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クルミットです♪
いよいよ竇昭と宋墨の婚礼の日がやってきました。
待ちに待ったおめでたい回なのに、一筋縄ではいかないのがこの二人です。
宋墨がボロボロになって現れたときは、何があったのかと本気で心配になりました。
それでも二人の絆がしっかり見えて、胸が温かくなります。
それでは19話を一緒に見ていきましょう!
九重紫 19話のあらすじ
趙思は宋墨のことを深く知っているわけではありません。
しかし竇昭が選んだ人なら趙谷秋も気に入るはずだと信じています。
反対などするはずもなく、竇昭のために豪華な嫁入り道具をたっぷりと用意してくれました。
そこへ父親の帰宅を聞きつけた趙璋如が急いで駆けつけてきます。
仲良く膝を交えて語り合う父娘の姿を見て、竇昭は心から安堵しました。
趙思は官吏としての仕事も順調で、引退後に住むための屋敷まで手に入れています。
まさに絵に描いたような順風満帆な暮らしぶりでした。
実の親以上に親身になってくれる趙思の優しさに救われます!
一方、宋墨は部下たちを連れて手首の腕輪を探すため地面を掘り続けていました。
側近の厳朝卿は婚礼の支度を優先するよう必死に説得します。
竇昭も気にしなくていいと言ってくれたではありませんか。
でも宋墨には分かっていました。
彼女が口にした「気にしない」という言葉こそ、本当は一番大切にしている証拠です。
作業を進める宋墨は、掘り出した土の中から酒樽を覆う布を見つけました。
かつてこの場所に誰が軍を駐屯させていたのか調べるよう部下に命じます。
度重なる水害のせいで記録は消え去っているかもしれません。
その日の夜、陳嘉が田荘の敷地内へ一人で忍び込んできました。
偶然居合わせた趙璋如と鉢合わせになり、激しい揉み合いへと発展します。
趙璋如の素性を知った陳嘉は、持参した包みを彼女へ託しました。
竇昭と宋墨の門出を祝う贈り物を届けてほしいと頼んだのです。
しかし包みを開けてみると、中の玉は見事に砕けていました。
さっきの小競り合いの中で自分が割ってしまったのだと趙璋如は気付きます。
せっかくのお祝いの品を自分の手で壊してしまうなんて、趙璋如はおっちょこちょいすぎます!
迎えた婚礼の当日、宋墨は約束の時間になっても現れません。
吉兆とされる時間は無情にも過ぎてしまいました。
周囲の人々が焦って取り乱す中、花嫁の竇昭だけは落ち着いた様子で食事を口に運びます。
宋墨が理由もなく遅れるはずがないと信じ切っているからでした。
そこへ衣服を泥だらけにした宋墨が一人で屋敷へと飛び込んできます。
周りの制止を力ずくで振り切って竇昭の部屋を目指しました。
部屋の扉の隙間から、竇昭は宋墨が目を固く閉じている姿を見つめます。
宋墨は竇昭に手を差し出すよう促し、玉の腕輪をその手首に通しました。
その瞬間、竇昭は宋墨の手が痛々しく火傷していることに気付きます。
腕輪を持ち去った董琪を突き止め、宋墨は意地でも取り戻そうとしました。
腹を立てた董琪が腕輪を火鉢の中へ投げ込んだのです。
宋墨はためらうことなく素手で火の中に手を突っ込み、大切な腕輪を拾い上げました。
素手で火鉢から拾い上げるなんて無茶すぎます!そこまでして竇昭の宝物を守りたかったんですね。
竇昭は花嫁のしきたりも忘れ、部屋から飛び出して宋墨の怪我の手当てを始めます。
薬を塗る二人の仲睦まじい姿を見守る趙思と竇世英は、とても温かい気持ちになりました。
本当にお似合いの二人だと実感し、安心して竇昭を送り出す決意を固めます。
迎えの行列は息を呑むほど壮大で、美しい嫁入り道具の列は街中で羨望の的となりました。
この光景を物陰から見ていた王映雪は、激しい嫉妬の炎を燃やします。
竇昭が華々しく嫁げば、娘の竇明の立場が危うくなると勝手に思い詰めたのです。
王映雪は英国公の宋宜春へ宛てて手紙をしたためました。
表向きは丁寧な言葉を並べつつ、竇昭がいかに粗野で教養のない女かを執拗に訴えかけます。
宋宜春の手を借りて竇昭を痛い目に遭わせようという企みでした。
宋宜春は手紙の文面から王映雪の浅ましい下心をすぐに見抜きます。
しかし竇昭が気の強い乱暴者なら、かえって好都合だと笑みを浮かべました。
手強い嫁のほうが操りやすいと考え、上機嫌で婚礼を取り仕切る準備へ向かいます。
屋敷では竇昭と宋墨の厳かな儀式が幕を開けました。
そこへ淑徳公主が直々に足を運び、二人の門出を祝福します。
一方の裏庭では、苗安素がお祝いの品を抱えて駆けつけていました。
ところが商人の娘という身分を理由に、門番から屋敷への立ち入りを拒まれてしまいます。
困り果てていたところへ宋墨の弟の宋翰が通りかかり、優しく助け舟を出しました。
宋翰は自分の手拭いを苗安素へ差し出し、顔についた汚れを拭くよう促します。
門前払いされて恥ずかしい思いをしていた素素に、宋翰が優しくしてくれて救われました!
広間では宋墨が竇昭の花嫁の布を静かに持ち上げました。
二人はお互いの髪を結び合う結髪の儀式を無事に終えます。
淑徳公主が高らかに二人の成婚を告げました。
宋墨が生涯を共にしたいと願った相手の素晴らしさを、淑徳公主もその目で確かめます。
竇昭は淑徳公主が参列してくれたおかげで儀式が無事に進んだことに感謝しました。
そして淑徳公主の手を引いて婚礼の寝台へ座らせ、福を授ける役目を頼みます。
本来なら子宝に恵まれて何不自由のない幸せな人生を送る人が務める習わしでした。
独り身で子どももいない自分が座るべきではないと淑徳公主は戸惑います。
それでも竇昭は世間の決まり事など少しも気にしません。
誰にも縛られず自由に気高く生きる淑徳公主こそ、真に福を持つ人だと微笑みました。
宋墨がなぜこれほど深く竇昭に惹かれたのか、淑徳公主は心から納得します。
無事に婚礼が終わった知らせを受け、王映雪はますます苛立ちを募らせました。
手紙の意図を察して竇昭を叩きのめしてくれなかった英国公の鈍さに腹を立てます。
その頃、披露宴の席では宋墨が皇太子に酒を注がれて酔い潰れていました。
酒に弱い男だと皇太子からからかわれてしまいます。
しかし宋墨の泥酔は、一刻も早く竇昭の元へ駆けつけたいがための芝居でした。
置いてけぼりにされた友人の顧玉は、妻ができて自分を蔑ろにしたと文句を並べ立てます。
宋墨が寝室の扉を開けると、竇昭が窓辺に隠れて外の様子をじっと伺っていました。
皇太子が数人の部下と密談を交わし、何かを探し回っている気配を察知したのです。
宋墨は外にいる者たちの敵味方がまだ分からないのだと静かに告げます。
そして竇昭の頭に乗っていた重たい冠を優しく外し、その美しさを褒め称えました。
竇昭は身にまとっていた『昭世録』の終生図を脱いで宋墨へと差し出します。
宋墨は慶王が帝位に就こうが朝廷がどうなろうが、今は気にも留めていませんでした。
彼の頭の中は、待ち焦がれた初夜のことでいっぱいだったのです。
我慢できずに竇昭へ口づけを迫った瞬間、竇昭のお腹が大きな音を立てて鳴り響きました。
宋墨は苦笑いしながら、急いで彼女のために魚を焼き始めます。
いい雰囲気だったのに、お腹の虫が鳴っちゃうなんて竇昭らしくて笑ってしまいます!
一年前はお互いに警戒し合っていた二人が、今では家族として寄り添っていました。
パチパチと燃える火鉢を囲みながら、これまでの道のりを懐かしく振り返ります。
二人は幼い頃の自分の姿を語り合いました。
かつて宋墨が生きた魚を三千回も切り刻んだのに、魚は平然と泳いでいたという噂があります。
あの話は本当だったのかと竇昭が無邪気に尋ねました。
宋墨は楽しそうに笑い、今さら私に嫁いだことを後悔しても遅いとからかいます。
見つめ合う二人の瞳に深い情愛が満ちていきました。
宋墨が再び顔を近づけて口づけを交わそうとしたその時、部屋の扉が乱暴に開きます。
飛び込んできたのは取り乱した趙璋如でした。
泣き叫びながら宋墨の胸へと激しく飛び込んできます。
誰かにひどい目に遭わされたのかと宋墨は身構えました。
ところが趙璋如は、竇昭が幸せを掴んだことが嬉しくて泣いていたのです。
親友の結婚を喜ぶ一方で、自分には素敵な夫が見つからないかもしれないと嘆きます。
困り果てた宋墨は彼女を早く部屋から追い出そうと、金吾衛の部下たちをずらりと呼び集めました。
この中から好きな男を選べと迫ります。
しかし趙璋如の眼鏡にかなう相手は一人も現れません。
意中の人がいるのかと竇昭が問いかけると、趙璋如の脳裏に陳嘉の面影が浮かびます。
口には出さないものの、特別な想いを抱く相手がいるのだと竇昭は察しました。
初夜に親友の部屋へ乗り込んで号泣する趙璋如、空気の読めなさが突き抜けています!
結局その夜、趙璋如は竇昭にしがみついたまま同じ寝台で眠りこけてしまいました。
新婚初夜を奪われた宋墨はため息をつきながら、眠る二人にそっと布団を掛け直します。
愛おしい竇昭の寝顔を見つめる宋墨の口元には、穏やかな笑みが浮かんでいました。
仕方なく宋墨は一人で書斎へと向かい、静かに夜を明かします。
翌朝、目を覚ました宋墨は寝床に竇昭の姿がないことに気付きました。
屋敷中を探し回り、祠堂で亡き母の蒋蕙蓀の位牌に祈りを捧げる竇昭を見つけます。
竇昭はこれまでの宋墨の過酷な生い立ちや、どれほどの苦しみを耐え忍んできたのかを位牌に語りかけていました。
これからは自分が必ず宋墨の側に寄り添い、決して一人で重荷を背負わせないと誓います。
その言葉を扉の外で聞いていた宋墨は、瞳を潤ませました。
静かに歩み寄った宋墨は竇昭の隣に並んで膝をつき、母へ祈りを捧げます。
天にいる母が、これから二人で歩む道を温かく見守ってくれることを願いました。
九重紫 19話の感想まとめ
一番胸に迫ったのは、宋墨が泥だらけのボロボロな姿で駆けつけてきた場面です。
婚礼の吉時に遅れるなんて本来なら大問題なのに、理由を知ると胸が締め付けられます。
火鉢に投げ込まれた腕輪を素手で拾い上げるなんて、どれほど熱くて痛かったことでしょうか。
手のひらを火傷してまで竇昭の大切な宝物を守り抜いた宋墨の行動に、深い愛情を感じました。
扉の隙間から目を閉じたまま手を差し出す姿も、竇昭への誠実さが溢れていましたね。
それを見た竇昭が作法を放り出して駆け寄り、手当てをする姿にも絆の強さを感じます。
王映雪の陰湿な嫌がらせには、相変わらずイライラさせられます!
人の幸せを素直に喜べず、自分の娘の立場ばかり気にして他人を陥れようとする姿勢は見苦しいです。
でも英国公の宋宜春が手紙の裏を読んだ上で、全く違う解釈をして利用しようとしたのは痛快でした。
悪だくみが空回りしている王映雪の姿を見ると、少し胸がすっとします。
苗安素を門前払いから救い出した宋翰のスマートな対応も素敵でした。
宋翰が差し出した手拭いのおかげで、嫌な空気が一気に和らぎましたよね。
そして何と言っても、淑徳公主を寝台に座らせた竇昭の振る舞いが格好良かったです!
世間の古い慣習や迷信に囚われず、独り身で凛として生きる淑徳公主を讃えた言葉は胸に響きました。
型にはまった幸せではなく、自分らしく生きている人こそ福があると言い切る竇昭は本当に魅力的です。
そりゃあ宋墨も夢中になるはずだと、淑徳公主と一緒に深く頷いてしまいました。
初夜のドタバタ劇には思わず笑ってしまいました。
いいムードになったところでお腹が鳴ってしまう竇昭の可愛らしさ。
文句も言わずにすぐ魚を焼きに行く宋墨の甲斐甲斐しさに癒やされます。
その後の趙璋如の乱入には、さすがに宋墨が可哀想になりました!
金吾衛の部下たちを並べて婿選びをさせる宋墨のやけくそな対処法も面白かったです。
結局新婚初夜を書斎で一人寂しく過ごすことになった宋墨ですが、寝顔を見つめる優しい笑顔に器の大きさを感じます。
翌朝の祠堂の場面は、二人の絆の深さが静かに伝わってきて目頭が熱くなりました。
宋墨の過去の苦しみを知り、一人で抱え込ませないと誓う竇昭の強さに心を打たれます。
その誓いを背中で聞いていた宋墨が、涙を浮かべて隣に並んで跪く姿は本当に美しかったです。
傷を抱えた二人が本当の意味で手を取り合い、家族になった瞬間でした。
過酷な運命に立ち向かう宋墨の隣に竇昭がいてくれて、心から良かったと感じる素晴らしい朝の光景でした。
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