九重紫 第30話 あらすじ 定国公の無実と万皇后の毒謀 太子を叱り飛ばす竇昭と宋墨のやきもち

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前回もいろいろありましたが、今回は長年隠されてきた悲しい真相が一気に明るみに出ます。
定国公がなぜ罪人に仕立て上げられたのか、その理由があまりにも身勝手で胸が痛みました。
それにしても、皇室のドロドロした争いの中での太子妃の頼もしさには本当にスカッとします。
宋墨の可愛い一面も見られて、感情がかなり忙しい回になりました。
それでは30話を一緒に見ていきましょう!

九重紫 30話のあらすじ

寺院で見かけた銀のかんざしが気になっていた蘇琰は、大通りで竇昭の後をつけます。
そして、いきなり現れて竇昭の髪からかんざしを引き抜きました。
どこで手に入れたのか激しく問い詰める蘇琰に、竇昭は落ち着いて答えます。
以前、流寇を退治した時に助けた母子からお礼にもらったものだと打ち明けました。
蘇琰はすぐに自分のかんざしを取り出します。
二つのかんざしを合わせると、ぴったり一対の形になりました。
助けられた母子は、まさに生き別れていた蘇琰の母親と弟だったのです。

こんな偶然ある?って思いましたけど、必死で探していた家族が見つかって本当によかったです。

竇昭は蘇琰を連れて、眠っている母子の部屋へ案内します。
静かに眠る姿を見た蘇琰は、起こすのをためらって立ち去ろうとしました。
でも、気配に気づいた母親が目を覚まして呼び止めます。
二人は抱き合って涙を流しました。
母親と蘇琰は床にひざまずき、竇昭に心からの感謝を伝えます。
蘇琰は命がけで竇昭に恩返しをしようと心に誓いました。

その頃、竇昭が元宵団子を作っている屋敷に宋墨が訪ねてきます。
宮中の宴の席が近づいており、慶王の手の内を早く暴きたいと焦る宋墨。
竇昭は、慶王を抑えるには東宮の力を借りるべきだと提案します。
ちょうど太子妃から宴の相談に招かれていたため、それを足がかりにしようと考えました。
宋墨も太子と慶王の狩りに同行して探りを入れる約束をします。

二人は別々に行動を開始しました。
太子妃は竇昭が考えた宮宴の工夫にすっかり感心します。
侍女たちに、すべて竇昭の指示に従うよう命じました。
ところが、運ばれてきた魚料理を口にしようとした瞬間、太子妃が突然激しく吐き気を催します。
竇昭はすぐに妊娠だと気づきました。
身ごもった女性は匂いにとても敏感になります。
太子妃は隠すこともなく、護衛の王格に白木蓮の花を摘んでくるよう言いつけました。
その時、竇昭は王格の腕にある刺青を目にします。
前世で宋墨に弓矢を向けた張本人が彼だったと思い出しました。
苦しそうな太子妃を見て竇昭はすぐに脈を診ようとします。
王格が止めに入ろうとしますが、竇昭は身の程をわきまえなさいと一喝しました。
気圧された王格は手出しができず、その場に引き下がります。

王格がここで出てくるとは思わなかったし、前世の仇を前にしても怯まない竇昭がかっこよすぎました。

一方の狩り場では、慶王が本性を現していました。
狩りというのは口実で、慶王は露骨に太子を挑発します。
太子の座を自分に譲れと迫り、二人は殴り合いの喧嘩を始めました。
宋墨は周囲の金吾衛に後ろを向かせます。
皇子の会話を立ち聞きした者は一族皆殺しだと厳しく告げました。
しかし、激しい殴り合いは止まりません。
どちらかが大怪我をしかねない状態でした。
そこで宋墨は、太子と慶王の双方の顔面に強烈な一撃を叩き込みます。
力づくで二人を引き離しました。

この騒動はすぐに皇帝の耳へ入ります。
万皇后はいち早く皇帝の前でひざまずいて謝罪しました。
皇后の座を退き、慶王を庶人に落としてほしいと涙ながらに願い出ます。
これによって皇帝は慶王を厳しく罰することができなくなりました。
太子が理不尽な目に遭ったと知りながら、皇帝は見舞うことすら許されません。
動けば事件を表沙汰にすることになり、皇子を殴った宋墨を処罰せざるを得なくなるからでした。
宋墨を失えば朝廷の均衡が完全に崩れてしまいます。

太子府へ戻った宋墨と竇昭。
太子は宋墨が自分を殴った無礼をネチネチと責め立てます。
しかし太子妃は、宋墨が止めなければ片足を折られていたと夫を窘めました。
竇昭は、慶王が太子と宋墨を同時に陥れようとしている罠を見抜きます。
今こそ手を組むべきだと話し、定国公が命を落とした本当の理由を尋ねました。
太子は皇帝の前で口外しないと誓ったため、頑なに口を閉ざします。
すると、誓いを立てていない太子妃が代わりに口を開きました。
定国公には何の落ち度もなく、むしろ国にとっての大功臣だったのです。
当時重病だった皇帝は、太子の優しい性格では豪快な定国公を御せないと勝手に恐れました。
そこでわざと無実の罪を着せて都へ護送させ、太子が即位した後に恩赦で解放させようと企んだのです。
自分を恨ませ、太子の恩を感じさせることで忠誠を誓わせようという皇帝の卑しい策略でした。

良かれと思って忠臣を罠にはめるなんて、皇帝の考え方が身勝手すぎて本当にイライラします。

しかし、その策略の途中で何者かに付け込まれて定国公は命を落としました。
そこへ皇帝の密命を受けた汪公公が現れます。
汪公公は当時の恐ろしい事実を語り始めました。
皇帝は定国公が無実だと知りながら、万皇后の強い進言を受けて有罪の勅命を下していたのです。
ただ一族への処罰を軽くとどめ、定国公一人だけに罪を背負わせました。
この話を聞いた宋墨は、謀反を企てている黒幕が万皇后だと確信します。

皇帝の体は毒に侵されていました。
その毒を操っているのは他でもない万皇后です。
万皇后は解毒薬の中に別の毒を少しずつ混ぜて飲ませていました。
そのため皇帝の容体はいつまでも良くなりません。
その頃、万皇后の宮殿では、慶王が軽率な行動を詫びていました。
慶王は万皇后が皇帝に頭を下げる姿を見るのが耐えられなかったと言い訳します。
万皇后は慶王を責めず、その頬を優しく撫でました。
天下を奪うのは簡単ではないと教え諭します。
しかし、秘密が漏れ始めた今、これ以上芝居を続ける意味はありません。
計画を前倒しして決行する決意を固めます。
皇帝に盛った毒薬の期限が迫っており、皇帝がまだ涙を流せるのか見届けてやると冷たく笑いました。

竇昭は、毒と薬を同時に飲まされている皇帝の危険な状態を悟ります。
急に服薬をやめれば命に関わるため、皇帝も真相を知りながら耐えるしかありませんでした。
宋墨は太子に向かって、過ちを正すために立ち上がる覚悟があるかを問いただします。
ところが太子は、皇室の恥を晒すことになると拒絶しました。
情けない態度に激怒した竇昭は、太子を容赦なく叱り飛ばします。
言い返そうとする太子を制し、太子妃は竇昭の言葉に拍手を送りました。
お金を払ってでも毎日この頑固者を叱りに来てほしいと笑います。

宋墨は、定国公が生前に蒋蕙蓀へ宛てて送った手紙の存在を口にしました。
慶王一味はその手紙をひどく恐れており、絶対に奪われてはなりません。
宋墨は太子を皇帝に押し上げる協力を誓いますが、定国公の無実を天下に布告することを条件に出します。
迷う太子に対し、太子妃が強引に太子の手を取って宋墨と拳を合わせさせました。
太子は宋墨の生意気な態度に腹を立て、竇昭に夫の手綱をしっかり握れと忠告します。
宋墨も太子妃に向かって、夫をしっかり見張るように言い返しました。

太子府を出た後、太子は妻が他人に肩入れしたと愚痴をこぼします。
太子妃は太子の耳を引っ張りながら部屋へと連行していきました。
帰り道、宋墨はなぜか不機嫌そうに黙り込んでいます。
太子が竇昭を褒めたのは下心があるからだと勝手に勘違いしていました。
次は黒い服を着て着飾るなと無茶な言いつけをします。
でも、黒い服でも綺麗に見えてしまうと考え直し、宋墨はたまらず馬車から飛び降りました。
そのまま大通りで竇昭を横抱きにして屋敷へと歩き出します。
町中の人々に竇昭が自分の大切な妻だと見せつけようとしました。

さっきまで命がけの駆け引きをしてたのに、急に小学生みたいなやきもちを焼く宋墨が可愛すぎました。

一方、汪公公が差し出した薬の碗を、皇帝は何の躊躇もなく飲み干します。
自分の運命をすべて悟っているような静かな顔つきでした。
その頃、苗安素と宋翰は亡くなった安平を弔っています。
福亭にいれば弟は死なずに済んだのにと激しく後悔する苗安素。
宋翰は自分が騰翔衛の指揮使に昇進し、宋墨と並ぶ地位を手に入れたと豪語します。
もう誰の顔色を窺う必要もないと胸を張りました。
苗安素は京の都を平和だと思っていましたが、宋翰の言葉からは戦場の気配を感じ取ります。
宋翰は苗安素を抱きしめ、いつか平穏な暮らしをやると誓いました。

目覚めた栖霞の記憶を取り戻すため、竇昭は昔の屋敷の庭へ連れて行きます。
栖霞の途切れ途切れの言葉から、蒋蕙蓀の病のために九種類の生薬を集めていた記憶が浮かび上がりました。
宋墨が例の手紙について尋ねると、栖霞は慌てて竇昭に手紙を返してほしいとねだります。
竇昭が手紙のふりをして紙を渡すと、栖霞は嬉しそうに駆け出しました。
定国公から手紙が届いたと亡き夫人に報告しようとします。
その手紙には巧妙な細工が施されていました。
乾いた状態では何も見えず、水に濡らして初めて文字が浮かび上がる仕組みだったのです。
蒋蕙蓀は最初、手紙を隠して宋墨だけに渡そうとしていました。
しかし隠し通すのは不可能だと悟り、あえて一番目立つ場所に貼るよう栖霞に命じていたのです。

九重紫 30話の感想まとめ

今回はなんといっても、定国公の無念すぎる死の真相に一番心が揺さぶられました。
国を守る大功臣だったのに、太子の器量が足りないからって罪人扱いされるなんてあんまりです。
皇帝の独りよがりな親心と猜疑心のせいで、どれだけの人が地獄を見たのでしょうか。
しかも黒幕の万皇后は、解毒薬に毒を混ぜて皇帝をじわじわ苦しめていたなんて恐ろしすぎます。
悪びれる様子もなく冷酷に微笑む万皇后の表情には、本当に背筋がゾッとしました。

でも、そんな重苦しい宮廷劇の中で、太子妃のサバサバした性格には本当に救われます。
皇家の体面ばかり気にしてウジウジ悩む太子を、竇昭が真正面から叱り飛ばした場面は最高でした。
普通なら激怒しそうなところを、「毎日お金払って叱りに来てほしい」って笑う太子妃、素敵すぎませんか?
太子の手を無理やり引っ張って宋墨と約束を取り付けちゃう強引さも頼もしかったです。
情けない太子も、太子妃に耳を引っ張られてタジタジになっている姿を見たらなんだか憎めなくなりました。

そして、緊迫した空気のあとにやってくる宋墨の独占欲の強さには思わず笑ってしまいます。
太子が竇昭を綺麗だと褒めただけで、あんなに露骨にふてくされるとは思いませんでした。
黒い服を着ろって言ったくせに、黒でも綺麗だからダメだって一人で頭を抱えているのが本当に愛おしいです。
最後には馬車を降りて、町中で竇昭をお姫様抱っこして歩いちゃう大胆さにも驚きました。
宋墨って普段は冷徹な金吾衛の指揮使なのに、竇昭のことになると急に余裕がなくなりますよね。

水に濡らさないと文字が浮かび上がらない手紙の仕掛けも、蒋蕙蓀の知恵が詰まっていて胸に迫りました。
一番見つかりやすい場所に堂々と貼るという逆転の発想が、どれほど必死の覚悟だったかを物語っています。
亡くなった夫人に手紙を届けようと笑顔で走る栖霞の姿を見て、思わず涙腺が緩んでしまいました。
宋翰が怪しい役職に就いて野心を燃やしているのも、不穏な空気しかしません。
大通りで照れくさそうに抱きかかえられていた竇昭の表情が、ずっと記憶に残る良い回でした。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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