星漢燦爛 第1話 あらすじ 迎えに来た女を草木灰に沈めた少女と、すれ違いから始まった母娘の再会

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今回からスタートする「星漢燦爛」、中国では2022年に放送されて大ヒットした歴史宮廷ドラマです。ヒロインの頭の回転の良さとか、家族関係のリアルな描写が評判で、ずっと気になっていた作品。

1話から登場人物がかなり動くので、関係を整理しながら読んでいただけると追いやすいと思います。

それでは1話を一緒に見ていきましょう!

星漢燦爛 1話のあらすじ

辺境での戦いに勝利し、都へ凱旋してきた若き将軍・凌不疑(リン・ブーイー)。城門の前で勅使に出迎えられ、光禄勲の副尉をはじめとする複数の要職を一気に授けられます。

しかし凌不疑、勅書の読み上げが終わるなり「急ぎ処理すべき案件がある、後ほど陛下に謝罪に参ります」とだけ告げて、颯爽と馬を返してしまいます。

勅書を無視して走り去る……これ、普通の人がやったら大問題ですよね。でも凌不疑には迷いが全くなくて、その堂々っぷりに初登場からやられました。

彼が向かったのは都郊外の粗末な荘園。そこにいたのが本作のヒロイン、程少商(テイ・ショウショウ)です。

程少商は将軍夫婦・程始と蕭元漪の娘。両親は長年戦場にあり、幼い頃から程家のおばあさん(程老太)に預けられて育ちました。ところがおばあさんは嫁の蕭元漪が昔から気に入らず、その娘も同じように冷遇。高熱を出したときでさえ荘園に放置したというのだから、相当ひどい扱いです。

高熱で放置って、普通じゃないです。幼い子を使用人まかせにするどころか、見捨てたに近い。おばあさんというより、もはや敵対関係。

そんな程少商のもとに、おばあさんが差し向けたのが李管婦。「お父様が都に戻るので迎えに来た」という名目ですが、「四娘子」と口では呼びながら目には蔑みしか浮かんでいません。

当の程少商、迎えを外で待たせたまま部屋でしっかり食事中。侍女の蓮房が「お父様が戻られたらきっと状況もよくなりますよ」と励ましても、「書信が十何通か届いただけの親だもの」と、程少商は淡々としています。

このセリフ、じわっときました。恨み言でも期待でもなく、ただ現実を言ってる感じ。この子はもう傷つき続けて、それを飲み込んで生きてきたんですよ。

待ちきれなくなった李管婦が扉を蹴破ろうとしたその瞬間、中から程少商がさっと扉を開けます。勢いそのままに李管婦は草木灰の山へ頭から突っ込み、顔は真っ黒。周囲の使用人たちがこらえきれずに笑い出します。

「長上を敬わぬとは何事」と怒鳴る李管婦に、程少商はさらっと言い返して黙らせます。そのまま馬車に乗り込もうとしたとき、ふと気づきます。車の脇に男の足跡、車内に嗅ぎ慣れない臭い。

静かに周囲を確認していると、ちょうどそこへ凌不疑が現れて「この馬車を改めさせてほしい」と言います。程少商は無言で、足跡が続く藁の山を指差しました。

凌不疑が部下に命じて火を入れると、中からのたのたと飛び出してきたのは蕭元漪の兄・董舅爺(とう・きゅうや)。軍の兵糧や軍費を横領して私腹を肥やしていた人物で、その場で取り押さえられます。

このやりとりがよかったです。程少商は何も言わずにただ指差しただけ。それで凌不疑に全部通じてる。初対面なのに妙な信頼感があって、好きな場面です。

その頃、程家の屋敷では婶母の葛氏が不安げに待機しています。程始と蕭元漪が凱旋すると、おばあさんが出迎えますが、ふたりがいまだに仲睦まじい様子を見て「息子が嫁に取られた」と顔が曇ります。

蕭元漪がすぐ「少商は?」と娘の様子を尋ねると、そこへ李管婦が飛び込んできて「有娘生没娘養(親に育てられていない子のようだ)」と怒鳴り込みます。粗末な布の服で、体は細くて顔色も悪い娘を見た蕭元漪の表情が変わります。

おばあさんは先手を打って「こんなに苦労して育てたのに誤解されるなんて」と泣き始めますが、蕭元漪の義妹・青苁(せいそう)が「葛氏もあなたも、少商をまともに扱ったことなど一度もないでしょう」と真正面から切り捨てます。

青苁、いいですね。周りが上手く立ち回ろうとしてる中でひとり直球を投げる人。おばあさんの芝居をちゃんと見抜いてる。

このままでは親がおばあさんの言い訳を信じてしまいそうな流れになったとき、程少商がぐらりと倒れます。本人は意識があって、倒れながらその場の反応を聞いています。程老太は目が冷たいまま。蕭元漪だけが、倒れた娘の目に宿るかすかな策略の光に気づきます。

部屋に引き取られた程少商、蕭元漪が食事を用意するよう言うと「お母様、私が何を好きか知ってますか?」とひとこと。蕭元漪は言葉に詰まります。

夜、凌不疑が程始のもとを訪れ、董舅爺の横領を報告します。程始は正直な人物で、自分の家筋からそんな者が出たことを深く恥じます。凌不疑は「軍功がいくらあろうと、国を腐らせた者は厳正に処分する」と言い残して立ち去ります。

廊下を歩いていた凌不疑はふと視線を感じ、二階の物陰からこちらを覗く程少商に気づきます。わざと振り返り、程始たちへ向かってこう言いました。

「程家の四娘子は忠義の人でございます。正義のためには目上の者をも恐れない。あの心の据わり方は、並の女子ではありません」

程少商はその言葉を聞いて、わずかに目を細めます。ほめ言葉のように聞こえる。でも、あれは含沙射影(遠回しの当てこすり)だ——と。

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星漢燦爛 1話の感想まとめ

一番印象に残ったのは、扉を開けて李管婦を草木灰に突っ込ませたシーンです。タイミングを計っていた程少商の冷静さがよく出ていました。やられ続けてきた分、このくらいやってやれという気持ちになりました。

でもそれ以上に、食事を食べながら「書信が十何通かの親」と言っていた場面が心に残ります。怒りでも悲しみでもなく、淡々としていて。この子は期待することも諦めた上で、ただ静かに生き抜いてきたんだな、というのが伝わってきて、そこからずっとこの子を応援したくなりました。

蕭元漪との再会も、見ていてきつかったです。母親側には母親なりの事情があって、戦場に出ていたことも事実なんでしょうけど、「何が好きか知ってますか?」の一言を返せない母親というのは、娘からすると年単位で積み上がった傷なんですよ。感動の再会、にはなれなかった。

凌不疑の最後の「ほめ言葉か、嫌みか」のシーンも、いい引っかかりになっています。程少商があれを「当てこすりだ」と受け取ったのも、ずっと理不尽な目に遭い続けてきた子だからこそで、親切を素直に受け取れない子になってしまったんだなと、それがまたおばあさんへのイライラを上乗せしてくれました。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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