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クルミットです♪
宋墨と竇昭の関係が、ここにきて一気に動き出しました。
ずっと自分の身を守ることばかり考えていた竇昭が、火事の中で宋墨の名前を必死に叫ぶ姿には、ぐっと来るものがあります。
しかも二人が手を組んで、あの嫌味な父親・宋宜春をまんまと罠にはめる展開が痛快そのものです。
それでは18話を一緒に見ていきましょう!
九重紫 18話のあらすじ
お寺の境内で、紀詠は枯れ木の下を掃除する小僧を眺めていました。
枯れて久しい木には落ち葉など一枚もないため、もう休んだらどうかと声をかけます。
しかし小僧は、師匠の言いつけだからと掃除をやめません。
すると、その枯れ枝にふっと一輪の花が咲きました。
紀詠は、枯れ木にも春が巡れば花が咲くという師匠の言葉を思い出します。
幼い頃の彼は感情が育たず、寺に預けられて育った身でした。
俗世に下りてきてようやく自分の心が動き出したのだと気づき、紀詠は静かに微笑みます。
一方、宋墨は竇昭の父親である竇世英を屋敷まで送り届けていました。
何か下心があるのではないかと疑われて嫌われないか、心配でたまりません。
屋敷の敷居はまたがず、門前で深々と一礼して見送る徹底ぶりです。
道中で竇世英が『春秋』という歴史書が好きだと話していたのを、宋墨は聞き逃しませんでした。
宋墨は一度読んだ本は忘れない特技を持っています。
それなのに、すぐさま配下の陸鳴に命じて家に『春秋』を買い揃えさせました。
未来のお義父さんに気に入られたいのが丸見えで、陸鳴も吹き出してしまいます!
あの強気な宋墨が、お義父さんの機嫌ばかり気にしてオロオロしてる姿が可愛すぎます!
そこへ厳朝卿が駆け込んできます。
先ほど街で鳴らされた爆竹を調べたところ、海昌伯の配下の仕業だと判明しました。
捕まった男は口を割りません。
しかし爆竹の大きさは明らかに規定を超えていて、火薬の密造が疑われます。
その頃、竇昭は宋墨の最近の不自然な振る舞いを思い出していました。
そこへ紀詠がやってきます。
竇昭は星の動きを見て未来を占う方法を教えてほしいと頼みました。
しかし紀詠は、竇昭にはすでに運命を記した『昭世録』があるのだから星を見る必要などないと言い放ちます。
竇昭は、紀詠に前世の記憶があるのか尋ねてみました。
紀詠は笑って、自分は現在の星の巡りが読めるだけで前世のことなど知らないと返します。
宋墨が会いに来ないことに、竇昭は苛立ちを募らせていました。
宋墨が肝心な危険を放っておいて、どうでもいいことばかり調べているように見えたからです。
ふと見上げると、白木蓮の木に白い凧が引っかかっていました。
竇昭は胸騒ぎを覚えて、すぐに人を呼んでその凧を下ろさせます。
一方の宋墨は、誰かが後ろをつけていることに気づきました。
部下に命じて尾行者を捕まえさせると、なんと陳曲水の手下だったのです。
陳曲水の手下ということは、竇昭が放った尾行に他なりません。
自分の背中を竇昭が探らせていたと知り、宋墨は怒るどころか思わず吹き出してしまいます。
宋墨は自ら男の縄をほどき、なんと金塊まで持たせて帰しました。
あっさり捕まって正体を白状してしまった部下は、竇昭の前で平伏して謝罪します。
竇昭は部下を責めませんでしたが、恥ずかしさのあまり顔から火が出そうでした。
尾行を送り込んだのがバレて、おまけに金塊まで持たされて帰ってくるなんて恥ずかしすぎます!
その瞬間、外で凄まじい爆発音が響き渡りました。
どこかで火薬が炸裂したのか、あたり一面が激しい炎と煙に包まれます。
竇昭は血相を変えて火の元へ駆け出しました。
火の海に向かって、必死に宋墨の名前を叫び続けます。
炎の中に飛び込もうとしたその時、駆けつけた宋墨が竇昭の腰を抱き上げて担ぎ出しました。
無事だった宋墨の顔を見て、竇昭の張り詰めていた糸が切れます。
竇昭はずっと、自分の力で身を守り、自分の意志だけで生きていくことが一番大事だと固く信じて生きてきました。
でも、宋墨が死んでしまったかもしれないと思った時、失う恐怖で胸が押しつぶされそうになったのです。
竇昭は素直に宋墨への好意を口にしました。
夫の言いなりになる従順な妻にはなれないけれど、あなたと対等に肩を並べて同じ道を歩むことならできると伝えます。
宋墨は胸を打たれ、竇昭を力強く抱きしめました。
古いしきたりで君を縛るつもりなど毛頭ないと誓います。
昔の中国では妻を一方的に離縁できる「七出」という掟がありました。
それを恐れる竇昭のために、宋墨は君を一生大切にする「七つの約束」を書いて渡すと約束します。
竇昭は求婚を受け入れましたが、父の竇世英や一族の長である竇世枢を説得する壁が残っていました。
二人は手を取り合って一緒に立ち向かうと誓い合います。
一方、宋墨の父親である宋宜春は、密偵を使って宋墨の行動を監視させていました。
宋墨が最近、景玉公主の乗馬に付き合って親しくしているという報告が入ります。
以前の狩りの場で、皇帝が宋墨に公主を降嫁させたがっていたことを宋宜春は知っていました。
もし宋墨が皇帝の娘婿になって後ろ盾を得たら、自分にとって都合が悪すぎます。
そこで宋宜春は、先手を打って宋墨に別の妻を押しつけようと企みました。
仲人を呼び出し、おとなしい娘ではなく、家の中を引っかき回すような気の強い猛女を探せと命じます。
仲人は、誰の指図も受けないじゃじゃ馬として竇昭の名前を挙げました。
宋宜春は大喜びで竇昭の評判を調べさせます。
町での竇昭の評判は、親不孝で手に負えない恩知らずという最悪のものばかりでした。
表向き、宋墨と竇家は犬猿の仲に見えています。
嫌がる宋墨に最悪の悪妻を押しつけてやれると確信し、宋宜春は上機嫌で罠に飛びつきました。
宋宜春が自分の悪知恵に酔いしれてニヤニヤしてるの、本当に浅はかで腹が立ちます!
その裏で、宋墨は竇昭の父・竇世英を自宅に招いていました。
竇世英の機嫌を取るため、言葉巧みに褒めちぎります。
皇帝から賜った高級な美酒を振る舞い、竇世英が欲しくてたまらなかった『春秋』の貴重な古書を気前よく譲りました。
さらに文房具に目がない竇世英のために最高級の硯を用意し、わざと目につく場所に置いておいてそのまま贈呈します。
竇世英は宋墨の気配りにすっかり心を奪われてしまいました。
この勝手な動きを知った竇世枢は、竇世英の軽率な行動に激怒します。
あの気難しい英国公が許すはずがないと鼻で笑いました。
しかし、その言葉が終わらないうちに英国公府からの正式な求婚の書状が届きます。
同じ頃、竇昭と宋墨は酒楼の個室で杯を交わしていました。
すべては二人が仕組んだ完璧な筋書き通りだったのです。
町に竇昭のひどい悪評を流したのも、宋宜春を油断させて縁談を急がせるための二人の自作自演でした。
側近たちから祝福の言葉をかけられ、二人は作戦の成功を静かに喜び合います。
その後、竇昭の継母である崔氏が嫁入り道具の準備を進めていました。
崔氏は、竇昭の実母が残した玉の腕輪が実は二つで一対だったことを明かします。
もう一つの腕輪は、竇世英が娘の誕生祝いの酒と一緒に木の下に埋めたままでした。
結婚を前にどうしても対の腕輪を持たせたい竇世英は、庭の木の下を必死に掘り返します。
指先が擦り切れて血がにじんでも、竇世英は土を掘る手を止めません。
自分のせいで腕輪が見つからず、娘を不安にさせてしまうのではないかと自分を責めていました。
駆けつけた竇昭は、泥だらけの父親の姿に胸を痛めて人を集めて掘らせます。
それでも腕輪は見つかりません。
そこへ紀詠が馬を引いて通りかかります。
遠くからその様子を見ていた宋墨は、紀詠が竇昭に近づくのが面白くありません。
宋墨は鋭い口笛を鳴らし、馬を驚かせて紀詠をその場から連れ去ってしまいました!
紀詠を近寄らせたくないからって口笛で馬ごと追い払うなんて、宋墨の独占欲が出すぎです!
その後、宋墨は布で目隠しをして竇昭の前に姿を現しました。
婚礼を控えた男女は当日まで顔を合わせてはならないという古い習わしを守るためです。
宋墨は目が見えない状態で手探りしながら、自分も一緒に腕輪を探すと申し出ます。
しかし竇昭は、大勢で探しても出ないのだからもう諦めるしかないと力なく笑いました。
一方、宋墨の配下である陸鳴が竇昭の屋敷を見張っていたところを見つかってしまいます。
陸鳴は、以前起きたような花嫁のすり替え事件が再び起きないよう、宋墨から厳重に見張れと命じられたのだと弁明しました。
この様子を見た侍従の趙思は不安を隠せません。
宋墨は猜疑心が強くて乱暴な男なのではないかと恐れ、竇昭にこの婚姻を考え直すよう忠告します。
しかし竇昭は、宋墨がそんな理不尽な人間ではないことを誰よりも信じていました。
九重紫 18話の感想まとめ
火事の現場で竇昭が宋墨の名前を叫びながら飛び込もうとした場面には、本当にじわっと来ました。
前世の過酷な記憶があるからこそ、竇昭は誰にも寄りかからず自分の力だけで生き抜こうと必死でしたよね。
そんな彼女が理性をかなぐり捨てて、宋墨を失うのが怖いと泣き崩れる姿には胸を打たれます。
夫に従うだけの妻にはなれないと率直に告げた竇昭に対し、古い掟ではなく七つの約束を捧げると返した宋墨の男気も最高でした!
理不尽な男尊女卑の時代に、対等な相棒として生きていこうと言ってくれる相手に出会えた竇昭が本当に報われて良かったです。
それにしても、宋宜春の愚かさには思わず吹き出してしまいました。
宋墨の勢力を削ぐためにわざわざ気の強い悪妻を押しつけてやろうと企んで、町中の悪評を真に受けて大喜びする姿が滑稽すぎます。
その悪評自体が竇昭と宋墨の自作自演だったとも知らず、まんまと二人の敷いたレールの上を走らされているのが小気味いいですね。
宋墨が竇世英を屋敷に呼んで、お酒や古書で骨抜きにする手回しの良さもさすがでした。
普段は冷静沈着な宋墨が、お義父さんに嫌われたくなくてオドオドしたり、紀詠を追い払うために口笛を吹いたりするギャップもたまりません。
一方で、見つからないお母さんの形見の腕輪が切ない影を落としています。
指を血だらけにしながら土を掘り続けた竇世英の不器用な親心には、見ていて胸が締めつけられました。
花嫁のすり替えを警戒するあまり部下を見張らせて趙思に怪しまれてしまう宋墨ですが、目隠しをしてまで竇昭の力になろうと駆けつけた彼の不器用な優しさがどこか愛おしく残ります。
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