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クルミットです♪
39話は、ずしんと重い話でした。
耀天公主とピンティンの腹を割った会話、軍略をめぐる駆け引き、そして衝撃の告白。今まさに雲安城を攻めている敵軍の総大将が、夫・楚北捷だったとピンティンが知る回です。
それでは39話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 39話のあらすじ
耀天公主とピンティンは向かい合って話しています。
公主はピンティンを側室として受け入れることに、妻として納得しようとしています。でも女としては永遠に許せないとはっきり言います。
「妻として受け入れても、女としては許せない」という言葉、きれいごとを言わない分だけ刺さりました。公主のこういう部分が好きです。
ピンティンは公主に語りかけます。侍女だった頃のことも、かつての恋も、もうとっくに終わった話だと。これからこの国に残るのは公主と夫君だけで、夫君には公主の真心しかない。いつか必ずわかってくれるはずだと。
そして戦が終わったらここを去ると告げます。その前に公主の役に立ちたいと。
ピンティンは軍事の知識を使って、敵の弱点を分析します。
雲安城は守りに強い地形ですが、城外に密林があります。敵が森に潜んで、何侠(ハ・シャー)が油断して追撃に出れば形勢が逆転するかもしれない。
冷静に状況を読んでいるピンティン、こういう頭が切れる女主人公は見ていて気持ちいいです。ただ、その知恵がこの後どこに向かうか考えると複雑でした。
さらに水源の問題も指摘します。雲安城の水源は2か所とも城外にあり、今は旱季。敵に断たれると長期戦には耐えられません。
対策として提案したのは火矢作戦です。風向きを利用して敵陣に火矢を撃ち込めば大火が起き、敵が佯退(ようたい・わざと退くふり)なのか本当に引いているのかを探れると言います。
耀天はここで問いかけます。「攻めてきた将軍が誰か、教えようか?」
城外で待っているのは楚北捷。ピンティンの夫が、迎えに来ていると。
ここで止まりました。ピンティンが今さっき授けた策が、そのまま夫の軍に向けて使われることになると気づいた瞬間。自分が何をしてしまったか、一瞬でわかったはずです。
ピンティンは後悔します。攻め込んできたのが晋の軍だと知っていたら、絶対にこんな助言はしなかった。自分のせいで夫を危険にさらしてしまったと。
一方、耀天は貴丞相を叱りつけます。勝手にピンティンへの暗殺を命じたことで計画が乱れたと。ピンティンは夫君にとっても楚北捷にとっても、失ってはならない存在だと。
ただ、暗殺未遂がきっかけでピンティンが自ら助けを求めてきた。それは利用できると耀天は計算しています。
ピンティンに「芝居に協力しろ」と要求します。全雲安の民の前で、公主が夫君に側室を迎えようとしているという見せ物をしろと。
耀天のこういう冷静な計算が、じわっと怖いです。感情的に怒るわけでもなく、淡々と使える状況に変えていく。
鳴り物を鳴らして使者が駙馬府に乗り込み、正式に縁談を申し込みます。
ズイジュ(醉菊)は動けずにいます。ピンティンが嫁衣装を着て外に出れば、この世から鎮北王妃が消えてしまうと知っているから。
ピンティン自身は、鎮北王妃という名が自分には重すぎると感じています。多くの人が自分のために命を落とした。その名を名乗る資格はないと。
ズイジュに言います。「大涼へ行きましょう。友人の陽凤がいる。必ず受け入れてくれる」と。
逃げたい気持ち、わかります。でも逃げ場がないことも自分でわかっているはずで。それでもそう口にせずにいられない状況が、見ていてしんどかったです。
耀天は火矢の作戦を何侠の陣営に送り届けます。何侠は指示通りに動き、密林に潜む敵に向けて火攻めを仕掛けます。
しかし相手は楚北捷でした。
この作戦は最初から読まれていました。楚北捷は5千の精鋭を率いて西に向けて偽の突破口を開き、配下の漠然(モーラン)に何侠との芝居を続けさせます。
何侠は敵の大半を焼き尽くしたと思い込み、公主に勝報を送ります。
楚北捷の読みが一枚も二枚も上でした。何侠が悪いというより、相手が悪すぎた。
孤高の花 39話の感想まとめ
一番きつかったのは、耀天が楚北捷の名前を告げる場面です。
ピンティンが分析した退敵の策が、夫の軍に向けて使われると判明する瞬間。しかも自分が教えたから。後悔という言葉では足りないくらい、ぐるぐると追い詰められた気持ちだったと思います。
白蘭を助けようとしたのも、そこに夫がいるとは知らなかったからです。知っていたら絶対に動かなかった。でも終わってから「知らなかった」と言っても何も変わらない。その理不尽さが、この話の重さでした。
耀天と公主のやり取りも、この話で気になっていた部分です。公主が「妻としては納得できても、女としては許せない」と言った場面。感情を整理しながらもはっきり言えるところが、ただの添え物のキャラクターじゃないと感じさせます。
そして楚北捷の読みの深さ。何侠の火攻め作戦を事前に見越して、偽の突破口を開く。漠然に芝居の続きを任せて、本人は無傷でいる。何侠は「勝った」と報告しているけれど、そうじゃない。
ピンティンが授けた策で、何侠だけが喜んでいる。その構図がなんとも苦かったです。
嫁衣装を前にして立ち尽くすズイジュの顔が、頭から離れません。
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