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クルミットです♪
29話は、甘いシーンと張り詰めたシーンが交互にくる回でした。城楼でのあの場面に持っていかれたあと、長秋宮でのどかな日々がしばらく続いて、そこへ文修君が突っ込んできます。振り幅が大きくて、見終わったあとにいろいろ残りました。
それでは29話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 29話のあらすじ
程少商(チョウ・ショウショウ)は長秋宮の側殿に部屋をもらうことになりました。宣皇后が用意した部屋は、少商の好みを細かく考えてくれたもので、たった一日でここまで整えたことに少商は戸惑います。
前の話で少商は大勢の前で王姈を告発しましたよね。あれって宣皇后への迷惑になったはずなのに、こんなに良くしてもらえるとは思っていなかったはず。受け取る側のリアクションがかわいかったです。
「なぜこんなに親切にしてくれるの?」と聞いた少商に、宣皇后は答えます。凌不疑が大事にしているからというのもある、でもそれだけじゃない、と。幼いころに親と離れて暮らしながらも、純粋な心を持ち続けていること。自分も人の顔色を読みながら生きた日々があったから、少商のことが他人事に思えないのだと。
このやり取り、宣皇后の言葉が静かすぎて、聞いている少商より先にこっちが泣きそうになりました。
長秋宮を出た少商は、凌不疑(リン・ブイ)にすかさず「皇后様ってこんなに素敵な方だったんだね!」と話しかけます。凌不疑のほうは少商の行動を見通していて、御前での告発劇は王姈の纏わりつきを断つためだけでなく、帝后が自分を本当に大切にしてくれるかを確かめるためでもあったと感じていました。それでも危ないことはしてほしくない、困ったことはまず自分に聞いてくれと言います。
そして二人は城楼へ向かいました。
夜の灯りを眺めながら、凌不疑がぽつりと話し出しました。子どものころ、よくここに来ていたこと。あの万の灯りのなかに、自分のための一つがあれば、と思っていたこと。少商には当たり前に聞こえるかもしれないけれど、自分にとってはとても遠い願いだったと。
大人になって軍に入り、あの灯りを守るために戦った。そして今、その中で一番明るい灯りを見つけた。
少商のことを指しているんですが、こんな言い方をされたら返す言葉がないですよね。凌不疑がこういう人だとは思っていなかったので、少し驚きました。
見回りの兵士が通りかかったとき、凌不疑は人目もはばからず少商にキスをしました。兵士たちは慌てて逃げていきます。少商は顔を赤くして帰宅して、弟の程頌(テイ・ショウ)に「誰かとキスしたことある?」と聞いてみます。程頌はすぐに万萋萋(ばん・せいせい)のことが頭をよぎったらしく、お互い言いたいことが顔に出てしまって、母の蕭元漪(しょう・げんい)には内緒にしようと約束して終わりました。
その夜、少商はなかなか眠れませんでした。
翌朝は侍女の蓮房(れんぼう)に起こされ、ぼんやりしたまま支度をして宮中へ。馬車の後ろをついていく梁氏兄弟は、これがいつまで続くのかとあくびしていました。
長秋宮での日課が始まります。基礎的な学識、淑女としての礼儀作法、花嫁修業。少商はこういった勉強が得意ではなく、授業中に眠くなることも。でも宣皇后は責めず、「誰にでも得意なことがある」と言いました。
宣皇后がこうして少商をそのまま受け入れていくところ、見ていて安心します。
そのうち少商も、自分の得意な機械仕掛けの装置を見せたりして、関係が少しずつほぐれていきます。宣皇后が腰と背中の不調を口にすると、少商が民間療法のマッサージを施して、これが効いたようで、翟媪(てきおう)や洛済通(らく・さいつう)も集まって笑い声が聞こえる場面になりました。
その穏やかな空気を破ったのが文修君(ぶん・しゅくん)の到着でした。廊下から鋭い声が届いてくる前から、嫌な予感がしました。
文修君は少商を見るなり嘲りの言葉を並べ始め、少商が言い返そうとしたとき、宣皇后が「少商、王姈を側殿へ」と静かに言いました。
側殿に移った王姈(おうりょう)は部屋を見回して「こんな粗末な所に住んでいるの」と言います。少商はすぐに遮って、凌不疑が自分にどれだけ気を配ってくれているかを淡々と並べていきました。王姈は何も言えなくなります。
一方、宣皇后のもとでは文修君が本題を切り出していました。小乾安王のために鋳造権を取ってほしいと。宣皇后は政に関わらないとして断ります。文修君は激高して恩知らずと言い放ち、燭台を倒しました。
燭台を倒す前の表情から、最初からこうするつもりだったんじゃないかと思って、本当に腹が立ちました。
音を聞いた少商が駆けつけ、宣皇后をかばって怪我をしながら、文修君に向かってはっきり言い返しました。扉の外には文帝と凌不疑がいて、文修君の言葉を全部聞いていました。「老乾安王がいなければ今の皇帝は別の人物だった」という発言まで。
文帝が出て来て叱責すると、凌不疑は文修君に「私と宮を出るか、ここに残って話を続けるか」と選ばせました。宮を出た文修君は歩きながら「あなたは帝后の走狗(そうこう)ね」と刺してきます。そして老乾安王が毒気の林で亡くなったのは霍将軍(かく・しょうぐん)を救おうとしたからだ、と言いました。
凌不疑は自分の知る事実と話が違うと言って、越侯の言葉を鵜呑みにするなと警告しました。文修君はそれ以上追わず、宮門では三公主(さんこうしゅ)が嫌みを言って通り過ぎていきました。
凌不疑は越侯が文帝と宣皇后の婚姻に反対していたことが乾安王一族への敵意につながっているのではないかと考え、梁氏兄弟に調査を続けるよう命じます。
星漢燦爛 29話の感想まとめ
一番頭に残ったのは、城楼のシーンです。
「あの灯りの中に自分のための一つがあれば」という話、子どもの頃の凌不疑がそれだけ孤独だったということで、大げさに語られなかった分だけ重く感じました。あの場所で何年も同じことを思っていた人が、今は少商の隣にいる。それだけのことなんですが、きつかったです。
宣皇后の話も引きずっています。少商を大切にする理由として「自分も寄る辺なく生きてきたから」と言ったあの静けさ、今の立場になるまでにどれだけのものを飲み込んできたんだろうと思いました。
文修君の件はイライラしましたが、少商が体を張ってかばったことには少しほっとしました。計算ではなく体が動いた、というのが伝わってきて。
老乾安王の死については、凌不疑があの表情で警告を出したとき、この人の中に自分でも把握しきれていない部分があると感じて、そこが気になって残っています。
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