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クルミットです♪
前の話で凌不疑が出征してしまって、少商がじっと待ち続ける間に婚礼の支度が進んでいたところでした。のんびりした嫁入り準備と袁慎とのやりとりに笑っていたのに、そこへいきなり父の冤罪の報せが飛び込んでくる42話。
前半と後半のギャップがきつくて、土砂降りの中に跪く少商を見ているのがつらかったです。
それでは42話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 42話のあらすじ
大軍が出征してから、都はしばらく穏やかな日々が続きます。
程家では婚礼の支度が着々と進んでいて、少商は毎日いろんな花嫁衣裳を試着したり、首飾りを合わせたりしています。ただ、祖母の程老太と母の蕭元漪で好みが割れていて。程老太は「富貴感がなければ」派、蕭元漪は「上品で典雅なものを」派。
嫁入り支度でおばあちゃんとお母さんが言い合ってる図、どこの家でもあるやつで、少しほっこりしました。
そこへ皇后が嫁入り道具を一式用意してくれるうえに、出発の場所も長秋宮に決まったという話が出ます。宮中から嫁に出るというのは、帝と皇后が程家を厚遇している証です。蕭元漪は複雑な気持ちながらも受け入れます。母として娘の婚礼を自分の手で仕切れないのが、やはり寂しい。
その後、少商は長秋宮で過ごしながら、城楼から寿春の方角をぼんやりと眺める日が続きます。凌不疑が早く帰ってきてほしい、それだけ。
袁慎がそんな少商を見て「望夫石みたいになってる」とからかいます。望夫石とは、夫の帰りを待ちすぎて石になってしまったという中国の伝説の話です。少商はまったく気にせず「あなたは一人身だから理解できないんでしょ」と返しました。
少商のこの切り返し方、性格が出ておかしかった。
袁慎はこれで相当刺激を受けて、「少商より先に結婚してみせる」と宣言して帰っていきます。管家に婚活を頼み、蔡家の娘を選んで、しかも少商の婚礼と同じ日に式を挙げるとまで言い出す。少商はあっさり「彩礼(花婿側が用意する婚礼の持参品)が足りなくなったら凌不疑に借りてあげましょうか」と返します。このやりとり、この話の前半では一番笑えます。
一方、出征中の老班侯は息子の班小侯に程家へ顔を出すよう言っておきます。班小侯が程家の娘・程姎を好きなのは周りにはわかっていますが、班小侯本人は恥ずかしくて言えない。程姎のほうも嫁に行く気はなく、家に残って程始と蕭元漪の面倒を見たいと言っています。
そこで少商がその場を離れようとしたとき——亀甲が床に落ちます。大凶の兆し。
後の展開を知って振り返ると、この亀甲のシーン、背中が冷えます。
果たして、前線から急報が届きます。程始が銅牛県の県令・顔忠と共謀して、精銅二千を横流しして敵国に売った、というもの。文帝は怒りで大殿で何時間も罵り続け、食事も喉を通らなくなります。宣皇后が外で待っていても会おうとしないところへ、越妃が菓子を持って書房に入っていきます。
越妃は文帝の怒りの本当の意味をわかっています。銅を失ったことより、程始も顔忠も寒門の出身で、そこから抜擢するのにかなり苦労してきた人物たちだったから。そんな彼らに裏切られたという話が、どうしても信じられない。越妃は「まず法に従って処罰し天下に見せること。その後で真相を調べれば良い」と進言します。
越妃、こういうときに感情より手順を先に整理してくれる。筋で動いてくれる人がいると、こういう局面では頼もしいです。
少商は父のことを聞いて、止められても家に帰ろうとします。袁慎が馬車を用意してくれて、自分は直接皇帝に程家の件を申し立てに行きます。
程家には御史台の王将軍が勅旨を持ってやってきますが、これは公の立場を使った私的な意趣返しで、以前から程家とうまくいっていなかった左大人の仇を取りに来たようなもの。蕭元漪と険しいにらみ合いになっていたところへ少商が帰ってきて、続いて袁慎が勅旨を持って到着し、この案件は廷尉府(当時の最高司法機関)で審査すると告げます。
その後——蕭元漪が少商に平手打ちを食らわせます。
「程家がこうなったとして、もし本当に冤罪で死ぬことになっても、あなたは血筋を継ぐ者として、唯一無実を証明できる人間だ」
少商はその意味を理解します。家族と一緒に捕まってはいけない。外に出ていなければならない。そして、黙ったまま家族が連れていかれるのを見送ります。
叩かれた少商が「なぜ」という顔をして、意味を理解してからただ立ち尽くしている。母が叩く側もつらいのはわかって見ているから、余計きつかった。
その日、大雨が降ります。少商は殿外に跪いて文帝に嘆願しますが、文帝は会おうとしません。太子が知らせを受けてやってきますが、少商の頼みでその場を去ります。宣皇后も出てきて、越妃が体の弱い宣皇后を案じて文帝を引き出します。宣皇后の嘆願で文帝はようやく少商を殿内に通し、生姜湯を用意させます。
「良心がない。こんな状況でも平然としていられるのか」と文帝はぼやきます。少商は正面から返します。家族は全員都にいて衣食にも不自由していなかったのに、父がなぜ突然叛変するのか理解できない、内部に何かある。文帝も程始が無実だと信じているが、今は証拠がない。少商は銅牛県へ直接調査に行くと言いますが、文帝は認めません。
袁慎は食べ物を持って牢に程家の人たちを見舞います。程止と桑舜華の夫婦も捕まっているとわかり、程老太が動揺して「お金で贖えばいい」と言い出します。蕭元漪は「まだ何も決まっていないのに認罪できるか」とはっきり返して、まず自分で食べ物を手に取ります。無事でいて、冤罪が晴れる日まで。程姎と兄弟たちも倣って食べ始めます。
星漢燦爛 42話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、蕭元漪が少商を叩くシーンです。
叩く理由が「離れていろ、お前が証人だ」という意味だとわかってから、もう一度あの場面を頭の中で再生すると、違う重さになります。少商がぼうっとしたまま家族を見送って、そのままひとり雨の中を跪きに行く。派手に泣くわけでもなく、ただじっとしている。
雨の中で跪いている少商に太子が来て一緒に跪くところも、言葉がないのが良かったです。何かを言うより、ただそこにいるほうが、この状況では正しい。
牢の中で蕭元漪が先に食べ物を手に取るシーンも残ります。程老太のパニックをばっさり落ち着かせて、まず生きることを選ぶ。この人の強さは、いつも行動の先に出てきます。
婚礼の花嫁衣裳を選んでいた少商が、同じ話の中で雨の中に膝をついている。どちらも少商らしいのに、並べてみると、静かにきつかったです。
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