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クルミットです♪
今回はいよいよ南詔編のクライマックスです。半年がかりで挑んできた南詔錦づくりに、思わぬ壁がぶつかってきます。そして季英英が仕掛けた大博打と、長安ではもう一つ、悲しい知らせが待っていました。感情がいろんな方向に引っ張られる回でした。それでは39話を一緒に見ていきましょう!
蜀紅錦 39話のあらすじ
益州のやり方を南詔の野蚕の糸に応用してきた織工たちですが、半年かけてもできあがった錦は簡単に破れてしまいます。慕蘭はどうしても原因がわからず頭を抱え、陳三郎も本当に完成できるのか不安を隠せません。
半年もかけてこれって、正直こっちまで胃が痛くなりました
期限まではあと四か月。趙修縁は、南詔を出るには織物とは別の方法も考えないといけないと言い出します。そこで季英英が思いついたのが、偽物の錦で南詔王を騙すという作戦でした。わざと門の外にいる守衛長に聞こえるように、その話をしてみせます。
一方、長安に戻った楊静瀾は、皇帝がついに牛将軍を処罰する決意を固めたと知ります。益州の民にようやく安寧が戻ろうとしていました。
南詔では、季英英が南詔錦を晟豊沢に渡し、南詔王への取り次ぎを頼みます。ですが晟豊沢の表情は晴れません。長安が牛将軍討伐に動いたと知り、季英英が南詔を去ることを悟った彼は、怒りを爆発させます。
机をひっくり返すところ、見てるこっちもびくっとしました
織工営を燃やす、南詔錦も壊すと喚き散らし、季英英を無理やり地面に押さえつける晟豊沢。人も錦も自分の思い通りにしたいという気持ちがむき出しになっていて、正直見ていて苦しかったです。
そこへ赤虎が、杜彦が南詔王を織工営に連れてきたと知らせに来ます。南詔錦が完成したと聞いた南詔王は、季英英に実物を見せるよう命じます。晟豊沢はためらいながら、あの傷のある錦を差し出し、破れやすい欠陥品だと告げます。
すかさず杜彦が煽ります。季英英たちは本気で錦を織らず、偽物で欺こうとしていた、これは欺君の罪だと。守衛長も呼ばれ、自分の耳で聞いたと証言してしまいます。
あの守衛長、絶対に季英英が仕組んだことに気づいてないんだろうなと思うと余計にはらはらしました
ここで思いがけない展開に。晟豊沢が自ら進み出て、偽の錦は自分が作らせたものだと言い出したのです。寧黛も晟豊沢をかばい、彼は恋に迷っているだけだと季英英に矛先を向けます。
南詔王は季英英の落ち着いた様子を見逃しません。季英英は本当に南詔錦を織り上げたと告げ、本物の錦を取り出します。実は、織り上がった錦を壊されないよう、あらかじめ趙修縁と芝居を打って杜彦をわざと引っかけていたのでした。
最初からこの罠を仕込んでいたのかと思うと、季英英本当に肝が据わっています
南詔王は季英英に出世と褒美を約束し、南詔にとどまるよう誘います。ですが季英英が望むのは帰郷。益州と南詔の交易を提案し、互いの利益になると説きます。そして南詔王が書いた契約書をその場で破り捨て、王の言葉を信じると告げました。南詔王は誰か一人が残って技術を伝えてほしいと望み、趙修縁が自ら残ることを申し出ます。ほかの皆は先に益州へ帰してほしいと。南詔王はそれを聞き入れ、全員の帰還を許しました。晟豊沢と杜彦には三か月の登城禁止という罰が下ります。
杜彦はこれを深く恨みます。晟豊沢も怒りが収まらず、季英英だけをその場に呼び止めます。自分は季英英に手のひらで転がされていたと言う晟豊沢に、季英英は世話になったことへの感謝は伝えますが、他の人の代わりに許すことはできないと返します。そして晟豊沢は、趙修縁がとうに自分を裏切っていたこと、国境の混乱が趙修縁と楊静瀾の企みだったことを知ります。牢の中で、趙修縁は牛将軍への復讐のために牛将軍を殺してほしいと楊静瀾に頼んでいたのでした。趙修縁は晟豊沢に、あなたのしていることは本当の愛ではなく、ただの身勝手だと言い放ちます。
長安では薛将軍が益州へ向けて兵を進めます。楊静瀾は牛将軍が薛将軍の妻子を人質にすることを恐れ、単身で城内へ潜り込みます。そこで見たのは、城門にかけられた諸葛の遺体でした。楊静瀾は思わず駆け寄ります。
この場面、文字で追ってるだけでこっちの胸まで痛くなりました
薛将軍の兵の助けもあり、楊静瀾は諸葛の遺体を連れ帰ります。楊聚賢が着替えを持ってくると、諸葛の服に何か文字があるのに気づきます。楊静瀾は自分に何か伝えたいことがあったのだと察し、検死の者を呼び、諸葛の腹の中から一枚の図面を見つけ出します。牛将軍が錦の衣を試着したがっているという伝言でした。諸葛は自分が死ぬことをとうに覚悟し、あらかじめ準備していたのです。楊静瀾は幻を見るように諸葛が自分のもとへ来る姿を見て、涙をこらえきれません。
一方の南詔では、晟豊沢が季英英を後院にひとりで住まわせ、桑十四郎に見つからないようにします。この先に良い結末がないとわかっていても、まだ手放せない晟豊沢。二人で食事をしていると、寧黛が南詔王が呼んでいると嘘の伝言を持ってきます。ですがその道すがら、晟豊沢は寧黛が自分を裏切っていたことに気づいてしまいます。
蜀紅錦 39話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり諸葛の遺体のところです。城門にかけられていたと知った瞬間、楊静瀾と一緒にこっちも足が止まりました。しかも死ぬ前から自分の腹に図面を仕込んでおくなんて、どこまで覚悟を決めていたのかと思うと言葉になりません。
季英英の罠はすっきりしました。偽の錦をわざと見せて杜彦を引っかけて、本物を最後に出す。ここまで冷静に立ち回れる季英英、本当にすごいです。契約書を破り捨てるところも、覚悟が伝わってきて良かったです。
晟豊沢はもう完全に一人相撲になっています。机をひっくり返すところは怖かったですが、寧黛の裏切りに気づいたところは、なんだかちょっと気の毒にも思えました。杜彦と寧黛、この二人がこれからどう動くのか気になります。
季英英が織工営の門を出て益州へ帰る日は近そうです。趙修縁だけが南詔に残ると聞いたときは、少し寂しい気持ちになりました。
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