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前回の第31話では、萧禹(ショウ・ユー)と宋竹(ソウ・チク)が山洞で急接近しつつも、書院封鎖の悲劇が訪れ、物語は大きな転換を迎えましたね。今回の第32話では、萧禹が自分の“正体”をどう受け止めるのか、そして宋竹や颜钦若(がん しんじゃく)たちとの別れがどんな波紋を広げるのかが見どころです。さらに太子の体調悪化や朝廷の陰謀が一気に動き出し、彼らの運命はますます予測不能に……!
それでは第32話を一緒に見ていきましょう!
トキメキ☆翡翠ロマンス 第32話のあらすじ
萧禹と宋竹のやりとり|“自分が本当の萧禹じゃない”と自覚
宋竹は萧禹への想いがいつから始まったのか興味津々。「自分でもはっきりとは分からない」という萧禹に対して、「周りの大切な人をちゃんと大事にしてほしい」とそれとなく伝えます。
じつはこの言葉が「私(宋竹)を大事にして」という想いだったと気づき、萧禹は胸がいっぱいに。
いっぽう、万大人から福王(ふくおう)へ「宋家の二哥(にけ)が朝堂で大胆な発言をしている」という報告が届きます。福王は政務に関心がなくても、息子が宜陽で何かやっているのは気になる様子。萧禹も「二哥が民心を得る一方で敵を増やしている」と危惧し、宋父(ソウ・フ)に意見を求めるものの、宋父は「二哥の行動力と覚悟なら大丈夫だろう」とまるで達観した態度をとります。
そんな中、宋父は太子からの密書を萧禹に見せ、
「もう私にはおまえが“本当の萧禹”でないことは分かっている」
と告げ、しかしながら「恐れる必要はない」と言い切ります。あくまでお互いを信頼する関係にあり、宋竹が幸せになるならば問題はない――そんな雰囲気を醸し出す宋父に、萧禹は恐縮しながらも「いつか真実を話さなければ」と焦りを感じるのでした。
萧禹、一時的に城を離れる|颜钦若と周霁の引っ越し騒動
萧禹は「城外で用事があるから少し留守にする」と告げ、宋竹にしばしのお別れを告げます。彼女は「気をつけてね」と見送り、しばしの寂しさに浸ることに。
一方、颜钦若は家の都合で書院を離れ、周霁(しゅうき)や周霏(しゅうひ)とともに引っ越す準備を始めます。ところが、小さい船しか借りられず大荷物が運べないことにイライラ。赵娘子は「宋竹に頼めばいい」と勧めるも、颜钦若はまだ気持ちが整理できず断固拒否。しかし、赵娘子がひそかに宋竹へ伝え、宋竹は迷わず船を提供し、こっそり手伝いをするのです。顔には出さないまでも、颜钦若も「やっぱり宋竹って優しいな…」と思っている様子。
周霁と颜钦若の出発|「科挙後にまた宜陽へ戻る」と約束
引っ越しを終え、周霁と周霏は颜钦若とともに船や馬車で宜陽を去ることに。周霁は「科挙が終わったら改めて宜陽へ戻ってきたい」と決意表明し、颜钦若も「落ち着いたら必ず帰ってくる」と宣言。宋竹はそんな二人を見送りたい気持ちでいっぱいですが、颜钦若はまだ頑固な部分があり、無言で去ろうとします。
結局、宋竹が駆けつけて「来年の生誕宴には必ず行くからね!」と声をかけ、颜钦若も静かにうなずくシーンは、二人の確執が少し溶けたかのような感動を誘います。
萧禹、皇宮で太子の最期に立ち会う|“お前は萧禹ではない”再び指摘
その頃、萧禹は太子のもとへ赴き、捐款(寄付)改革に絡む密書などを引き渡します。しかし太子は重い病で床に伏せており、
「万一改革が失敗したら、すべて俺が無理やり宋父を動かしたせいだと言え。貪官を処理するのはおまえにかかってる」
と萧禹を心から信頼して頼みこみます。萧禹は太子の吐血に驚き必死に介抱しますが、太子は「おまえは俺の片割れみたいな存在だ。皇上(こうじょう)も幼い頃からそう言っていた」と語りつつ、最期に静かに息を引き取ってしまうのです。
萧禹は深い悲しみに包まれながらも「太子の分までこの道を歩まなければ……」と決意。三叔(さんしゅく)からも「もう宮廷の護衛はできない」と告げられ、一人で行動を続けることに。
再び宜陽へ戻った萧禹|悲しみを抱え、宋竹を抱きしめる
哀しみに暮れながら宜陽へ戻ってきた萧禹は、ちょうど颜钦若と周霁たちが出発するところを目撃。そこに居合わせた宋竹を強く抱きしめ、
「…ごめん。ちょっと……側にいさせてくれ……」
と涙ぐむようす。宋竹も彼の憔悴ぶりに心配しながら、静かに背中をさすってあげるのです。
そして船の様子を何気なく見た萧禹は「なんだか水位が変じゃないか?」と気になる素振りを見せますが、深く考える間もなく船は出発。颜钦若たちはそのまま越国公府へ帰還することになりますが、そこは混乱の極みで、越国公と大哥が大理寺に逮捕されたと報され、家は没収直前。万大人が現れ、「おまえたちは俺が面倒を見る」と告げて、周霁と颜钦若は戸惑いを隠せません。
トキメキ☆翡翠ロマンス 第32話の感想まとめ
今回の第32話は、ラブと政治がさらに濃密に絡み合い、誰もが別れや悲しみを背負う回となりました。
萧禹:太子の死に直面し、なおかつ「自分は本当の萧禹ではない」という指摘を再び受け、“偽り”の存在をどう乗り越えるかが大きなテーマに。
宋竹:书院封鎖や友人たちの旅立ちで苦悩しながらも、萧禹が帰ってきたことにほっとする一面が。彼の心情を理解し受け止めようとする姿が成長を感じさせます。
颜钦若×周霁:越国公府が大理寺に逮捕されるなど大波乱で、彼らも一時避難せざるをえない状況。周霁の復讐心と愛情がどう折り合うのか注目ポイントです。
太子の最期:物語中最大の悲劇の一つ。萧禹を心から信頼し、“自分の分まで頑張ってほしい”と託すシーンは感動的でした。
いよいよ朝廷内の汚職と捐款改革がクライマックスに近づいている予感。 李善才一家の悲劇や越国公府の崩壊、そして萧禹が背負う“真実”がどう交錯していくのか、次回も必見ですね!
以上、第32話のあらすじと感想でした。次回のお話もお楽しみに♪
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