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クルミットです♪
実の父親への復讐に突き進む宋墨の姿が、本当に痛々しくて胸が詰まりました。
信じていた家族の温もりすら全部偽りだったと知った彼の苦しみは、計り知れません。
竇昭が必死に彼を止めようと走る姿に、祈るような思いで見入ってしまいました。
それでは25話を一緒に見ていきましょう!
九重紫 25話のあらすじ
竇昭と紀詠は真実を求めて万仏寺へ足を運びます。
二人は住職との面会を求めて必死に頼み込みました。
しかし住職は頑なに会おうとしません。
小坊主からも、俗世の事なら留まる必要はないと告げられます。
俗世の事柄だからと突き放すなんて、お寺として冷たすぎませんか?
一方、宋墨が急ぎ舒瑶のもとへ駆けつけた時には、無残にも彼女は首を吊って息絶えていたのです。
その傍らで、宋宜春は取り乱して泣き崩れていました。
部屋を調べた宋墨の配下が、ひとつの瓔珞を見つけ出します。
それは宋翰が以前焼き捨てた平安祈願の瓔珞と同じ品でした。
宋墨が厳しく問い詰めると、宋翰は父に連れられてここへ来た際に舒瑶から贈られたものだと認めます。
受け取りたくなくて燃やしてしまったのだと宋翰は明かしました。
そして父とこれ以上争わないでほしいと涙ながらに兄へ懇願します。
宋墨は弟を部屋の外へ連れ出させました。
あんな父親でも庇おうとする宋翰の姿に、胸が痛んでやりきれなくなりました。
宋墨は、たとえ舒瑶が死んでも真相を暴くと宋宜春に冷たく告げたのです。
あんな男に従っていた亡き母の無念を思うと、宋墨の怒りは収まりません。
調査を進める中で、宋宜春が罪人籍の舒瑶と以前から通じ合っていた事実が浮かび上がってきました。
舒瑶の一家が投獄された際にも、宋宜春は二度も面会に訪れていたのです。
万仏寺では、紀詠が自ら前に出て住職への面会を申し出ます。
すると、あんなに頑固だった住職がようやく姿を現しました。
紀詠の名前を聞いただけで態度を変えるなんて、住職もずいぶん世俗的ではありませんか?
竇昭は、二つの家に正義を取り戻すため真実を話してほしいと住職に頭を下げます。
そこで住職の口から語られた過去の出来事は、あまりにも残酷な真実でした。
当時、宋墨の母である蒋蕙蓀と舒瑶は、同じ時期に万仏寺を訪れていたのです。
舒瑶は生後一か月の男の子を抱いていました。
そして早産となった蒋蕙蓀は、この寺で女の子を産み落としたといいます。
しかし宋宜春は、生まれたのは男の子だと無理やり言い張ったのです。
実の娘をどこかへやって他人の男児とすり替えたなんて、父親として信じられません!
宋墨は宋宜春の前に立ち、母が産んだはずの妹の行方を厳しく問い詰めます。
しかし宋宜春は頑として口を閉ざしたままでした。
怒りを抑えきれない宋墨は舒瑶の遺体を運ばせ、滴骨の法を使って宋翰の実母かどうか確かめようとします。
骨に血を垂らして親子を確かめるなんて、本当に効果があるのですか?
実の親子の骨で検証させる、あまりにも凄惨な方法です。
追いつめられた宋宜春は大声で泣き叫び、舒瑶と以前から相思相愛だったと白状しました。
蒋梅蓀が兵を率いて舒瑶の家を没落させ、彼女を罪人籍に落としたのだと恨み言を吐き散らします。
その後、皇帝から蒋蕙蓀との婚姻を下賜されたため、従うしかなかったと叫びました。
この年月で唯一後悔しているのは、蒋蕙蓀との間に宋墨をもうけたことだけだと暴言を吐き捨てます。
実の息子に向かってそんな残酷な言葉を投げつけるなんて、人の心があるとは思えません!
舒瑶の罪人籍を免除させる力など宋宜春一人にあるはずがないと宋墨は見抜いていました。
伯父の蒋梅蓀が帰京の途中で殺されたのも、すべて裏で繋がっていたのです。
蒋家の勢力を敵に回すことを恐れた者たちが、母の蒋蕙蓀を死に追いやったのだと宋墨は確信します。
背後に誰がいるのかと迫られても、宋宜春は死んでも話そうとしませんでした。
宋墨は配下に命じて彼を中庭に押さえつけさせ、薪を積んで火刑に処そうとします。
中庭に薪が積み上げられました。
そこへ宋翰が駆け寄り、自分の命を懸けて父を許してほしいと短刀を手に懇願します。
しかし宋墨は宋翰の手から短刀を奪い取り、容赦なく配下に命じて弟を閉じ込めさせました。
弟の必死な叫びすら届かないほど、宋墨の心は復讐の炎に包まれてしまっていたのです。
一方、万仏寺では紀詠が危険だから戻るなと竇昭を強く引き止めていました。
しかし竇昭の頭には、宋墨が父と弟を手にかけて一夜にして白髪になったという『昭世録』の記憶がよみがえります。
取り返しのつかない過ちを犯す前に、どうしても彼を止めなければなりません。
これからどんな困難が待っていようと宋墨に寄り添うと決意し、彼女は引き返します。
自分を顧みずに駆けだす竇昭の後ろ姿を、紀詠はどんな思いで見送ったのですか?
自分の想いよりも竇昭の身を心配して立ち尽くす紀詠の瞳に、涙があふれていて切なすぎました。
中庭で火を放とうとしたまさにその時、空から突然激しい豪雨が降り注ぎます。
豪雨は松明の火を一瞬で消し止めました。
天が自分を助けてくれたと宋宜春は狂喜します。
あの激しい雨は、本当に天が宋宜春を味方したというのですか?
宋墨は薬物と菓子の食い合わせで母を毒殺した罪を糾弾しますが、宋宜春は薬理など分からないと言い逃れを続けました。
その時、激しい怒りから宋墨は胸を締めつけられるような痛みに襲われ、刀を取り落としそうになります。
宋宜春はそれを見て大喜びし、前回の鞭打ちの傷から毒を仕込んでいたのだと明かしました。
すでに生えた一本の白髪は毒の兆候で、頭一面が白髪になった時こそが命の尽きる日だとあざ笑います。
怒りの頂点に達した宋墨は、父親に向けて刀を振り上げました。
絶体絶命の瞬間、駆けつけた竇昭が素手でその刃を受け止めます!
掌から真っ赤な血を流しながら、竇昭は命がけで宋墨の凶行を阻止したのです。
刃を握る竇昭の手を見て、宋墨はそれ以上刃を動かすことができませんでした。
そこへ皇帝からの聖旨を伝える使者が現れ、宋墨父子に拝謁を命じます。
竇昭も同行しようとしましたが、阻まれて行くことを許されませんでした。
皇帝は太医に宋墨の脈を診させ、彼が「怨憎会」という解毒法のない猛毒に侵されていることを知ります。
怨みや憎しみを抱けば余命はわずか一年という過酷な事実でした。
激怒した皇帝は太医たちに一年以内に解毒薬を探すよう命じ、できなければ全員死罪だと怒鳴りつけます!
意識を失った宋墨は、昏睡の中で子どものすり替えについてうわ言を漏らし続けました。
皇帝は宋墨の手を固く握りしめ、母や叔父を決して犬死にはさせないと誓います。
そして宋宜春への鞭打ちを命じ、兵馬司の職を解く聖旨を下しました。
私生児の宋翰を憐れんでほしいと泣きすがる宋宜春を、太監が一喝する場面は胸がすっとしますね!
あんな父親でも、宋翰のことだけは必死に守ろうとしていた姿がなんだか複雑な気持ちになります。
竇昭は素蘭に頼んで紀詠を下山させようとしますが、紀詠は竇昭の手の傷を治す薬を手渡しました。
口では素っ気ないことを言いつつも、決まった時間に塗るよう念を押すあたりが彼らしい優しさです。
一方、宮中から戻った宋墨は橋の上に佇み、穏やかな町の人々の暮らしを眺めていました。
残された時間の中で竇昭と共に人生を全うできるなら、生まれてきたことも決して無駄ではないと悟ります。
生きる気力を取り戻しかけた宋墨の横顔に、少しだけ安堵しました。
そこへ陸鳴が駆け込んできて、陳嘉側から重要な知らせが入ったと報告します。
連れてこられた呂正という男は、蒋蕙蓀の部屋から抱き出された女児の世話を命じられたものの、間もなくその子が亡くなってしまったと白状しました。
実の妹は、名も知らぬまま幼くして命を落としていたのです。
宋墨は牢獄へ足を運び、宋宜春の一連の企てはすべて謀反のための準備だったのではないかと推測を突きつけます。
宋宜春は認めようとしませんでしたが、宋翰にも危害が及ぶと警告されると激しく動揺しました。
お前はただの捨て駒に過ぎないと宋墨は冷たく言い放ちます。
宋墨が立ち去った後、物陰からマントを羽織った謎の女がじっと見つめていました。
あの女は一体誰なのですか?
牢の中の宋宜春は突然発作を起こし、慌てて机の上の薬瓶を掴んで飲み干します。
屋敷に戻った竇昭が宋墨を訪ねると、宋墨は彼女の負傷した手を見て激しく自責の念に駆られました。
二度とこんな危険な方法で自分を止めるなと言い含めます。
かつて父が母の言うことをよく聞き、外出のたびにお土産を買ってくる仲睦まじい夫婦だと信じていた宋墨は、何が真実なのかさえ分からないと胸の内を吐露しました。
竇昭は優しく寄り添い、定国軍からの敬意も伯父からの慈しみも、母からの愛もすべて本物なのだと語りかけます。
彼女の温かい言葉に、宋墨の凍りついた心はずいぶんと解きほぐされていきました。
美しく輝くものはいつも儚く消えてしまうものだと寂しそうに呟く宋墨に、竇昭は火のついた花火を手渡しました。
二人は花火を見上げます。
たとえ束の間であっても、自分の手で握りしめることができるのだと彼女は微笑みました。
宋墨はそっと手を伸ばし、竇昭を力強くその腕へと抱き寄せました。
九重紫 25話の感想まとめ
なんといっても一番息を呑んだのは、竇昭が素手で宋墨の刀を受け止めた瞬間です。
刃を素手で握るなんて、どれほどの激痛だったのかと想像しただけで背筋が凍りつきます。
でも、あのまま宋墨が実の父親を殺してしまえば、彼は一生消えない重い罪と後悔を背負うことになります。
血を流しながら宋墨の目を見つめた竇昭の必死な覚悟には、本当に胸を打たれました!
我を忘れて復讐の鬼になりかけていた宋墨が、彼女の手の血を見てハッと我に返った表情、忘れられません。
それにしても、宋宜春という父親には心底イライラさせられます!
舒瑶と引き離された恨みがあるからといって、無関係な妻や生まれたばかりの娘を不幸に突き落とすなんて八つ当たりもいいところです。
しかも、自分の実の息子である宋墨に鞭打ちの傷から毒を仕込んでいたなんて、正気の沙汰とは思えません。
豪雨で火が消えた時に天が味方したとゲラゲラ笑っていた姿には、本当に心底腹が立ちました!
宋翰に対しても、愛情があるのか都合よく利用しているだけなのか、見ていて複雑な気分になりますね。
一方で、紀詠の切なさがじわじわと胸にしみてきました。
竇昭の心が宋墨にしかないと分かりきっているのに、彼女のために万仏寺の住職を引きずり出してくれたり、手の傷薬を渡したり。
口では素っ気ない態度を取りながらも、薬を塗る時間まで気遣ってくれる不器用な優しさに泣けてきます。
どうして報われないと分かっていて、そこまで尽くせてしまうのですか?
立ち去る竇昭を見つめていた紀詠の切ない瞳に、なんとも言えない切なさが残ります。
宋墨が抱える「怨憎会」の毒の余命が一年しかないという設定も、あまりにも重くて苦しいです。
憎しみを抱けば抱くほど命が削られていくなんて、宋墨への罰にしては理不尽すぎますよね。
復讐心に囚われていた彼が、竇昭の温もりに触れて「生まれてきたことも無駄ではなかった」と呟いた場面には、じわっと涙がにじみました。
花火の光は一瞬で消えてしまうけれど、確かに自分の手で掴むことができると教えた竇昭の強さに救われます。
傷ついた竇昭をそっと抱き寄せる宋墨の腕の温もりに、彼が抱えてきた孤独の深さを感じて胸がぎゅっとなりました。
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