静かで良かったです。
寧遠舟の嫉妬みたいなやつは、正直もう少しちゃんと出してほしかったです。
「あの目が嫌だ」とほぼ認めているのに、感情として届いてくる前に話が動いてしまった。
それより元禄の「李同光を好きだったことはありますか」のほうが、この話のなかで一番ストレートでした。
如意の返答があっさりすぎて、そのときの元禄の顔が見えなかったのが残念でしたね。
李同光の出自の話も、思ったより深かったです。
貴族の落胤でも英雄の子でもなく、異国で死んだ楽師の息子。
それを「甥に変わりはない」と皇后が受け入れた、その話を如意が元禄に語る。
任辛として過ごした時間を誰かに話せたのが、この回の如意にとっては一番大きかったのかもしれないです。
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