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クルミットです♪
3話で、少商の本当の怖さがわかりました。
字は3〜4文字しか読めないのに、人の心の読み方だけはやたら鋭い。葛氏を出し抜く方法として「自分が母親を裏切ったように見せる」という手を使うんですが、その冷静さがなんか怖かったです。でも嫌いじゃない。むしろ応援したくなる。
それでは3話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 3話のあらすじ
まず冒頭、凌不疑の調査が動き出します。
董おじ(程家の縁戚で辺境流刑が決まった人物)に賄賂を渡していた人物の正体が判明します。許尽忠という男で、冯翎郡の出身。代々鍛冶屋の家なのに突然役人になり、武器管理の責任者・尚方令にまで出世した人です。でもその武器が最終的にどこに運ばれたか、董おじも知らないまま。
この許尽忠って人、このあとどこかで大きく絡んでくる気がします。地味に不穏です。
少商は傷が癒えてきたところで、いきなり書簡の山を渡されます。識字力を確認したら、読めたのはわずか3〜4文字。母の蕭元漪は娘を名門のお嬢様として育て直そうとしていますが、基礎が壊滅的すぎて頭を抱えます。少商のほうも勉強に気が乗らないので、双方なかなか噛み合いません。
一方で董おじの話が進みます。死罪は免れたものの流刑は決定しており、出発前に程家へ挨拶に来ます。そのタイミングで二房の娘・程姎も顔を見せました。少商とは正反対で、所作が洗練されていて上品。ただしとても内向的です。
玄関先で董おじが大泣きしながら怒鳴り散らす場面があります。程老太(程家の祖母)が自分を見捨てたと怒り、勢いのまま暴露が始まります。程老太が蕭元漪を嫌っていること、葛氏がわざと少商に読み書きを教えなかったこと、仕送りのお金を横取りしていたことまで。
「字が読めない」の裏にこれがあったんですね。少商の無知はサボりじゃなくて、意図的に作られたものだった。それを知ってから冒頭の場面を思い返すと、笑えないです。
凌不疑はその一部始終を高い場所から静かに眺めています。部下から許尽忠の行方不明・家族なしという報告を受け、行き先の見当をつけるところで場面が切り替わります。
董おじが帰った後、程老太は胸をなでおろして形だけ葛氏をたしなめます。でも葛氏は主屋(メインの居室)を絶対に明け渡しません。蕭元漪の前では黙っていても、戻ってから夫の程承に当たり散らす。
程承は三兄弟の次男で、長兄は武将、三弟は官僚なのに、自分は読書ばかりで実績がありません。葛氏が怒りのまま書簡を火鉢に投げ込もうとしたとき、娘の程姎がとっさに庇いました。それがまた葛氏の逆鱗に触れます。
程姎、こういう環境でよくこんなに素直に育ったな、と思いました。お父さんを守ろうとする姿が良かったです。
少商は蕭元漪に灯りをかざして字の練習をさせられます。昔は葛氏たちのせいで不便をさせられていたのに、お母さんが戻ってきてからは体罰まであるのかとぼやきます。蕭元漪は少商がこれまでやってきた行いを全部知っていると告げ、ああいうことをしていると一族全体に影響が出ると警告します。でも少商は自分が悪いとは思っていない。
そこで少商は動きます。
葛氏のところへ行き、「お母さんとは仲が悪い」というそぶりをわざと見せながら、「子を授かるまで主屋に居たいなら、子宝に縁起がいいというご神託があったことにすればいい」と吹き込みました。
あの涼しい顔で「親切にしてあげてる」ふりをするところ、背筋が伸びました。どこで身につけた技術なんだろう。
葛氏は乗りました。程老太が迷信好きなのを利用して、「老神仙が主屋は子宝に縁起がいいと言った」と宣言し、息子が生まれるまで居続けると決めます。程老太は蕭元漪が嫌いなので喜んで認めてしまいます。
翌日、皇帝からの勅令が届きます。程始が戦功を重ねたことで関内侯の爵位を授かり、曲陵の采邑(領地)、田畑百余畝、財宝数十箱が下賜されます。程老太は大喜び。程始は読書好きの弟・程承に書簡を贈り、老太には好きな宝飾品を選ばせます。
葛氏は褒賞として大きな屋敷が与えられると聞きます。蕭元漪はそれを否定せず、家族全員で新居に引っ越すと告げます。ただし葛氏だけは主屋に残って、息子を産むまで待てばいいと。
程始と蕭元漪が呼吸を合わせて話すので、葛氏には言い返す言葉がありません。神仙の言葉を持ち出して誓いを立てた以上、程老太の前でもひっくり返せない。
程始夫婦の連携、痛快でした。ほとんど感情を出さない蕭元漪がここでは格好よかったです。
出し抜かれた葛氏は少商の部屋に乗り込み、進言するふりをして実は蕭元漪のために動いたのだと怒鳴ります。少商は涼しい顔で「わかりません」を繰り返すだけ。葛氏はどんどん口が悪くなる。蕭元漪は娘が自分のために罠を仕掛けていたと気づき、そのまま乗っかることにしました。
星漢燦爛 3話の感想まとめ
一番残ったのは、少商が葛氏に「神仙のお告げを使え」と吹き込む場面です。
すごく計算された動きなのに、少商本人はさらっとやっています。その温度のなさが、正直ちょっとぞくっとしました。同時に、あれだけ我慢を強いられてきた子がここまで人の心の動かし方を覚えたのかと思うと、きついものがあります。応援したいし、でも、少し心配でもある。
蕭元漪が少商を見る目がずっと気になっています。冷淡に見えるけど、娘の一挙一動を全部読んでいる。3話ラストの「罠に気づいて乗っかる」という反応、あの静かな顔で全部わかってるんだと思うと怖かったです。
蕭元漪が感情をほとんど出さない人なので、どこかで溢れる場面があるのかと、今からそわそわしています。
程姎のことも少し書きたいです。葛氏にああいう扱いを受けながら、あの子は父親の書簡を庇った。セリフはほとんどないのに、優しさがちゃんと伝わりました。
董おじが暴露した「葛氏が少商に読み書きを教えなかった」という事実。この時代、文字が読めないということは選択肢がほとんどなくなることです。少商の識字力ゼロは本人の怠慢ではなく、意図的に作られた状態だった。そこを知ってから灯りで字を練習する少商を見ると、見え方がまるで違います。
淡々とした顔で筆を持っているのに、なんか静かにしんどかったです。
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