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クルミットです♪
43話は、いろんな方向から手が伸びてくる回でした。
ベイジェと将士たちの絆、耀天公主の恐ろしい決断、晋王の衰え、燕王の野心——それぞれがバラバラに動いているのに、全部ピンティン一人に向かっていく。
それでは43話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 43話のあらすじ
白蘭(バイラン)から戻ったベイジェのもとに、救援に駆けつけた将士たちが集まります。
皆、大晋への忠誠を誓うと口々に言いますが、ベイジェははっきり言いました。
「今回の白蘭行きは純粋に自分の都合。大晋のためではなく、愛する妻のためだ。無関係の者を巻き込みたくない」
ここ、好きです。将軍でも英雄でもなく、ただの夫として動いてると言い切れる人。
でも将士たちは引きませんでした。戦場でともに血を流した仲間として、王爺のことはもう家族と思っている、と。
誓死追随——言葉よりその覚悟の重さが伝わってくる場面でした。
そのあと、ベイジェが将士たちの着替えを買いに市場へ出ると、ずっと彼を探し回っていたスパイに見つかってしまいます。
春来客棧(しゅんらいきゃくさん)まで追ってきたスパイたちでしたが、ベイジェはとっくに気づいていて、関門打狗。
逃げ場を塞いでから始末する——あの判断の速さはさすがです。
一方、白蘭では耀天公主(ヤオティエン公主)のもとに貴丞相(き・じょうしょう)が密報を持ってきます。
「公主の夫であるベイジェが兵を集めて蕭陽関へ向かっているようです」
耀天公主の返答は短かった。
「この世の女性でわたしが認めるのはピンティンだけ。ベイジェさえいなければ彼女を女丞相にしたかった。でも今ベイジェが彼女を見つければ虎に翼。白蘭が天下を取るには——殺すしかない」
ピンティンを本当に評価している人が殺せと命じるの、怖いんですよね。好意と殺意が同じ温度で並んでいる。
貴丞相はすぐに刺客を動かし、山中のピンティンの行方を探させます。
晋の側でも不穏な動きがありました。
謝太尉(しゃたいい)がベイジェの行方を掴めないまま帰宮すると、晋王が怒りと焦りで口から血を吐くのです。
口から血を吐くって、もう体が限界だということですよね。権力でどうにもならない部分が出てきた感じで、少し重かったです。
晋王は自分の命が長くないと悟り、謝太尉に密旨を下します。
「ピンティンを見つけたら、その場で王后(おうこう)に封じよ」。
逃亡中の女性に、大晋の王后の称号が下る。なんとも奇妙な状況です。
燕王は国丈と二人で話し合っていました。
ピンティンの一通の手紙が白蘭と晋の戦をあの形で収めてしまい、燕はまた漁夫の利を失った。
「ピンティンを得る者が天下を得る——これは空言ではない」と燕王は言い、こうも続けました。
「これは国事でもあり、家事でもある」
さらっとした一言なのに、物騒でした。家事って何なんでしょう。
国丈は燕王が自分の行動を疑っていると察します。
以前、飛照行(フェイジャオシン)という人物を使って動いたことがある。それを知っている飛照行が危険だと判断し、即座に消させました。
重苦しい流れの中に、ひとつ温かい動きも。
大凉にいる陽鳳(ヤンフォン)がピンティンの手紙を受け取り、友が自分のもとへ向かっていると知ります。
でもどのルートで来るかわからない。安全かどうかも心配。
陽鳳は夫の則尹(ゼイン)に迎えを頼みながら、凉王には絶対に知られないようにと念を押しました。
そしてピンティン本人は、酔菊(ズイジュ)とともにようやく松森山脈にたどり着いていました。
天気が悪く日も暮れてきて、今日中に山を越えるのは無理。
山の中に廃棄された関所があると聞いていたピンティンは、東の道に守りを見つけ、険しいけれど人のいない西道を選びます。
そこへ突然、狼の群れが現れました。
ズイジュが狼たちを引きつけようと前へ飛び出していきます。
ズイジュって本当に迷わないんです。主のために一番に危険へ飛び込む。あの場面はひやっとしました。
でも、その狼の王がなんとピンティンの幼いころの知り合いだった。
父とともに辺境の地を旅していたときに出会った狼だというのです。
狼王は声でほかの狼たちを呼び戻し、事なきを得ました。
ピンティンがズイジュを探して周囲を見回していると、白蘭の将士たちに発見されそうになります。
千鈞一髪のその瞬間、斗笠(とうりがさ)を深くかぶった人影が飛び出してきて将士たちを蹴散らしました。
その体つきが——ベイジェにそっくりだった。
ベイジェ!?と思って前のめりになりましたが、この話の中では正体は明かされないまま終わります。
ピンティンとズイジュはその隙に逃げることができました。
孤高の花 43話の感想まとめ
この回で一番引っかかったのは、耀天公主の「殺」という一言です。
ピンティンのことを「この世で唯一認める女性」と言いながら、次の瞬間には刺客を送る。
矛盾しているようで、実はそこが一番怖い。
好意と排除が同じ温度で並んでいる。耀天公主はそういう人なんだと、改めて思いました。
晋王が血を吐く場面も重かった。
あれだけの権力者が、体だけは正直に衰えていく。ベイジェへの怒りと、もう間に合わないかもしれないという焦りが一気に出てきた感じで、見ていて胸が重くなりました。
ベイジェと将士たちの場面はつかの間だけど温かくて。
命がけでついてくると言ってくれる人たちがいる、それでも深追いせずに市場へ向かうベイジェの軽さが好きです。重くしないところが。
松森山脈の場面は少し不思議な雰囲気でした。
幼いころに知り合った狼王が助けてくれるなんて、ファンタジーっぽいけどこのドラマの世界観にはなじんでいます。ピンティンが父とともに辺境を旅した過去が、こういう形で出てくるとは思っていませんでした。
そして最後の斗笠の人物。
体つきはベイジェそっくりで、でも正体は明かされないまま終わります。
あの登場の仕方がずっと頭に残ります。
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