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クルミットです♪
29話でついに黒幕の正体が明かされます。しかも明かされ方がすごく地味で、だからこそリアルというか、じわっと怖い。袖まくり一つで物語がひっくり返るんですよね。でも真相が見えたと思ったら、今度は郡主が取り返しのつかない選択をして——。
それでは29話を一緒に見ていきましょう!
花間令 29話のあらすじ
アゼが国境に行って戸籍名簿を調査してきました。景昌12年より前は管理がずさんで、自己申告で籍を書けたそうです。誰かが戸籍を改ざんしたとすれば、この時期のことだと分かりました。
毎日参湯(高麗人参スープ)を作って潘樾に飲ませている楊采薇、健気すぎます。潘樾本人は苦くて仕方ない顔をしていますが、ちゃんと毎日飲んでいる。
アゼが調査結果を潘樾に報告し、国境に変事が起きていることも伝えます。賈夫人は婚礼の場での刺客を心配していて、賈太尉は防衛を約束しますが、姜族が侵入したという知らせが届き、皇帝がすぐに賈太尉を宮廷に召喚します。
一方、潘桧は孫大人と酒を飲みながら、腹いせに「上官芷の正体は実は楊采薇だ」と漏らしてしまいます。
潘桧、本当に……。自分の不満をこういう形で発散するんですね。これで何人が傷つくか、本人は気づいていないんだろうと思うと余計腹が立ちます。
この情報が幕後の人物(黒幕)に伝わり、楊采薇が本当に生きているなら潘樾ごと始末しろという命令が下ります。
皇帝は盧将軍を姜族の間者と疑っています。でも潘樾には、盧将軍がそういう人間とは思えない。牢に面会に行こうとすると潘父が止めに来ますが、「郡主の意向なので潘家には累が及ばない」と伝えると、潘父はそれ以上は言わず薬を一瓶渡して去りました。
潘樾が酒と料理を持って盧将軍を訪ねます。「真の黒幕は、盧将軍と同じように戸籍を改ざんした姜族の人間だと思っている」と話すと、将軍はようやく心を開いて話し始めました。
盧将軍によると、今回の兵変の最大の受益者は旬堅ですが、年老いた彼がいまさら任命を受け入れるはずがない。では誰が。
そして食事の場面。盧将軍が袖をまくって食べ始めます。「洛西の人間は広い袖に慣れていないから、こういう習慣がついている」という話を聞いて、潘樾の表情が変わりました。
賈太尉も、いつも袖をまくる人なんです。潘樾が気づいた瞬間の顔、声も出なかった。
同じ頃、郡主は賈太尉の書斎で兵籍名簿を調べていました。友人に頼まれたと言って渡してもらい、めくっていくと——賈太尉自身の名前が載っていました。
黒幕は賈太尉。潘樾も楊采薇も、この事実に震えながら急いで動き始めます。
郡主は真相に気づいてもとぼけて立ち去ろうとしました。でも賈太尉はもう逃がしません。賈夫人を使って脅し、さらに告白します。12年前、郡主の両親を殺したのは自分だと。賈夫人と結婚したのも計算のうちで、夫婦の間の事故なら誰も疑わないから。
長年、仲の良い夫婦を演じてきた人が、実は妻の両親を殺した本人。ここは本当に気持ち悪い。賈夫人のことが気の毒すぎます。
郡主は悲しみと恐怖でいっぱいのまま、姉のために冷静を保つしかありません。しかし賈太尉は、ある人物を殺せと要求してきます。
楊采薇がようやく郡主を見つけます。でも郡主は手に刃を持ち、暗い隅に冷たく立っていました。
潘樾が太尉府に郡主を探しに来ると、賈太尉は笑顔で出迎えます。何かおかしいと感じた潘樾はとっさに口実をつけてその場を離れます。
そこへ司馬お嬢さんが部屋の物音に気づいて入ってくると、床に倒れた郡主と、手が血まみれの楊采薇がいました。
楊采薇が郡主を殺した——という状況が出来上がってしまいました。楊采薇は牢に入れられ、処刑を待つ身になります。
でも実際は。楊采薇が部屋に入ったとき、郡主の背後にはずっと左苑主が張り付いていました。監視されていると分かった郡主は、姉を守るために自ら命を絶ちました。姉が脅されているから、楊采薇をこんな状況に追い込んでしまってごめんなさい、と。
郡主がどれだけ追い詰められていたか、想像するだけできつかった。泣きながら考えて、それでもこれしかないと決めたんだと思います。
牢の楊采薇は何も食べず、壁際でぼんやりしています。
そして潘樾が、雨の中で一日中跪いて潘父に頼み続けます。楊采薇に会わせてほしい、と。そこへ潘桧がやって来て嘲りの言葉を浴びせますが、潘父が珍しく潘桧を叱りつけます。それでも潘樾は動かない。心が死んでいるみたいに、ひたすら跪いたまま。
ここで潘父の過去が語られます。潘樾が生まれたとき、潘父は彼を本当に大切に思っていたそうです。初めての子どもでした。でも「本当に潘父の子か分からない」という噂が広まり、母が流言に耐えられずに命を絶ちました。それ以来、父子の溝は深まるばかりでした。
潘父は最終的に傘を持って雨の中の潘樾のそばに立ち、起きなさいと声をかけます。
花間令 29話の感想まとめ
郡主の場面がずっと頭から離れません。
背後に左苑主がいると気づいて、でも大声も上げられない。姉は脅されている。賈太尉の言う通りにすれば誰かが傷つく。どこにも出口がない中で、自分を消すことで楊采薇を守ろうとした。きつかったです。それだけです。
黒幕が賈太尉だったことは確かに意外でしたが、袖まくりという習慣から気づく流れが好きでした。派手な演出じゃなくて、食事の何気ない仕草から糸が繋がる感じ。賈太尉が郡主に名簿を渡しながら「どうぞ」って笑顔で追加の一冊を差し出す場面も、後から思えばぞっとします。
潘父の話は29話でようやく少し見えてきました。流言で妻を失って、そこから父子の溝が深まったというのは、どちらも被害者なんですよね。だから今まで潘父がどこか冷たく見えた理由が、やっと腑に落ちました。雨の中で傘を差し出す一場面、短いけれど重かった。
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