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クルミットです♪
19話は、寧遠舟が本気で怒るところから始まります。あの人、怒ったときの顔がまた違くて。そして後半は鴻門の宴(※相手を陥れる目的で設けた席のこと)で如意がやってくれました。あれは気持ちよかったです。
それでは19話を一緒に見ていきましょう!
一念関山 19話のあらすじ
杜長吏が、如意を長慶侯・李同光に近づけて懐柔させる、という案を出してきます。梧王の釈放と引き換えに、如意を使えというわけです。
これ、聞いてるだけで胃が重くなりました。女性を取引の駒として、何の躊躇もなく提案できる感覚。
寧遠舟がここで声を荒げます。「女子は勝手に売り買いできる品物じゃない。如意は武功も計略も自分より遥かに優れている。そういう人を自分は敬い、大切に思っている。だから他の誰かに渡すことなどあり得ない」と。
普段の寧遠舟は、どちらかというと静かに抑える人です。それがここまで熱く言い切る。
あの怒り顔で「敬い、大切に思っている」と言うの、かえってずしっと来ました。
その会話を、如意と楊盈(※梧国の礼王で、使団の代表)がこっそり聞いていました。楊盈には杜長吏の発想が理解できない様子です。如意は冷静に、「杜長吏はずっとそう教育されてきたから、ああいう考え方をするんです」と言います。怒るのではなく、構造で受け止める。如意らしいです。
于十三が寧遠舟のところへ来て言います。「二人の間の不満と不信は捨てろ。頑固すぎる。如意を大切にしないなら、俺が口説く」と。
笑えるけど半分本気な于十三の言い方、毎回絶妙なところで出てきます。
楊盈は自ら李同光に会いに行くと決めました。その前に杜長吏にはっきり言います。「安国が面会したい相手は私(迎帝使)だ。今後、使団のことは必ず私を通せ」と。杜長吏は如意にも謝罪し、一行は揃って長慶侯の屋敷へ向かいます。
ところが李同光は礼王一行が来たと知りながら、わざと半刻近く待たせます。范東明が出てきましたが、楊盈は「使親(長慶侯本人)に直接迎えてもらわないといけない決まりです」と冷たく返す。「長慶侯は宴席でお酒を召し上がっており不在で」という言い訳には、「さすが風流なご将軍様ですね」とさらりと皮肉を刺して、そのまま宿へ引き返してしまいました。
この楊盈の切り返し、気持ちよかったです。待たせてみたら即帰られた。
如意も楊盈の対応を素直に褒めます。この二人の信頼関係、毎回見ていて安心します。
一方、帰り際の如意と楊盈が仲良くしているのを目撃した李同光が嫉妬します。さらに部下から「湖陽郡主と礼王は表向き師妹だが、実は師匠と弟子の関係だ」という報告が届き、余計に燃え上がりました。「師匠が仲良くしていい相手は自分だけだ」という考え方です。
独占欲が子どものままなのに、持っている力だけは本物なのが厄介です。
李同光は翌日、教場(演武場)での宴に礼王と湖陽郡主を招く拝帖を送ってきました。寧遠舟がその帖を如意に持っていくと、如意は楊盈が心配で同行することにします。
そのとき如意は、寧遠舟の体調がおかしいことに気づきます。牽機(※ドラマ内に登場する毒の名。定期的に解薬を飲まないと命に関わる)の解薬を十日間飲めていなかったのです。
寧遠舟が如意に話します。戦場で仮死状態になった後、もう権力争いのために命を使うのはやめようと思っている。どこか静かな場所でひっそり暮らしたいと。如意はそれを聞いて、「あなたが私に親しみを持つのは、似た境遇を歩いてきたからだと思う」と言います。互いに傷を抱えて、それでも傍にいると少し楽になれる。
しかし如意は問いかけます。「元禄も于十三も楊盈も、大切な人が危険にさらされたとき、本当に遠くから見ていられますか」
寧遠舟は正直に答えました。「それは無理だ」と。
「隠居したい」と言いながら全然そういう人間じゃない。本人が一番わかってないのかもしれないです。
翌日の宴席。
楊盈と李同光は互いに探り合い、口先でぶつかり合います。そして李同光が最低な手を打ちます。捕虜にしていた六道堂(※梧国の組織の一つ)の人間を連れ出し、礼王一行に酒を注がせたのです。捕虜を酌人扱いにして、面前で侮辱する。
あれを見たとき、怒りより先に「これは終わった」と思いました。交渉の席で出していい手じゃない。
寧遠舟がここで動きます。その場に掲げてあった安国の国旗を斬り落とし、布を六道堂の仲間たちに防寒として掛けてやりました。そして「英雄たちに杯を」と一同に呼びかけます。
叫んだわけでも、剣を構えたわけでもない。静かな一手でした。
李同光は面目を潰され、今度は捕虜に鞭打ちを命じます。如意がここで立ち上がります。「師匠はあなたにそう教えたのですか」
師匠という言葉に、李同光は激しく反応しました。怒って如意に酒をかけます。
如意は酒壺を持ち上げ、李同光の頭から全部かけました。
「やった!」と声が出ました。酒をかけられたら壺で返す。如意らしい。
如意はその場で宣言します。「この宴は鴻門の宴だ。交渉はもう無理」と。楊盈を連れ、六道堂の捕虜も全員引き連れて退場します。李同光が阻もうとしますが、寧遠舟が立ちふさがりました。全員そのまま出ていきました。
教場を出るところで、如意はある女性と目が合います。琉璃という名の女性で、かつて如意に仕えていた侍女でした。如意は内心どきっとしますが、表情は変えません。
しかし琉璃は、如意を「任辛(如意の本当の正体と思われる人物)ではない」と否定します。「任辛には首に傷があった。この人にはない」と。
ひとまず正体はばれませんでした。でも李同光はそれを受け入れられず、「琉璃に如意へ武術を教えさせ、師匠そっくりに仕立て上げろ」と言い出します。
底が見えない執念です。
一念関山 19話の感想まとめ
一番頭に残っているのは、如意が酒壺をかけた場面です。
あそこに至るまでの流れが全部あっての一瞬でした。捕虜への侮辱、楊盈へのちょっかい、そして自分への酒かけ。全部まとめて壺一本で返す。如意、ちゃんと怒れる人なんです。
寧遠舟が国旗を斬って捕虜に渡す場面も、静かに刺さりました。派手に抵抗するんじゃなく、ただ防寒として使う。あの淡々さが寧遠舟だと思います。
杜長吏の提案に珍しく激怒した寧遠舟と、鴻門の宴で限界を超えた如意。怒り方はまったく違うけど、向いている先が同じでした。
それから、琉璃が「任辛じゃない」と否定した後の李同光の行動が不穏です。首の傷で正体がばれなかったのは良かったです。でも「師匠に似せろ」と言い出した李同光には、もう理屈が通じない感じがします。あの執念、どこかで爆発しそうです。
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