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クルミットです♪
29話は、将士たちがようやく故郷に帰れて周りが喜びに沸くところから始まります。でも本題はそこじゃなくて、顧九思が国庫の帳簿という誰も触りたがらない仕事に手を突っ込んでいく回でした。地味な題材なのに、じわじわ緊張感が上がっていくお話です。それでは29話を一緒に見ていきましょう!
長風渡 29話のあらすじ
将士たちが無事に家へ戻ってこられて、周りは大喜びです。周高朗はこれを周燁の手柄だと褒めていました。一方、葉韻は秦婉之に弟子入りして医術を学び始めます。柳玉茹は顔立ちの整った葉韻に頼んで、新しい臙脂を試してもらっていました。
葉韻、医術の勉強もできて臙脂のモデルもできて忙しいですね
黄河の増水期がやってきて、大臣の一人が新しい朝廷の政として黄河の治水を最優先にすべきだと提案します。ですが国庫はすっからかんで、お金を出せる状況ではありませんでした。回収するべきお金があるなら、まず口座を調べて出入りをはっきりさせるべきなのに、自分の俸禄を減らして穴埋めしようと言い出す人たちが出てきます。顧九思はこれを鼻で笑い、自分にはそこまでの美徳はないと皮肉を言っていました。
帳簿は膨大な量なのに、顧九思はこの厄介な仕事を自分から引き受けます。範玉も名乗りを上げましたが、皇帝は経験が浅いという理由で却下しました。
範玉、断られてますますイライラしそうな予感がします
皇帝は陸尚書に顧九思の指導役を頼み、陸尚書は全力で助けると答えます。でも朝議のあと、顧九思がいつ帳簿を見られるか尋ねに行くと、陸尚書はあれこれ理由をつけて調査を止めようとしてきました。花容のほうは印紅がもうすっかり一人前で、柳玉茹がいなくても店を切り盛りできています。
顧九思は仓部で劉春を待ちますが、劉春も帳簿を見るには手続きが山ほど必要だと言い出します。陸尚書たちは最初から顧九思を困らせるつもりで、簡単には帳簿を見せない腹づもりでした。そこへ、金部郎中の陳前忠が手伝いを申し出てくれます。彼は度部に一年在籍してようやく流れを覚えたという人物で、戸部の帳簿も見たことがありました。
顧九思は帳簿を見るのに一年もかかると聞いて驚きます。陳前忠も昔の帳簿を調べたいと思っていた一人で、調査は必ず誰かの恨みを買うし、旧い帳簿だけでなく新しい帳簿さえも書き換えられかねないと打ち明けます。陳前忠は官に入って二十年、顧九思が本気で前の朝の帳簿を調べたいのだと見抜き、鍵を握る三人の名前を教えてくれました。周燁、葉世安、顧九思はそれぞれ別々にこの人たちへ接触していきます。
こういう地道な根回し、見てるだけでこっちも疲れます
顧九思は、これが叔父の江河の差し金だと気づきます。それを聞いた陳前忠はようやく笑って、江河からの伝言を明かしました。誰が忠で誰が奸か、江河にも見分けがつかない相手がいて、そこは顧九思自身の目で確かめるしかないと言うのです。一か月後、顧九思は千五百の欠損を見つけ出し、皇帝に不正の徹底調査を提案します。清廉な者には褒賞を、汚職した者には重罰をという内容でした。皇帝はこの調査を顧九思に任せ、人手を増やすことも許します。沈明や周燁、葉世安のほか、これまで距離を置いていた武官たちまでもが手伝いを申し出るようになりました。
最初は誰も味方してくれなかったのに、ちゃんと結果で人が動くの良いです
範玉は顧九思が失敗すると思っていたので、この展開に苛立ちを募らせます。皇帝に自分の成長を報告しに行こうとしたところ、父帝が顧九思を褒めているのを聞いてしまい、妬みはさらに深くなりました。劉春は顧九思が本当に何か掴んでしまうのではと焦り、陸永は近々「貴人」が来て顧九思の勢いを削いでくれると言い出します。そして間もなく、洛子商が皇太子の教育係という立場で顧九思の前に現れました。顧九思は恨みが湧き上がりますが、ぶつける先がありません。洛子商は人の心を読むのが上手く、わずかな言葉だけで範玉の信頼をあっさり手に入れてしまいました。
長風渡 29話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、やっぱり最後の洛子商の登場です。顧九思がやっと自分の力で信頼を勝ち取り始めた矢先に、あの人が皇太子の教育係として出てくるとは思いませんでした。しかも範玉の心をあっという間に掴んでいて、ここまで手際が良いと怖いですね。
帳簿調査のくだりは正直、地味な題材だなと思って見始めたんですが、陸尚書や劉春がねちねち邪魔してくるのが妙にリアルで見入ってしまいました。仕事を頼んだくせに裏で足を引っ張るあたり、こういう職場どこにでもありそうです。陳前忠が味方についてくれた時はほっとしました。江河が裏で動いてくれていたと分かる場面も、家族の絆が感じられて良かったです。
範玉の妬みっぷりも見ていて切ないところがあります。父帝に認められたい気持ちが強いぶん、顧九思が褒められるたびに傷ついているのが伝わってきて、単純な悪役として片付けられない感じがしました。だからこそ洛子商につけ入られてしまいそうで、次に何を吹き込まれるのか心配になります。
顧九思が千五百の欠損を見つけた瞬間はちょっと胸がすきました。誰も見せたがらなかった帳簿を、一年かかると言われながらも自分の足で掘り当てたわけですから。あの粘り強さは素直にすごいと思います。洛子商が範玉の隣に立っている最後のカット、あれだけで次回への嫌な予感がじわっと来ました。
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