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クルミットです♪
49話は、静かに重たい回でした。
凌不疑が崖から落ちる場面と、宮廷で程少商が一人立って皇帝に向かって話す場面。この二つが見終わったあとしばらく頭から離れなくて、何も考えられなかったです。それでは49話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 49話のあらすじ
夜、冷え切った風の中、程少商は凌不疑と向き合います。
凌不疑が何者であるか、程少商はすでに察していました。でも気づくのが遅すぎた。目の前で彼は、もう引き返せない場所へ向かって歩き出していました。
一族を皆殺しにされた恨みから、凌不疑は復讐を誓っていました。婚礼の前に動いたのは、程家を巻き添えにしたくなかったから。
「巻き添えにしたくない」と言いながら全部一人で決めてしまう人、優しいとは思うけど、相手の気持ちを考えてる?ってなります。
もう退路はない。凌不疑は死を覚悟し、程少商に告げます。「今日から、二度と会わない」と。
その言葉が終わるや否や、左将軍が兵士を率いて踏み込んできました。程少商の母・蕭元漪も、父・程始も、その場で捕らえられてしまいます。
凌不疑は一人で前に出ます。そこへ矢が飛んでくる。
梁氏兄弟が左将軍を突き飛ばした隙に、程少商が馬を駆って駆けつけ、凌不疑を引っ張って駆け抜けます。でも二人はすぐに追い詰められます。前方は断崖絶壁。後ろからは兵士が押し寄せてくる。
程少商は言います。「一緒に死んでもいい」と。
このあとの凌不疑の顔の変わり方。悲しみも未練も、全部すっと消えた。あの倒れ方、見てるこっちまで息が止まりました。
気づいたとき、凌不疑はすでに崖の下へ落ちていました。程少商は気を失う直前、崖に絡まる藤のつるをぼんやりと見た気がしていました。
目が覚めると、程少商に大きな怪我はありませんでした。悲しみが強すぎて意識を失っていただけ。
そこへ三皇子(皇帝の三番目の息子)が現れます。凌不疑のために皇帝へ助命嘆願をしてほしいという話でした。蕭元漪と程始が必死に止めようとします。でも程少商はしばらく考えたあと、宮廷へ行くことを決めます。凌不疑を救えなければ、自分も命で詫びるつもりで。
宮廷へ向かう道中、三皇子から色々と聞かされました。
三皇子と凌不疑は幼い頃からの知り合いで、太子よりずっと近しい関係だったこと。以前、雁回塔で密談を聞いたとき、程少商は二人の声しか聞こえなかったと思っていましたが、実は凌不疑も同席していたこと。ただ彼だけ一言も発しなかっただけで。
一言も喋らずそこにいた、というのが凌不疑っぽくて。なんか余計こわいんですよ、それが。
程少商がそれを知ったきっかけは、病の凌不疑を看病しているとき、彼の首元になくしたはずの玉佩の片割れが下がっているのを見つけたことでした。
「後継者争いなんてどうでもいい。でも、凌不疑のことをもう信じられない」
彼女はそう言います。何も厭わず助けに来られる人が、同じように何も厭わず切り捨てることもできる。それが今の程少商の正直な気持ちでした。
三皇子は「それでは深く愛していると言えない」と責めます。
でも程少商は言い返します。女という立場には独立した人格がない。騙されていた側なのに、なぜ何も言わず許すことだけを求められるのか、と。
この言い返し、全部正しかったです。正論すぎて三皇子も黙るしかなかった。
宮廷では大臣18人が連名で弾劾状を出していました。父殺しは重罪。病身の崔祐が助命を求めに宮廷へ入りましたが、袁慎たちも根拠が見つからず手詰まりの状態でした。
皇帝の御前に呼ばれた程少商は、落ち着いた様子でこう言います。「凌不疑は凌益の実の子ではありません」。
場が静まり返ります。左大人が「一人の言葉では証明にならない」と反論します。
そこで程少商は、凌不疑の腰にある胎記(母斑)の形と位置を細かく述べます。皇帝とごく親しい人物しか知らないことでした。
皇帝が激しく動揺します。すぐに崖へ人を送り、凌不疑を救うよう命じました。左大人たちはまだ何か言いかけましたが、皇帝の一喝で全員が黙りました。
朝議が終わったあと、三皇子が程少商に礼を言います。程少商は一つ忠告を残します。「左将軍はあの夜、降伏を勧めなかった。また動く可能性がある。凌不疑を迎えに行くときは気をつけて」と。
その頃、崖では。
凌不疑は生きていました。程少商から贈られた手鎖が藤のつるに絡まり、落下せずに済んでいたのです。でも極寒の中、意識はじわじわと薄れていきます。
星漢燦爛 49話の感想まとめ
この話で一番頭に残っているのは、程少商が胎記を明かす場面です。
感情をぶつけるわけでも、泣き崩れるわけでもなく、ただ知っていることを淡々と述べた。あの静けさがかえって重かったです。感情で動いても何も変わらないと分かっていて、使えるものを使う。それが「胎記を知っている」という事実だった。
泣き崩れるより、ずっと強いと思います。
三皇子に言い返した場面も忘れられないです。「女には独立した人格がない」と言い切ったことで、責めていた三皇子が黙った。謝りはしなかったけど、見方が変わった。あそこの空気の変わり方、良かったです。
凌不疑が崖から落ちる直前の顔、悲しいじゃなくて「終わった顔」で、それが一番きつかった。
最後の手鎖の話、言葉では別れを告げた人を、贈り物がつないでいた。うまく言えないんですけど、あの二人のことが凝縮されてるみたいで、じわっと来ました。
程少商があそこまで動けたのは、凌不疑のことが信じられなくなっても、死なせたくないという気持ちは消えていなかったからだと思います。信頼と愛情は別のものなんだな、と。それがきつかった。
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