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クルミットです♪
花嫁の身代わりという信じられない事態から幕を開ける17話。
これまでずっと頼りなかったお父さんが、娘のために怒りを爆発させる姿には、じんと来ました。
そして宋墨からの真摯すぎる想いと、自由を勝ち取った竇昭の歩みにも注目です。
それでは17話を一緒に見ていきましょう!
九重紫 17話のあらすじ
竇世英(とう・せいえい)と竇世枢(とう・せいすう)は、婚礼の送り出しが無事に済んだと肩の荷を下ろして歩いていました。
しかし、庭の東屋でのんびりとお菓子を食べている竇昭(とう・しょう)を見つけて絶句します。
なんと輿に乗って魏家に嫁いだのは、竇昭ではなく妹の竇明(とう・めい)だったのです。
事態を知った竇世枢が真っ先に口にしたのは、家の体面と魏家への謝罪でした。
竇昭が子を産めない体だと嘘の理由をでっち上げて婚約破棄を公表しようと言い出します。
さらに竇昭の持参金はすべて諦め、魏家へのお詫びとして上乗せしろと命じる始末でした。
被害者なのに泥をかぶれって、どこまで自分勝手なんですか!
隣では継母の王映雪(おう・えいせつ)まで調子に乗って竇昭を責め立てます。
元からこの縁談を嫌がっていたのだから望み通りだろうと嫌味を言いました。
その瞬間、これまでおとなしかった父親の竇世英が激高します。
「竇昭は私の娘だ!」
世英は世枢と王映雪に向かって声を荒らげました。
謝罪に行くなら父親である自分が行くべきで、世枢が勝手に決めることではないと言い放ちます。
娘の持参金を奪おうとする王映雪の図々しさも容赦なく怒鳴りつけました。
いつも弱気だった父の豹変ぶりに、竇昭も驚きを隠せません。
その夜、竇昭は庭のモクレンの木の下で一人物思いに沈んでいました。
そこへ宋墨(そう・ぼく)が駆けつけてきます。
宋墨は竇昭への深い愛を告白し、自分に嫁いでほしいと真っ直ぐに想いを伝えました。
しかし竇昭は、あなたを好きではないと冷たく拒絶します。
宋墨はじっと竇昭の瞳を見つめました。
それが嘘だと見抜かれた竇昭は、別の理由を語り始めます。
情に厚かった実母は、父の女性問題に苦しんでこの木で命を絶ちました。
そのせいで結婚そのものに希望を持てなくなっていたのです。
それでも納得しない宋墨の視線に押され、竇昭は隠していた恐怖を明かしました。
一本の矢に二人で射抜かれて死ぬ夢を見たのだと涙ながらに訴えます。
宋墨は竇昭が抱えていた怯えの正体をようやく知りました。
自分も仮面をつけた少女の夢を見たことがあると明かします。
ただの夢だから恐れる必要はないと優しく諭しました。
しかし竇昭は夢などではないと取り乱します。
耳の後ろにある赤い花の印が前世の記憶の証拠だと見せようとしました。
ところが宋墨が確認すると、そこにあったはずの花の印が跡形もなく消えています。
驚いた竇昭が鏡を見ても、肌には何の痕跡も残っていませんでした。
かつて老人が語った言葉が竇昭の頭をよぎります。
山をひっくり返す力を持てば、川の流れも変えられるという教えでした。
運命はすでに変わり始めているのです。
宋墨は懐から皇帝の令牌を取り出して竇昭に手渡しました。
宋墨が皇帝に必死に懇願し、淑徳を通して下賜された特別な牌でした。
未婚なら誰に嫁ぐかを自分で選べ、既婚なら自分の意志で離縁できる権利が与えられたのです。
婚姻の自由をその手に握った竇昭に、宋墨は5日間の猶予を与えました。
もし自分と共に歩む気があるならモクレンの木に赤いリボンを結んでほしいと告げます。
断るなら白いリボンを結べばいいと言い残し、宋墨はその場を立ち去りました。
一方、魏家では姉の魏廷珍(ぎ・ていちん)が怒り狂って竇家に乗り込んできます。
結局のところ目当ては金銭でした。
そこへ魏廷瑜(ぎ・ていゆ)が駆けつけ、竇明を一生大事にすると堂々と宣言します。
引くに引けない魏廷珍に対し、王映雪が持ちかけました。
自分の商売の利益を半分譲るから、正式な婚姻として認めてほしいと持ちかけたのです。
欲に目がくらんだ魏廷珍はあっさりと承諾し、裏取引が成立しました。
竇明と廷瑜は竇昭の部屋の前で土下座をして許しを請います。
竇昭は顔を合わせず、扉の隙間から二人の様子を伺うだけでした。
愚かなところも含めて、二人こそお似合いの夫婦かもしれないと冷静に見つめます。
王映雪と魏廷珍が部屋にこもったと侍女から聞き、金で片を付けたこともすぐに見抜きました。
そこへ竇世英がやって来て、竇昭に5000両の銀票を差し出します。
娘を傷つけた償いのつもりでした。
しかし竇昭はお金を受け取らず、お願い事を一つだけ口にします。
これから先、誰から求婚されてもすべて断ってほしいと頼みました。
結婚したくないのではなく、間違った相手に嫁ぎたくないだけだと本心を伝えます。
竇世英は娘の想いを全面的に受け止めました。
情けない父親を卒業し、今度こそ娘を守ると誓います。
実はこれまでも田庄に何度も足を運んでは、物陰からこっそり竇昭を見守っていました。
自分を嫌っている娘を刺激しないよう、遠くから無事を確認して胸をなで下ろしていたのです。
長年のわだかまりが解け、父と娘の心はやっと通じ合いました。
お父さん、陰から見てたなんて切なすぎます!
竇昭は父に、王映雪が高利貸しに手を染めている事実を告発します。
世英は激怒し、竇昭を連れて王映雪の部屋へと乗り込みました。
屋敷の切り盛りをすべて竇昭に引き渡せと命じます。
不満を漏らす王映雪に対し、世英は高利貸しが一家を滅ぼす大罪だと厳しく叱責しました。
青ざめた王映雪は床にひざまずき、世枢も知っていたと言い訳を並べます。
世英は聞く耳を持たず、財産管理の権利をすべて竇昭に預けさせました。
竇昭が婚約を解消したという知らせは、瞬く間に都中に広まります。
名家から結納の品として雁が次々と届けられ、屋敷は対応に追われました。
困り果てた世英のもとに、大物である梁閣老が来訪したとの知らせが入ります。
助けを求めようと駆けつけた世英でしたが、なんと梁閣老まで結納の雁を持参していました。
あまりの頭痛の痛さに世英は足をもつれさせ、頭を打って怪我をしてしまいます。
雁の鳴き声を聞くだけでうんざりした世英は、外へ捨ててしまえと騒ぎました。
しかし竇昭がそれを制します。
無下に捨てれば相手の面子を潰してしまうため、夜に丁重に送り返すべきだと助言しました。
頭を冷やした世英は、娘が作ってくれた手料理のガチョウ鍋を美味しそうに平らげます。
そこへ今度は海昌伯が求婚にやって来ました。
世英の怒りは頂点に達します。
我が家を遊郭と勘違いしているのかと叫び、箒を手に取って殴りかかりました。
離縁された傷物に手を差し伸べてやったのだと悪びれない海昌伯を、世英は箒を振り回して門前払いします。
厄介事を避けるため、竇世枢は竇昭を再び田庄へ移らせることに決めました。
祖母と竇昭は、世枢が内閣の首輔の最有力候補である現状を冷静に分析します。
権力を狙う者たちが竇世枢にすり寄るため、格好の獲物として竇昭に群がっていたのです。
田庄に落ち着いた竇昭のもとへ、陸鳴(りく・めい)が温かい豆花を届けに来ました。
宋墨からの贈り物だと察し、竇昭の心に温かい灯がともります。
宋墨は竇昭のために毎回たくさんの豆花を買い求め、急ぎの便で運ばせていました。
途中で形が崩れたものは訓練中の兵士たちに配り、綺麗なものだけを届けていたのです。
庭に咲く九重紫を目にした竇昭は、かつての宋墨の言葉を思い出しました。
手入れをしなくても育つ強い花だが、支えがあればもっと美しく咲くという言葉です。
自然と口元に柔らかな笑みがこぼれました。
その様子を見た崔氏(さいし)は竇昭の恋心を優しく見守ります。
皇帝に結婚を命じてもらうこともできたのに、自由を選べる令牌を授けてくれた男です。
あんなにも深く守ってくれる人がいるなら安心だと崔氏は背中を押しました。
一方、朝廷では皇帝が竇世英を呼び出していました。
竇昭の結婚相手がまだ決まらないことに苦言を呈します。
世英は娘の婚姻には口出ししないと約束したのだと頑なに娘を守りました。
皇帝は呆れ果て、相手が決まるまで役所に来るなと世英を追い払います。
役所からの帰り道、世英の馬車の近くで突然爆竹が破裂しました。
驚いた馬が暴れ狂い、馬車が横転しかける大惨事になります。
そこへ間一髪で宋墨が駆けつけ、馬を制して世英の命を救いました。
宋墨はそのまま付き添い、世英を無事に屋敷まで送り届けます。
なぜ宋墨がここまで親切にしてくれるのか、世英には皆目見当がつきませんでした。
九重紫 17話の感想まとめ
一番スカッとしたのは、なんといってもお父さんの激変ぶりでした!
これまで親戚の顔色ばかり伺って、娘が理不尽な目に遭ってもオロオロするだけだった世英。
そんな父親が、世枢と王映雪の身勝手な言い分にブチギレてくれた瞬間は本当に胸がすきました。
竇昭の持参金を奪おうとする継母を怒鳴りつけ、自分の娘は自分が守ると宣言する姿。
遅すぎる親心かもしれないけれど、見ていて涙が出そうになりました。
陰からこっそり田庄の娘を見守っていたなんて、不器用すぎて切なくなります。
娘の手料理を嬉しそうに食べる姿も微笑ましかったですね。
海昌伯を箒で追い回す暴れっぷりには思わず笑ってしまいました!
そして宋墨の深い愛情には胸を打たれます。
皇帝に直談判して勝ち取ったのが「自分との婚姻」ではなく「竇昭の婚姻の自由」だったなんて。
どこまでこの人は竇昭の心を尊重すれば気が済むのでしょうか?
耳の後ろのアザが消えた奇跡も、二人が悲劇の運命から抜け出しつつある証拠です。
豆花が崩れないように工夫して届ける健気さもたまらなく愛おしいですよね。
モクレンの木に結ばれるリボンの色に、すべての希望を託したくなります。
命を助けてもらったのに、宋墨の狙いに全く気づいていない世英の鈍感さには思わず吹き出しました!
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