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クルミットです♪
今回は胸が苦しくなるような展開ばかりでした。
宋墨がどこまでも真っ直ぐで、だからこそ宮廷の汚い争いに巻き込まれていく姿を見ていて辛くなります。
父の世代から続く因縁が一気に噴き出しましたね。
一体どうしてここまで残酷な運命が重なるのでしょうか?
それでは31話を一緒に見ていきましょう!
九重紫 31話のあらすじ
栖霞(せいか)は雪が激しく降っていたあの夜のことを思い出そうとしていました。
手紙を隠した場所を部屋のあちこちで探します。
そのとき、廊下の掛け軸の絵に手紙を貼った記憶が急によみがえりました。
栖霞はその絵を壁から剥がして、宋墨(そうぼく)のもとへ届けます。
この出来事で栖霞は過去の記憶を完全に取り戻したのです。
彼女が蒋恵蓀(しょうけいそん)に渡した手紙は、実は蒋恵蓀自身が描いた絵画でした。
余白には水をつけると隠し文字が浮かび上がる仕掛けがあります。
そこには遼東での汚職の実態がびっしりと書かれていました!
蒋恵蓀はこれを持って宮廷へ戻り、皇帝に報告するつもりだったのです。
絵を隠して戻る途中、栖霞は宋翰(そうかん)と宋宜春(そうぎしゅん)の言い争う声を聞いてしまいました。
なんと蒋恵蓀を手にかけた張本人は父親の宋宜春だったのです!
宋翰から責められた宋宜春は悪びれもせず、舒瑶(じょよう)にこれ以上辛い思いをさせられないと開き直ります。
自分の都合で人を手にかけておいて、正義面をするなんて信じられません!
勝手な言い訳をして開き直る宋宜春の態度には本当にイライラします
宋墨は定国公が残した書信を取り出しました。
そこには汚職に関わった役人たちの名前が連なっています。
しかし、その名簿の中に竇昭(とうしょう)の父である竇世英(とうせいえい)の名前がありました。
竇世枢(とうせいすう)が慶王派なのは明らかです。
それなのに、なぜ政治に関心のない竇世英の名前がそこにあるのでしょうか?
竇昭は、竇世枢が父親を巻き込んで泥をかぶせようとしたのではないかと疑います。
二人は真相を確かめるため、急いで竇世英の屋敷へ向かいました。
能天気な竇世英は娘のために新しい屋敷を買い、機嫌よく出迎えます。
騙されているのではないかと心配する竇昭に対し、父親にはまったく危機感がありません。
沐閣老(ぼくかくろう)や竇世枢も出資しているから損はしないと笑う父親。
世間知らずにも程がありますよね。
宋墨は朝廷の情勢がいかに危険かを丁寧に噛み砕いて説明しました。
それでも竇世英は、政治と商売は別物だと言い張る始末です。
慶王が皇位を狙っていて、あなたはその企みに縛り付けられているのですよ?
宋墨から厳しく指摘され、竇世英はようやく血の気を引かせました。
慌てて商売から手を引きたいと言い出す父親。
竇昭が代わりに契約の破棄を引き受けると申し出ます。
竇世英は難を逃れるために官職を辞めると言い出しました。
でも辞職したところで逃げ切れるはずがありません!
竇昭は宋墨の妻であり、竇世英は宋墨の義父という立場だったのです。
お父さん、人が良すぎて本当に危なっかしいです
竇昭は人を引き連れて銀楼へ乗り込み、主人の魏廷珍(ぎていちん)と対面しました。
父親が交わした契約書を買い戻すため、倍の金を支払うと持ちかけます。
ところが魏廷珍は魏廷瑜(ぎていゆ)の死まで竇昭のせいにして深く恨んでいました。
どれだけお金を積まれても契約書を返すつもりはありません。
竇昭は今日は顔を立てているけれど次は容赦しないと警告します。
それでも魏廷珍は不気味に笑うだけでした。
竇昭こそ命が危ない立場ではないかと脅してきます。
一方、慶王の使いとして紀詠(きえい)が陳嘉(ちんか)の前に現れました。
最初は賭け事を口実にして味方に引き入れようとします。
陳嘉がそっけなく断ると、今度は高い官位と莫大な富を約束しました。
それでも陳嘉はピクリとも動きません。
そこで紀詠は趙璋如(ちょうしょうじょ)の名前を出して冷酷に脅しをかけます。
陳嘉の顔色がサッと青ざめました!
弱みを正確に突いてくるやり方は本当に容赦がありません!
その頃、宋墨は竇世枢から銀楼でお茶を飲もうと誘われていました。
部屋に入ると、待っていたのは竇世枢ではなく慶王本人です。
竇世枢が慶王側についていると知っていた宋墨は、少しも驚きません。
宋墨が面会を拒み続けていたため、慶王は強引にこの場を設けたのです。
慶王は宋墨の毒を消す薬を与えると持ちかけてきました。
しかし宋墨は、体の毒を解くのは簡単でも心の仇は消えないと突き放します。
慶王は蒋恵蓀の復讐が望みなら、明日にも宋翰の首を差し出そうと残酷な取引を提案しました。
実の弟の首を差し出すと言われて、宋墨が喜ぶとでも思ったのでしょうか?
宋墨は何も答えず、ただ冷たい目を向けます。
慶王は宋の高宗と岳飛の故事を持ち出して説得を試みました。
本当に恨むべき相手は秦檜ではなく、裏で糸を引いた皇帝ではないかと言い募ります。
宋墨は迷うことなく言い返しました。
趙構であれ秦檜であれ、どちらも岳飛の像の前に跪くべきだと突っぱねます。
宋墨を仲間に引き入れるのは無理だと悟り、慶王は部下たちに襲撃を命じました。
宋墨は瞬時に相手の武器を奪い、身を翻して慶王の喉元を捕らえます!
慶王を人質に取られ、手下たちは手出しができません。
宋墨は事前に竇昭と話し合い、部屋の隙間に契約書が隠されていることを見抜いていたのです。
合図を受けた配下が壁を爆破し、見事に隠されていた契約書を手に入れます。
しかし慶王は宋墨に皇子を殺そうとした大罪を着せ、その場で皆殺しを命じました。
そのとき、宋墨の体に激痛が走り、口から大量の血を吐き出してしまいます!
宋墨の体は限界だったのです。
絶体絶命の危機に駆けつけたのは、汪公公(おうこうこう)と金吾衛(きんごえい)を率いた竇昭でした。
竇昭たちは宋墨を救い出し、皇帝の前へ連れていくことになります。
竇昭は冷たい石畳の宮門前でじっと跪き続けました。
そこへ皇后が静かに歩み寄ってきます。
皇后は宋墨と慶王の立場の違いを冷たく言い聞かせました。
慶王がどれほど重い罪を犯そうと、皇帝の実の息子です。
宋墨がどれだけ功績を重ねようと、ただの臣下にすぎないのですよ?
それでも竇昭は、宋墨が出てくるまでここを動かないと言い切ります。
皇后は冷ややかに告げました。
宋墨が生きて宮殿から出られる道があるとしたら、すべての罪を竇世英に着せる時だけだと忠告します。
皇后のあの冷たい言葉、聞いていて本当に悔しかったです
皇帝の前には血に染まった契約書が差し出されていました。
しかし居並ぶ大臣たちは口を揃えて慶王を庇い、宋墨の罪ばかりを責め立てます。
皇帝は困り果て、血がついていて文字が読めないとごまかしました。
一体なぜ真実から目を背けるのでしょうか?
皇帝は竇世英に罪を着せて幕引きを図ろうと宋墨に暗に促します。
でも宋墨は汚い取引を拒否し、銀楼を破壊した自らの非だけを認めました。
皇帝は汪公公に契約書を保管させると、慶王に向かって皮肉を言います。
叔父たちがここまで慶王を庇うとは、皇后の教育が素晴らしい証拠だと嫌味を飛ばしました。
皇帝は慶王を守るため、トカゲの尾切りのように竇世英を捕らえようとします。
宋墨は床に膝をつき、罪のない者を身代わりにする卑劣なやり方には従えないと拒絶しました。
その頑固な態度に皇族の叔父たちが激高し、宋墨を大逆無道だと罵倒します。
追い詰められた宋墨はついに剣を抜き、皇族たちに切っ先を向けました!
張り詰めていた宋墨の心は完全に限界を迎えていたのです。
皇帝は痛ましそうに宋墨を見つめます。
宋墨が心の奥底でずっと自分を憎んでいたことに気づいた皇帝。
皇帝の目には、剣を構える宋墨の顔が少年の頃の蒋恵蓀と重なって見えたのです。
皇帝は激しく吐血し、その場に倒れ込んでしまいました!
皇帝は意識を取り戻した後、宋墨のこれまでの功績を考慮して死罪は免じます。
しかし銀楼爆破の責任を問い、すべての官職を剥奪して昭獄へ送る命令を下しました。
冷たい宮門の前で待ち続けていた竇昭は、罪人として連行されてくる宋墨の姿を見ます。
その痛々しい姿を目にした瞬間、竇昭は気を失って崩れ落ちてしまいました!
宋墨は取り乱し、押さえつける兵士たちを必死に振りほどいて竇昭を抱き止めます。
太医を呼んでくれと叫ぶ宋墨の声が宮門に響き渡りました。
意識を失った竇昭を紀詠が抱きかかえて連れ去ります。
朦朧とする意識の中でも、竇昭は宋墨を助けに行かなければとうわ言のように呟き続けました。
一方、汪公公は一人で寺院へと駆け込みます。
預かった大切な品を匿ってほしいと住職に必死で頼み込みました。
宮中へと戻った汪公公を待っていたのはあまりにも冷酷な現実です。
大内を取り仕切る役職は、すでに王格(おうかく)という人物に交代させられていたのです。
その頃、宋翰は苛立ちを隠せない様子で手下を率い、紀詠の屋敷へ乗り込んできました。
屋敷の中に竇昭が隠されていると睨み、力づくで捜索しようと企んでいます。
でも紀詠は少しも慌てず、優雅にお茶を飲んでいました。
荒れ狂う宋翰を冷たい目で見据えながら、紀詠は平然とあしらいます。
九重紫 31話の感想まとめ
御前で宋墨が完全に孤立していく場面がとにかく重苦しくて、見ていて息が詰まりました。
血のついた契約書という動かぬ証拠があるのに、大臣たちも皇族もみんなで慶王を守ろうとする政治の汚さには心底イライラします!
どうして正しい人がこんな目に遭わなければいけないのでしょうか?
あそこで皇帝の言いなりになって竇世英に罪を着せれば、宋墨自身は無傷で助かったのかもしれません。
でも絶対に自分の正義を曲げず、卑怯な道を選ばないのが宋墨なんですよね。
皇族たちに詰め寄られて剣を抜いた宋墨の姿は、見ているこちらまで胸が張り裂けそうでした。
皇帝が宋墨の顔に蒋恵蓀の面影を見て血を吐いて倒れた瞬間、長年抱えてきた罪悪感の重さを感じましたね。
命だけは助かったものの、官職をすべて奪われて昭獄へ送られるなんてあまりにも理不尽です!
宮門の前でずっと待ち続けていた竇昭が、連行される宋墨を見て倒れてしまう場面も本当に痛々しかった。
兵士の手を振りほどいて竇昭を抱きしめ、必死で太医を呼ぶ宋墨の叫びには胸を突かれます。
それに引き換え、竇世英のお気楽さには呆れてしまいます。
娘のために家を買って喜んでいる場合ではありません!
宋墨が命がけで守ろうとしているのに、本人が一番危機感を持っていないのは本当に勘弁してほしいです。
紀詠の行動も気になります。
慶王の命令で陳嘉を脅したかと思えば、倒れた竇昭を屋敷に連れ帰って匿うなんて何を考えているのでしょうか?
宋翰が怒鳴り込んできたときも、全く動じずにお茶を飲んで冷ややかにあしらう紀詠のふてぶてしさが頭から離れません。
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