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クルミットです♪
第8話では、花芷がついに“掌家”となり、丫鬟たちを自由にしたことで、家の空気が大きく変わりましたね。
そして第9話は――あの紅果が、ついに“商品”として花開く時。
家族の不安や嫉妬、そして顧晏惜との再会を交えながら、花家が初めて希望を取り戻す回です。
それでは第9話を一緒に見ていきましょう!
惜花芷 第9話のあらすじ
夏金娥は「林婉の世話をする」と言いながら林婉の部屋へ居座り、
“紅果なんて売り物にならない”と愚痴をこぼし続けます。
林婉は黙って布団をかぶり就寝――つまり相手にせず(笑)。
一方その頃、拂冬の手で仕上げられた紅果は最高の出来!
花芷は「これならいける」と販売を決意します。
ただ時間が経つと飴がくっつくため、ひらめきで竹串に刺して商品化。
さらに拂冬が名前を提案、「蜜弹儿(みつたんる)」に決定!
紅果が一気に“商品”になった瞬間。家庭の味から屋台の味へ――この発想がまさに主婦の商才!
ただし、問題は“誰が売るか”。
丫鬟たちは「恥ずかしい」「花家の名を汚す」と難色を示します。
そこで花芷は新たなアイデア。
花灯を模した頭巾を作り、顔を隠して街に出る作戦に。
「見られなければ怖くない」という発想が、ほんと柔軟です。
まずは拂冬と抱夏を学堂前に送り込み。
子供たちの目を引き、一気に大人気に!
初日でなんと117文の売上。
売上報告に目を丸くする夫人たち。花芷の読みが的中した瞬間、見ていてスカッとしました。
ほかの丫鬟たちも刺激を受け、次々と街へ。
しかし途中で抱夏の財布が盗まれるハプニング。
偶然通りかかった陳情がスリを捕まえ、場を収めます。
そこへ通りを馬車で行く顧晏惜。
花灯の頭罩をつけた花芷を一目で見抜き、わざと近寄って頭を軽くポンッ。
振り向いた花芷は七宿司と気づいて驚き、思わず微笑み。
しばらく歩いた後、抱夏はもう我慢できず「恥ずかしいのはやめた!」と頭罩を外して堂々と販売。
“堂々と働く”ことを選んだ丫鬟たちの表情が輝いていて、胸がじんとしました。
一方、宮中では顧晏惜が**顧成焘(皇帝)**と膳を共にします。
皇帝は「七宿司を治めるなら“殺すべき者は殺せ”」と諭す冷徹な一言。
その裏で、陳情が再び蜜弹儿を買いに出ると、そこにはまた顧晏惜の姿が。
花芷は誤解して彼を引き寄せ、庶民を気遣う姿に顧晏惜も心打たれます。
そして「伯父に食べさせたい」と蜜果を注文。
それを宮中へ持ち帰ると、皇帝が一口で気に入りました。
顧晏惜が花芷の菓子を通して“温もり”を思い出す瞬間が優しくて泣けました。
そこへ現れた顧晏恭が包装紙を見て驚愕。
花の絵柄から、作り手が花家だと見抜いたのです。
皇帝はそれに気づきつつも、何も言わず静かに味わうだけ。
顧晏惜は顧晏恭から別の菓子を譲り受け、雨の中、花芷へ届けに行きます。
雨宿りで人々が押し寄せる屋根下、
顧晏惜は花芷が濡れないよう体を寄せて庇い続けました。
言葉はなくても伝わる優しさ。顧晏惜の肩越しに滴る雨が、もう恋の予感でしかない。
その後、顧晏恭は“花家の摂家計画”を牽制するため、部下に「花家の屋台を壊せ」と命じます。
しかし、現場に顧晏惜がいたため手出しできず、
仕方なく“蜜弹儿全部を買い上げる”ことで場を収めることに。
一方、宮廷での兄弟の駆け引き。
顧晏恭は「私を主犯にしたのはお前だろう」と迫るも、
顧晏惜は「裏に別の者がいる」とほのめかし、顧晏恭は初めて“兄を羨むより憐れむ”表情を見せました。
屋敷では、蝉露が密かに蜂蜜を外に売っており、
それを見た夏金娥と秦姨娘は「これで花芷を追い落とせる」とほくそ笑み――
林婉の部屋に再び忍び寄る影で幕を閉じます。
せっかく芽生えた希望に、早くも陰が差す…次の嵐の予感がゾクッとします。
惜花芷 第9話の感想まとめ
第9話は、ようやく花家の“再起”が動き出した回でした。
「蜜弹儿」が子供たちに大人気となり、笑顔と銭が屋敷に戻ってくる光景は、まさに希望の象徴。
紅果を竹串に刺すという発想の転換、そして“顔を隠してでも売る”という柔軟さ――
どちらも花芷らしい現実的で前向きな知恵です。
そして顧晏惜。雨の中で花芷をかばう姿が本当に印象的でした。
冷徹な司使としての顔と、優しい一人の男性としての顔。
“守る”ことを選んだその背中が、花芷の世界を少しずつ変えていくようで胸が熱くなりました。
一方で、屋敷では再び夏金娥の嫉妬と策略が動き始めています。
せっかく芽吹いた花芷の商売に、また波乱が訪れる予感――。
次回は、蜜弹儿の評判がさらに広がる一方で、
花家の中で“誰が敵で誰が味方なのか”が明確になっていきそうです。
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