ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
夏侯惇の悲報が届き、鄴城は騒然としています。宗親たちの怒りは頂点に達し、司馬懿を葬り去ろうとする殺気が渦巻く中、皇帝・曹丕は苦渋の決断を下さざるを得ません。その一方で、病に伏せる司馬防が、息子を守るために密かに巡らせる老獪な策と親心。命がけの政争と、父から子へ受け継がれる執念が交差する、緊迫の35話です。それでは35話を一緒に見ていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 35話のあらすじ
夏侯惇の葬儀が営まれる鄴城。喪服に身を包んだ宗親たちの前に曹丕と重臣たちが到着すると、司馬懿を見つけた宗親たちは一斉に剣を抜き、殺意をむき出しにして詰め寄ります。校事府の役人が割って入らなければ、その場で血を見るのは間違いありませんでした。
大勢に囲まれて一触即発の状況、見ていて息が止まりそうでした。宗親たちの目が本当に獲物を狙う獣のようで、画面のこちら側まで冷や汗が出ました。
宗親たちは地面にひざまずき、曹丕に対して司馬懿を処刑するよう激しく迫ります。曹丕は冷静に太医の診断書を突きつけ、司馬懿の過失ではないと論理的に論破。自ら夏侯惇の霊前に祈りを捧げ、司馬懿もそれに続いて誓いを立てました。しかし、宗親たちの怒りは一向に収まる気配がありません。
魏宮に戻った曹真は、宗親の忠誠と四十万の軍勢を盾に、司馬懿を罷免するよう曹丕を脅迫します。曹丕は「人心が国を動かす」と諭しますが、曹真は聞く耳を持ちません。圧力を受けた曹丕は新政の廃止を余儀なくされ、司馬懿の死を賭した諫言も空しく、寿春での開拓と、反乱鎮圧のための出陣を命じます。
皇帝である曹丕に向かってあそこまで堂々と刃向かう曹真の顔、見ていて本当に気分が悪くなりました。ここまでくるともう忠義なんてどこにもないですね。
司馬邸に戻った司馬懿に対し、父の司馬防は「平乱の際は慎重に行動し、やむを得ない場合以外は刀を抜いてはならない」と重く諭します。妻の張春華はこの命令を、司馬懿を都から遠ざけて陥れるための罠だと警戒。司馬懿は曹丕の疑いを晴らすため、柏霊筠を同行させることを受け入れ、張春華には「柏霊筠には心を動かさない」と約束します。
夫を信じたいけれど、宮廷の恐ろしさを知っている張春華の不安な表情。彼女の張り詰めた空気感が痛いほど伝わってきました。
曹丕は柏霊筠に、司馬懿の言動を毎日報告するよう命じました。鄴城を離れた曹丕は、夜ごとに悪夢にうなされ、郭貴嬪に「兵権を与える相手を間違えたのではないか」と弱音を吐きます。一方で司馬防は、自分が死んだ後も司馬懿が官職に留まれるよう、曹丕に「奪情」を願い出る準備を進め、さらに司馬師を夏侯尚の娘と結婚させるという縁談までも手配しました。
司馬防の執念と揺れる政局
今回の回で一番圧倒されたのは、司馬防という老父の姿です。自分の死期を悟った男が、遺された息子のためにここまで周到に布石を打つとは。命を削ってでも一族の命脈をつなごうとする彼の目からは、凄まじいまでの執念を感じました。特に、あえて宿敵である夏侯家との縁談を強引に進める手腕には驚かされました。憎み合っているはずの家門を姻戚として結びつけ、逃げ道を塞ぐと同時に守りを固める。その頭脳の切れ味は、全盛期の司馬懿を彷彿とさせます。
一方で、戦場へ向かう道中で出会った夏侯玄と司馬師の交流は、この殺伐とした物語の中のオアシスでした。家同士は敵対していても、若い彼らは互いの才能を認め合い、純粋に友情を育んでいます。ドロドロとした大人たちの政争とは対照的な、あの清々しい空気感。彼らの交流が、いつまで今のまま維持できるのかが気になります。
そして、曹丕の苦悩と疑心暗鬼は、もはや見ていて痛々しいほどです。司馬懿に兵権を持たせながらも、夜な夜な悪夢にうなされるほど彼を恐れている。曹丕にとって、司馬懿は頼れる武器なのか、それともいつか自分を刺す刃なのか。自分で選んだ道なのに、その不安を誰にも打ち明けられない皇帝の孤独が、彼の表情一つひとつからひしひしと伝わってきます。司馬防が準備した遺書が、今後どのような嵐を巻き起こすのか。すべてが、次なる大きな波乱に向かって動き出しているようです。
コメント