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クルミットです♪
ついに最終回を迎えましたね。
全34話という長い旅路が、いよいよここで完結となります。
家族の冷遇や理不尽な陰謀にさらされながらも、知恵を絞って道を切り開いてきた竇昭。
重い宿命を背負い、孤独の中で戦い続けてきた宋墨。
二人が手を取り合ってここまで歩んできた道のりを思い返すと、胸がじわっと熱くなります。
悪巧みを重ねてきた慶王や万皇后との対決は、一体どんな結末を迎えるのでしょうか?
長かった旅がいよいよ完結です。
それでは最終回を一緒に見ていきましょう!
九重紫 最終回(第34話)のあらすじ
皇帝の寝宮へ駆けつけた竇昭は、すぐさま皇帝の脈を診ます。
ふと卓上を見ると、そこには紀詠が残していった眼鏡がありました。
その眼鏡を目にした瞬間、竇昭の頭にひとつの記憶が鮮明に蘇ります。
用意してきた銀針を握りしめ、かつて紀詠から教わった「鬼門十三針」を思い出しました。
紀詠は何も言葉にしませんでしたが、最初から深い意図を込めて針術を託していたのです。
そばに控えていた汪公公が、その推測は正しいと静かに頷きました。
皇帝自らが紀詠を慶王の懐へ送り込んでいたのです。
慶王に謀反の野心があることは、皇帝も最初から見抜いていました。
でも、実際に兵を挙げさせなければ、大罪として完全に処罰することができません。
そこで紀詠がわざと謀反をそそのかす軍師となり、慶王を泳がせていたのでした。
紀詠、そこまで危険な役目をずっと一人で背負っていたなんて驚きです!
一方の宮門では、慶王の反乱軍を食い止めようと宋墨たちが命がけで防戦していました。
慶王は冷酷な表情で「一人も生かしておくな」と兵たちに命じます。
容赦のない斬り合いが続き、宋墨たちも徐々に追い詰められていきました。
自分の野望のために罪のない命を奪おうとする慶王の冷酷さには、心底イラッとします!
するとその時、後方から乾いた銃声が何発も響き渡りました。
轟音に怯んだ慶王の手下たちが、次々と後退していきます。
現れたのは、輿に乗った皇帝その人でした。
怒りの炎を宿した瞳で慶王を鋭く睨みつける皇帝。
その輿のすぐ隣には、凛とした表情の竇昭が付き添っています。
傷だらけの宋墨は、瞳に涙を浮かべて竇昭を見つめました。
待ちわびていた最大の援軍が、ついに戦場へ到着した瞬間でした。
あの銃声とともに竇昭が現れた瞬間、思わず息を呑みました!
しかし慶王は動じる様子もなく、太子はすでに暗殺されたと皇帝に言い放ちます。
礼制に従うなら、皇位を継ぐべきなのは自分しかいないとうそぶく慶王。
宋翰もここぞとばかりに兵たちを煽り立てます。
「この戦いに勝てば、皆を将軍や諸侯に取り立ててやるぞ」と叫び、部下をけしかける宋翰。
どこまでも私利私欲のために他人を利用する姿には、本当に呆れてしまいますね。
再び始まった激しい斬り合いを前に、皇帝の目から涙がこぼれ落ちました。
皇帝の瞳には、かつての友である定国公の面影が映っていたのです。
「蒋梅蓀、今度こそそなたを失望させはしない」と心の中で誓いました。
するとその時、太子と顧玉が軍勢を率いて宮門へ駆け込んできます。
死んだと思われていた太子が生きていたのです!
顧玉は最初から太子を害するつもりなど毛頭ありませんでした。
道中で太子を保護して引き返し、竇昭から届いた密書を渡していたのです。
慶王が謀反を企てている真相は、すでに太子側にも筒抜けでした。
そこへ紀詠も大軍を従えて現れます。
完全に退路を断たれた慶王の配下たちは、勝ち目がないと悟って次々に武器を捨てました。
顧玉が裏切っていなくて本当に良かったです!
最も信頼していた軍師に裏切られた慶王は、激しい怒りを紀詠にぶつけます。
あれほど敬意を払って接してきたのに、なぜ欺いたのかと問い詰める慶王。
しかし紀詠は冷淡に言い放ちます。
功名を欲しがる俗物のように振る舞ったのは、朝廷を巣食う毒虫を一掃するため。
慶王が自分をどれほど優遇しようと、真っ先に切り落とすべき腐った肉にすぎないと告げます。
逆上した慶王は、手にした刃をすぐそばにいた宋墨めがけて振り下ろしました。
その瞬間、竇昭が放った銃弾が慶王の体を撃ち抜きます!
崩れ落ちる慶王を見下ろしながら、宋墨は竇昭を見上げました。
自由というものは他人に恵んでもらうのではなく、自分自身の手で戦って勝ち取るもの。
宋墨はその確信を強く胸に刻み込みます。
皇帝は倒れた慶王を見下ろし、お前には玉璽の重みなど到底背負えないと一喝しました。
慶王は己の才のなさを認めつつも、即位後は母である万皇后に政を執らせるつもりだったと叫びます。
母はこれまで国と皇帝のために尽くしてきたのに、なぜ冷遇されなければならないのかと食い下がる慶王。
その叫びを聞いた皇帝は、激しい怒りを露わにしました。
全ての破滅の発端は、皇后が無実の忠臣・蒋梅蓀を陥れて命を奪ったことにあると突きつけます。
竇昭の容赦ない一撃、宋墨を絶対に守るという気迫が凄かったです!
蒋梅蓀が非業の死を遂げてからというもの、皇帝はずっとこの日のために罠を仕掛けていました。
若き日に蒋梅蓀と誓い合った国の理想を実現するためです。
朝廷にはびこる悪臣どもを根こそぎ駆除するには、全員が正体を現すまで泳がせるしかありません。
皇帝自らの体が病に冒されたのも、皇后と慶王による毒の仕業だと承知の上だったのです。
一人の臣下の無念を晴らすため、皇帝が自らの命すら削って苦肉の策を演じていた事実に慶王は言葉を失いました。
ここで宋墨が進み出て、慶王の処刑を免じて幽閉にとどめてほしいと嘆願します。
皇帝と太子の成し遂げる善政を、毎日慶王の耳元へ届けて聞かせるべきだと言う宋墨。
そして宋墨は、父から受け継いだ鴛鴦刀を皇帝へ返上しました。
定国公の汚名を晴らしてほしいと願う宋墨。
残された寿命が長くないと自覚している彼は、刀を置いて竇昭と共に静かに暮らしたいと望んだのです。
宋墨の姿に蒋梅蓀の面影を重ねた皇帝は、涙を流しながらその名を呼びます。
友の面影を残す若者の旅立ちを、皇帝は引き止めることができませんでした。
宋墨が刀を手放して自由を選んだ瞬間、胸にじんと来ました。
宮殿から命からがら逃げ出した宋翰は、城門の外に苗安素の姿を見つけます。
助けが来たと信じ込んだ宋翰は、安堵の表情で苗安素を固く抱きしめました。
しかし次の瞬間、苗安素の隠し持っていた短刀が宋翰の胸を深く突き刺します!
激痛に目を見開く宋翰。
ようやく自分が心から愛し始めたのに、なぜ裏切るのかと苦悶の声を漏らします。
苗安素の瞳から涙が静かに溢れ出しました。
初めて出会ったあの日から、ずっと宋翰だけを慕い続けてきた苗安素。
共に過ごした日々の記憶を、何一つ忘れてはいませんでした。
心から愛していたからこそ、その裏切りと身勝手さが許せなかったのです。
他人の手で無残に殺されるくらいなら、自分の手で命を終わらせたほうが救われると思ったのでしょうか?
宋翰はすがるように手を伸ばしますが、苗安素はかつて贈られた首飾りを引きちぎりました。
冷たい雪の上に落ちた首飾りを残し、苗安素は振り返ることなく立ち去ります。
愛していたからこそ自分の手で葬るなんて、切なすぎますね。
竇昭は幽閉された万皇后の宮殿を訪れました。
皇后は竇昭を見つめ、私たちは結局同じ種類の人間だと嘲笑します。
しかし竇昭は穏やかな口調で反論しました。
自分は皇后と違い、心から愛する人を最後まで信じ抜いてきたのだと。
そこへ汪公公が現れ、皇帝の意向を伝えます。
皇帝は皇后を廃位せず、軟禁にとどめる寛大な処分を下そうとしていました。
しかし皇后は、もはや皇帝と顔を合わせる気も芝居を続ける気もありません。
来世に至るまで皇帝とは二度と会いたくないと言い放ち、自ら廃后と庶人への降格、そして死罪を願い出ます。
雪が静かに舞い落ちる宮廷の中庭。
寒空の下に立ち尽くす皇帝の足元へ、汪公公が泣き崩れるようにひざまずきました。
名刹の住職から授かった唯一無二の霊薬「血霊芝」を、なぜ宋墨に与えてしまったのかと尋ねる汪公公。
それは重い病を抱える皇帝自身の命を救うための薬だったのです。
皇帝は静かに舞う雪を見つめながら答えました。
宋墨を生かすことができれば、宋墨がこれからの新しい皇帝を守ってくれるはずだからだと。
皇帝が自分の命を削って宋墨に託した想い、重みがありました。
皇帝は己の失政を認める「罪己詔」を天下へ布告しました。
こうして長年にわたる定国公と蒋家の無念は、ついに晴らされたのです。
それから一年という歳月が流れました。
太子が新たな皇帝として即位し、天下に大赦令が出されます。
地方へ赴任していた鄔善も都へ呼び戻され、紀詠は新王朝の初代首輔へと抜擢されました。
若い才能が集まり、荒れ果てていた朝廷は清々しい息吹を取り戻していきます。
しかし筆頭大臣の座に就いたばかりの紀詠は、早くも政界からの引退をほのめかしていました。
住職は、紀詠の心には今もたった一人の女性しか存在しないことを見抜きます。
人の世の因果を悟ることができれば、その胸の痛みもやがて消えていくはずだと諭す住職。
一方、竇昭と宋墨の間には愛らしい女の子が誕生していました。
二人はその子に「怜君」と名付けます。
この怜君がとんでもないお転婆娘で、毎日木登りや塀越えをして両親を困らせていました!
朝早くから両親の寝室へ乱入しては、竇昭と宋墨の休息を邪魔してしまいます。
山水を巡って気ままに暮らす崔収からの手紙を読み、自分たちも旅に出たいと羨ましがる竇昭。
宋墨は優しく微笑み、怜君が私塾へ通い始めれば二人でゆっくり出かけられるとなだめます。
その言葉を聞いた竇昭は、待ちきれない様子で満面の笑みを浮かべました。
朝廷で昇進を果たした竇世英も、忙しい合間を縫っては母の元へ通う親孝行ぶりを見せています。
評判を聞きつけた仲人たちから山のような縁談が届きますが、竇世英はすべて断っていました。
その胸の奥には、今も趙谷秋の面影が大切にしまわれていたのです。
私塾では陳曲水が子どもたちに向かって講義をしていました。
「万巻の書を読むは、万里の道を行くに如かず」と教える陳曲水。
ふと見ると、最前列にいたはずの怜君がいつの間にか姿を消しています!
頭を抱える陳曲水でしたが、その自由奔放な性格は母親の竇昭と瓜二つでした。
晴れ渡る青空の下、竇昭と宋墨は久しぶりに二人だけで郊外へピクニックに出かけます。
宋墨は義父である竇世英が大切に隠していた酒をこっそり持ち出していました。
二人で並んで酒杯を傾けながら、これまでの嵐のような日々を懐かしむ竇昭。
積年の冤罪を晴らすという誓いは、ついに果たされました。
竇昭は穏やかな空を見上げながら、新しい願いを口にします。
夫婦仲睦まじく、生涯ずっと一緒にいられますように。
宋墨は愛おしそうに竇昭を抱き寄せ、深い口づけを交わしました。
穏やかな二人の姿を見届けられて、本当にほっとしました!
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九重紫 最終回の感想・大結局まとめ
一番胸に突き刺さったのは、逃亡した宋翰を苗安素が自らの手で刺したあの場面でした。
やっと愛し始めたのになぜ裏切るのかと苦しむ宋翰に対し、苗安素が流した涙があまりにも切なくて。
他人の手で惨めに処刑されるくらいなら、自分の手で終わらせてやりたいという想い。
愛と憎しみが混ざり合った彼女の胸の内を想像すると、本当にやりきれなくなります。
かつて贈られた首飾りを引きちぎって去っていく背中には、一切の迷いがありませんでした。
あの冷たい雪景色と苗安素の横顔が、頭から離れません。
そして雪の中、皇帝が唯一の血霊芝を宋墨に譲っていた事実にも胸を打たれました。
重い病を抱えた自分の命よりも宋墨の生存を選び、次の太子の未来を託した皇帝の覚悟。
蒋梅蓀への深い後悔と友情が、最後の最後に宋墨への慈愛となって実を結んだ形でした。
一人の忠臣のために全てを賭けて罠を張り巡らせていた皇帝の執念には、凄まじいものがありましたね。
初代首輔にまで上り詰めながら、竇昭への想いを胸に秘めたまま引退を考える紀詠も切ないです。
どれほど高い地位を手に入れても、心の中にいるのはたった一人だけ。
最後まで自分の想いを押し付けることなく、静かに見守る道を選んだ彼の姿は本当に格好良かったです。
全34話を通じて、波乱万丈な物語を最後まで駆け抜けた満足感でいっぱいです。
理不尽な身内の企みや後宮の陰謀にさらされながらも、竇昭が知恵と勇気で道を切り開いていく姿には何度も胸がすく思いがしました。
宋墨もまた、家族を奪われた暗闇の中から竇昭という光を見つけ、自分の人生を取り戻していきましたよね。
自由は誰かにもらうものではなく自ら勝ち取るものだという二人の強い絆が、とても清々しかったです。
長かった二人の戦いが終わり、こうして穏やかな結末を見届けることができて、じんわり来ました。
またどこかで再放送や配信が始まったら、もう一度最初からじっくり見返してみたいです。
義父の竇世英からこっそりお酒をくすねて、竇昭と二人で美味しそうに飲んでいた宋墨の悪戯っぽい笑顔が最高に微笑ましかったです。
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