九重紫 第33話 あらすじ 宋翰の裏切りと皇后の反乱!竇昭の機転と定国軍を率いた宋墨の逆襲

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33話は隠されていた謀略が一気に火を噴いて、息つく暇もない怒涛の展開になります。
信じていた人に背かれたり、逆に裏をかいて助けに来たりと、感情が追いつかない場面の連続でした。
それでは33話を一緒に見ていきましょう!

九重紫 33話のあらすじ

苗安素は、弟の安平が宋翰に助けを求めた末に打ち殺されたという恐ろしい真相を知ってしまいます。
董琪に殴られた安平が駆け込んだ先で、宋翰は容赦なく杖で滅多打ちにして殺したのです。
通りかかった車夫がその一部始終を目撃して逃げ出しました。
宋翰も逃げていく車夫の後ろ姿を冷たく見つめていたのです。
屋敷に戻った苗安素が蝋燭に火を灯そうとすると、背後から宋翰が抱きついて口づけをしてきました。
突然のことに苗安素の心は激しく動揺します。
宋翰は今日が結婚後初めて迎える苗安素の誕生日だと覚えていました。
京城中を駆け回って首飾りを買い求めてきたのです。
苗安素は胸を締めつけられながら、自分に何か隠し事はないかと尋ねました。
宋翰はこれまで多くの過ちを犯してきたと認めます。
もしやり直す機会があるなら、私のために引き返してくれる?
苗安素がそう問いかけると、宋翰は小さく頷きました。
苗安素は宋翰を強く抱きしめます。
しかし夜中に宋翰が眠りに落ちたあと、苗安素は贈られた首飾りを見つめながら一人で物思いに沈むのでした。


あんなに甘い顔で首飾りを渡されても、弟を殺した張本人だと思うと背筋が凍ります!

一方、病床の皇帝が目を覚ますと、皇后が自ら丹薬を差し出してきました。
盧院判が推薦した方士が調合した薬だと皇后は微笑みます。
しかし皇帝はすぐに薬を口にしようとはしません。
側に汪公公が控えているのを見て、司礼監がすでに王格の手に落ちたと察したのです。
盧院判はすでに故郷へ帰っていました。
そもそも盧院判は方士や丹薬の危険性を誰よりも訴えていた人物です。
そんな医師が怪しげな方士を推薦するはずがありません。
皇帝は皇后がすでに宮中の実権を完全に握ったのだと悟りました。
薬を飲むよう促す皇后を見つめながら、皇帝は遠い昔を思い返します。
若き日に二人で朝政を語り合った頃、自分が疲れ果てても皇后は生き生きとした笑顔を見せていました。
生まれたばかりの皇太子を先皇后に育てさせたことで、皇后に深い傷を負わせたと皇帝は後悔を口にします。
どんな不満でも言ってみてほしいと皇帝は穏やかに語りかけました。
かつて皇后は、咳き込む皇帝に薬を届けようとした夜がありました。
そのとき偶然、皇帝が遺詔を残そうとしている場面を耳にしてしまったのです。
武則天のような国崩しを防ぐため、皇后を殉葬させよという非情な命令でした。
それから慶王が戻れば謀反人として定国公に討伐させろと指示していたのです。
皇后はその恐ろしい言葉を聞いた瞬間から謀反の道を選びました。
しかし皇后はそんな怨みを決して口には出しません。
幼い頃から家で軽んじられながらも、男のように科挙に挑む志を抱いていたと語ります。
皇帝と出会い、政務に関わらせてくれた恩だけには感謝していると告げました。
皇后は冷めた笑みを浮かべ、再び皇帝に薬を飲むよう迫ります。


一緒に国を治めてきた妻に殉葬を命じるなんて、皇帝の身勝手さには本当に呆れます。

その場へ皇太子と梁閣老が強引に押し入ってきました。
梁閣老は先祖を祀る儀式に皇帝が出向くのは無理だと訴えます。
皇太子が名代として儀式を執り行うべきだと提案しました。
皇太子は皇帝の側に残って看病したいと願います。
しかし皇帝は皇太子に儀式へ向かうよう厳しく命じました。
皇后はその好機を逃さず、皇太子の警護役に顧玉を指名します。
皇帝もその提案をそのまま認めました。
皇后は顧玉と二人きりになると、甘い取引を持ちかけます。
皇太子をしっかり抑え込めば宋墨の命は助かり、望む爵位もすべて与えると囁きました。
顧玉が退出したあと、皇后は手元の杯を床へ叩き割ります!
自分がこんな怪物になったのは、すべて皇帝に裏切られ追い詰められたからだと憎しみを露わにしました。

一方、慶王は宋翰を使って宮中でクーデターを起こそうと計画を進めます。
宋翰は慶王に対して強気な態度で条件を突きつけました。
慶王は宋翰の生意気な物言いに激怒し、弓矢を番えて宋翰を射殺しようとします。
すると宋翰は近くに控えていた兵士を弓で射殺してみせました!
死人とは取引できませんよと宋翰は冷たく慶王を脅します。
慶王は怒りを飲み込み、妥協するしかありませんでした。
反乱が成功した暁には、宋翰を最初の異姓王に取り立てると約束します。
そこで慶王は邪魔な苗安素を消せと命じました。
しかし宋翰は反乱の資金に苗家の財産が不可欠だと主張して断ります。
慶王は宋翰が妻に情を残していることを見抜いていました。
二人は十五日の夜に宮変を起こすことで合意します。


目の前で兵士を平気で射殺する宋翰の姿に、完全に狂気を感じて背筋がゾッとしました。

屋敷へ戻った宋翰は、苗安素の髪に優しく簪を挿してやります。
血の雨が降る前に、妻だけは城外へ避難させようと考えたのです。
しかし宋翰が切り出す前に、苗安素のほうから口を開きました。
両親に付き添って、安平の遺骨を福亭へ送り届けたいと願い出たのです。
宋翰は元宵節が過ぎたら帰っておいでと送り出しました。
十五日の宮変さえ終われば、すべて片付いているという計算です。

その頃、宋墨は屋敷の一室に閉じこもり、誰の呼びかけにも応じませんでした。
知らせを聞いた竇昭が取り乱して駆けつけます。
部屋の中では、宋墨が太い縄で自分の体を柱に縛り付けていました。
髪が真っ白に変わってしまった無様な姿を、愛する竇昭に見られたくなかったのです。
竇昭の前ではいつまでも強い男でいたかった宋墨の悲痛な叫びでした。
でも竇昭は白髪なんて少しも気にしません。
たった一人で苦しみを背負い込まないでと扉越しに必死に訴えます。
その時、部屋の中から宋墨が激しく吐血する音が響きました。
驚いた竇昭は扉を破って飛び込み、薬を飲ませようとします。
毒の発作に苛まれた宋墨は我を失い、竇昭の細い首を締め上げてしまいました!
必死に理性をかき集めた宋墨は、自責の念から部屋を飛び出してしまいます。
竇昭は迷わず薬を自分の口に含み、逃げる宋墨の後を追いました。
そして逃げ惑う宋墨を引き止めて、口移しで薬を無理やり流し込みます!


我を失って首を絞めてしまった宋墨も痛々しいし、命がけで薬を口移しした竇昭の愛の深さには圧倒されました。

薬の力で宋墨は次第に正気を取り戻していきました。
二人は初めて出会った激しい雨の夜を懐かしみます。
宋墨が竇昭の首元に短刀を突きつけたあの夜のことです。
宋墨はあの瞬間、まるで長年の友人と再会したような不思議な安らぎを感じたと語りました。
竇昭も本当は恐怖で震えていたけれど、必死に平静を装っていたと笑います。
そして昔、夢の中で宋墨の姿を見ていた事実を打ち明けました。
そこへ宮中から使いが訪れ、皇后が催す宮宴へ竇昭を呼び出します。

一方、皇太子に同行していた顧玉は、山道で皇太子を拘束してしまいました。
宋墨と固い友情で結ばれていた顧玉がなぜ裏切るのかと皇太子は責め立てます。
顧玉は自分にも退けない事情があると言葉を濁すしかありませんでした。
その裏で、宋翰は宋墨の屋敷を執拗に見張らせています。
宋墨の毒が発作を起こし、竇昭と激しく揉めたという報告が届きました。
宋翰は勝ち誇ったように笑います。
その情報を慶王と紀詠へ流すと、紀詠は今こそ動く絶好の機会だと告げました。


顧玉まで皇后の口車に乗って皇太子を捕まえるなんて、一体何を血迷っているのでしょうか!

皇后が催した華やかな宮宴には、国中の高貴な夫人たちが珍品を携えて集まっていました。
竇昭は西洋から取り寄せた珍しい品々を並べます。
夫人たちの多くは竇昭から商売の手ほどきを受けたいと笑顔で歓迎しました。
しかし魏廷珍だけは意地悪な笑みを浮かべて竇昭に突っかかります。
落ちぶれた竇昭はロバ車でやって来たから遅参したのだろうと嘲笑いました。
竇昭は眉一つ動かさず、魏廷珍の浅ましさを鋭い言葉でやり込めます。
そこへ皇后がお出ましになり、二人の舌戦を穏やかに止めました。
皇后は竇昭が持参した西洋の贈り物を格別に褒め称えます。
広間では優雅な舞踏が披露されていました。
しかし華やかな宴席の裏側では、すでに血生臭い殺戮が始まっていたのです。

宋翰が宮城の門を内側から開け放ち、慶王の反乱軍を引き入れました。
慶王は夜明け前に玉璽を奪い取り、天下に即位を布告する野望を燃やします。
宴席の皇后は静かに杯を掲げました。
明日からはすべてが一新されると意味深に呟きます。
その言葉が終わるや否や、甲冑を着込んだ兵士たちが広間へ乱入してきました!
逃げ惑う夫人たちは一人残らず捕らえられてしまいます。
しかし竇昭だけは取り乱すこともなく、自分が持ち込んだ西洋の置き時計へ視線を走らせました。
皇后は竇昭がこの宴の罠を初めから察知していたことを見抜きます。
有力者の妻たちを人質に仕立て上げ、外部の軍勢の手足を封じるのが皇后の企みでした。
竇昭は皇后が自分たちを盾として利用するだけで、命までは奪わないと見抜いていたのです。
すべて読まれていた皇后は逆上し、竇昭をその場で切り捨てろと叫びました!
その瞬間、置き時計に仕掛けられた火薬が大爆発を起こしたのです。


時計の爆破から煙の中で蘇琰が飛び出してくる展開、竇昭の用意周到さには胸がすきました!

もうもうと立ち込める煙の中から蘇琰が飛び出し、皇后の首元へ刃を突きつけました!
蘇琰は皇后を盾に取り、竇昭を庇いながら慎重に後退します。
そこへ王格が手勢を引き連れて駆けつけてきました。
王格は宋墨がすでに命を落としたと嘘を吐き、竇昭たちの動揺を誘います。
竇昭と蘇琰が一瞬だけ隙を見せた瞬間、王格の放った弩弓の矢が蘇琰を撃ち抜きました!
蘇琰は身を挺して竇昭を守り、捕縛されてしまいます。
退路を塞がれた竇昭の前に王格が立ちはだかりました。
王格は陳嘉へ向かい、竇昭たちを直ちに皆殺しにしろと命じます。
しかし陳嘉は背後から刀を抜き、王格の体を一気に刺し貫きました!
裏切りに驚愕した王格はその場へ崩れ落ちます。
竇昭は動揺する緝影衛の兵士たちへ向かって毅然と声を張り上げました。
欲深い権力者たちの道具として使い捨てられていいのかと道理を説きます。
胸を打たれた兵士たちは、王格ではなく陳嘉に従うことを誓いました。
竇昭は陳嘉へ城門を固めさせ、慶王と宋翰の軍勢を食い止めるよう指示します。

そして城門の前では、突入しようとする慶王と宋翰の前に鉄壁の軍勢が立ちはだかりました。
定国軍の大軍を率いて現れたのは、死んだと言われていた宋墨だったのです。
実は苗安素は福亭へ向かうと見せかけて、定国軍を動かす密使の役目を果たしていました。
竇昭から手紙を託されていた苗安素は、両親を連れる振りをして福亭へ走り、定国軍へ急報を届けていたのです。

九重紫 33話の感想まとめ

何と言っても一番胸に深く突き刺さったのは、苗安素の静かな決意でした。
夫の宋翰から甘い言葉を囁かれ、綺麗な首飾りを贈られても、彼女の心は誤魔化されませんでしたね。
弟の安平を惨殺した犯人が目の前の夫だと知った時、どれほどの絶望と怒りを押し殺していたのでしょうか。
宋翰が眠りについたあと、暗がりで首飾りを見つめていたあの眼差しには胸が痛みました。
ただ悲しみに暮れるのではなく、竇昭からの文を信じて定国軍へ走った彼女の行動力には本当に驚かされました。
宋翰は最後まで苗安素を都合のいい大人しい妻だと甘く見ていたのです。
元宵節が過ぎたら戻ってこいなんて得意げに言っていましたが、自分の破滅の引き金を引いたのが他ならぬ苗安素だったと知った時の顔が見てみたいですね。

そして宋墨と竇昭の絆の強さにも胸を打たれました。
宋墨が髪を真っ白にして、自らを縄で縛り上げていた姿は見ていて本当に苦しかったです。
誰よりも誇り高い男だからこそ、竇昭の前でだけは無様な姿を見せたくないと拒絶した気持ちも痛いほどよく分かります。
でもそこで怯んで逃げ出すどころか、口移しで薬を流し込んだ竇昭の気迫には息を呑みました。
お互いの命を自分の命以上に大切に想い合っている二人だからこそ、どんな過酷な毒も乗り越えられたのだと感じます。
初対面のあの雨の夜を語り合う場面も、これまでの二人の歩んできた険しい道のりを思い出して温かい気持ちになりました。

宮中での皇后の反乱と竇昭の知恵比べも、息を呑むほどの緊迫感でしたね。
時計の爆発から蘇琰の急襲、そして陳嘉の寝返りまで、竇昭の読みが寸分の狂いもなく炸裂する展開には胸がすきました!
王格が陳嘉に刺し貫かれた瞬間は、思わず胸のすく思いがしましたよ。
悪党たちが自らの野望に足元をすくわれていく姿は、見ていて本当に痛快ですよね。
最後に宋墨が定国軍を率いて慶王たちの前に立ちはだかった瞬間、あまりの頼もしさに胸が震えました。
実の弟に裏切られ続けた宋墨が、城門の前で宋翰にどんな言葉を叩きつけるのか見届けたいです。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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